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ANAホリデイ・イン札幌すすきの 宿泊記ブログ口コミレビュー!
道産子のマイル専門家(@poyatrip)です。
帰省の際、札幌に用事があったのでANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊しました。
忘れないうちに宿泊記を執筆、口コミレビューしたいと思います!
ANAホリデイ・イン札幌すすきの 基本情報
まずは、沿革や客室グレードについて解説しましょう。
長い歴史
西暦 | 沿革 |
1975年 | ホテルサンフラワー札幌開業 |
2006年 | ラマダホテル札幌にリブランド |
2014年 | ANAホリデイ・イン札幌すすきのにリブランド、現在に至る。 |
外から見る限り築40年とは到底思えませんが、長い歴史を持った建物です。
内装に関してもANAホリデイインとしてリニューアルされてから5年と古さを感じることはあまりないのですが、設備によっては懐かしさを感じることがあるかもしれません。
客室のグレード、タイプ、広さ
3つのグレードで合計178室、広さは18㎡〜35㎡のレンジとシンプルな構成となっています。
グレード | タイプ | 広さ |
スタンダード 3-7F 禁煙/喫煙 | ダブル | 18㎡ |
ツイン | 19㎡ | |
ハリウッド | 19㎡ | |
スーペリア 8-9F 全室禁煙 | ダブル | 18㎡ |
ツイン | 19㎡ | |
ハリウッド | 19㎡ | |
デラックス | ツイン 4-8F:禁煙/喫煙 | 24㎡ |
和室 9F:禁煙 | 24㎡ | |
ファミリー 3F:喫煙 | 35㎡ | |
ユニバーサル 3F:禁煙 | 35㎡ |
シングルルームが存在しないのが特徴で、ベッド数1つがダブル、ベッド数2つがツインとハリウッド。
スタンダードとスーペリアの差は階層の差ですが、室内設備にも少し差があると聞いています。
ダブルもツインも面積がそれほど変わらないので、ツインだと部屋が狭く感じるかもしれません。
スタンダードは禁煙か喫煙を選べる一方スーペリアは全席禁煙となっているため、喫煙者が高層階に宿泊するのは厳しそうな感じですね。ファミリールームが喫煙になっていることに注意が必要です。
ANAホリデイ・イン札幌すすきの 宿泊料金 予約方法
5,000円前後で泊まれる場合もあれば、週末やイベント開催時期などは20,000円を超える場合もあり、ケースバイケースです。空室状況により常時フレキシブルな料金設定にしているのでしょう。
基本的には早め早めの予約がお得なのですが、1週間前とか急に安くなる場合があります。
- とりあえずキャンセル可料金で予約
- その後も定期的に料金チェック
- 安くなった都度予約を取り直す
が、安く予約するコツと言えましょう。
事実、私が宿泊した連休期間中、最初は1万円超えていたのが知らぬ間に6千円になっていたということがありました。
予約サイト(エクスペディアや楽天、じゃらんなど)に比べて、公式サイトからの方がお得に宿泊できます。
IHG(ホリデイインを含むホテルグループ)はもちろん、マリオットやヒルトンと言った世界的ホテルグループも公式サイトからの予約がお得だと言うことを、この機会に覚えておくと良いと思います。
ANAホリデイ・イン札幌すすきの 空港アクセス・交通
北日本最大の歓楽街「すすきの」のど真ん中にあり、夜遊びなどを楽しみたい方にはうってつけ。また周辺の飲食が充実してるので、グルメな方にもおすすめです。
あとで触れますが、すすきのに泊まると胃袋がいくつあっても足りません(笑)
一方、静かに過ごしたい場合や猥雑な雰囲気が苦手な方は、札幌駅周辺のホテル(同じIHG系列だとANAクラウンプラザホテル札幌とか)に宿を構えた方が良いかもしれません。
立地概要
▼新千歳空港からのバス降り場からホテルへの徒歩ルート
地下鉄駅(南北線すすきの駅・東豊線東豊すすきの駅)から徒歩2分程度と、便利な立地であることを実感することでしょう。
