フェアフィールド・バイ・マリオット札幌宿泊記ブログ コロナ禍のプラチナ特典や朝食など口コミレビュー！

世界中あちこちマイル旅していたマイル専門家(@poyatrip)です。

新型コロナの影響でマイル旅がままならずに鬱々としてる中、開業して間もないフェアフィールド・バイ・マリオット札幌へ宿泊する機会を得ました。

当ブログ記事では、マリオットボンヴォイプラチナエリートとしての宿泊体験をベースに

などを詳しくお伝えしたいと思います！

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の概要、歴史

フェアフィールドとは

「フェアフィールド」とは、世界一のホテルグループ「マリオット・インターナショナル」が保有するホテルブランドの一つです。一般的に「マリオット＝高級ホテル」を連想しがちですが、フェアフィールドはマリオット系列の中でもリーズナブルに泊まれる、お財布に優しいカジュアルブランドです。

ざっくり、「ワンランク上のビジネスホテル(中級ホテルのちょっと上)」と思っておけば間違いないでしょう。当ブランドは2020年に初来日し、都市部では札幌と大阪にオープン。2020年秋以降は「道の駅プロジェクト」により数カ所で新規オープンする予定となっています。日本国内では全く無名のブランドですが、今後知名度がUPすることが期待されます。

ちなみに、筆者は中国広東省でフェアフィールドに宿泊したことがあります。こちらの宿泊記も合わせてお読みいただければ、フェアフィールドについて理解が深まるのではないでしょうか。

【マリオット】フェアフィールド東莞 常平宿泊記　行き方から周囲の様子までをリポート

ホテルとしての歴史

簡単にまとめると、以下の通り。

ホテルとしての歴史はそれなりにあり、建物自体もそれなりに年季が入っています。一方、元々が日系ホテルで現在も日系企業が関与していることもあり、ハード・ソフト共に「日本らしさ」がそこかしこに残っています。外資系だからと構えたり緊張したりする必要はありませんよ！

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の立地アクセス

立地概要

北日本最大の繁華街「すすきの」から徒歩5分程度の場所、創成川沿いに立地しています。最寄駅は地下鉄南北線「すすきの」か地下鉄東豊線「東豊すすきの」で、東豊すすきののほうが多少近いです。

繁華街にあるホテルと比べて立地は不利に感じるかもしれませんが、周辺が騒々しくない分安心して眠れると言うメリットもありました。創成川を越えるとガラリと雰囲気が変わるのです。

すすきのど真ん中に泊まるなら、「ANAホリデイ・イン札幌すすきの」がオススメ。

【宿泊記】ANAホリデイ・イン札幌すすきの アクセス 朝食などブログ口コミレビュー

新千歳空港からのアクセス

新千歳空港から公共交通機関でアクセスする方法は、以下バスまたはJR(+地下鉄）の2通り。

バスかJRか悩む人が多いかもしれませんが、実は道産子の筆者は

• 荷物が重いor大きいならバス
• 時間が気になるならJR+地下鉄

と、状況次第で最適な交通機関を選ぶようにしています。それぞれのメリットとデメリットを以下の通り。

健脚で荷物が少ない時などは、札幌駅から徒歩でもアクセス可能です。筆者が歩いた時は20〜25分くらい歩いたかな？札幌駅からすすきのまでは地下道を通って行けるので、冬季でも無問題です。

クルマでのアクセス

ホテル内に駐車場があるので、道内各地からクルマでのアクセスが可能。駐車料金は1泊1,500円です。台数は41台分と、客室数約250に対して多いのか少ないのか筆者にはわかりません。

駐車場入口に面している道路が一方通行なので、到着時にはご留意を。

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の客室タイプ比較

ホテル公式HPの検索結果や東武グループ/マリオットインターナショナルのプレスリリースを参考に、以下表の通りまとめました。

13階建て、約250ある客室のうちスタンダードルーム（シングル/ダブル/ツイン/キング）がほとんどで、その中でもツインルームが約160室と大層を占めてます。宿泊費相場は、広さ・ベッド数と概ね比例している感じです。

