もくじ
世界にはたくさんの美しい都市・街並みが!
美しい街並みを求めて世界中をマイル旅しているマイル専門家(@poyatrip)です。
ひそかに好評を博しているらしい「一度は訪れたい世界の美しい村・美しい町」記事。
一度は訪れたい世界の美しい村・美しい町10選 ほか今回、ふとしたきっかけで、新たに「世界の美しい街」を作成しました。
当サイトにおける、美しい街と美しい村の違い(定義)は以下の通り整理してます。
美しい街:首都または地方の中心都市(人口10万人以上が目安)
美しい村:上記都市以外
アクセスが不便で旅行者泣かせな美しい村に対し、美しい街は旅行者でも比較的容易にアクセスできます。
お気に入りの街がありましたら、ぜひ航空券を確保の上行ってみてください。
筆者が実際に訪れたことがある街(以下リンク)の中で、ココは!と言う都市を厳選して紹介しています。
どの都市甲乙つけがたく、ランキングを付けることができませんでした…
ナポリ(イタリア)
「ナポリを見てから死ね」の格言が有名で風光明媚な町として知られる、南イタリアの中心、ナポリ。
筆者自身最も気に入っている街の一つで、実際、ヨーロッパの中で最も訪問回数が一番多い都市だったりします。
旅行者がよく訪れる世界遺産のナポリ歴史地区やナポリ中央駅周辺などは下町的な雑踏と言った感じで、それ自体が美しい街とまでは言い切れません。
しかし、ポジリポの丘からミラマーレ地区を中心とした街並みを眺めてしまった後に、ナポリが美しい都市であることに異論を唱える人はいないことでしょう。
ポジリポの丘から眺める夜景は世界三大夜景の一つとしてあまりにも有名ですが、昼間の景色も素晴らしいです。
ヴェスビオ山や弓なりの海岸線に目が行きがちですが、街並みもじっくり眺めてみてください。
個人的には、昼間・夕方・夜3回にわけて訪問するのがおすすめです。
フィレンツェ(イタリア)
その昔。映画「冷静と情熱のあいだ」で、フィレンツェが美しい街並みを持つことを知った筆者は、「いつかイタリアへ行く機会があったら、最初に訪れるのはフィレンツェにしよう」と決めていました。
その後有言実行を果たし、有名な「ミケランジェロ広場」からフィレンツェの街並みを眺めた時は鳥肌が立ちましたね。
人口は約38万人で、比較的コンパクトな都市。
ココは、街中を歩いても美しいと感じることができるでしょう。
ネックは、街中に観光客があふれていること。街歩きを楽しむなら、春~夏の早朝がおすすめです。
ケベックシティ(カナダ)
カナダが英語圏とフランス語圏に分かれていると言うことを、社会の授業等で習ってきたことと思います。
言語はもちろん、街並みについてもアメリカンな英語圏とヨーロピアンなフランス語圏では異なるようで、ケベック州、特にその州都であるケベックシティへ行くと、それがよくわかります。
まるでヨーロッパに居るような感覚に。
個人的には、歴史が浅い?分、ヨーロッパのそれより華やかでカラフル、オシャレな印象でした。
歴史を感じるヨーロッパの街並みと、フォトジェニックなケベックシティの街並みどちらがお好みでしょうか?
プラハ(チェコ)
「世界一美しい街=プラハ」と断言する記事もちらほら。この手の記事には必ずと言って良いほど上がりますね。
よく聞くキャッチフレーズの「中世の街並みを残す」は、プラハ以外にもたくさんあるのではと言うのが筆者の見解ですが、カレル橋とヴァルタヴァ川と赤い屋根の街並み、そして少し遠くに見える王宮のハーモニーが実に美しいという点については、全く異論がありません。
私はあまり詳しくないのですが、ルネッサンスやバロックなど様々な建造物がみられることも人気の一つのようです。
旧市庁舎塔から眺めるプラハ歴史地区の街並みも素晴らしいので、是非行ってみてください。
ニース(フランス)
地中海・コートダジュールに面する、世界的に有名なリゾートタウン。
リゾートタウンと言いながら、約35万人の人口を有していて、立派な都市であります。
城址公園から見下ろす海岸線とオレンジの屋根が並ぶ街並みは必見です。
リスボン(ポルトガル)
今まで行った中で、最も期待値を超えていた都市、リスボン。
人口約50万人と、首都としてはコンパクトだったため街歩きしやすく、各地区の街並みで微妙な違いを楽しめたのがとてもよかったです。
遠くから眺める街並みはもちろん、路地裏の街並みも素晴らしかったですね。滞在中はずっと曇り〜雨と天候に恵まれなかったにも関わらず感動しっぱなしだったので、晴れていたらもっと感動して気絶したかもしれません。。
日本から遠く直行便が存在しないこともあって、日本人にあまり知られていないリスボンですが、「リスボンを見てから死ね!」と断言できるくらいおすすめな都市。
治安が良く魚料理も充実していて、オレ的移住候補の一つです、リスボンは。
ベネチア(イタリア)
水の都として、あまりにも有名な観光地ベネチア。
筆者的には有名すぎるベタな観光地はあまり好みではなく、ベネチアも「みんなイイ、イイって言うけど、実際はそれほどでもないんじゃ?」
なーんて思って、ベネチアでの宿泊を避け、近隣の街から日帰りで行ってみたところ…
「くやしいけど美しい!」
ベタな観光地に屈したのは、初めてかも。
ヴァレッタ(マルタ)
マルタの首都、ヴァレッタ。
長崎・軍艦島のような出で立ちは外から見ると異様な雰囲気だったけど、碁盤目状で整然としたゴツイ街並みが意外と美しく感じたものです。
結構急な坂なんかもあって、風景がバラエティに富んでいて飽きなかったです。
グアナファト(メキシコ)
この記事を書くきっかけとなった街。
スペイン植民地自体から銀山で栄え、豊かな財政等で築かれた街並みは「宝石箱がひっくり返ったような美しい街」と形容されるほどで、メキシコで最も美しい街として知られています。
筆者は観ていないのですが、TV番組「世界の果てまでイッテQ」でも紹介されたようですね。
そんな評判に釣られて先日行ってきた後、早速「美しい村」シリーズに追加しようかと思ったのですが、「村・町」と言うには規模が大きく、違和感が。
そこで、「美しい都市・美しい街」シリーズを作ろうと考えた次第。
街中も美しいですが、このように遠くから眺めたほうがより美しく思えるでしょう。すり鉢状の地形で、まるで街並み(宝石)に囲まれた気分になるからです。
「宝石箱をひっくり返したような街」と言われるグアナファトへ。
カラフルな街並みはイッテQに出てたように昼間の風景が有名だけど、夜景も実にイイ!
