【ご注意】現在は、クーポンとポイントサイトの併用は不可能となっています。
ホテルを予約する際、最近はExpediaやBooking.com、agoda、venere、日系なら楽天トラベルやじゃらん、H.I.S等の予約サイトを通じて予約する場合がほとんどだと思います。
お得に予約する方法として一般的に知られているのは「クレジットカード払によるカード会社の還元ポイントをゲット(還元率0.5~2.0%程度)」「各予約サイトが独自に発行するオンラインクーポンを適用」「宿泊後発行される各予約サイト独自の還元ポイントをゲット」ですが、①ポイントサイトを通じて予約することで還元率を割増、②更にオンラインで発行されるクーポンとの併用により、③実質的な宿泊料金をさらに下げられることについては、意外と知られていないようです。
それは、「ポイントサイトからエクスペディア(Expedia)でオンラインクーポンを適用させつつホテルを予約」することであり、手順は普通に予約するのとそれほど変わらず簡単、以下最大3つだけです。
- Expediaクーポンを事前に取得
- ポイントサイトに登録(まだの場合)
- ポイントサイトからExpediaにアクセスして希望のホテルを予約(予約画面でクーポン適用)
時期によって多少還元率が変動しますが、「実質的に期間限定ではなく1年を通じて適用可能」というのがこの手法の特徴です。
本件に関しては、実はブログ開設間もなく読者の方が皆無に近い頃に記事にしたのですが、あまりに雑駁な内容だったのかほとんど見向きされなかった経緯があります。
今般、世界一周のルートを確定させたことに伴い同様の手法でホテル予約手続きを開始したところ。ちょうど良い機会と、多少なりとも網羅的且つ深掘りした内容に修正したつもりです。
Expediaクーポンを取得
実際には「クーポンコード」の発行であり、クーポンそのものが郵送で送られてくるものではございません。
クーポンコードはサイト上に表示されているものもあれば、クレジットカードの上数桁を入力したら表示されるものもあります。
いずれにしてもオンラインで簡単に取得できるのですが、そのためには条件があってなお且つ留意すべき事項もありますので、以下詳しく説明します。
クーポン取得のための条件
時期やタイミングによりますが、通常は概ね7%~8%OFFのクーポンを取得できるものと思ってください。
ただし、クーポンを取得するには当方が知る限り以下いずれかの条件を満たす必要があります。
- JCBカードを保有
- マスターカードを保有
- アメリカン・エキスプレスカードを保有
- イオンマークのカードを保有
- JAF会員
現在はVISAカードでクーポンを取得できません。VISAしか持っていない方は注意してください。
クーポン各社別取得方法と還元率など
各社別に以下の通り整理しました。還元率は2017年1月23日現在です。
条件 | クーポンコード(クリックで取得できます) | 還元率 |
---|---|---|
MASTER | MasterCard会員はこちら | 9% |
AMEX | アメックス会員はこちら | 8% |
JCB | JCB会員はこちら | 8% |
イオン | イオンカード会員はこちら | 8% |
JAF | エクスペディア|会員優待施設|JAFナビ | 7% |
クーポンは期間限定となっていますが、まず間違いなく期間終了後も新たなクーポンが発行されるので心配不要です。ただし、還元率は上に行ったり下に行ったりする場合があります。
注意事項等
ポイントサイトとの併用が制限される場合も
上表の留意事項に書きましたが、各社とも利用規約で「〇〇(←自社サイト)のリンクから Expedia.co.jp にアクセスして対象のホテルを予約し、日本で発行された▲▲のクレジットカードで決済」といった内容を謳っており、文面ままだとポイントサイトのリンクからアクセスするとクーポンを使えなくなるということになります。
しかし、その規約を知らずにポイントサイト経由の予約画面でアメックスが発行するクーポンコードを入力したところ適用されてしまったという経緯があったりします。ポイントサイト側も有効判定で割引がダブル適用されています。
それ以降ずっとアメックスが発行したクーポンコードを入力して予約しているため他社クーポンが適用されるかどうかはわかりませんが、他社カードしか持っていない方もやってみる価値はあるかもしれません。Expedia予約画面でクーポンコードを入力して「適用」となったら成功です。
クーポン適用外のホテル(チェーン)は意外と多い
Expediaは、以下リンク先のホテル(チェーン)を対象外として公表しており、
エクスペディアのクーポン対象外のホテル|エクスペディア
ざっと見る限り、超高級~中級にかかわらずチェーン展開しているホテルが主に対象外となっているようです。
ポイントサイトに登録(まだの場合)
私自身、2年前はポイントサイトの存在すら知りませんでした。
ポイントサイトとは。wikiでは以下のように定義・概要が記されています。
- ポイントサイトとは:成功報酬型広告を中心に広告代理業を行うサイト。お小遣いサイト、換金サイトとも呼ばれる。
- 概要:サイト運営者は広告を掲載することにより報酬を受け取り、サイト利用者は掲載されている広告を利用することで成功報酬(現金・金券、またはそれらと等価のポイント)を得られるシステム。
一方、雨後の筍のようにポイントサイトが乱立していて、前提の知識がないとどのサイトを利用すればよいかという問題が生じます。
利用すべきポイントサイトについて
ポイントサイトによって還元率が異なるので、還元率が高いサイトを検討することになろうかと思います。
