中国国際航空『回数券』の最も賢い使い方。ビジネスクラスでグルメ・絶景・歴史巡り、そしてSFC修行。

中国国際航空(エアチャイナ)では、2018年3月31日まで「中国行きお得な回数券」を販売しています。

エコノミーだけではなくビジネスクラスでも販売、ビジネスクラスでも1回当たりの往復運賃が最低53,000円~とエコノミークラス並み。
ひょっとしてこの運賃なら、2017年ANA_SFC修行用チケットとして活用できるのではないだろうか?と酔狂なことを考えてしまった次第。

以下検証してみましたので、お暇な方はお付き合いいただけると嬉しいです。

中国国際航空ビジネスクラス回数券の概要

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下線部は、中国国際航空日本支社コールセンターにTELして確認済。(酔狂な割には、わりかし真面目に調査しました)

対象路線

日本9空港~北京、上海、成都、大連、天津
中国国内線は含まれないため、直行便に限ることに留意。

往復数

2往復~最大5往復

運賃

130,000円~300,000円
ただし、諸税・サーチャージ別途

予約クラス

D

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運賃等諸条件

適用除外期間あり
変更は何度でも無料で可能
滞在条件は0日以上6ヶ月以内

その他

一人使用と複数人使用があり、一人使用の方が安い。
申込はコールセンターへTELで、ネットでは販売していない。
0570-0-95583(ナビダイヤル)
現在、0120フリーダイヤル、03有料電話の連絡先はなく、ナビダイヤルのみ。
営業時間 9:00~18:00 年中無休

キャンペーンサイトはコチラ。
https://www.airchina.jp/JP/JP/promotion/travel-product/?CAMPAIGN_ID=JP_TAOPIAO17_TP&pid=TP-TAOPIAO17:20170206:KV:CAMP:JP:JP

検証対象路線として、成田~成都便をチョイス

成田~成都便をチョイスした理由は、以下の通りです。

  1. 中国国際航空の中国直行便としては最長で、PP単価が低そう
  2. 成都には2度行ったことがあって、土地勘がある
  3. 同路線を1度だけ利用したことがある(片道・エコノミーだけど)

なお、成都へは成田からしか直行便を飛ばしていないので、他の空港を利用される方はごめんなさい。

成田~成都便×回数券は、ANA_SFC修行に使えるか?

時刻表

路線便名出発到着機材運行日
成田 – 成都CA4608:5013:20A320火・木・土・日
成都 – 成田CA45915:1021:00A320月・水・金・土

留意事項

  1. 飛行時間は5~6時間と、中国にしては長い
  2. 中国国際航空のA320機材はショボい
  3. 土日では行って帰ってこれない
  4. 成田8:50は居住地によっては前泊を強いられる時間帯
  5. 入境しなくてはならないため、タッチ修行はリスク

PP(プレミアムポイント)効率を検証

265,000円の運賃で5往復した場合におけるPP単価を計算。下表は1往復あたり。

往復運賃諸税等往復総額片道距離往復PPPP単価
53,000円5,990円58,900円2,1296,122約9.6

PPは、(2,129マイル×1.25(ビジネスクラス加算率)+400(搭乗マイル))×2(往復フライト)
で算出。

PP単価が10を切ることもあって私的には「悪くないかも」という感想でしたが、恐らく「中国はちょっと…中国国際航空だしなあ…」と思う方が多いのではないかと。

でも、成都自体はそんなに悪いところではないですよ?
「中国の都市の中では」という条件は付きますが、結構気に入ってたりします。

成都は修行に便利で、周辺含めて見どころや楽しみがいっぱい

成都には、ここ3年以内に旅行・トランジットでそれぞれ1回(計2回)行ったことが。

なにぶん中国なのでそれなりにストレスがたまることもあったのですが、それ以上に見どころや楽しみがいっぱいあって楽しめたという感想でした。
このあたりの体験等を踏まえ、仮に5回修行した場合にどんな楽しみ方をすればよいのか。
そのあたりを紹介しようと思います。

1回目修行 四川料理に舌鼓

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成都は、1,500万人という巨大都市の割には中心街がコンパクトにまとまっていて旅行しやすいです。
空港も中心街の近くにあって、空港~中心部までは30分程度の距離。
空港バスで10元、タクシーを利用しても50元程度で行けちゃいます。
中心街も概ね歩いて回れる広さで、有名な四川料理店もこのエリアの中にあります。

