【トルコ航空】ANAマイルでA330-300機材の快適なビジネスクラス利用! イスタンブール・アタテュルク国際空港ラウンジ 空飛ぶシェフ

 

おはようございます!不労所得でマイル旅したいpoya(@poyatrip)です。

このたび、特殊な方法で費用かけずガッツリ貯めたANA95,000マイルを利用して、空飛ぶシェフで有名、世界最多の就航都市数を誇るトルコ航空(ターキッシュエアラインズ)のビジネスクラスを利用しました。また、イスタンブール・アタトゥルク国際空港搭乗前に世界最大と言われるトルコ航空ラウンジにも潜入しましたので、併せてレポートします。

トルコ航空(ターキッシュエアラインズ)とは

概要・評判・評価・感想

かつてのトルコ航空。最近になり「ターキッシュエアラインズ」が正式表記となりましたが、特に日本語(カタカナ表記)だと長くてパッと見どこの国か理解しづらいのか、あまり浸透していないようです。
個人的にもトルコ航空の方がピンとくるのですが、当記事では「ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)」と併記することにしました。

トルコ航空と呼ばれていた時代からも評判は悪くなく、私自身の初利用は約20年前のイスタンブール→アンマン路線だったと記憶していますが、エコノミークラスの短いフライトではあっても特にネガティブな気分になることはありませんでした。そして、最近になって3レグ利用しましたが、一部を除いて快適なフライトでした。

仁川~イスタンブール快適なビジネスクラス搭乗記)
イスタンブール~チュニス残念なビジネスクラス搭乗記)
マルタ~イスタンブールまあまあなビジネスクラス搭乗記)

客観的評価に関しても、現在も格付け会社の航空会社ランキングベスト20にランクインされています。ちなみに2017年は12位・2018年は18位で、概ねJAL(2017年16位・2018年13位)と似たような評価で、日本人から見ても概ね申し分なしと言うところでしょう。ANAと同じ、スターアライアンス加盟会社です。

空飛ぶシェフ

ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)の主に長距離路線の上級クラスでは、フライングシェフと呼ばれる専用の料理人がCA等とは異なるスタッフとして搭乗し、なんと機内で調理・盛り付け・料理の提供を行ってくれると言うのです。

世界三大料理の一つ、トルコ料理を始め、世界各国(洋食・イタリアン等)の料理が出来立ての状態で丁寧に配膳されるものだから、機内食を目当てにターキッシュエアラインズ(トルコ航空)を選ぶ人もいるのだとか。


▲コックの服装をしているのが特徴。

一般的な客室乗務員と提供できるサービスの内容が異なるので、シェフに対して料理以外のサービスをお願いしないようにしましょう。うっかり、CAさんと間違えそうになるので…

世界最多の就航都市数

「イスタンブールから110ヶ国以上へ運航」と他に類を見ない就航状況となってます。

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機内誌で就航路線図を見たのですが…半端ない!

色々な特徴を持っているターキッシュエアラインズ(トルコ航空)の利用体験記はココから。

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イスタンブール・アタテュルク国際空港

2018年10月29日に国際空港としての機能が現在のアタテュルク国際空港から新空港に移転することになっているため今や情報としての価値はないのですが、記念に残しておこうと思います。

専用出国審査・保安検査場

トルコ航空のビジネスクラス以上を利用又はトルコ航空マイレージプログラム再上級会員(エリートプラス…こちらはうろ覚え)の場合は、「Lounge Istanbul(トルコ航空ラウンジ)」へ直結する専用の出国審査場と保安検査場を利用できます。優先ではなく専用と言うのがポイント。普通の出国審査場とは全然違う場所、具体にはターミナルの一番左端にあるので、慣れないとわかりづらいかも。

スターアライアンスゴールド会員や他社ビジネスクラス搭乗者はラウンジ自体は入室可能ですが、上の専用出国審査場は利用できません。スタアラゴールドや他社ビジネスクラス搭乗者用のファストトラックは普通の出国審査場にあるので、そちらを利用してください。専用審査場は、TK利用者のみの大きな特典と言えましょう。普通の出国審査場は無茶苦茶混んでるのに、こちらはガラガラ…というか、誰も並んでませんでした。トンネルを抜けるとそこは雪国…のごとく、ラウンジが現れます。

