格安でキャセイパシフィック航空のファーストクラスに乗れる方法とは?

本記事では、キャセイパシフィック航空で格安でファーストクラスに乗れる方法を説明します。

1.キャセイパシフィック航空の短距離便なら特殊な方法でファーストクラスに乗れるかも?と思った理由

キャセイパシフィック航空の香港~台北区間で、一部の便にファーストクラスの設定があることを知りました。
運賃を調べたら14万円くらい。
100万円とかではないので頑張れば乗れないことはないのですが、距離が短いのでもったいない。

ん?距離が短い……?
ということは、少ないマイルでファーストクラス特典航空券を発券できるのではないかと考えたのです。

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過去にファーストクラス特典航空券に必要なマイル数を調べましたが、日本発だと遠方が多く結構なマイルを取られてしまうことがわかっています。

今回のケースは日本発ではないけど、近場の短距離。

マイル消費量がJALのようにゾーン制(地域別に設定)ではなく、距離連動制(距離に応じて設定)だったらひょっとして……
と、距離連動制のマイレージプログラムで調べた結果、以下の通りと判明。

2.ファーストクラス特典航空券に必要なマイル数(航空会社別)

航空会社マイレージプログラム片道F往復F
キャセイパシフィック航空(CX)アジアマイル25,00040,000
ブリティッシュエアウェイズ(BA)エグゼクティブクラブ18,00036,000

BAエグゼクティブクラブ片道が、最も少ないマイル消費でイケそうな感じです。

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しかも、香港~台北区間では、複数の便でファーストクラスが設置されているようです。
近い日付・遠い日付で何通りか検索しましたがどこかしら空席はあり、ファーストクラスとは言えども思いの外確保・発券しやすそうな感想でした。
そう言えば、僕が乗ったCX495便のファーストクラス乗客はゼロ。
空気を載せて飛んでいるという表現そのもので、なんともったいないことか、誰もいないなら僕に開放してくれないものかと思ったのです。

18,000マイル。
陸マイラーなら、いわゆる『ソラチカルート』を使えば1ヶ月で貯められちゃうマイル数です。
しかし、ソラチカルートはANAマイル専用。
BAマイルはそうそう簡単にはたまらないかもしれません。
簡単に貯まらない場合に備え、もっと少ないマイルでファーストクラスに乗れる方法はないのでしょうか??

3.「Avios(マイル)と現金の組み合わせ」で、18,000マイル→6,650マイルでOK

BAエグゼクティブクラブには、「Avios(マイル)と現金の組み合わせ」で特典航空券を発券出来る制度があるのです(路線による)。

香港~台北間に関しては、以下の6通りから選択可能のようです。

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A:18,000マイル+4,760円
B:6,650マイル+30,260円

どちらがお得なのか?
それは、BAマイルというのは楽に貯められるのかどうかに依ります。
楽に貯められるならA、楽に貯められないならBという感じでしょうか。

ということで、

  1. BAマイルを貯める方法
  2. それは楽に貯められる方法か

を確認しましょう。

4.BAマイルを貯める方法

BAマイルの貯め方としては大きく3通りあって、

  1. BAマイル積算対象のフライトに搭乗
  2. クレジットカード利用で付与されるポイントをBAマイルに交換
  3. BAから直接マイルを購入

以下、具体的な手法や費用等を解説します。

BAマイル積算対象のフライトに搭乗して貯める方法

BAまたは同じ航空連合(ワンワールド加盟)の会社を利用して旅行するパターン。
航空券代を節約しようとする場合、BAを利用せずに「カタール航空エコノミークラスでヨーロッパ往復」等が考えられますが、格安航空券だとフライトマイルの25%しか積算されないルールがあるため、カタール航空の場合、安ければ5~6万円台で往復航空券を購入できますが、1往復で貯まるのは約4,000マイル(8,160×0.25×2)。
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旅行回数と貯まるBAマイルの関係は以下の通りとなります。

旅行回数往復運賃(円)貯まるBAマイル備考
1回60,0004,0001往復
2回120,0008,0002往復
3回180,00012,0003往復
4回240,00016,0004往復
5回300,00020,0005往復

セール時において、欧州路線以外はそれほど安くないのがカタール航空の特徴です。
欧州路線であれば、概ね一律料金に近い料金設定がなされているので、遠いところへ行けば行くほど効率的にマイルが貯まる計算になります。
各都市表示運賃の差は、各空港でかかる諸税等の差だと思ってください。
今回例として紹介したバルセロナは遠くて諸税等が安く、別会社ですが私自身がマイルを貯める時にバルセロナ便を利用したこともあったりします。

クレジットカード利用で付与されるポイントをBAマイルに交換して貯める方法

BAマイルを貯められるクレジットカードは、いわゆる「アメックス」ブランドのうち以下のカードとなります。

BAマイルが貯まるクレジットカード年会費BAマイル還元率6,650マイル18,000マイル
アメリカン・エキスプレス・カード12,9600.80%831,2502,250,000
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード31,3200.80%831,2502,250,000
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード10,8001.0%665,0001,800,000
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード37,8001.0%665,0001,800,000
いわゆるSPGアメックス33,4801.25%(最大)532,0001,440,000