札幌駅からは地下鉄さっぽろ駅(南北線・東豊線両方)で2駅、徒歩でも20分程度でホテルにつきます。札幌駅からすすきのまで地下道(地下アーケード街)が繋がったので、冬の徒歩でも問題ありません。と言うか、なるべく外に出ない方が吉です。
空港から公共交通機関を利用
新千歳空港から公共交通機関でアクセスする方法は、以下バスまたはJR(+地下鉄)の2通り。
交通機関 | 所要時間 | 大人運賃 |
バス | 約70分 | 1,100円 |
JR+地下鉄 | 約37分+10分+乗換時間 | 計1,360円 |
バスかJRか悩む人が多いかもしれませんが、道産子の筆者は
- 荷物が重いor大きいならバス
- 時間が気になるならJR+地下鉄
と、状況次第で最適な交通機関を選ぶようにしています。それぞれのメリットとデメリットを以下の通り。
交通機関 | メリット | デメリット |
バス | 降車場所からホテルが近い | 道路状況により時間が更にかかる場合も |
JR+地下鉄 | 概ね定時運行 | 札幌駅でのJRから地下鉄の乗換が面倒 |
上のGooglemapでは、空港バスの降車専用バス停(すすきの(南4西3))からホテルへの徒歩ルートを示しています。なお、空港へ向かう乗車専用バス停は別のところにあり、具体的には「すしざんまい すすきの店」の目の前となります。下Googlemap参照。
▼ホテルから新千歳空港行きバス乗り場への徒歩ルート
そうそう。新千歳空港からのバスは「中央バス」「北都交通」2社が運行してて、交通系ICカードを利用できるのは「中央バス」のみです。前に北都交通を利用したときに交通系ICカードが使えず困ったことを思い出しました。備忘メモ。
空港からレンタカーや自家用車を利用
専用の地下駐車場があり、1泊1,530円で利用できます。上の写真がホテル脇にある駐車場入口なのですが、前面道路が一方通行であることに注意。かくいう筆者は危うく逆走しそうになりました(汗。
実は、今回の宿泊では実家の車を利用。実家のある田舎からわざわざ札幌へ出てきたのです。
駐車場を利用することが決まっている場合は、遅くとも宿泊前日までにホテルへ電話(011-512-5533)して予約しておきましょう。予約が必須という訳ではないのですが、台数に限りがあるためチェックインした時にはすでに満車という事態が発生する可能性があるからです。
満車の場合は近隣の契約駐車場を紹介してくれるようですが、契約駐車場でも満車になる可能性は排除できませんよね。
重要なのは車の大きさで、以下のサイズに収まっている必要があります。
車高:1,500mm以下
全長:4,600mm以下
全幅:1,700mm以下
重量:1,500kg未満
最低地上高:145mm以上
車高1,500mm以下が絶対条件とのことで、予約時に念を押されました。5ナンバー(小型乗用車)を基準とした昭和の設計なのでしょう。今ドキの普通乗用車(3ナンバー)では厳しそう。車高以外は確認を求められなかったので3ナンバーが絶対にNGという訳ではなさそうですが、予約時に確認しておいてください。ちなみに、筆者は軽自動車だったので無問題。
入出庫手順をレポートします。
▲文字通り。フロントがやってきて、入口を開けてくれます。
▲入口の中はカーリフトになってて(タワー型駐車場とかで使われるやつ)、地下2階まで降ります。察しの良い方はお気づきでしょうが、こちらは出庫時(地下2階→1階)の写真です。
▲駐車場はこんな感じになってます。チト狭く、サイズ制限も納得。リフトで降りている間にフロントスタッフが階段で地下2階まで降り、駐車スペースへと誘導されます。
▲車を停めたら、フロントスタッフと一緒に階段を上がります。人間用のリフト(エレベーター)はなさそうで、荷物がたくさんある宿泊客はどうするのでしょう???
出庫は入庫時の逆で、
- フロントに声を掛ける
- 一緒に地下2階まで降りる
- 車を出しリフトに載せる
- 1階まで移動
- 出庫
という流れです。
出口は視界が狭く歩行者が多いので、前進する際は十分注意してくださいね!