世界三大夜景や新三大夜景全部見たけど、これらに匹敵すると言っても過言ではない。夜は夜で、キラキラ宝石に囲まれている気分になれるね。 pic.twitter.com/rzC2T6lIGP
— poya (@poyatrip) July 20, 2019
ってな感じで、実は夜景の方がおすすめ。
メキシコシティからバスで片道5時間。日帰り強行軍で訪れる旅行者もいるようですが、時間があればぜひ一泊して夜景に感動してみてください。
▼グアナファトからバスで1時間半のところにあるサンミゲル・デ・アジェンデもおすすめ。
イスタンブール(トルコ)
東洋と西洋が交わる唯一の街、イスタンブール。
東西文化が交わるせいか、この都市の街並みは、東洋とも西洋とも中東とも少し違う独特な印象です。
海外旅行初心者時代に初めて訪れた時は特段の感想はなかったのですが、世界の各都市を観て回った後に再訪して初めて、その「独特さ」を感じられるようになった気がします。
▲1998年当時、ガラタ橋から撮影したイスタンブール新市街。旧市街の写真が残っておらず…
「美しい」とは少し趣が異なるかもしれませんが、街並みや街歩きが好きな方は、いつかは訪れるべき都市として心の片隅においておくとよいと思います。
番外編
アンマン(ヨルダン)
実は、アンマンが「街並みマニア」になるきっかけとなった都市だったりします。
若かりし頃、ヨルダンへ行ってきたと言うバックパッカーの友達から見せられた写真の中で、釘づけになったのはぺトラ遺跡でもなく死海でもなく、アンマンの街並みが写った写真でした。
このような単色の建物群を、これまでの人生で見たことがありません。
他の色を排除し、頑なに単色を守っているのは奇異に感じる一方、そのシンプルさが美しいと感じてしまったのも事実です。
実際にこの目で見てみたい、と当時は面倒だった海外発券までしてアンマンまでの格安航空券を確保。
それまでタイとシンガポールにしか行ったことがなかったのに。
スキーの初心者がいきなり上級者コースに挑むような無謀な判断は、今ならできないことでしょう。
街歩きの原点、アンマン。世界中の都市を大方見つくして満足したら、ぜひ再訪したい。
将来の自分にとってアンマンはどう映るのだろうか、とても楽しみです。
ブダペスト(ハンガリー)
自分にとってブダペストは、期待値を大きく超えた都市のひとつ。
入選させようかどうか迷った結果、番外編としたのは「ドナウ川とドナウ川にかかる橋の美しさが際立ちすぎて、相対的に街並みが目立たなく感じてしまったから」です。
風景比べなら決して他の美しい都市に引けを取らないと自信をもって言えるのですが、いかんせんドナウ川界隈が美しすぎた(笑)。
テムズタウン(中国・上海郊外)
番外の番外。
中国には、ヨーロッパの街並みをそのままパクったニュータウンがいくつか存在していて、ロンドン郊外の田園都市をそっくりそのままマネしたテムズタウン(泰晤士小鎮)もその一つ。
美しい街のほとんどは日本から遠く離れたヨーロッパとかにあるため、どうしても時間と費用が嵩んでしまいます。
歴史・文化やモラルに目をつぶれるなら、パクリタウンの街並みでも多少は目の保養になることでしょう。
そのほか、筆者が知る限りでは
- 杭州の「天都城」(パリ風ニュータウン)
- 天津の「フィレンツェヴィレッジ」(大規模アウトレットモール)
- 上海の「安亭新鎮」(ドイツ風ニュータウン)
など、特にニュータウンはテムズタウンと同様、人がほとんど住まないゴーストタウンなので、気兼ねなく散策できるようです。
上海や杭州、天津なら往復20,000マイル程度で行けるので、街並みマニアなら一度話のタネに行ってみてはいかがでしょうか?筆者も、つぶれて更地になる前には制覇するつもりです(笑)
マリオットのプラチナチャレンジなどで宿泊数を稼ぐ必要があるときにでも行ってみようかしら。
みなさまにとっての「美しい街」はどこでしょうか?
以上、【厳選10選】一度は訪れたい世界の美しい都市・美しい街を一気に紹介!でした。