単位は円。年会費は税込。
表の見方としては、
カード決済した金額が何マイルを生み出すのか
→還元率0.80%の場合、10,000円の決済につき80マイル。
6,650マイル(18,000マイル)貯めるのに必要な決済額
→還元率0.80%のカードでは、831,250円(2,250,000円)

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BAから直接マイルを購入して貯める方法

BAエグゼクティブクラブでは、マイルを購入することができます。
マイラー間では、「バイマイル」と呼ばれている手法です。

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5.それは楽に貯められる方法なのか

3つの貯め方を解説しました。フライトマイル以外の貯め方もあり、色々な手法があることがお分かりになったかと思います。

一方、これらはそれぞれ楽に貯められる方法と言えるのかどうか。
こちらも確認しましょう。

フライト

ドーハ経由バルセロナとなると、往復40時間は覚悟しなければなりません。
運賃は安いといえ、40時間で4,000マイル。
この安さも、セール期間限りです。
飛行機に乗るのが好きで体力がある人以外にとっては、決して楽とは言えないような気がします。
(僕自身は上記に該当するのでw、少なくとも苦痛には感じません)

クレジットカード

最低でも1万円以上の年会費がかかること、そして上記のレートでマイルに変換するには「メンバーシップ・リワード・プラス」に参加する必要があり、登録費として別途3,240円かかります。

参考サイト

メンバーシップ・リワード・プラスについて – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

提携航空パートナー・ホテルのポイント・プログラムへの移行について – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

普段年会費無料のクレジットカードを利用している人、カード決済額がそこまで多くない人にとっては敷居が高く、楽じゃない…と思われるかもしれません。

バイマイル

7,000マイルを218ドルで、18,000マイルを520ドルで買うことになります。
単に購入するだけなので、楽と言えば楽です。
ただ、この方法がコストパフォーマンスが高いかどうかというところ。

6,650マイル+現金で予約する場合は、55,000円くらいで片道ファーストクラスに乗れるということでしょうか。
ファーストクラス航空券を普通に買うと片道90,000円、往復150,000円くらい(季節により変動)らしいので、確かにこの路線ならバイマイルする方が得と言えます。

一方、別区間ですが、バンコク~香港間でタイ国際航空なら片道75,000円くらい、往復120,000円くらいでファーストクラスに乗れます。
フライト時間を考えると有償ならこちらの方がお得度が高く、このバイマイルが最適かというと?

と、ネガティブな情報提供もしましたが、実はBAマイルには「楽に貯められるタイミング」というのがあります。
果たして、そのタイミングとはいつでしょうか。

6.BAマイルを楽に貯められる最適なタイミング

  1. カタール航空が欧州線でセールを実施中
  2. アメックス各種カードで初年度年会費無料キャンペーンを実施中
  3. BAでマイル購入キャンペーン実施中

1~3とも定期的にキャンペーン等を実施しております。
決して宝くじを当てるような感覚で狙いに行くものではございません。
これらのタイミングによって1~3の複合技でマイルを貯めれば、リーズナブル且つ簡単に「夢のファーストクラス!!」が可能となるでしょう。
上に書いたネガティブ要素が排除されるからです。

1は万人向けと言えないものがありますが、少し前にはQクラス(マイル積算率50%)のセール運賃が6万円を切ったことがありました。(以下で記事にしています)

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今後、このようなセールが実施される場合などは狙ってみてもよいのかもしれませんね。

かく言う私自身1と2でBAマイルを貯めていて、これらで貯めたマイルがなくなりそうになったら、3のタイミングでBAマイルを購入する予定です。

7.「A:18,000マイル+4,760円」「B:6,650マイル+30,260円」どちらが得なのか

バイマイルだけやるとして「A:18,000マイルを購入」と「B:6,650マイルを購入+現金」どちらが得なのかについては

A:US$520+4,760円
B:US$218+30,260円

為替レートによりますが、現在のバイマイル購入単価の場合、Bの方がお得になりそうです。
しかし、キャンペーンで18,000マイルを仮にUS$400で購入できたとしたら、Aの方がお得になることもあり得ます。

その他の貯め方もケースバイケースで、貯め方やタイミングによって必ずどちらかが得になるということにはならなそうです。
その時々の状況により、ご自身の貯め方で比較してみないとわからないのです。
結局答えになってなくてスミマセン。

比較の時に参考になるだろうということで、それぞれにおけるマイル購入単価を計算したので残しておきますね。
「マイル購入単価」を念頭に置くと比較しやすいのでお勧めです。

バイマイルの購入単価

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購入マイル購入費用購入単価
1,000US$536.1
2,000US$804.6
3,000US$1084.1
4,000US$1353.9
5,000US$1633.7
6,000US$1903.6
7,000US$2183.6
8,000US$2453.5
9,000US$2733.5
10,000US$3003.5
11,000US$3283.4
12,000US$3553.4
13,000US$3833.4
14,000US$4103.4
15,000US$4383.4
16,000US$4653.3
17,000US$4933.3
18,000US$5203.3
19,000US$5483.3

