もくじ
ポイントサイト「モッピー」運営会社へのインタビューが実現
先日、東京方面へ泊まりがけの出張があった時の話。
株式会社セレス(モッピーの運営会社)の担当者様と直接お話する機会をいただきました。
当サイトの念願だった「ポイントサイト運営会社へのインタビュー」実現です!!
こちらがインタビューした内容はいくつかあったのですが、一番知りたかったのは
「モッピー×JALマイルキャンペーンの今後について」でございました。
皆様も興味があるでしょうから、この部分を抜き出して記事にしようと思います。
果たして、どのようなやりとりがあってどのような結果になったでしょうか。
Q1 モッピー×JALマイルキャンペーンは、なぜややこしいスキームなのですか?
9月から実施されているキャンペーンは
- JAL側のキャンペーンとして、3P⇒1マイルを2P⇒1マイル
- モッピー側のキャンペーンとして、12,000P交換に限り4,700Pのボーナス付与
ユーザ側の論理でスポットでの還元率が82%とまとめて表現されてしまうのですが、この2つのキャンペーンはそれぞれ実施主体が異なり、全くの別モノであるということです。
1⇒2の順で成り立っています。この仕組みを知ることは結構重要です。(後述)
これまであまり深く考えてなかったのですが、お話を伺ってなるほど~と腑に落ちた次第です。
(気づかなかったのは僕だけかもしれませんが……)
Q2 ちょびリッチがキャンペーンを終了したのにモッピーが継続したのはなぜですか?
(参考)ちょびリッチ×JALマイルキャンペーンの内訳
2017年6月限りで実施されていたキャンペーンですが、こちらはJAL側のキャンペーンのみで、
20,000ちょびpt(10,000円)⇒5,000マイルを20,000ちょびpt(10,000円)⇒7,000マイル。
(ただし交換上限あり)
どうやら、当方の過去記事に書いた通りだったようです。
「モッピーは継続するような気がする」的な発言を何度かしたような記憶がありますが、その根拠は記事中の以下の文言。
キャンペーン終了は、JAL側ではなくちょびリッチ側の都合かもしれない。
ポイントが流れ込めば流れ込むほど航空会社の経営状況は良くなるから、JAL側が終わらせる理由は(経営的観点のみでは)思いつかない。直接交換なだけに、交換レートの差による交換元への影響は大きく、中間サイトやカード会社が間に入るソラチカルートの交換元とは事情が異なるかもしれない。
ブラックボックスだからわからないけど、交換元は血を流しながら(もしくはJALが輸血しながら)実施していたのかもしれない。まあ、他の「経営より重視すべき大人の事情」等もあるかもしれないから、妄想に過ぎないのだけど。
ただ「ちょびリッチ」と「モッピー」では企業としての体力が全く異なるから、同じ結果になるとは限らないかも……
なんてことを考えました。
決して後出しじゃんけんではございません!!
Q3 8月迄のキャンペーンからパワーアップしたのはなぜですか?
キャンペーンが継続する場合も、そのまま継続するかボーナスPが若干下がるかどちらかだと思っていたので(深く考えていたわけではありません)、9月以降のキャンペーンはサプライズでした。
どうも、担当者のご尽力による結果だったそうです。
感謝!
Q4 モッピー×JALマイルキャンペーンの継続実施は、貴社の経営にダメージを与える内容ではないのでしょうか…?
「ポイントサイトユーザと株主、そして広告主の利益は相反するのではないか」という心配から尋ねたものです。
そもそも、ポイントサイトの利益構造(具体的には売上原価の考え方)がよくわかっていないというのもあります。
このキャンペーンは、文字通り「出血大サービス」なのかどうかを知りたかったのです。
陸マイラーは疫病神でないのか!?特に一部上場企業の同社としては、株主を重視した経営が求められます。
結論から申し上げれば「陸マイラー様方のおかげで売上規模が増えるのでWELCOME」だそうで、この経営判断がQ3の結果に反映されているのだろうなと思いました。
Q5 モッピー×JALマイルキャンペーンは、12月以降も継続されるのでしょうか?
実際には、このような質問はしていません。
今そんなことを言われたって答えられるはずがないからです。
また、JAL側の判断も必要になります。
ただQ1~Q4その他のやり取りを踏まえた勝手な回答案は
「陸マイラーが大量にポイントを獲得すればするほど、継続の可能性が増大」
回答の前提条件は、以下の通り。
- ポイントサイト界隈は、大漁ポイント案件をガンガン利用する陸マイラー団を重要顧客と認識
- ポイントサイト界隈の重要課題は「陸マイラーをいかに自分のところへ取り込んでいくか」
- 広告主へアピールするには、より多くの会員を抱え・ポイント活動を実施してもらえることが必要
最近になってドットマネールートを開いたライフメディアやi2iポイントなどは、このあたりの判断が働いたのだと思ってます。
宣伝効果の高い一部の陸マイラーブロガーへのアプローチもこの一環なのでしょう。
インタビューの前はQ4の懸念があって、「あまり使いすぎないほうがよいのかな」なんて思っていたのですが「使いすぎ上等(実際の言い回しはもっと穏やかです)」の公式見解をいただき、遠慮する必要はないことがわかりました。
自腹で4,700P付与も利用促進方策且つ経営判断ということであれば、経営陣に対して今後の継続実施を判断してもらうには、4,500P→4,700Pにパワーアップしただけの成果を見せる必要があります。
その成果とは、すなわち「更なる売上=更なる利用」というであります。
成果さえ出せば、JAL側が3P=1マイルに戻したとしてもモッピー側のボーナスPがパワーアップして、ユーザ側の還元率が一定程度確保されるがあるということです。
JALマイルを貯めたい陸マイラー様におかれましては、これらのやり取り等を踏まえた上で、積極的にポイント活動してまいりましょう!
参考記事
数あるポイントサイトの中でモッピーをお勧めする理由を書いています。
ここまで読むと、さもこちらがインタビューしまくったような印象を受けると思いますが、実際にはこちらの話の方が長かったです(汗。
先方からは事前に要望事項などを教えてほしいと言われていたもので、めったにない機会ということもありまして……つい。
部下等を指導するような口調になってしまったかもしれず、終了後に「こりゃあ老害だな……」と反省した次第です。
老害にお付き合い下さったご担当者様、ありがとうございました。
なお、インタビュー時には密会でないこと、インタビューの様子を掲載することについて特段制限はない旨を確認した上で「本件については、差し支えない範囲を記事に」ということを伝えてあります。