このたび、生まれて初めて『九州―北海道』区間の特典航空券を予約しました。
私の場合、日本国内線特典航空券の発券手段として、
- ANAマイレージクラブ(ANA利用)
- UAマイレージプラス(ANA利用)
- BAエグゼクティブクラブ(JAL利用)
の3つあり、時間帯と必要マイル数の兼ね合いで最も良いのにしようと比較したところ、意外な結果に。
「思いのほか、差が出るものなのだなあ」という感想を持ちました。
北海道・九州のマイラーには当たり前の話なのかもしれませんが、念のため共有いたします。
もくじ
必要マイル数比較
全て片道での比較で、ANAはレギュラーシーズン(R)。
路線 | 利用会社 | 福岡-新千歳 | 福岡-旭川 |
---|---|---|---|
距離(直行/乗継) | – | 882マイル(直行) | 1,143マイル(羽田他乗継) |
ANAマイレージクラブ | ANA | 9,000マイル | 15,000マイル |
UAマイレージプラス | ANA | 8,000マイル | 8,000マイル |
BAエグゼクティブクラブ | JAL | 7,500マイル | 9,000マイル |
(参考)各社特典チャート
ANAマイレージクラブ
シーズン・必要マイルチャート│ANA国内線特典航空券│マイルを使う│ANAマイレージクラブ
UAマイレージプラス
https://www.united.com/web/ja-JP/apps/mileageplus/awards/travel/awardTravel.aspx
BAエグゼクティブクラブ(なし)
比較結果について
ANAマイレージクラブの場合
乗継便の場合は各便の必要マイル数が加算される仕組みです。
例えば福岡から旭川へ行く場合直行便はないので、例えば羽田で乗り継ぐ場合は
福岡~羽田(7,500マイル)+羽田~旭川(7,500マイル)=15,000マイル
BAエグゼクティブクラブの場合
仕組みはANAマイレージクラブと同じで、
福岡~羽田(4,500マイル)+羽田~旭川(4,500マイル)=9,000マイル
UAマイレージプラスの場合
前2社とは異なり、あくまでも総距離をベースに必要マイル数が算出されるようです。
福岡~旭川(8,000マイル)
【参考】福岡~札幌(8,000マイル 直行も乗継も同じ)
まとめ
ANAマイレージクラブが最も使い勝手が良くないことが判明しました。
元々の必要マイル数が多いのに加え、総距離で計算しないという融通が利かない仕組みだからです。
結局、往路はBA(福岡-札幌直行便)、復路はUA(旭川-福岡乗継便)で確保。
空席状況にも差はなく、ANAマイルを消費する気にはなれませんでした。
今回は九州~北海道を例にしましたが、日本国内線はすべて同じ構図と言えましょう。
陸マイラーの方におかれましても、国内線特典航空券を利用する予定がある場合などはマイルの貯め先を分散しておいても良いかも知れません。
ソラチカルート(ANAマイル)一辺倒で行くとしても、空マイルや従来の陸マイル(クレカ利用等の還元ポイント)は他のマイレージプログラムで貯めるということです。
ソラチカルートの還元率【貯める】に目が行きがちですが、同じくらいマイル消費率(?)【使う】にも目を向けた結果、実は他のルートとトントンだったというオチがあるかもしれません。
分散投資?に関して、以前このようにつぶやきました。
UAに慣れた身としては、ANAで片道特典NGなのが使い勝手が悪いと思っていたところ。有効期限も然り。私もカード決済分の貯め先はANA以外で良いと思います。 https://t.co/Pedyy5I5Xz
— poya(世界一周 一時帰国中) (@poyatrip) 2017年1月8日
国内線は数千マイルあればよいので、カード決済でも十分に満たすことができるでしょう。
補足など
ANAマイレージクラブが不利かなと思ったのはあくまでも国内線特典航空券。
国際線特典航空券であれば、ANAマイレージクラブは強みを発揮します。
実は、ついこないだ別の用事で同じような比較をした結果、某都市への国際線特典航空券をANAマイレージクラブ(スタアラ特典)で確保。
国際線片道特典NGというのはあれど、最強のマイレージプログラムの一つだと思ってます。
ANAマイレージクラブは。
る国際線特典航空券こそ燃油サーチャージがかかるANAの方が使いづらいと思うのですが。
燃油サーチャージが高い時期ならおっしゃる通りです。
今月東南アジア往復で特典航空券予約した時は諸税とサーチャージ合わせて5000円くらいでした。
それでしたら悪くないですね。また値上がりしないのを祈るばかりです。