上の写真では、痛恨の手ブレご容赦を。

世界最大のラウンジ

普通の出国審査場を通過した場合は、こちらから入室。

入室対象なら、自動改札に搭乗券をかざせばOK。受付に寄る必要はありません。ただ、私の場合は往路福岡で発行してもらったた搭乗券では通れなかったので、受付に伝えて自動改札を通過できる搭乗券に差し替えてもらったという経緯があります。復路(今回)は、諸事情によりこちらのチェックインカウンターで搭乗券を発行してもらっていたので、そのまま自動改札を通過出来た次第。

入室したらすぐロッカーが見えるので(4桁の暗証番号プッシュ式)、ちょっとかさばる荷物があれば入れましょう。ただし、ほとんど使用中で空いているのを見つけるのは困難かもしれません。その場合は、下の階にあるロッカーを当たってみましょう。上の階よりは空いているはずです。下の写真は下の階にあるロッカー。結構空いててあれっと思ったものです。

2階建ての構造となっててだだっ広いのですが、リラックスして過ごせる良いシートは誰かに占有されていると思ってください。時間帯にもよるでしょうが、4回利用して空いているのを見たことがありません。

Wi-Fiは、こちらの機械に搭乗券をかざせばパスワードが書かれた紙が出てきて利用できるようになります。シャワーの受付で搭乗券を渡す必要があるので、受付前に発行するようにしましょう。

そんなシャワー設備は1階と2階両方にあったはずなのですが、1階のみで受付していると言われました。結構待たされる場合があるので、シャワーを利用する場合は早めに受付(順番待ち)しておきましょう。私の時は1時間後と言われたような…

以下食事です…が、お腹が空いていなかったのとあまりにも巨大なラウンジでダイニングエリアがあちこちに点在しているものだから、結局全体像をつかめずじまいでした。

オムレツやちょっとしたグリルを作ってくれます。

DEMELのケーキが有名ですね。朝7時くらいに出てきたような…一方、夕方は見かけませんでした。

こちらでのラウンジ利用は今回が最後で、かつてはあまりにも快適で乗継便に乗り遅れてしまったと言うトラウマもあったりするのですが、離れるときは名残惜しく、ちょっと感傷的になりました。

イスタンブール新空港のラウンジが楽しみですね!(切り替えが早い)

A330-300ビジネスクラス搭乗記

A330-300は、成田~イスタンブール便の機材ではありますが、私が搭乗したのはイスタンブール~仁川便でした。

と言うことで、韓国人たちと乗りこみます。

この230Aと言う搭乗口が遠くて遠くて、ラウンジから15分以上かかりましたよ…

ビジネスクラスのシート

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2×2×2配列で、スタッガードシートではありません。

 


▲左:搭乗時。右:ベッドメイキングしてもらった後。

シートは、180度まで倒れるフルフラットシートです。


▲こんな感じに。


▲角度調整はこちらで。リクライニング操作ボタン(右下)がナナメなのですが…一応フルフラットにはなりますので、ご安心を。

設備の様子


▲ヘッドフォン。われらが日本DENON製のノイズキャンセリングヘッドフォンでした。AH-GC20という型番。
思いのほかノイズキャンセリングがしっかり機能していて、手持ちのBOSE Quiet Comfortと聴き比べしてみたのですが、全く引けをとらないではありませんか!
型番で検索したところ、18,000円くらいで売られているようです。BOSEノイズキャンセリングヘッドフォンの半額くらいでしょうか。しかも、市販のはワイヤレスなのですね!(機内仕様はワイヤレスでありませんでした)
音質自体はもう少し静かな環境で聴き比べてみないとわかりませんが、少なくとも飛行機内の利用であればDENONで遮音目的を十分に果たすことがわかったので、今のが故障したらDENONに乗り換えようと決意した次第。渡されたときは「え…(シンガポール航空のように)BOSEじゃないの?」と思ったのですが、思わぬ収穫にニンマリ。

