エティハド航空ビジネスクラスを利用し、カイロからアブダビを経由して成田へ戻ってまいりました。
- アブダビ⇒成田
- カイロ⇒アブダビ
の順に、搭乗記を残します。
もくじ
フライト概要(アブダビ⇒成田)
1日1便運航しており、所要時間は9時間55分。
便名 | 出発 | 到着 | 機材 |
---|---|---|---|
EY878 | 22:10 | 13:15(+1) | 787-9 |
運賃等概要
海外発券(カイロ発券)なのであまり参考にならないかもしれませんが、カイロ~成田往復でコミコミ117,000円程度。
クラスは『W(SAVER)』で、ビジネスクラスの運賃体系の中では真ん中。(ランク順に、FREEDOM→SAVER→BREAKING DEALS)
予約変更等には手数料がかかります。
BREAKING DEALSだと当時8万円くらいだったのですが有効期間が短かかったため、半年の有効期間が必須だった私には手が出ませんでした。
今は修正されてしまってますが、エジプトに限らず、今後他の国とかでもチャンスがあるかもしれません。為替情報は要チェックですね。
アブダビ国際空港ビジネスクラス専用ターミナル
アブダビ国際空港はT1、T2、T3と3つのターミナルから成り立ち、T1とT3は同じ建物。T3がエティハド航空専用ターミナルとなっています。
ただ、3つのターミナルがあるにしては思いのほかコンパクトにまとまっているなという印象。
ビジネスクラス専用入口がありますので、ビジネス利用者はココから。
中には専用チェックインカウンターがあって、さらには専用出国審査場がございます。
モバイル搭乗券があって受託手荷物もないため、カウンターを素通りして出国審査。
E-gate?なる無人のゲートが並んでて、外国人であっても日本の自動化ゲートのような手続きで出国することができました。
空港に着いてから出国するまで人と対峙する機会が1回もなく、すごい時代になったものだとビックリですよ。
免税店には目もくれず、ラウンジへ。
エティハド航空ビジネスクラスラウンジ
ラウンジに入ると、受付の兄ちゃんが私の搭乗券を見て、「第1ターミナルから出発のようですが、第3ターミナルにあるこのラウンジに滞在しますか?」
と聞いてくるではありませんか。
えっ?えっ?またターミナル変わった?カイロ国際空港の悪夢を思い出します。
【カイロ国際空港】異なるターミナル間の移動・乗継方法とは?~ How to transfer at Cairo Airport, between terminals ~「え…第1ターミナルまでどれくらいの距離あるのですか?」
「10分も歩けば着きますよ。」
よかった、バス移動じゃなくて…(両ターミナルが同じ建物内にあることを、当時は知りませんでした)
中は、結構混雑しています。
トランジット客が多いのか、完全睡眠体勢の人も。
20時頃ということもあったのか、ガッツリ食べられる夕食メニューが用意してありました。
寿司(外国によくあるような海苔巻き)などあって、久しぶりに日本食を食べたのですが、全体的に味はソコソコ。
グルメな方は、機内食に賭けてラウンジ飯を控える…でもよろしいかもしれません。
全体的に機能的で落ち着いた内装で、いかにも「ビジネスクラスラウンジ」的な。
もしドーハハマド国際空港の「アルムルジャンビジネスラウンジ」を想像すると、意外な素っ気なさに拍子抜けするかもしれません。
(ってそれは私のことです)
WIFIパスワードは掲示されていなく、コンシェルジュに照会しないとわからないようになってます。接続状況はあまり記憶にありません。シャワー設備はありましたが、利用していません。
↑我ながらレポートとしてどうか?と思ってしまうのですが、搭乗口が隣のターミナルにあるということで心ここにあらず。
落ち着くことができず、早々に出てしまったという経緯があります。
第1ターミナルへ向かいます。
duty freeの脇を抜けて…って、カイロ国際空港と同じだなと苦笑。
10分もかかりませんでしたね。
第1ターミナルにも専用ラウンジがあるとは!!
だったら、こっちに入っておけばよかったかも。
さっきの受付の人の「滞在しますか?」はそういうことを言ってたんだ!
