TOEICの点数をAランクまで引き上げたおススメDSソフトとは?

ひたすらDSソフトプレイでTOEICスコアがAランクに

プロフィールには50ヶ国以上訪問したと書いていますが、その割には英会話に難あり、現地でのコミュニケーションでは結構苦労している現状です。
これではいかんなあ…と一念発起したことが2回あって、

  1. 中国語(北京語)の勉強
  2. TOEICの勉強

に取り組んだことがあったりします。
TOEICは、高スコアで会社から助成金(ヘソクリ)を貰えるようになったから…という極めて不純な動機。
ついでにリスニングを勉強すれば話せるようにはならなくても少しは海外旅行に役立つだろうと思っていたのですが、不純が故かいずれもロクに実を結ばず(笑)現在に至っています。ただ、TOEICのスコアといくばくかのヘソクリだけはタイトルの通り置き土産として残っている状況です。

Aランクに到達しても公式で謳っている「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」に到底至らない(海外旅行で役立ちそうもない)ことを身をもって実証してしまったため、その後のTOEIC受験をやめてしまいました。
一方、TOEICのスコアを上げるだけなら、日々黙々とゲームをやるだけでできてしまうことも身をもって実証したということになります。

具体的な取り組みは以下の通りでした。
海外旅行にはほとんど役に立ちませんが、就職や昇進等に迫られてTOEICの点数を上げなければならないときが来たら少しだけ思い出していただけると嬉しいです。

通常期のTOEICへの取り組み

ゲーム時間について

幸運にも電車通勤で往復座って行ける環境にあったので、電車通勤の時間を充てました。往復で1時間強です。
また、昼休みに昼食を摂ってから午後の始業時間になるまでの30分も充てました。
よって、1日あたり概ね1時間半程度のゲーム時間です。
1時間半の勉強と言うと多少なりともしんどく感じてしまいますが、1時間半のゲームならあっという間に感じるのではないでしょうか。
なお、原則土日や祝日等会社が休みの時は何もしていませんでした。

教材について

もっぱら、ニンテンドーDSソフトを利用。
玉石混交色々なソフトが出ていますが、ここではあくまでも私が利用したものだけをピックアップしています。

はじめは「えいご漬け」にトライ

0-1 えいご漬け0-2 もっとえいご漬け

英語学習初心者にとっては最も有名なソフトの一つですね。今でも名作だと思ってます。
これはTOEICにトライする前にやっていたので正確には「TOEICの取り組み」ではないのですが、学校英語から長い間遠ざかっていた人や英語のヒアリング環境になく自信がない人は、まず耳慣らしとしてこのソフトから始めるべきです。

TOEICをテーマにしたソフトをプレイ

耳が慣れてきたところで、TOEICのDSソフトをプレイします。

1-1 TOEIC(R)TEST DS トレーニング1-2 もっと TOEIC(R) TEST DSトレーニング
1-3 中村澄子徹底指導 新TOEICテスト 1日1分DSレッスン1- 学研DS 新TOEIC(R)テスト完全攻略

1~3は自信を持ってオススメできるソフトです。一方、学研の方はちょっと癖があって私には合いませんでした。一応一通りやりましたが、パート2ソフトに手を出すことはありませんでした。

プレイ方法について

とにかく、1つのソフトを徹底的にやり続けます。あれもこれもと、一気に2つのソフトに手を出すのは厳禁です。受験の時を思い出しましょう。いろんな参考書や問題集に手を出すより、一つの書だけをやり込んだ方が効果的だったことを。

あくまでもリスニングに難があった私の場合ですが、それぞれ戦術は違っておりました。

  • リーディングは完璧に(ここは勉強感覚)
  • リスニングは曖昧に(ゲーム感覚)

リーディング

正答のみを目的としてはいけません。
不正解の選択肢についてその理由までも完璧に理解するようにしましょう。
単語は、出てきてわからなかったものを都度覚えていくようにすればよいです。
単語帳で単語をチマチマ覚えるのは効率が良くないです。文脈の中のパーツとして覚える方が頭に残るし、知らない単語でも文脈の前後から何となく意味を想像できるようになる方が大事だからです。ただ、TOEICではそこまで訓練しなくても問題ありません。(受験生時代、入試問題がひたすら長文読解をさせるところだったため、そういう訓練をミッチリやってきたことを思い出した次第です。当時からいわゆる単語帳は持ってませんでした)