【事例】陳麻婆豆腐本店

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沸々した状態で出てきて、辛さに拍車がかかります。

この他にも色々ありますが、総じて激辛。
短期滞在では気にならないのでしょうが、数日滞在すると正直キツいです(笑)。

その他色んな意味で中国がキツいなと思ったら、伊勢丹かイトーヨーカドー(伊藤洋華堂)へ逃げ込めばホっとすることでしょう。

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2回目修行 パンダに癒される

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中国と言えばパンダ。パンダと言えば成都、です。
成都には「成都パンダ基地(正式名称:成都大熊猫繁育研究基地)」なるものがあって、好きな方は1日中過ごせるのではないでしょうか。
正式名称が示す通り繁育を研究しているところで、大人のパンダだけでなく、生まれたばかりのパンダも見ることができるのです!

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1回目でいきなりパンダ…もありですが、中心部から少しだけ離れている場所にあるので、多少なりとも土地勘がついた2回目がおすすめ。
離れているといっても、1時間もかかりません。
バスで行けないこともないのですが、時間がない場合はタクシーが無難。
って、改めて調べたら地下鉄3号線が開通(通称熊猫ライン)、熊猫大道駅に到着してからバスかタクシーで行くのが便利なようです。

3回目修行 三国志好きの聖地「武侯祠」へ

すみません私は行ってないのですが、こちらも有名な観光地。
隣接する錦里歩行街とセットで観光すると良いと思います。

中心街付近にあるので、1回目修行時に一定の時間をとれるようならその時に行って良いかもしれません。

4回目修行 世界級の絶景!九寨溝・黄龍へ

名前は知らなくても、これらの写真を見たことがある方は多いでしょう。

  • 九寨溝

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  • 黄龍

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九寨溝までは成都からバスで10時間、飛行機で40分。
黄龍までは、九寨溝からバスで3時間。

両方見るには一定期間の滞在が必要ですが、一生ものの風景を見られますので、是非。

ただ、色んな意味でハードな旅行を強いられるので、それなりの覚悟が必要かも。黄龍など、富士山よりも高い場所にあるから高山病の心配をしなくてはなりません。

5回目修行 成都からさらに中国奥地へ

中国国内大都市間の航空券代は安く便数も多いので、気軽に移動することができます。
よりどりみどりなのですが、私が行ったことがあるおすすめを簡単に。

東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)

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中国ではありません。行ってみると、無理矢理中国化させられていることがよくわかります。
漢民族以外には中国語も漢字も通じませんでした。

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行ったのが16年前で、カシュガルまでの鉄道が開通したばかりの時。
今はもっと漢民族化されているかと思うと、悲しいです。

敦煌

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これを見るためだけに立ち寄りました。鳴沙山と言います。

西安

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西安と言えば兵馬俑ですね。
写真で見るのと実物で見るのとでは全然違います。
旅行好きなら、一生に一度見ておくべき観光地の一つと言えましょう。
西安中心部から少し離れていますが、バス1本で簡単に行けます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。少しは、成都修行してもいいかなと思われたでしょうか?(あまり期待せずに問うてます(笑))
この修行方法における最大のメリットは、行けるとき・行きたいときにいつでも行けること
「明日から時間が空いたから修行してこようかな~」と思い立ったら、コールセンターにTELして席が空いてたら行けちゃうのです。

この回数券、「出張に便利!!」とキャッチフレーズがついてますが、むしろ「修行に便利!!」と読み替えて良いように思えます。

問題は、5往復で貯まるPPが30,610。ダイヤ修行ならまだしも、プラチナ修行だと中途半端な貯まり方になってしまいます。
ANA便で25,000PP以上貯めなくてはいけないですから。

一方、25,000PPで良いなら、適度に上海や大連、天津等距離が短い都市を組み合わせるというのも手です。
大連と天津には行ったことがないのですが、「(足ツボ)マッサージ天国」だという大連には、日本から近いことだし一度行ってみたいのですよね~

なお、「D」は「C(ビジネスクラスノーマル運賃)」の次にランクが高い予約クラスで、かなり自由度が高いチケット、普通に買うとン十万円の世界です。
よくよく考えてみると、予約クラスDで53,000円って破格中の破格ではないでしょうか??少なくとも私はこれまで見たことがありません。というか、雲の上の予約クラスで一度も乗ったことないし、今後も利用する機会はなさそう。

うーん、修行とは関係なく、普通に欲しくなってしまいました。このビジネスクラス回数券。

あと、ちゃんと調べていないのですが、広島、仙台とか国際線があまり飛んでいない地方空港付近在住の方にもメリットがあるかもしれませんね。

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