国内線特典航空券 ANAとJALどっちのマイルを使うのがお得?

「タダで国内線に乗るためにマイレージというもの貯めてみよう。でも、ANAとJALどっちで貯めるのがお得なの?」

国内旅行が好きな方や、単身赴任者・学生など定期的に飛行機で帰省しなければならない方など、色々な事情によりマイルを貯めようと決めたときに最初に考えるのは、大抵上のようなことではないでしょうか。

一方、

「ANAとJALどっちで使うのがお得なの?」

いわゆる「出口」の部分まで考える方はどのくらいの割合でしょう。

どちらで使うのがお得か。

一見、両社とも似ているように見えて、実は結構違っていたりします。

どんなところが違ってて、どちらで使うのが得なのでしょうか。
今回は、そのあたりの比較結果などをまとめた記事となります。
マイル選びに迷っている方がいらしゃったら、是非参考にしていただければと思います。

国内線特典航空券 ANA・JAL比較結果

ANAもJALも、必要マイルの基準は以下の通り横並びとなっています。

距離往復マイル片道マイル路線(例)
近距離12,0006,000東京~大阪
中距離15,0007,500東京~福岡・札幌

しかし、両社のWebサイトを並べてじっくり比較したところ、以下の項目で違いがあることがわかりました。

比較項目ANAJAL
オンシーズン設定ありなし
オフシーズン設定ありあり
利用不可期間ありなし
クレジットカード割引なしあり
キャンセル手数料3,000マイル3,100円

国内線特典航空券 ANA・JAL比較結果の分析

各比較項目で、もう少し掘り下げてみましょう。

オン・オフシーズン設定

ANAのシーズン設定(2017年)

「1/1~1/4、3/16~3/31、4/29~5/7、8/10~8/21、12/23~12/31」をハイシーズン。
「1/5~2/28、4/1~4/28、12/1~12/22」をローシーズン。
その他をレギュラーシーズンと定義しています。

JALのシーズン設定(2017年度)

「4/1~5/31 (4/28~5/8除く)、12/5~2/28 12/23~1/4)」をディスカウントマイル期間と定義しています。
ディスカウントマイル期間は、ANAのローシーズンと同じようなものと考えて良いでしょう。
ANAのハイシーズンに当たる設定はありませんでした。

ということは、これらを組み合わせると、搭乗日によって発券に必要なマイル数がANAとJALで違う場合があることがわかります。

搭乗日による必要マイル数 ANAとJALの違い

表にすると以下の通りで、

搭乗日ANAJAL備考
1/1~1/49,0007,500JALが得
1/5~2/286,0006,000同じ
3/1~3/157,5007,500同じ
3/16~3/319,0007,500JALが得
4/1~4/276,0006,000同じ
4/286,0007,500ANAが得
4/29~5/79,0007,500JALが得
5/87,5007,500同じ
5/9~5/317,5006,000JALが得
6/1~8/97,5007,500同じ
8/10~8/219,0007,500JALが得
8/22~11/307,5007,500同じ
12/1~12/46,0007,500ANAが得
12/5~12/226,0006,000同じ
12/23~12/319,0007,500JALが得

一部の日付を除けば、概ねJALのほうがお得ということになるのです。

利用不可期間

ご利用条件│ANA国内線特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ

公式サイトに以下の記載があります。

対象路線(発)
東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸)
2017年 5/3、8/11~8/13、12/29~12/30
対象路線(着)
東京(羽田/成田)・名古屋(中部)・大阪(伊丹/関西/神戸)
2017年 1/2~1/3、5/6~5/7、8/15~8/16

GW・盆・正月に三大都市から地方都市へ帰省する場合等(いわゆる民族大移動が起こり、ニュースで混雑した空港が放映されるような時期)には使えないということです。

JA国内線では、特に利用不可期間はありません。

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クレジットカード割引

JALの場合は、JALカード会員に対する割引制度があります。
JALマイレージバンク – JALカード割引 国内線特典航空券

  1. ディスカウントマイル期間限定
  2. 往復航空券限定
  3. 割引は往復で一律500マイル
  4. 対象外路線あり

キャンセル手数料

ANA・JALとも、発券した特典航空券をキャンセルしてマイルを払戻することができます。
ただ、払戻手数料というのがあって、ANAは3,000マイル、JALは3,100円。
3,000マイル貯めるのにかかった労力等を考えると…と言うところでしょうか。

その他補足情報など

利用できる家族等

ANAとJALそれぞれで定めていて、概ね同じなのですが…

会員ご本人様、会員の配偶者・同性パートナーおよび2親等以内のご家族がご利用になれます。 (ANA公式HPより)

会員ご本人、会員の配偶者、会員の二親等以内の親族の方、義兄弟姉妹の配偶者となります。 (JAL公式HPより)

2親等以内というのは共通ですが、ANAは「同性パートナー」、JALは「義兄弟姉妹の配偶者」を別途認めているという違いがあります。

予約可能期間

コレは、ANAもJALも同じように思えますが…

ご搭乗2カ月前の同一日午前9:30から搭乗日4日前まで(ANA公式HPより)

ご搭乗日の2ヵ月前の同日9:30より、ご搭乗日の前日から数えて4日前の23:59まで承ります。 (JAL公式HPより)

最終日の時間(まで)が記されている分、JALの方が親切ということでしょうか。
この辺りは、さすが「親方日の丸」かなという感想です。

特典航空券の取りやすさ

特典航空券とりやすさは4年連続でJAL、「どこかにマイル」が評価の差 | FlyTeam ニュース

JALの「どこかにマイル」(ミステリーツアーのようなもので、往復6,000マイルで特典航空券に交換できるというキャンペーン)による影響と分析されているので、あくまでも参考情報ということですが。

どこかにマイル(JALグループ特典航空券) – JALマイレージバンク

機内Wi-Fi

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国内線に関しては、ANAは有料・JALは無料という大きな違いがあります。

ANA Wi-Fi サービスのご案内 [国内線]│航空券│ANA国内線
飛行機内での無料Wi-Fiサービス- JAL国内線

JALは期間限定の「無料」実施だったのが、先日ずっと無料にすることを宣言しました。

何度か無料Wi-Fiを利用しましたが、全搭乗時において、期待していたよりサクサク繋がって好印象だった記憶があります。

就航都市及び就航路線

JAL就航都市・路線

https://www.jal.co.jp/dom_network/

「元国営」だった背景からか、離島や地方都市というには厳しい地域など採算性が良くない地域へ飛ばしているJALの方が充実しているようです。

まとめ

まとめるまでもなく、お読みになっていく中で「使うならJALの方がお得そうだな」という風に思われたことでしょう。

どちらのマイルを貯める方が良いのかに関しては、「JALの方が使いやすい」ことを念頭に考えてみてはいかがでしょうか?

JALに乗る機会が多いか、両社そう大差ない場合は、JALで即決OK。
ANAに乗る機会が多く、ANAの方が貯めやすい場合は、もう一度天秤にかけて考えてみる…と言う感じになることでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです!

 

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