てっきり、第3ターミナルにしかラウンジがないと思ってたので。
30分以上前なのにLast callになっていたので、慌てて乗り込みます。
エティハド航空ビジネスクラス EY878便搭乗記
座席の様子
主要な機能を司るボタンが便利な場所にありました。
基本、これだけで足りましたね。
後ろ向きが嫌な人は、早めに前向きな席を確保しておきましょう。
あと、この座席配置が原因なのか、横の席が丸見え(向こうからもこちらが丸見え)。
なので、スタッガードシートとはいえ、個室感は全くありません。
機内食とか
機内食は、夜食メニュー(アラカルト)と、一日中いつでも。
夜食メニューは離陸直後しか出さなく、寝て起きた後は一日中いつでもからしか選べないそうです。
離陸後速攻で寝ることにしていたので、夜食は不要と。
これまでになく熟睡できたようで、目が覚めたらこんなところまで来ていました。
というか、食事だからとCAさんに起こされました。
ブランチは、チキンの照り焼き丼を。
ちゃんと日本の味がして、おいしかったです。
コメも日本米です。
房総半島が見えてきました。
この時点で出発地の羽田より東に位置しているので、事実上10日間世界一周の終焉です。
(って、これまでの旅行記、始まりすら書いてないから唐突過ぎますねw)
エティハドゲスト積算マイルについて
飛行マイル(100%加算):5,023
ボーナスマイル(30%加算):1,507
合計5,530マイルとなりました。
ビジネスクラスの場合、予約クラスによって加算率が異なり、それぞれ
BREAKING DEALS:115%
SAVER:130%
FREEDOM:175%
となります。
まとめ(総評)
中東御三家の一翼を担うエティハド航空。
中東だけに石油王が如く豪華絢爛と思いきや、あらゆる意味においてあっさりしている印象でした。
それは、アブダビ国際空港のラウンジしかり、機内設備しかり、機内サービスしかり。
カタール航空ビジネスクラスに搭乗した時と比べてもあっさり感が目立ち、ちょっと拍子抜け。
その直前がザ・セントレジス・アブダビの目くるめく滞在だったので、余計そう(あっさりと)思ったのかもしれません。
ザ・セントレジス・アブダビ 格安宿泊体験記(The St. Regis Abu Dhabi)贅沢な気分を味わいたいなら、ファーストクラスに乗れということなのですね。
ファーストクラスにするかビジネスクラスにするか迷った時期もあったのですが、実際夜食すら摂らずに道中をほとんど寝て過ごしていたので、今回はビジネスクラスを選択しておいて正解でした。
そう言えば、パジャマどころかアメニティすらもらってませんでした。
速攻で寝てしまったから不要だと思われたのでしょうか…?
確かに、これまでの道中で貰いまくった結果バックパックがパンパンになってしまったから今更不要だったのですが、ただただブログ用に欲しかった(笑。
そうそう。エティハド航空は成田空港第1ターミナル利用でした。
ANAと提携しているのにもかかわらず、第2ターミナルとばかり思っていたのですよね…なぜか。
京成線に乗って初めて「あ。始発駅(第1ターミナル)だ!」と気付いた次第。
なんか、今回の世界一周はターミナルに惑わされることが多かった旅行でした。
次は、カイロ⇒アブダビ間です。ショートホールのフライト・機材なので印象は異なりました。
フライト概要(カイロ⇒アブダビ)
以下の通り4便/日。全便毎日運航しており、飛行距離は1,468メイル・所要時間は約3時間半となっています。(エジプトとUAEには2時間の時差)
便名 | 出発 | 到着 | 機材 |
---|---|---|---|
EY656 | 0:25 | 5:55 | A320 |
EY650 | 3:35 | 9:00 | A320 |
EY654 | 13:30 | 19:00 | A330-200 |
EY658 | 17:45 | 23:15 | A320 |
赤太字が私が実際に搭乗した便となります。
時間帯が良く機材も大型で設備が期待できるEY654便が第一希望だったのですが、やはり人気が高いのか予約時点で既に満席でした。
カイロ国際空港第2ターミナルでチェックイン
エティハド航空は、今年に入ってから利用ターミナルを従来の第1ターミナルから2016年秋に暫定開業した第2ターミナルに移動しました。
エジプトに入国したことがないので違いはよく分からないのですが、「ええっ?コレがカイロ?」と目をこするくらいモダンできれいなターミナルだそうです。
現在、中東系航空会社が第2ターミナルを利用しているようです。
カイロ国際空港第2ターミナルのラウンジ
こちらも暫定営業。保安検査を抜けて右側へ進みます。
ラウンジに着きましたが…どう見ても共用部ではないでしょうか。ここは。
エレベータ前だし。
共用部だと落ち着かない場合は、奥にちゃんとしたお部屋がございますのでご安心を。
本革のソファが無茶苦茶豪華でした。高級革の香りが…アラブの大富豪に招かれたみたい(言い過ぎ?)