宿泊費相場は季節や曜日によって変動するので、あくまでも目安ととらえていただければ。いずれにしてもスタンダードとスイート等で2極化されていることがわかります。

定員2名以上の客室がほとんどであることから、仕事での出張者というよりは海外や国内からの旅行者をメインターゲットとして据えているようです。実際、プレスリリースには「(リブランドにより)訪日外国人観光客の獲得を目指します」との記載がありました。

同室の子供の添い寝に関しても比較的寛容で、小学生までは添い寝無料とのことでした。ただソファーベッド付き定員3名の客室が比較的安いので、家族旅行などでは最初からこれらの客室を確保しておくと良いのではないでしょうか。

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌のプラチナ特典

カジュアルブランドなので豪華絢爛な特典はなく、

と、シンプルな内容となっています。諸事情により今回は直接予約でなかったため、ウェルカムギフトはありませんでした。。。直接予約以外でのアップグレードは各ホテルの判断ですが、別件で問い合わせたついでに尋ねたところ「可能な限りアップグレードさせていただきます！」との回答をいただきました。

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌宿泊記

それでは、実際の宿泊の様子を、体験談方式でお伝えしましょう。

ロビー・チェックイン

暗くなった後のチェックインとなりました。「Fairfield」が煌々と輝き、遠くからでも一目でわかります。入口は数ヶ所あるのですが、新型コロナウイルスの影響で実際に開いていたのは1ヶ所だけでした。

早速入ってみましょう。ロビーは2階までの吹き抜けで天井が高く、限られた公共スペース空間をぜいたくに利活用していることがわかります。第一印象としては、自分が持っていたフェアフィールドのイメージを超え、高級感溢れるスペースや調度品に好印象。

チェックインカウンターは、透明なアクリル板の設置など新型コロナウイルス対策が施されていました。マリオットボンヴォイ会員/非会員の区別はなさそうです。

チェックイン:15時
チェックアウト:11時

ホテルスタッフは全体的に若め＆水色のカジュアルな制服で親しみやすそうな感じ。それでいて丁寧な対応でした。フロントスタッフには韓国人(日本語ペラペラ)もいたので、やはりインバウンド対応に重点を置いていたのでしょう。

ツインルーム

ツインルームがアサインされました。旅行会社経由で予約した時の部屋タイプが曖昧だった（ROH?）ので、「可能な限りアップグレード」されたのかどうかは正直不明です。ただ、一人で泊まるのに25㎡もあれば十分ですよね。家族で泊まっても問題なさそう。

内装は木のぬくもりをコンセプトにしていて、先日宿泊したリッツカールトン日光のよう。

【ザ・リッツ・カールトン日光】子連れ宿泊記ブログ/お得情報/温泉/朝食/リッツキッズなど口コミレビュー

そういえば、リッツカールトン日光もフェアフィールド札幌も東武鉄道の運営でした。ひょっとして同じデザイナーかしら（未調査）。

図面はこんな感じ。アーチを描いている面が創成川に面する側となります。

次は設備や備品をチェックしましょう。

ワーケーションや打ち合わせにも使えそうなソファや机が備え付けられています。家族旅行中、子供に勉強させるのにもうってつけだなと思いました。

テレビは、LG製の49インチ型。さすがに国産とまでは行かなかったようですが、LGなら十分な画質だと思います。

テレビの下にある引き出しには、ナイトウェア（パジャマ）が入ってます。バスローブは重いし浴衣は軽すぎるし、このぐらい着やすいナイトウェアが今後は標準になってくると良いなあと心から願ってます。

この部屋最大のサプライズ！ネスプレッソマシンが置いてありました。高級ホテルでも一定のランク以上の部屋でないと置いていない場合が経験上多く、フェアフィールドに置いてあるなんて全く予想していませんでした。ノーコーヒーノーライフの筆者には一番嬉しいアメニティ。全客室にあるかどうかはわかりません。

無料のミネラルウォーターは2本。なんと、フェアフィールド札幌オリジナルのラベル入りです。自分のフェアフィールド常平の宿泊記を読み返したら、ココも独自のラベル入りだったようです。