滞在期間中は何度でも出し入れ可能なのですが、イチイチ面倒なのでいいやとずっと停めっぱなしにしてました。
滞在中に何度も車を利用する場合などは、近隣の平面駐車場を案内してもらった方が良いかもしれません。
ANAホリデイ・イン札幌すすきの チェックイン ロビー
チェックイン/アウト:14時/11時となっていて、チェックイン開始時刻が早めなのが良いですね。
ポップな印象が強いホリデイインの内装ですが、ここは普通のビジネスホテルと変わらない様子。もともと他のビジネスホテルだったと言うこともあるのでしょう。天井も低いです。
売店?の品揃えは微妙です。
ANAホリデイ・イン札幌すすきの スタンダード・ダブルルーム
7階のスタンダードダブルルームにアサインされました。避難経路図で各部屋の広さを比較できるのですが、スタンダードダブルルームが一番狭い部屋だと言うことがよくわかります。
部屋の中はホリデイインらしさが出ていました。清潔感があり、色合いもよかったです。ただ、18㎡でダブルベッドだと、狭く感じてしまうのが玉に瑕。
窓側から撮影。間取りは一般的なビジネスホテルのソレですね。
窓といえば。後付けでチェーンで繋がれてしまい、完全に開くことができません。ただ窓からの景色が…ので、空気を入れ替えられる程度の開け具合で不満を抱くことはないでしょう。
自分の部屋は通りに面していなかったので、外の騒音が気になることはありませんでした。
デスク周りです。
無料のミネラルウォーターを2本いただけます。ただ、北海道の水は冷たくておいしいので、あまりありがたみを感じないかもしれません。
道産子のマイル専門家(@poyatrip)は「飲料水=水道水」で育ち、水を買うと言う概念が全くありませんでした。上京したときにその水道水の**さにビックリしたのが、つい最近のように思い出されます。
インスタントコーヒーをいただくことができます。カフェインレスもあるのが良いですね!
冷蔵庫には何も入っていません。
着心地の良いパジャマ。冬でも室内が暖かい北海道では、このくらいの厚さがあれば十分でしょう。
クローゼットを開いてみました。入口ではなく、窓際にあるのが特徴ですね。
セーフティボックスとスリッパが入ってました。
特筆すべき室内設備は、こちらの空気清浄機です。実際には、加湿器として活躍されることになるでしょう。
バストイレ一体のユニットバス。
いかにも一昔前のビジネスホテルで、こう言うところに古さが出てきてしまいますね。
一人暮らしの時を思い出してしまいます。
アメニティは必要最低限のものが揃えられている感じで、一般的なビジネスホテルと変わりません。
ANAホリデイ・イン札幌すすきの IHGリワーズクラブ会員・SFCプラン特典
マイル専門家(@poyatrip)は、ANAのSFC(スーパーフライヤーズ)会員であり、またIHGリワーズクラブの会員でもあります。これらの会員種別で、いくつか特典がありましたので紹介します。
ウェルカムドリンク特典
1FのTHE LONG BARか2Fのレストランでウェルカムドリンクをいただけます。時間がない場合は、フロントに申し出れば持ち運びできる缶ビールやソフトドリンクと交換することも可能です。
SFC会員とIHG会員それぞれの特典なので、両方のステータスを持っている私は2枚のウェルカムドリンクチケットをいただくことができました。
そして、そのチケットは酒好きな父親のお土産にしようと、2本の缶ビールに交換した次第です。
無料朝食特典
SFC会員独自の特典としては、ウェルカムドリンクのほか
・宿泊料金10%割引(ベストフレキシブル料金での予約に限る)
・レストラン10%割引
・ウェルカムドリンク無料(会員本人のみ)
・朝食無料(会員本人のみ)
と言うのがあって、一番嬉しいのは朝食無料特典。
何と言っても、通常1,500円〜2,200円する朝食を無料でいただけるわけですから。
そんな朝食の様子をレポートしましょう!
ANAホリデイ・イン札幌すすきの ヴェルデでの朝食
- 朝食会場は2Fの「All Day Dining Verde」
- 営業時間は6:15〜10:15
- 料金は前日迄:1,500円、当日:2,200円(いずれも税込)
朝食券(1,500円)はフロントで販売されていますので、前日までに購入しておきましょう。
スタッフが席まで案内してくれます。
オムレツや目玉焼き、スクランブルエッグ等の卵料理は、オーダー制のようです。エッグステーションで焼きあがるのを待つより良いシステムだと思います。
カジュアルな雰囲気です。
味噌汁とミネストローネが並んでます。
函館名物の松前漬けや、函館産イカの塩辛など。
オリジナル北海道あさ丼のススメ。
北海道産の焼き魚もありました。
肉じゃがや豚の角煮など、家庭的な和食料理が並んでいます。
北海道名物料理コーナーは、日替わりのようです。
この日は、名寄(なよろ)煮込みジンギスカンでした。
名寄では羊肉をタレごと煮込むジンギスカンを食べる風習があるようで、同じ道北地方に住んでいたのに全く知りませんでした(笑)。
そして、北海道産イカと大根の味噌田楽。自分は、九州の透明なイカに感動したクチですが、北海道のイカもなかなかですよ!
