【防火管理者講習】効果測定試験合格のポイント~火災から身を守るためのマメ知識~

はじめに

 会社から『防火管理者』になるよう命じられ、忙しいのにまる2日間かけて、甲種防火管理新規講習を受講しました。
防火管理者になるためにはいくつかの方法がありますが、消防職員や学識経験者ではない一般人の場合は、各地域の消防本部等が主催する講習を受講、講習の最後に「効果測定」を受けた上で修了証を受け取らなくてはなりません。

で、一般人にとっては「効果測定」がクセもの。一見、試験(テスト)のようなものに見えて、実はそうではありません。
防火管理者になるには、講習を修了することが法で定められていますが(それが国家資格たる所以)、修了証自体は国家資格ではなく、効果測定はあくまでも「(消防長等が)修了証を与えるのにふさわしいかどうかを判断するための材料」という位置づけとなるためです。

極論すれば、効果測定結果が最悪だったとしても消防長の判断により修了証を与えることは可能。ただ、それが受講者にわかってしまうと真面目に講習を受けなくなってしまうから、さも「試験→合格」のような印象を持たせようとしているのかなと思います。

正直、まる2日間拘束されたのは苦痛以外のなにものでもありませんでした。実技訓練は楽しかったのですが、その他はすべて座学で、テキストの内容を一方的に伝えられるだけ。(私が受講したところは)
ただ、前提知識が全くない状態です。「効果測定」というクセものがあるだけに、昼寝するわけにはいかず、頑張って目を開けていましたよ。(それでも、後半は舟をこいでいたような……)

本記事では、あくまでも私が受講した範囲内における講義内容と効果測定のポイントを残しておこうと思います。
これは、必ずしも防火管理者を目指す方に限らず、ごく一般の人が知っておいてもよい内容が含まれています。(決して舟をこぐことを助長するものではありません……)

講義内容のポイント

防火対象物とは

  1. 火災予防の対象となるすべてのもので、建築物以外にも車両、船舶、山林等も含まれ、その中に収容されているものも含まれる。
  2. 防火管理が義務付けられている防火対象物は、「多数の者が出入し、勤務し、又は居住する防火対象物で政令に定めるもの」
  3. うち不特定多数が出入りするものは特定防火対象物となり、収容人数30人以上(災害弱者を収容するものは10人以上)
  4. 特定防火対象物以外の防火対象物は非特定防火対象物で、全体の収容人数の合計が50人以上の事業所

防火管理者とは

  1. 防火管理者は、管理権原者(防火対象物の所有者や賃借人(会社の場合は社長等))が定める
  2. 防火管理者には誰でもなれるわけではなく、「管理的又は監督的地位」にある者がなる
  3. 防火管理者資格は甲種・乙種の2種類。防火対象物の規模によって区分されるが、甲は乙を兼ねる
  4. 防災管理者は、消防計画を作成して消防署へ届け出なければならない
  5. 消防計画には、訓練の実施や消防用設備の点検等も記載する必要
  6. 管理について権原が分かれている特定防火対象物のうち、地階を除く階数が3以上でかつ収容人員が30人以上のものについては、統括防火管理者を定めなければならない



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火災の基礎知識

  1. 燃焼が起こるためには「可燃物・酸素・熱源(燃焼の三要素)」が必要で、一つでも欠ければ燃焼は起きず、継続も不可能
  2. 燃焼の三要素のどれか一つ以上を取り除けば消化は可能
  3. 消化方法は、冷却消火法・窒息消火法・除去消火法・希釈消火法など
  4. 「火災」とは、①発生原因が人の意図に反する又は放火や爆発であって、②消化が必要な燃焼で、消化施設等が必要
  5. 火災による主な死亡原因は、煙による中毒症状
  6. 煙の流動は、ヨコ(0.3~0.8m/s)よりタテ方向(3~5m/s)のほうが早い