どこ得という、あまたあるポイントサイトを横断比較する便利なサイトがあるので、調べてみましょう。
公平を期すために結果を記しましたが、「お得にマイルへ交換(後述)」の観点から私自身はもっぱら『ハピタス』を利用しています。よって、以下の具体的な手順に関しては『ハピタス』のみで説明することご了承ください。
少し前までは3~4%前後だったので、現在の6%と言うのはかなり好条件ですね。いくつか予約入れているのがあるのですが、この際入れ直そうかしら。
ポイントサイトからExpediaにアクセスして希望のホテルを予約(予約画面でクーポン適用)
ハピタスに未登録の方は、以下のバナーから登録していただけると嬉しいです。(紹介者、被紹介者ともにポイントが付与されるため)
具体的な手順については、以下の通り。
【2017年1月16日以降の手順】Mastercard→ハピタス→Expediaの場合
2017年1月15日までは、カード番号の上数桁を入力して発行された固有のクーポンコードを予約時に適用させていたのですが、1月16日以降は、各カード会社とも共通的なクーポンコードを発行するという運用に変わってしまいました。
しかし、手順は以下の通りのまま、2→3の行動が重要になることには変わりません。
- 会員用クーポンを取得(英数字のコードが表示されるのでメモしておく)
- そのまま予約画面には進まず、そっとブラウザ又はタブを閉じる
- 改めてハピタス経由で予約、予約画面でクーポンコードを入力し適用を確認
3について以下画像を交えて補足しますと、
3-1:ハピタスで「expedia」または「エクスペディア」と検索すると以下のような検索結果画面が出てくるので、注意事項等を確認してよろしければ「P ポイントを貯める」をクリック
3-2:【重要】下図のように、クーポンを取得した時と同じ画面(今回の場合はMastercardのロゴ等)が出ていることを確認
3-3:予約決済前に以下のような画面が出てくるので取得したクーポンコードを入力
3-4:するとあら不思議。クーポンが適用されるではありませんか?
3-5:翌日。ハピタスで無事「判定中」表示に。
(赤が1/16以降の新しい手順で予約したもので、青が従来の手順で予約したもの。)
3-2と3-3の間で履歴を消したりしてクッキーが消去されてしまうと、クーポンコードを入力してもはじかれてしまいますのでご注意を。
必ず、カード会社からクーポンを取得した状態のままハピタスから予約するようにしましょう。
なお、上画像は今日試しにMastercardでとある国のドミトリーを予約した時の画面です。
補足など
どのくらいお得になるのか
ホテル宿泊で100,000円分の決済をした時を例にすると、ざっと以下のように算出されます。
複合技により、バカにできない割引率になることがおわかりかと思います。
割引額 | 実質負担額 | 割引率 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
0 何もなし | 0円 | 100,000円 | ||
1 クーポン適用 | 9,000円 | 91,000円 | 9.0% | 決済額×9% |
2 ポイント還元 | 5,551円 | 85,449円 | 14.6% | クーポン適用後決済額×6.1% |
2′ ポイント還元→マイル | 9,992円 | 81,008円 | 19.0% | 1マイル=2円の価値とした場合 |
2” ポイント還元→マイル | 24,980円 | 66,021円 | 34.0% | 1マイル=5円の価値とした場合 |
2”’ ポイント還元→マイル | 49,959円 | 35,490円 | 64.5% | 1マイル=10円の価値とした場合 |
(ややこしくなるので、クレカ決済ポイント還元分は含めていません)
2’以下は現金ではなく90%のレートでマイルに交換した場合の想定であくまでも参考値です。(私の調べや経験を踏まえると、1マイル=2円は国内線や国際線エコノミークラス相当、5円は国際線ビジネスクラス相当、10円は国際線ファーストクラス相当)
還元ポイントの活用方法
ポイントサイトから還元されたものについては、現金に替えてお小遣いにしてもよし、ポイント交換して買い物に使うのもよし。
もっぱら『ハピタス』を利用して小遣い稼ぎしている理由を以下の記事で説明しています。
削減された宿泊費の一部が航空券代に化けたという概念です。
私の活用実績
2016年の海外ホテル予約は、すべて上の「Expedia×ハピタス×AMEX」で行いました。未宿泊のものや宿泊して間もないのもあるため判定中(ポイント付与前)となっているものもありますが、クーポン対象外のホテルを除き、ハピタスによるポイント還元・Expediaクーポンで適用外になったことはありません。
私の場合、計算例とは裏腹に格安ホテルがほとんどであまり恩恵を受けていないように見えて説得力がないのですが。マイルの価値を考えると数泊分くらいは浮いたのではないでしょうか。
きちんと計算しましょう。
これまでの利用分を合計すると8,584ポイント。
1マイルの価値=4.865円(世界一周ビジネスクラス特典航空券における計算結果)とすると、ハピタスの利用だけでも8,584×0.9×4.865=約37,600円浮いた計算になります。
意外な効果
浮いた金額もそうですが、最近は予約サイトによって料金の差はあまりなくなってきているという背景もあり、この方法に1本化することで他予約サイトを横断的に比較検討する手間と時間を省けるようになった(時間の有効活用)というのが大きいかなと思ってます。
【ハピタス × Expedia】。お金と時間の節約にいかがですか?