冷蔵庫には何も入っていないので、お好きな飲み物やアイスをどうぞ。

そうそう。フェアフィールド札幌には各階に自動販売機が設置されているのです。これは意外＆便利すぎる！（写真は1Fロビー奥で撮影）国内のビジネスホテルならともかく、マリオット系ではめったに目にしなかったような記憶があるのですが。。。横浜ベイシェラトンホテルでは、自動販売機が近くになくて困ったことを記事にしたくらい。

【横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ】宿泊記4回分！ ブログ口コミレビュー＜コロナ＞

札幌東武ホテルの流れを継承したのでしょうか。いわゆる「ホテル価格（割高）」ではないので、喉が渇いたり小腹が空いたときには活用してください。

ベッド脇にはUSBポートと電源コンセントがあるので、寝ながら充電も楽チンです。

クローゼットには、ハンガーやアイロン（台）、セーフティボックスのほか、消臭・除菌・抗菌スプレーも置いてありました。

そうそう、消臭といえば。

フェアフィールド札幌は全室禁煙なのですが、この客室には、かすかにタバコの香りが残っていたように感じたのですよね。リニューアル前の札幌東武ホテルには喫煙室もあったようなので、「リニューアル前喫煙室→リニューアル後禁煙室」となっている客室があり、その客室の一つがアサインされたのかもしれません。このスプレーは、衣類というよりは部屋そのものを消臭するためのアイテムなのか！とたった今気づきました。

部屋を変えてもらうほどの匂いではなかったのでそのまま滞在しましたが、次回は「真の禁煙室」をリクエストしようと思ったのです。ホテル側でそれを把握しているかどうかはわかりませんが。

客室からの眺望

眺望は、あまり期待しないほうが良いでしょう。

11階からの景色がコレなので、低層階だとマンションビューになりそうです。

奥にテレビ塔が見えます。札幌市の施策で入場無料の時期だったのですが、行きそびれてしまいました。

狸小路の入口が見えます。雨や雪をしのぐなら、札幌駅や大通・すすきの方面からは狸小路を通って行くのが良さそうです。

20時〜21時に撮影。新型コロナウイルスの影響か、閑古鳥が泣いてます。

ウェットルーム

ウェットルーム(バスルーム)はどんな感じでしょうか。

なんだか、ベッドルームとは雰囲気が違うように感じました。

シャワーとバスが一体式で、トイレが浴槽のすぐそばにありました。全体的に一昔前のものというか、札幌東武ホテルのレイアウトや設備をそのまま使いまわしたのでしょうか？

もっとも、フェアフィールド系は海外だと「シャワーのみ・バスタブなし」が基本なので、日本人としてはバスタブを残してくれたことに感謝！というべきでしょう。

そんなバスタブは深さも広さも申し分なく、快適に湯船に浸かることができます。

湯温の設定ができるのがポイント高いですね。お湯と水が別々に出るタイプだと、一々温度調整するのが面倒です。

ボトル式のボディーソープ、そしてリンスインシャンプー。筆者(♂)は気にならないのですが、アメニティ好きな女性の方など不満を感じてしまうかもしれませんね。香りも、マリオット系列には若干似つかわしくないように思えました。

その他、歯磨きセットやマウスウォッシュ、ボディタオル(垢すりタオル)など一式がひとまとめに置いてあります。

フィットネスルーム

2階にフィットネスルームがあるというので行ってみました。

あまり期待はしていませんでしたが、まあこんなものかな。

ただ、魚介やスイーツ、ジンギスカンなど食べ物がおいしい札幌では、ついつい欲張って食べ過ぎてしまうもの。食べ過ぎた分のカロリーを消費するにはちょうど良い施設といえましょう。

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の朝食ビュッフェ

1Fにあるレストラン「Luonto」で朝食として和洋ビュッフェをいただけます。

• 営業時間は6:30〜10:30
• 料金は2,750円

マリオットボンヴォイのプラチナ特典でも無料にはならず、朝食をいただくのであれば朝食付きのプランで宿泊するかその場で支払うかしなければなりません。

朝食に2,750円は筆者の予算をオーバーする料金ですが、Go toトラベルキャンペーンで35％オフの恩恵を受けられることからgoto対象となる朝食付きのプランで予約、チェックイン時に朝食券をゲットした次第です。

