もくじ
バンコクの『フットマッサージ(足裏マッサージ)』は2種類の技法が存在
まずはじめに、バンコクを含むタイでは大まかに2種類の技法が存在することを押さえておきましょう。
そんなのわかってるよ!と言う方はそのままオススメ店情報等にお進みくださいませ。
タイ式フットマッサージ
日本では「台湾式足つぼマッサージ(痛気持ちいいハード系)」「英国式リフレクソロジー(心地よいソフト系)」が主流で、タイ式フットマッサージを施す店はごく一部のタイ古式マッサージ店以外には存在しません。
なので、あまり日本人にはなじみがない技法と言えましょう。
タイの街中にはマッサージ屋が乱立していますが、ほとんどがタイ式フットマッサージを施す店と思って間違いありません。
タイ式フットマッサージのイメージとしては、強さは台湾式と英国式の中間で、施術はやや台湾式寄り。
大まかには以下のような流れになります。
- クリームを使い、指の腹で足裏全体をさするように揉む
- 手指くらいの太さ・長さの木の棒を使って足裏の一部を押す
- 再び足裏全体をさするように揉み、膝下まで揉みあげる
テレビとかでは台湾式で痛がる芸能人の姿を目にしますが、タイ式ではそのようなことはなく、木の棒を使う時も痛くない程度の強さでしか押しません。(人によっては痛がるかもしれませんが)
ソフトで気持ちが良い分、痛いのが好きな方には物足りなく感じることと思います。
台湾式脚底按摩(足裏マッサージ)
そんなバンコクにも、台湾式脚底按摩を施す店は一定数存在します。
指の関節を使って反射区をグイグイ押すアレです。
昔はタイにおける若石健康法の先駆者が開いた「徐富弘診療所」くらいしかなかったのですが、ココで学んだり働いた弟子やスタッフが独立していき、今は「一定数」の規模になりました。
「徐富弘診療所」が物凄く痛いマッサージを施すところのため、お弟子さんたちが開業したマッサージ店も基本的には「(物凄く)痛い」ことに注意する必要があります。
バンコクでおすすめする『フットマッサージ(足裏マッサージ)』 厳選4店
ということで、前置きが長くなりました。
世界数十ヶ国でフットマッサージ(足裏マッサージ)を受けてきたワタクシpoyaがおすすめするフットマッサージ(足裏マッサージ)店です。
上に書いたように、バンコクのフットマッサージ(足裏マッサージ)店は痛いかソフトか両極端なところが多いのですが、ココではなるべく極端ではない店を中心に紹介しました。
料金相場は、概ね60分で200~250バーツ(以下B)から。人気度や設備・雰囲気等によって差はありますが、概ね500B程度には収まると思っておけばよろしいでしょう。日本の1/5程度とかなり安く、良い店を選べばそのコストパフォーマンスの高さに狂喜すること間違いないです。
ただデフレの日本とは異なり料金がは基本上がっていくものと思われ、現在の料金を載せても情報が古くなっている可能性があります。ココでは原則として店毎の料金は掲載いたしません。『$$$$$』で高めか低めかだけをお知らせしようと思います。悪しからずご了承くださいませ。ただし、直近で行った店についてはその時の料金を参考表記いたします。
なお、チップ文化ではないはずのタイにおいて、なぜかマッサージ師にはチップを別に渡すのが通例となってしまってて、上記料金にはチップが含まれません。(チップについては後述)
1位 Foot Master(フットマスター)
住所 Amarin Plaza3階(BTSチットロム駅前にあるショッピングモール)
電話 02-684-1506
時間 10:00~21:00(年中無休)
料金 $$$$$(高め)
技術 ★★★★☆(正統派台湾式)
強さ ★★★★☆(イタ気持ち良い感じ)
2018年1月と2016年12月の2回訪れました。
バンコクへは数十回行ったことがあるのですが「足师傳(足師伝)」の看板があるこの店は見たことも聞いたこともありません。
しかし、経験上JCBガイドで掲載されるマッサージ店は「良い」ことが多かったことから試しに検索して調べたらかなりの高評価。
そこで到着早々行ってみたら、噂に違わぬ確かな技術。反射区を的確に突いてきます。
全体的に絶妙なイタ気持ちよさが続き、半分くらいは記憶が飛んでたような気がします。(一緒に行った家内も、つい眠ってしまったとのこと)
中国語の看板と中国的な豪華な内装・設備から、「徐富弘診療所」とは別の系列・資本と思われます。
「徐富弘診療所」系列だと、痛くて痛くてとても眠れませんから。
一方、中国で受ける脚底按摩よりは痛いです。
二人ともシニアセラピストによる「プラチナトリートメント(70分)」を受け、2018年1月現在の料金は640B。
