もくじ
スリウィジャヤ航空(Sriwijaya Air)とはこんなエアライン
64ヶ国を旅したpoya(@poyatrip)です。
2019年、東ティモールへ行くのに「スリウィジャヤ航空(Sriwijaya Air)」と言うエアラインを利用する羽目になりました。
「スリウィジャヤ航空(Sriwijaya Air)」インドネシアの航空会社で2018年にインドネシアのフラッグキャリア「ガルーダ・インドネシア航空」グループ傘下に入りました。
機材はボーイング737シリーズのみで、公式サイトによると就航路線は以下の通り。
主に国内線を運航しているのですが、飛行時間が短く住む近隣諸国への都市へのフライトもあり、東ティモールの首都ディリもその一つ。ペナン島への便もあるようです。
スリウィジャヤ航空の予約と荷物
肝心の予約方法ですが、日本で予約する場合は公式サイトかSkyscanner(スカイスキャナー)などでオンラインで予約するのが現実的。
私の場合、スカイスキャナーの検索結果から公式サイトに飛んで予約・決済しました。
決済完了後、「Itinerary Receipt」と言うタイトルのE-mailが送られてきます。
最新の運賃やスケジュール検索などはこちらでどうぞ。
予約するまではLCCと勘違いしていたのですが、実際は
- 受託手荷物は20kg迄無料
- 機内食あり
と、FSC(フルサービスキャリア)並みのサービスを受けることができます。持ち込み手荷物は7kgまで。
「Itinerary Receipt」の注意事項(抜粋)
Notice :
Your airline ticket is electronically stored in Sriwijaya Air computer reservation system and is your record of your electronic ticket.
You should be needed to show this electronic ticket and identity card at check-in counter and to enter the airport and / or to prove return or onward travel to customs and immigration officials.
For domestic flights in Indonesia, check-in starts 2 hours prior to departure and check-in counters will be
closed 30 minutes before departure time for all classes of passengers.
For international flights, check-in starts 2 hours prior to departure and check-in counters will be
closed 45 minutes before departure time for all classes of passengers.
Please arrive early for quarantine and security checks. Please complete the check-in procedure at the airport counter at least 60 minutes before departure for domestic flights, and 90 minutes before departure for international flights.
Economy-Class Passengers are allowed to bring into the cabin 1 (one) carry on baggage with a dimension of 58 cm x 46 cm x 23 cm. The weight of cabin baggage should not exceed 7 kilograms. Stroller bag, as long as it has the same or less dimension as mentioned above.
スリウィジャヤ航空の危険性 評判 口コミ
この記事をお読みの方であれば、「インドネシアのエアライン=何度も事故を起こしており、安全性に難あり」と言う印象をお持ちのことでしょう。
エアラインの安全等を格付けするAirlineratings.comにおける「Safety(安全性)」評価は以下の通り。
LCCの春秋航空に比べて低い評価に悲観的になるか、日系のスターフライヤーと同じ評価に楽観的になるか。
バニラエアやジェットスタージャパンも星4つでしたし、危険だから避けようと言う感じではないですね。
スリウィジャヤ航空の評判については、海外の口コミサイトをチェックしたところ、
- 乗る前は不安だったけど実際乗ったら不安が解消
- CAさんがフレンドリー
- 多くを望まなければ無問題
などのポジティブ評価もあれば、
- 欠航になった!
- いつも遅れる!
などのネガティブ評価も。
飛べば問題なく目的地へ運んでくれる一方、飛べないリスクを覚悟しておく必要があると理解しました。
よって、スリウィジャヤ航空フライト後の同日乗継は避けるなど、スケジュールには余裕を持った方が良さそうです。
私など、東ティモールへアクセスする手段は非常に限られていることもあって翌日乗継も避け、2日間の余裕を持ってスケジュールを組んだくらい。
スリウィジャヤ航空搭乗記(バリ〜ディリSJ270)
さて、ここからが本題。実際にどんな感じだったかをレポートします。
毎日1往復運航していて、フライトスケジュール・便名は以下の通りとなっています。
バリ発 | ディリ着 | ディリ発 | バリ着 |
10:40 | 13:35 | 14:25 | 15:10 |
SJ270 | SJ271 |
時刻は、予約時に記載されたものです。なお、バリとディリには1時間の時差があり、東ティモールは日本と同じGMT+9です。
デンパサール空港でチェックイン
デンパサール空港にて。チェックインカウンターはB9とB10のはずですが、人っ子一人いません。グランドスタッフはともかく、乗客すらいないなんて…カウンターの場所が変わった!?