甘いお菓子と軽食(パン)がおいていました。純粋な?ムスリム国家につき、アルコールやつまみなどはございません。
WIFIはちゃんとつながります。
一応足あとを残しておこうとカイロで唯一つぶやいたのがコチラ。
本当に色々あって大変だったけど、何とかアブダビにたどり着ける目処がついてホッ。 pic.twitter.com/vEWD5SXMAn
— poya(世界一周 一時帰国中) (@poyatrip) 2017年2月10日
イスタンブールで乗り遅れるわ、そのせいである意味脱法?的なCAIタッチしなくてはならないわで精神的にキツい状況が続いていたのが、やっと解放されたとき。
【乗り遅れてしまった時の記事】
【ANA・スターアライアンス特典航空券】国際線フライト(飛行機)に乗り遅れた場合の対処方法(予約変更手続き)について【体験記】 – 不労所得で旅したい!
【カイロ国際空港での乗継(CAIタッチ)に関する記事】
【裏技】カイロ国際空港(CAI)における異なるターミナル間の乗継方法について【抜け道】~ How to transfer at Cairo Airport, between terminals ~ – 不労所得で旅したい!
エティハド航空ビジネスクラス EY658便搭乗記
定刻出発。ラウンジから搭乗口へ移動した時は既に搭乗開始。
ココで乗り遅れてはシャレになりません。
慌てて乗り込もうとするも、なぜか中国人団体客で物凄い人、人、人。
ぶれちゃいました。
座席の様子
満席且つビジネスクラス最後の搭乗客となってしまった状況では、思うように撮影できませんでした。
リージョナルシートですね。全体像を撮りたかったのですが自粛。
4×5列。
思ったよりこじんまりした感じでシートピッチも広くありませんでした。
機内食
いきなりメインが出てきました。
最初に聞かれたときはメインをどれにするか伝えればよいものと思っていたのですが、どうやら言われた品しか出さないようで、前菜等を食べる場合はあらかじめ伝えておく必要があったようです。
チキンの味はソコソコでしたが、付け合わせがフレンチ風で濃厚。へぇ~やるじゃんと思ってしまいました。
このままだとメインだけで終わってしまうので(笑)、デザート等をオーダーしました。
こちらのタルトもなかなかの味でございました。
カイロ発と言うこともあり全く期待していなかったのですが、思ったよりハイレベルな機内食だったという感想です。
UAE アブダビ国際空港に到着
アブダビには、23時前に到着。
予定時刻よりも20分くらい早かったです。
沖止めでしたので、バスでイミグレーションへ向かいます。
ビジネスクラス客専用のバスでした。
ビジネスクラス以上利用者はファストパスを使って専用レーンで入国審査を受けられます。
ただ周りが全員ファストパスを持っている状況で入国審査を受けることになるので、一般の入国審査場が混んでなければファストパスに拘らずそっちへ行った方が早く抜けられるかもしれません。
エティハドゲスト積算マイルについて
飛行マイル(100%加算):1,468
ボーナスマイル(30%加算):440
合計1,868マイルとなりました。
ビジネスクラスの場合、予約クラスによって加算率が異なり、それぞれ
BREAKING DEALS:115%
SAVER:130%
FREEDOM:175%
となります。
【参考】エティハド航空の実施するセールについて
カイロ発券ほどではないですが、日本発でもたまに格安ビジネスクラスのセールを実施しています。
【エティハド航空セール】ビジネスクラス欧州往復キャンペーン!5つ星高級ホテル宿泊込で最安10万円台から!エティハド航空ファーストクラス搭乗記
なんと、成田⇒アブダビでファーストクラスにインボラアップグレードされました!!
【ファーストクラス搭乗記】エティハド航空 成田〜アブダビ(EY871) インボラアップグレードの理由は一体エティハド航空とカタール航空の比較
ビジネスクラス同士で比較しています。
poyaさま、こんにちは
B787もA330のファーストキャビンを見学させてもらいましたが、「ふ〜ん、こんな感じ」と乗ってみたい気分になるレベルじゃなかったですよ。
食事のレベルからしても(苦笑)
それと、ビジネスのシートも今いち良くないです。
ニュージーランド航空のように身体に優しいマットレスが欲しかったです。
こんばんは。
中東チェックなサービスならやっぱりエミレーツ航空ですすよ。
エディハド航空はキャセイ みたいにあっさりサービスなイメージがあります。
次回はエミレーツ航空に乗ってみてくださいね。
中東御三家のサービスが実感できますから。
myuta さま
ファーストクラスでもそうでしたか…確かに降りるときにチラッとキャビンを見たのですが、「ン万円払ってまで…」とは思いませんでした。アップグレード入札で少し迷ったのは内緒です(笑。
megさま
エミレーツが一番ですか!エコノミーしか乗ったことないので、一度乗ってみなければ、ですね。
サービスはともかく、おかげさまでセントレジスを満喫できたので、エティハド航空を選んだこと自体は正解だったと思ってます。
poyaさま
私もプレミアムストップオーバーは嬉しいと思います。
また、利用したいです。