危険物の安全管理

  1. 危険物については法により第一類から第六類に分類して定められており、類により消化方法が異なる
  2. 危険物を指定数量以上貯蔵し取り扱う場合は、市町村長等の強化を受けた場所にて行わなければならない

施設・設備の維持管理

  1. 消防用設備等とは、消防の用に供する設備(消化設備、警報設備、避難設備等)・消防用水(防火水槽等)・消火活動上必要な施設(消防隊が使用)
  2. 消火器で対応可能な火災は、普通・油・電気のいずれも又はいずれかで、すべての火災に対応できるとは限らない(対応可能な火災区分については、消火器に表示)
  3. 消火器はあくまでも初期消火の用途で使用するもの、具体的には天井面に火が達する前

その他

  1. 火災発生時の避難経路として、エレベータは使用しないこと。必ず階段を利用。
  2. 避難はしごや救助袋等の避難器具利用は、階段も使えなくなった場合等における最後の手段
  3. 階段は避難経路として重要な役割を果たすので、普段からモノを置いたりしないこと
  4. 防火戸も同様なので、周囲にモノを置いたりしないこと
  5. 火災時においては、不安や恐怖により普段の行動がとれなくなり、本能や感情に基づく衝動的な行動をとることで、必要以上の被害を発生させる原因となる
  6. 避難器具が有効なのは、概ね10階(最近は11階)の高さまで

効果測定のポイント

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上記「講義内容のポイント」を理解しておけば、全問正解とはいかずとも概ねイケるのではないかと思います。講義を聞いてなくても、一般常識感覚で回答して正解できる問題も数問ありました(私が受講した場所の場合)。

【参考】私が受講した効果測定について

問題数:20問
解答方式:○×方式
テキスト参照:不可
測定結果:受講者約100人全員が修了証を受領(全員合格)

舟を漕いでた時の問題等、不正解だったものもありましたが何とか修了証をいただくことができました。
講義内容のポイントについて、「ここが抜けているんじゃ?」と思った方はどうか察してくださいw

まとめ

効果測定はするものの、全講義を受講すれば須く修了証を渡す前提であったように思えます。「採点する」とは言われたものの、効果測定終了から修了証授与までの時間を考えると、実際には採点などしていなかったかもしれません。

場所によって異なるのでしょうが、修了証をもらえないのではないか…という心配はまず杞憂に終わり、上記ポイントを押さえている限りにおいては、気軽に受講しても差し支えないものと思われます。

一方、受講中よりも受講して防火管理者になった後の姿勢が重要。何せ、自分だけでなく皆の命がかかっているわけです。
そこで思ったのは、防火管理者云々とは関係なく、これらの一部は国民全員が知っておくべき事項ではということ。イザ火災が起きたとき、自分の身を守る宝となるはず。
ポイントの部分で太字にしたのは、そのために有効な知識と考えたもの。

防火管理とは全く関係なくたまたまこの記事をご覧になった方におかれましても、せっかくの機会ですので、この部分だけは是非とも頭の片隅においてくださればと思います。

また防火管理者にならずとも、人生で一度は受講しておくべきモノかなと思いました。
その時の経験が、いざという時に命を助ける宝になるかも知れないというのは先ほど書きましたが、最も貴重な経験が『実技訓練』だったのです。

消火器や避難器具の使い方から地震体験や煙体験(?)に至るまで、普通に生活していたのではまず機会が訪れないでしょう。

講師の方が言ってましたが、いざという時にいきなり消火器を使おうとしても、正常な判断力を失っているため頭ではわかっていても正しく使えなかなかったために、事態が悪化…という事例は多々あるそうです。
そうならないためにも、体で覚えること・一度でも実際に使ってみることはとても重要なのだと。

まる2日はキツいかも知れませんが、拘束時間が長かったことを除けば、とても有意義な講習でした。受講費用は数千円とリーズナブル。
ほとんどテキスト代だけと言ってよいくらいの慈善事業ですので、是非受けられてみてはいかがでしょう~



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では〜

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