右横(B12)にいたスタッフに尋ねたところ、ここでチェックイン可能だと言います。ああ焦った〜
ビザについて何か言われることはなかったのですが、帰りのチケットを見せるように言われます。Eチケットの控えをプリントアウトしておいてよかった…
機内持ち込み手荷物の重量を測られることもなく、淡々と搭乗券発行。手荷物がちょうど7kgで少し構えていたのですが、杞憂に終わってよかったです。(ディリの空港でも測られませんでした)
知らない間に、以下の変更があったようです。
- 出発時刻は10:40→10:25に
- 搭乗口は6→9Aに
搭乗口の変更はともかく、出発時刻が前倒しになると乗れない人も出てくるのでは…
機内シートの様子
座席は3ー3配列。
シートピッチは決して広くありませんが、ピーチやバニラエアよりはマシと言う感覚でした。2時間程度のフライトならあまり気にならないでしょう。
な〜んて考えていたら、CAさんから声をかけられます。
「可能なら、非常口座席へ移っていただけないか」とのことでした。
一気に足元が広くなります!
「ゴールデンシート」だそうで、通常であれば追加料金がかかっていたのでしょう。
他にも何人か同様に声をかけられていて、よほど乗客が少なかったのでしょうね。
これは運が良い!否、これで事故にあったら相当運が悪い人間と言うことになるのだろうかと、妙に気が引き締まったことを覚えています。私に対しては英語で、他の乗客にはまとめてインドネシア語で「いざという時の行動」を説明していました。
デンパサール空港って思ったよりコンパクトでタキシングもスイスイ。そして定刻…よりずっと早く離陸。
機内食
離陸後、安定飛行に入るやいなや以下のBOXが配られます。CAさんがテキパキと動き、無駄のない動作。
サンドウィッチでも食べさせてくれるのかな〜と思っていたのですが、
中身は、ちゃんとした?機内食でした。デザート?もついてます。傾いていたのかミールが一方に寄っていたのはご愛嬌。
真ん中のは一体なんだろうと思って食べてみたところ、お魚(Fish Steak)でした。意外とイケる。デザートもまずまず。コーヒーがやけにおいしかったような。
東ティモールで何を食べられるか全く想像できなかったこともあって、ここは完食しなければと言う生存本能が働いたのでした。
機内販売
機内食を片付けた後、商品が入っているビニール袋を持って機内販売がやってきます。
この時はCAさんが営業社員に早変わり。各乗客に対し、積極的に営業を仕掛けてきます。まるで厳しいノルマが課されているかのようで、特に女性客に対しては「あれはどうだこれはどうだ」とものすごい勢い。
ディリ国際空港に到着
定刻より30分早い、13時過ぎに着陸。タラップを降りて徒歩でイミグレーションへ向かいます。雨の日はどうするのかしら。
アライバルビザ・入国審査(参考)
この先の手続きは以下の通りで
- 写真通路奥(突き当たり)にあるビザカウンターへ向かう
- パスポートを渡してUS$30払うとパスポートにシール(ビザ)を貼ってくれる
- ビザカウンターの横にいる職員から入国カードをもらう
- イミグレーション前の机?で必要事項を記入
- 入国審査時に滞在可能日数が記入される
機内では入国カードが配られないのです!
あと、注意事項としては、入国審査官から滞在予定日数を聞かれる時に余裕を持った日数を伝えておくと言うことでしょうか。
私の場合、3日間と答えたら3日分のビザしかくれませんでしたからね。てっきり決められた日数が記入されると思ってたのでびっくり。
もともと2日間予定で1日の余裕はあったのですが、飛行機が2日連続で欠航になったらどうしようと顔が青ざめましたよ。
(東ティモールの出入国については、改めて記事にする予定です)
スリウィジャヤ航空搭乗記(ディリ〜デンパサールSJ271)
14:25発予定だったのが、なんと13時には搭乗開始、13:30には離陸してしまいました…
SJ270の折り返し便と言うこともあって、機内の様子はSJ270と全く同じでした。
搭乗率は往路よりマシでしたが、
機内食は、往路と全く同じ。まあ、そうなるだろうなあとは思ってたので驚きはありませんでした(笑)。
そして、無事バリ・デンパサール空港にたどり着きました。このように沖どめだったわけですが、降りてもバスはどこにも見当たらず。
やってくるまでの間、炎天下の中5分以上待たされました(笑)。雨だったらどうするのだろう…?
まとめ
スリウィジャヤ航空を利用する前は、
- 機内サービスは問題なし
- 安全性も多分?大丈夫
- とにかく「飛ぶか」「飛ばないか」が問題
と思っていました。
実際に乗ってみた後は、
- 定刻よりずっと早く出発することもあるので危険
- 機材は中国のお古?でかなりくたびれた感じで見た目が不安
と言う感想は持ったものの、結果的に遅延もなく無事に往復できたこともあって、ネガティブな評価には至ってません。
大好きなスマトラ島にまた訪れたいし、いつかはスラウェシ島…と言う思いもあるので、インドネシア国内線を利用する機会はまたやってくるはず。
スケジュールに余裕がある旅程なら、また利用しても良いかなと思ったのでした。
以上、「【スリウィジャヤ航空搭乗記】デンパサールから東ティモールのディリまで往復!予約方法から受託手荷物 評判など徹底解説」でした。
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