トルコ航空側でも重要と認識していたようで、降りる前に回収した時、何度もヘッドフォンの数を数えてましたよ。


足元のスペース。靴を入れるとそれだけで結構なスペースを取られてしまいます。


機内エンターテイメントシステムは、世界各国の言語を選択でき、日本語もありました。映画は世界各国取り揃えてあり、日本映画も少しだけ。日本語吹き替えの洋画もありましたが、声優が揃って大根で棒読み、全く感情移入できませんでした。予算の都合なのか偶然なのかわかりませんが…あまり期待せず、ヒマつぶし程度に鑑賞するくらいに思っておくと良いでしょう。

アメニティは荷物になるので貰わず、往路のを使いまわしていました。往路の搭乗記をご参考に。

【トルコ航空】ビジネスクラス搭乗記 B777-300ER 機内食 座席 アメニティなど

空飛ぶシェフの機内食

さあ、ここからがお楽しみです!

ウェルカムドリンクはいつもの特製レモネード。この後、ディナーと翌朝食をどのメニューにするか、離陸後何を飲むかをシェフから尋ねられます。

20:45発の便でしたが、ガッツリディナーメニューです。


▲よく眠れるという紅茶をいただきました。ナッツ類はちゃんと温められて出てきます。


▲ワゴンに載せられて前菜がやってきます。好きなのを「これとこれ…」みたいに指さしていただきましょう。


▲スープも出てきます。


パナマ⇒イスタンブールでいただいたときにも感動したのだけど、スープがめちゃウマ!


▲メインは…消去法で無難なイタリアンをチョイス。


▲デザートワゴンが!好きなのをいくつか選んでよいそうです。


▲とは言え、満腹だったのでバクラバとアイスのみいただくことに。なんと、アイスはちゃんとしたトルコアイスでした。(伸びるやつ)

朝食は、毎回同じようなものが4回も出るとさすがに飽きが…

こちらの搭乗記で朝食を詳しくレポートしています!

マルタ~イスタンブールまあまあなビジネスクラス搭乗記)

まとめ

かくして、鬼の4レグトルコ航空ビジネスクラス修行が無事完了した次第です。

機内食は特筆すべき内容でしたが、座席はプライバシーを保てるスタッガードシートの方がいいかなあと言う感想です。

ANAマイルを使って欧州方面へスターアライアンス特典航空券で行こうとする場合は、海外発含めて就航都市が多く選択肢が無茶苦茶広いため、特典検索結果によく出てくるターキッシュエアラインズ(トルコ航空)。

これからのANA陸マイラーの方にとってトルコ航空は有用なエアラインとなるはずだ…という思いから、しつこいと思われても搭乗記をレグごとに淡々と書き続けた次第です。ANAやJALなど日系航空会社しか利用しない方、アジア系航空会社までなら利用する方、等にとっては、トルコ航空の利用は少しハードルが高く感じるかも…と、少しでもハードルを下げられる助けになればと言う思いもありました。

今後皆様が特典航空券のフライトプランを組み立てる際は、これら搭乗記なども参考にしていただければ幸いです。テシェッケルエデリム。

他のトルコ航空搭乗記

全てビジネスクラス利用です。

パナマ~イスタンブール(なかなか快適なビジネスクラス搭乗記)

仁川~イスタンブール快適なビジネスクラス搭乗記)
イスタンブール~チュニス残念なビジネスクラス搭乗記)
マルタ~イスタンブールまあまあなビジネスクラス搭乗記)

ちなみに本搭乗記は、快適の範疇。

トルコ航空等も活用した特典航空券のルーティングについては、以下記事を参考に。

ANAマイルで福岡空港からヨーロッパ各都市への国際線特典航空券をより確実に予約・発券する方法

ホームの福岡を事例にしてますが、他空港にも流用できる考え方です。ただ1年前の記事なので、少し事情が変わっているかも…(リライトしなければ…)

 

ありがとうございました。

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