キャンペーンの時は、改めて計算。

「6,650マイル+現金」の現金にかかる購入単価

「18,000マイル+4,760円」と「6,650マイル+30,260円」の比較により算出できます。
算出に際しては、「18,000マイル+4,760円」の現金は空港税等、消費マイルに関わらず必ずかかるものなので、4,760円を差し引いて比較することにします。
その結果は以下の通り。

Avios現金諸税等抜(A)バイマイル(B)単価(A/B)
18,0004,7600
16,2009,3604,6001,8002.56
13,50015,66010,9004,5002.42
10,80021,16016,4007,2002.28
9,00026,36021,6009,0002.40
6,65030,26025,50011,3502.25

こちらは、外部環境が変わらない限りほぼ固定と言ってよいでしょう。

次からガラッと話題が変わります。

8.利用を推奨するケースとおススメルート

日本発でないので、賢い利用方法を考えておく必要があります。
以下はその例です。

香港と台湾を周遊する予定がある場合、途中1区間をファーストクラスに

日本各地→香港→台北→日本各地

がおススメです。
台北発より香港発をお勧めするのは、香港国際空港はキャセイパシフィック航空の本拠地であり旗艦店。
旗艦店を出発地にしてより充実したサービスを受けるべきだからです。
具体には、台北桃園国際空港にも同航空のファーストクラスラウンジはありますが、香港国際空港の方が充実してます。

日本各地から香港・台北へは
・オープンジョーで発券(主にレガシーキャリアの場合)
・片道ずつ発券(主にLCCの場合)
のいずれかで航空券を発券します。
最後に、【参考】として、日本各地から香港・台湾へ就航している航空会社をまとめました。

香港又は台湾へ行ったついでに足を延ばす予定がある場合、片道をファーストクラスに

・日本各地→香港→台北→香港→日本各地
・日本各地→台北→香港→台北→日本各地

注意事項としては、香港-台北間にはLCCが就航していないということです。
ということは、レガシーキャリアの片道運賃を支払う必要があります。
片道だからと言って目ん玉が飛び出るような普通運賃ばかりではないようですが、両方行くのであれば周遊ルートの方が時間・運賃共にリーズナブルのような気がします。

片道運賃と単純往復ならこのあたりのサイトで調べると早いです。
https://www.skyscanner.jp/

周遊ならこのあたりのサイトで調べると早いです。
国内・海外ホテル予約・航空券・ツアー | エクスペディア (Expedia)

本記事のまとめ

  • 1年以内に累計230万円以上クレジットカード決済できる人なら、諸税(4,760円)や交換費用(3,240円)含めて1万円以内でファーストクラスに乗れる。
  • または、カード決済とフライト利用の複合技でサクッと6,650マイルを貯め、さっさと3万円強払ってファーストクラスに乗るのもよし。
  • その人の貯め方や貯めるタイミングにより、少しでも得したいと考える人はどのパターンが最適かを適宜確認しておく必要
  • でも、あまり深く考えず、とりあえず良いタイミングが来た時に貯めるだけ貯めて、使いたいときに使っちゃうのが良いと思うYO!
  • 香港~台北間なら、ファーストクラスでも比較的確保しやすそう

ファーストクラスは長距離で楽しむべきものか、短距離で楽しむべきものなのか。
価値観は人それぞれだと思います。
もし、後者の価値観をお持ちの方なら検討に値するのではないかと思い、記事にした次第です。

僕は短距離でも複数回楽しみたいと考えるタイプです。
長距離でも短距離でも1回は1回ですからね。

ということで、今度、香港・台湾周遊ルートでやってみることを誓ったのでした。

では~

【参考】日本各地から香港と台湾を結ぶ航空会社

下表にまとめました。

航空会社名香港台北
桃園
発着都市
キャセイ全5空港
キャセイ×新千歳、那覇
中華航空全13空港
エバー航空全9空港
JAL成田、関西、中部
JAL成田/羽田
ANA×成田/羽田、関西、中部
香港航空×全8空港
エチオピア航空×成田
香港エクスプレス×全9空港
スクート×成田、千歳
タイガーエア×全9空港(↑に統合)
バニラエア成田
ジェットスター成田、大阪
ピーチ×関西
ピーチ×羽田

間違い等あるかもしれないので、上表はあくまで参考として、必ず各会社のサイトで確認してください。
予想以上に多岐にわたっていて、まとめる途中で心が折れそうになりました。いや折れてしまったかも。
エチオピア航空から上がレガシーキャリア、香港エクスプレス以下がLCCと考えてください。
なお、キャセイパシフィックとJALはワンワールド加盟会社につき、BAマイル積算運賃で搭乗すれば、再度ファーストクラスを利用する場合に多少の足しになるかもしれません。

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