普通のセラピストの場合は580B(こっちは2016年12月の料金)ですが、それでも街中のマッサージ屋の2倍。JCBプラザ経由で予約すると安くなるようです。
技術は確かだけどタイにしてはちょっと高いかな~と思いましたが、そこまで痛くない台湾式マッサージ店を開拓できたことに満足して店を出たのでした。
2回とも同等の技術で、安定しているものと思われます。
2位 SIAM ONSEN(サイアムオンセン)
住所 Montien Plaza2階(BTSサラデーン、MRTシーロム駅から徒歩5分程度。モンティエンホテル敷地内にあるビル)
電話 不明
時間 10:00~深夜0:00(定休日不明)
料金 $$$$(やや高め)
技術 ★★★★☆(台湾式を多少アレンジ)
強さ ★★★☆☆(気持ち良い感じ 実際は★3つ半くらい)
バンコクへ行った時は必ず立ち寄る、15年来通っているお気に入りの店。あまりに好きすぎて、毎日通うためにモンティエンホテルに泊まっていたことがあったほど。
2016年末年始に行ってみたらモンティエンプラザ全体が工事中で中がもぬけのカラだったのですが、2018年正月明けに行ったら、何とリニューアル後のモンティエンプラザで復活していました!!位置は変わっているので、確認してください。
ピンポイントで反射区を突いてくるような感じではなかったのですが、バンコクでは貴重な「それほど痛くない台湾式マッサージ」店で、施術ぶりは復活前と一緒。
オプションで付けられるハンドマッサージがとても気持ちよく、いつも「フット+ハンド」をやってもらってます。今回も閉店ギリギリで時間に余裕がないようでしたが、どうしてもやってほしかったのでお願いしました。(チップをはずみました)
料金は、2018年1月現在
- フットマッサージ(リフレクソロジー) 450バーツ/1h、810バーツ/2h
- フット+ハンド 640バーツ/1h20m(うちハンド20分)
3位 木先生の足の裏マッサージ
住所 106/7 Sukhumvit Soi 22, Khlong Toey Wattana(BTSプロンポン駅から徒歩10~15分程度。Soi22の奥)
電話 02-663-4125
時間 9:00~21:00(ソンクラーンは休みになるとのこと)
料金 $$$(普通)
技術 ★★★★★(正統派台湾式)
強さ ★★★★★(結構痛い 実際は★4つ半くらい)
店名(現地表示のまま)が示す通り、日本人をターゲットとした日本人御用達の店です。
普段そういう店には行かないのですが、以前泊まったサービスアパートメント「プレジデントパーク」から歩いてすぐのところにあったので試しに行ってみた次第。
ココは「徐富弘診療所」お弟子さんの店。
★5つつけたけど「徐富弘診療所」よりは痛くなく、辛うじて我慢できた記憶があります。
「徐富弘診療所」より上位にしたのは「我慢できた(笑)」その1点が理由なのですが、スタッフ次第と言うこともあり覚悟を持って臨むべきでしょう。
木先生でなくても、技術は確かです。
1時間300B程度と、日本人御用達の割には良心的な料金設定です。
ただ、平日空いている時間帯に行っても満席だったので、予約するのがベターでしょう。
スクンビット方面に泊まる機会があれば、日本人御用達であってもまた行ってみたいと思う店でした。
【2019年追記】
バンコクマリオットマーキスホテルに宿泊した時に、再び訪問。このホテルと木先生…は同じSOIにあって、徒歩数分と至近距離だったのです。
料金は変わらず。足オンリー(60分)、足(30分)+肩(30分)、足(30分)+背中(30分)…など色々なバリエーションがありますが、一律300B。
平日の18時頃なのですが、ガラガラ。今回は若いお兄さんが施術してくれたのですが、技術は安定。
一方、前回ほど痛くなくホッとした経緯があります。★★★★程度の強さで、これくらいなら恐れることなく通えるのになあ。
4位 徐瑞鴻診療所(徐富弘診療所)
住所 40 soi Naapsap Yaek 1, Sukuhumvit 36 Road(BTSトンロー駅から徒歩数分程度)
電話 02-392-0187 か 02-258-6064
時間 8:00~20:00(定休日不明)
料金 $$$(普通)
技術 ★★★★★(正統派台湾式)
強さ ★★★★★(イタ気持ちいいときもあれば、我慢できないくらい痛いときも)
やっと本家本元がやってきました。
実は私が行ったのはもう10年以上前、エカマイ方面にあって徐富弘先生が健在の頃でした。
2回行ったことがあって、特に最初の1回は今でもよく覚えています。
ごく一部なのですが、我慢できない痛さがあって、一生忘れることはない!と思ったほど。
最近のレビューを見ても悲鳴が聞こえてきそうな感じだったので、昔と変わってないと思われます。