中庭に面した開放的な空間が気持ちよく、まるで海外にいるよう。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策と中庭の眺望を両立させたテーブルレイアウトになってました。ナイス！

その他、

• 使い捨てのビニール手袋を着用
• 一方通行で利用

等のコロナ対策が講じられていました。

そして、

小皿で料理を取るようになっています。

その中でも一番人気は、いくら。ご飯にのせる宿泊客の姿が目立ちました。

北海道産食材を使った料理や北海道名物が並んでます。

• 道産米「ゆめぴりか」を使ったご飯
• 朝からスープカレー
• ジンギスカン
• 北海道の豆乳を使った作りたての豆腐
• ソフトカツゲン

など。

インバウンド客向けだったのでしょうか、ベトナム名物フォー(PHO)や、エッグステーションもありました。

エッグステーションもオムレツも種類が多く、選択に迷うくらい。せっかく北海道に来たので、エッグモントリオール（エッグベネディクトのサーモン版）を作ってもらいました。これがまたおいしい！特に、サーモンの味は今でも思い出せるくらい強烈な印象を残しました。

一般的な朝食メニューもずらり。

カジュアルブランドとは言え、マリオット系列。朝食にも手を抜いていないことがよくわかりました。そう言えばフェアフィールド常平の朝食もレベルが高く、特にクロワッサンなどのパン類が絶品で「本当にここは中国なのか！？」と驚いたのを覚えてます。

皆様も、ぜひお試しあれ。

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌周辺観光

当ブログ記事では、フェアフィールド札幌の地の利をもっとも生かせる1ヶ所として、二条市場があるということを紹介しておきます。

ホテルの目の前にある信号を渡れば、そこには二条市場があります。

札幌市民の台所として親しまれていましたが、今や世界レベルで有名な観光地へと成長。と言いつつ、実は筆者自身行ったことがないのでレポートはできないのですが（汗）。

まとめ

今回一人で宿泊しましたが、子連れ家族札幌旅行の滞在先としておすすめという結論に至りました。理由としては、

3名宿泊が割安なのは、「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の客室タイプ比較」で書いた通り。逆に、1名滞在だとチト割高かなあと。シングルルームの場合、周囲にコスパの良いホテルがたくさんある中で敢えてフェアフィールドを一推しにする理由はないという評価も含んでいます。あ、マリオット上級会員は別ですよ。

立地については、子連れ旅行の場合、札幌市内に滞在するなら繁華街すすきのより雰囲気も治安も良さそうな大通や札幌駅周辺のほうが安全安心という評価だと思います。実際、子連れ家族旅行ですすきのにある某ホテルに宿泊した時、周りにいかがわしいお店が多くて始終気まずい雰囲気が流れていた…という経験がありました。（当時はすすきのの細かい地理を知らなかった）しかし、フェアフィールド札幌は、いかがわしいお店が多い地域とは逆側にあるので安心です。

感想としては、全体として快適。カジュアルブランドということで目に見えやすい豪華さはないものの、部屋の雰囲気、スタッフの対応、朝食の質量など申し分ありませんでした。元々札幌には超がつく高級ホテルは存在しないこともあり、ハイクラスホテル滞在の選択肢の一つとなり得るでしょう。

マリオットボンヴォイのゴールドエリート以上であれば上級会員としての特典も受けられるし、札幌滞在に際し、まずはフェアフィールド札幌を第一候補として検討して差し支えないと思います。

以上、「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌宿泊記ブログ コロナ禍のプラチナ特典や朝食など口コミレビュー！」でした。

フェアフィールド・バイ・マリオット札幌（旧：札幌東武ホテル）

posted with トマレバ

北海道札幌市中央区南4条東1丁目

楽天トラベル

じゃらん

JTB

knt

一休

るるぶ

Yahoo!トラベル