リスニング

問題の意図が何となくわかって何となく不正解がわかれば何となく正解を導き出せるようになってます。
TOEICの場合は、スピーカーから流れてくる音を完璧に聞き取る必要はありません。ところどころにちりばめられているキーワードを逃さず聞き取れば、意外と何とかなるもので、

  1. 問題文と選択肢を素早く正確に理解すること
  2. リスニング内容の取捨選択(余計な情報は馬耳東風)

が重要だったように思えます。
タイトルにゲーム感覚と書いたのは、ゲーム機を使うというのもあるのですが、リスニングの勉強をゲーム感覚で行うからというのもあったりします。

ゲームを何度もやれば慣れてきて上達するのと同じで、リスニングも何度もやれば、完璧に聞き取れなくてもコツがわかってくるようになります。英語なんて絶対聴き取れないと思っていたので、自分でもびっくりでした。

ただし、書かれている問題文の意味が分からなければ聴けたところで意味がありません。しかも、時間制限がキツイTOEICの場合は素早く読んで理解しなくてはなりません。リーディングを完璧になるまでやり込む…と書いたのはそれが理由です。
ただ受験勉強を経験していれば、リーディングに関してはそう難しいことはありません。

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追い込み期のTOEIC取り組み

テスト本番近くになったら、これまでやってきたことの復習に加え、本番形式の問題も解いていきます。
もっとも、上で紹介したソフトそれぞれ本番形式に近いものを取り入れているので、ダメ押しと思ってください。

ゲーム時間について

とは言え、相変わらず通勤時間+昼休みです。TOEICのために余暇を削るという考えは全くありませんでした(笑)。

教材について

公式トレーニングソフトがあるので、こちらにチャレンジします。

仕上げに実践練習

目的は、本番のテスト時間(2時間)を体で覚えること。

教材と勉強時間について

教材は、公式問題集がよろしいでしょう。

さすがに通勤時間ではできないので、この時ばかりは自宅でやりました。
ただ、実践練習をやったのは最後に受けたときの直前だけだったりします。また、私がやった公式問題集はブックオフで買った105円(あっ、時期がバレるw)のやつでした。
ただ2016年からTOEICテストが新形式になっているそうなので、今は古本でない方が良いと思われます。

私のスコア推移(参考)

1回目

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『えいご漬け』しかやってない状況でお試し受験。コテンパンにやられ相当凹んで帰路についた記憶があります。時間はないわリスニングでは何を言っているのか全く分からないわで。あの時受けた精神的ダメージは一生忘れないでしょう。結果は500点台。「えっ?意外ととれたじゃん。」という感想です。400点くらいかな…と思っていたので。

2回目

その後TOEICをテーマにしたDSソフトがあるのを知り、「1-1 TOEIC(R)TEST DS トレーニング」「1- 学研DS 新TOEIC(R)テスト完全攻略」「1-3 中村澄子徹底指導 新TOEICテスト 1日1分DSレッスン」の順に取り組みました。600点台後半はいっただろうと思ったら、740点(ギリギリBランク)。普段の私はこの辺でやめてしまうのですが、助成金をもらうにはもうひと頑張り必要だったので、継続。

3回目

これまでのソフトの復習に加え、「1-2 もっと TOEIC(R) TEST DSトレーニング」「TOEIC(R) テスト公式DSトレーニング」に取り組み、最後は初めて紙(公式問題集)を使いました。ひょっとしたら800点超えるかも?と思ったら、875点(ギリギリAランク)。リスニングは相変わらずちゃんと聴き取れず「何となく」程度だったのですが思ったより当たっていたようで、いくばくかの助成金を受け取ることができた次第です。