揚げ物コーナー。ザンギ(鶏の唐揚げ)が置いてあります。
種類が多くて、目移りしてしまいます。
ベーカリーコーナー。パン類はごく普通の味だったので、ここでは優先度低めでOKです。
なんと!カツゲンがありました。いや〜懐かしい。
昔、病気になった時に「牛乳は飲んじゃダメ。カツゲンならいい。」と医者から言われて、カツゲンばっかり飲んでいたのを思い出しました。
カツゲンは北海道オンリーの飲み物なので、ぜひ試してみてください。うまく言い表せないのですが、「ヤクルトの味を少し濃くした感じ」だと伝わりやすいでしょうか。
札幌名物のスープカレーもあるんですね〜
お刺身コーナーを見つけました。しかし、ほとんど残ってませんでした……
9時前に来てコレだったので、朝食をとるなら早めの時間帯が良さそうですね。
コーヒーマシンが2種類あって、
- コーヒー、アメリカン
- カフェラテ、カプチーノ、エスプレソ
と、飲みたい種類によってマシンが変わります。
コーヒーを部屋に持ち帰ることができます。
サラダとフルーツは、おかずと比べると寂しいラインナップに思えます。
でも、全体的に種類が豊富で北海道産の食材や料理もふんだんに使われてて、1,500円とは思えないほどの充実っぷり。
カジュアルで家庭的だったのもよかったです。切り干し大根とか肉じゃがとかまるで実家にいるような気分。
道産子のマイル専門家(@poyatrip)も大満足でした!
「All Day Dining」と言うくらいなので、ランチやディナーでも営業しています。私は利用しませんでしたが、口コミではランチビュッフェなど「リーズナブルな価格なのにおいしい」と言った評価が多かったです。
その気になれば(?)、ホテルから一歩も出ずに1日を過ごすことができますね。
ANAホリデイ・イン札幌すすきの 館内施設
2Fヴェルデの向かいに、フィットネスルームがあります。入室はカードキーが必要となるので、お忘れなきよう。
器具の前にポスターが。
エアロバイクを漕ぎながら、宿泊客の観光気分を高めていくというコンセプトなのでしょうか??
ANAホリデイ・イン札幌すすきの 周辺案内
すぐそばにラーメン横丁があるので、冷やかしてみては。
福岡空港のラーメン滑走路にある「弟子屈」もラーメン横丁に入ってました。
味噌ラーメンが有名な「けやき」もすぐそばにあります。
ココで味噌ラーメンを食べました。関西人と台湾人に囲まれ、プチ観光気分。
すすきの〜大通〜札幌駅の間にはいろんなソフトクリーム屋があるので、胃腸が悲鳴をあげない範囲で色々と食べ比べしてみてはいかがでしょうか。
専門店でもよし、「北菓楼」や「きのとや」等有名な和洋菓子店でも大抵販売していて、いずれも甲乙付け難いおいしさですよ。
まとめ、感想
一言で言うと、「設備が充実している外資系ビジネスホテル」。
フロントロビーと部屋を見る限りにおいては、一般的なビジネスホテルとそう変わりません。しかし、朝食が充実していたりとか、フィットネースルームがあったり上級会員特典があったりとかは、さすがIHGグループ。
全体をうまくまとめているなと言う印象です。
すすきの周辺で数多あるホテルの中でANAホリデイ・イン札幌すすきのに宿泊するのをオススメするのは、
- IHGリワーズクラブ会員
- ANA SFC会員
- 2名以上でリーズナブルに泊まりたい方
- 国際基準のサービスを期待する方
- より高いコストパフォーマンスを求める方
- 館内施設に付加価値を求める方
あたりと言えましょう。逆に上記のいずれにも該当しない場合は、近隣で最近開業したような他ホテルに泊まった方が良いかも。
今回の宿泊に満足したマイル専門家(@poyatrip)は、IHG会員かSFC会員でいるうちはANAホリデイ・イン札幌すすきのを定宿にしようと決めた次第です。観光・出張など目的問わずオールマイティに利用できそう。
以上、「【宿泊記】ANAホリデイ・イン札幌すすきの アクセス 朝食などブログ口コミレビュー」でした。