私は割かし我慢強いほうらしくココの施術者からも最後になぜか「You’re strong!」と褒められたのですが(それで手加減されなかったのだとしたらあまり嬉しくない)、それでも弱点の「目の反射区(人差し指と中指の付け根~関節)」を攻められたときは目玉が飛び出るほど痛く、ナイフで刺されたかと思ったほど。
その他はイタ気持ちいいと思う場面も多く、目の反射区さえなかったら足繁く通ったんだろうなあと思いました。
今はなかなか行く勇気が出ません。若い頃でさえアレだったのに、10年以上たった今、体中にガタが出始めている状況では阿鼻叫喚の世界が待っていることでしょう。
紹介した4店の大まかな位置関係など
以上、タイ バンコクでおすすめする『フットマッサージ(足裏マッサージ)』厳選4店!の紹介でございました。
その他マッサージ店(オススメ圏外例)
Arima onsen(有馬温泉)
Sabai Thai Massage
いずれもBTSサラデーン駅の近くにある日本人には有名なマッサージ店で、ガイドブック等によく出てきます。
が、ここでオススメ店として紹介しなかったのは、両方とも「タイ式フットマッサージ」を施す店であり、「タイ式フットマッサージ」自体を積極的にお勧めできない手法と考えているためです。
タイ式そのものに問題があるのかマッサージ師の技術レベルに問題があるのかわかりませんが、さすって棒で適当なところを押すだけのマッサージはまるでママゴトのようです。タイ式フットマッサージの技法のひとつで「木の棒を使って足裏の一部を押す」と書きましたが、実際に押される場所は反射区のようで反射区でない、微妙な箇所だった場合が多かったのです。(違う!そこじゃない!)と。
上記2店以外でもバンコクで数々のタイ式フットマッサージを受けてきましたが、一度たりとも満足したことはありません。
ただ、ソフト系が好みな方は、逆に台湾式など痛すぎる!もってのほか!と思われるだろうということも承知です。
好みは人それぞれですが、ハード系が好みの方はオススメ4店を含む台湾式を掲げる店に、ソフト系が好みの方は台湾系を避けて街中のマッサージ屋さんに入るとよろしいかと思います。(ただし、サイアムオンセンはソフト系好みでもチャレンジする価値はあると思います。店舗があればですが…)
最初に、「2種類の技法」と申し上げたのはそこにあって、タイにあっては個別店舗の前に技法選びが重要なのです。
ちなみに、空港に入っているマッサージ屋さんは基本タイ式フットマッサージを施すものと思ってください。
補足
ただし、これはあくまでもフットマッサージに限った話。
例えば上記2店は別の目的ではオススメとなりますので、誤解なきよう。
有馬温泉であれば『日本式銭湯』(昔よく通っていたけどまだあるのかな?)、そしてSabai Thai Massageであれば『トークセン』。(トークセンについては改めて記事にする予定です)
チップについて
私の場合、60分のマッサージに対しては50Bとしています。
街中のマッサージ屋では250Bの場合が多く、300B渡したときのお釣りをマッサージ師に渡すための料金設定なのだなと解釈していまして。
料金設定が高めの店でも安めの店でも一律50B(2時間の場合は100B)にしていて、コレが正しいのかどうかはわかりません。
マッサージ師が入口で立って待っているのは単なる見送りのタメではないようです。
ひどい目にあった場合を除き、直接彼ら(彼女ら)に心づけを渡すようにしましょう。
【重要】日本で受ける足裏マッサージがタイよりも安くなっている!
海外旅行時に足裏マッサージを受けまくっていたのは、タイで受けると日本の料金(1時間6,000円とか)で受けるのが割に合わないと感じていたからです。
しかし、最近は無料体験や施術料金の全額キャッシュバックなど、財布を気にすることなく日本国内で何度も足裏マッサージを受けられるようになっていることを知り、日本国内でも足つぼ・リフレクソロジーを受けるようになっています。
このあたり説明すると長くなるので、別記事にして自分自身の体験談を含めて詳しく解説しています。
日本でも財布を気にせずマッサージを受けたいな~と思っている方は、是非ご覧ください!
本当にバンコクのマッサージは安くて滞在中何度も行ってました。
「ダイジョブ?」「ダイジョブ?」と聞いてくれるし(笑)痛いくらいがやられてる感あるのでホテルのスパよりスッキリします。記事読んでたら行きたくなりました〜
南米好き さま
マニアックな記事にも関わらずコメント下さりありがとうございます!
バンコクはマッサージ天国ですね!
私も書いているうちに思い出して眠くなり寝落ちしそうになりました。
こないだホテルのスパを初体験したのですが、街中の店でイイやと思ってしまった私は、貴族旅行者にはなれないんだと悟りました(笑。