まとめ

  • 余暇を潰さずにスキマ時間だけでも継続により一定の成果
  • コツコツ継続するための手段として、特にゲーム好きにはDSソフトの活用オススメ
  • リーディングは完璧に、リスニングは曖昧に
  • TOEICのスコアUPはゲームのハイスコアを目指すことと同じである

初めて受けてから1年後くらいでしたでしょうか。平日の空き時間だけでもコツコツ続ければ何かしらの成果が出るようです。
今回はほとんどがDS(ゲーム)に頼っていたこともあって、辛いとか苦しいとかいう思い出はありませんでした。そもそも、公式問題集やるとき以外は全く机に向かってないですからね…

細く長く継続するには、ゲームソフトはうってつけではないでしょうか。特にゲーマーやゲーム世代の人たちにとっては。

今ならスマホのアプリとかでもあるかもしれませんが、タッチペンを使って手を動かして書いて覚えるというのは意外に大事なように思えます。このご時世にDSソフトを勧めるのはそれが理由だったりします。

いずれにしても、こういうのは「いかに飽きずに長続きさせるか」がポイントになるので、ゲーム好きな人はゲーム、他のものが好きな人は他の手段とTOEICを組み合わせることで効果が生まれるものと思います。

さいごに。
念のため断っておきますが、「本気で英語を勉強したい」人のための記事ではございません。
結局は普段使いしないと錆びついてしまうものなので、私が本気で勉強するとしたら現地で必要に迫られる時かなと思ってます。
数年間留学・就職して帰って来た後にTOEICを初受験したら990点だったという親戚の話を聞いて力が抜けてしまいました。

むしろ、新たに取り組むとしたらスペイン語ですね。
英語・中国語・スペイン語の3つを多少なりとも習得すれば、世界のほとんどを旅できるので。
実はこのブログを始める少し前に、近いうちにキューバへ行くためにスペイン語でもやろうかと少しだけ勉強したのですが、ブロガーになってから自然消滅(笑)。
直接的な原因は「ジカ熱が蔓延しているから当面あっち方面はダメ」と家内からクギを刺されてしまったことなのですが、まさか同年度内に世界一周の一環でスペイン語圏(コスタリカ、パナマ)へ行くことになるとは…
中米以南は未知の世界で実は多少不安なのですが、何にせよブロークンな片言イングリッシュで通すしかありません。

エピローグ

TOEICに取り組んでいる頃に子供が生まれてしばらく海外へ行けなかったため、成果を生かせる機会はなく、どれだけの効果があったのかは結局わからずじまい。海外旅行を再開して、何となく機内アナウンスの聞こえが良くなったような気はしたのはTOEIC効果なのでしょうか?

リスニングが良くならないのはそもそも発音を知らないからなのではないかと、発音に関する本を購入。

……目からウロコでした(笑)。

先にコッチやっておくべきでしたね…
そう言えば、ワタシのいた学校で発音記号や口・舌の動かし方など一度も教えてもらったことなかった。
「This is a pen.」より発音を先にやるべきでしょう。そもそも、最初の「Th」すら普通の日本語では発音できないじゃない。

「国語(中国語)の授業では、まず発音の仕方を徹底的に叩き込まれる」と中国人の友人は言ってました。
それ聞いて、中国語(北京語)の勉強を始めたときには発音と聴音を徹底的にやったところ、(三日坊主で終わってしまったのですが、今でも)意外と耳に残るようになっているのですよね。北京国際空港のアナウンス内容とか。

今の英語教育がどうなっているかは知りませんが、順番を間違うと私のように行く先々で苦労する羽目になるから、そうならないように手立てを打ってもらいたいものです。『2020 Tokyo』まですぐそこ。

若い世代の方などは、「はっ?今更何言ってんの?」と思っているのかもしれませんが、ワタシくらいの世代(共通一次世代ではない)で、人口数千人の田舎で受ける英語教育は今思えば燦々たるものだったのです。あの頃、教室にいる誰もが将来海外へ行くなんて夢にも思っていなかったですから…(笑)

そんな私でも、世界一周できました。(飛行機でグルッと、ですが)
ANAマイルで世界一周した私が語る特典航空券予約のコツ<ビジネスクラス>

Adios!!

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