【エジプト治安2019】カイロやピラミッドは危険?旅行してきたのでレポート

注意喚起

昨年末から現在にかけ、カイロ市内及びカイロ近郊で複数の爆発事案があったことを受け、2019年2月20日に外務省から「エジプトの治安情勢に関する注意喚起」が発出、改めて注意を呼びかけている状況です。

複数の爆発事案↓

(1)昨年12月28日,ギザ市のピラミッド地区から北へ約3kmの幹線道路から外れた路上で,簡易爆発装置の爆発により,観光バスの乗客等が死傷。
(2)2月15日,ギザ市のギザ広場近く(ギザ動物園から南に約500m)で爆発物が発見され,治安当局が対応中に爆発。
(3)2月18日,カイロ市内イスラム地区のアズハル通り周辺において,治安当局が追跡中の人物が携行していた爆発物を爆発させ,警察官複数名が死傷。

エジプトの治安は?危険?確かめに行ってきた

不労所得でマイル旅しているpoya(@poyatrip)です。

多くの日本人にとって、テロのイメージが色濃く残っているエジプトへ旅しました。

縁あってこのページをご覧になられた方は、エジプト旅行に興味がある方だと思います。治安は悪いのか?実際どうなのか?
そのような方のため、実際に旅して感じた治安をレポートします。
今回はカイロ市内の治安状況です。

エジプト旅行の前に「治安」の観点から最低限知っておくべき内容

ガイドブック等で調べられているかと思いますが、本記事では特に「治安」をキーワードとして最低限予習しておくべき内容をピックアップします。それは、

  • 街の規模
  • 行き方
  • 物価

街によっては他の要素もあるかもしれませんが、カイロに関してはこの3つで良いでしょう。

街の規模

首都のカイロは900万人を超える人口を擁し、日本だと東京に匹敵する世界的な大都市です
とにかく大都市だけに、色々な人がいると思ってください。中には悪い人もいるかもしれませんが、良い人はもっとたくさんいるということです。

行き方(エジプトへのアクセス)

成田~カイロ間をエジプト航空が運航していますが、週1往復(成田発日曜、カイロ発土曜)しかないため、ヨーロッパや中東の各都市を乗り継いで行くのが一般的です。

経由地航空会社運賃搭乗時間
欧州ルフトハンザ、エールフランスなど高め12h+4h~5h
中東エミレーツ、エティハド、ターキッシュなど比較的安め12h+2h~4h

一番のおすすめはカイロへのフライト時間が2時間程度と短いイスタンブール経由ですね。ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)を利用します。

予算に余裕がない場合、フライト予約まで時間があるなら航空会社のマイルを貯めて特典航空券を利用するのがおすすめ。日本各地からカイロまでのエコノミークラスで70,000マイルが必要になるのですが、「陸マイラー」が行っている”とある”方法であれば簡単に貯めることが出来るのです!

ビジネスクラス特典航空券での世界一周を終えた感想 絶対に注意すべき事項など

▲「とある方法」のおかげで、ビジネスクラスで世界一周することが出来ました!余談ですが、エジプト・カイロへは世界一周の途中で立ち寄っています。

貯めるマイルと使えるマイルの相関関係は下表の通りで、

貯めるマイルマイルを使える航空会社
ANAルフトハンザ、ターキッシュなど
JALエールフランス、エミレーツなど
【発券済】95,000ANAマイル使ってビジネスクラスでシルバーウィークに地中海巡り!(完了)

▲自分の場合はANAマイルを貯めてターキッシュエアラインズ(トルコ航空)の特典航空券を発券した次第です。別旅行ですが。

【2019年3月版】JALマイルとANAマイルの貯め方指南~費用かけずに短期間で大量のマイルを~

▲「とある方法」を概要から実践方法まで1ページでわかるように解説した記事です。

海外旅行が好きな方がマイルを貯めると、旅人生がガラッと変わります!実際私も変わりましたので、エジプトやカイロの治安状況を確認されたら、だまされたと思ってご一読くださいね。

物価

最近はアジア諸国の物価が日本と変わらないどころか高くなってきてる中、「こりゃあ無茶苦茶物価が安い!」と感じました。
このような、海外へ行って自分が大金持ちになったような感覚は久しぶりです。
3泊4日で10,000円分をEGPに替えたのですが、全く使いきれずに余ってしまったくらいです。

2016年のエジプトポンド(EGP)の変動相場制移行に伴い、1EGPが12円から6円になったのも大きいのでしょう。素で一桁間違えるくらいの安さです。

ただし外国人料金があるものは安くなく、逆に2倍近くに値上がりしています。外貨換算だと変動相場前の価格になりますが。(カイロタワーやカイロ考古学博物館の入場料金など。ピラミッドはそこまで値上げしてませんでした。)

日本人=金持ちというレッテルを張られていたのは昔の話ですが、エジプトでは自分が金持ちに見られていることを意識した上で、慎重に行動した方が良いと感じました。具体には、みだりに財布を出したり、買い物するときとかに「なにこれチョー安い!」と言うような表情・行動を見せない、と言ったことを気にかければよいと思います。

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エジプト全土及びカイロの治安評価(外務省)

外務省海外安全情報(2019年3月現在有効)

外務省 海外安全ホームページ|地図からの検索

2018年6月27日まで

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カイロやギザ、アレキサンドリアは、レベル1(十分注意してください)でした。
タイ バンコクなどと同じレベルです。

2018年6月28日〜現在有効

な、なんと!危険度レベル1(注意してください)の地域が増え、危険レベルが大幅に引き下げられました。2017年に私が通ったカイロ~アレキサンドリアは当時危険度レベル2(不要不急の渡航中止)だったのも、今やレベル1。まあ、感覚的には納得です。

あと、ルクソールやアスワンに至る地域もレベル1に引き下げられたことで、ナイル川クルーズを含むエジプト南部の観光も活性化されることが期待されます。日本からのナイル川クルーズ旅行やツアーも増えているのではないでしょうか。スエズ運河もレベル1ですね。個人的にはパナマ運河に引き続き行きたい場所だったので、いずれにしても、良い傾向です。

イギリス外務省の旅行者向け渡航情報

Egypt travel advice – GOV.UK

2017年9月調査時

エジプトの治安情報

両国ともカイロの治安評価がレベル1相当ということで、概ね問題なしと判断しました。

2018年7月25日以降有効

エジプトの治安情報

2017年9月現在のエジプト南部の状況は失念しましたが、北部に限って言えば当時と変わらないようですね。

一方、公式発表はいろいろな要素(政治、外交、忖度etc)が入っているので100%信じてしまうのは少し危険かも。やはり、実際に行ってきた人のレポートが一番参考になると思って、この記事を作成した次第です。

以下は、主観的な治安評価となります。

エジプト各地の治安状況(カイロ、アレキサンドリア、ギザのピラミッド)

カイロやアレキサンドリアの大都市からギザ・ピラミッドの観光名所を含めて街歩きをして肌で感じた治安状況です。まずはカイロから。

タハリール広場

カイロ中心部のダウンタウンにある広場で、カイロ考古学博物館もこの辺りにあります。
ナイル川に面していて、インターコンチネンタルやヒルトン、リッツカールトン等の外資系高級ホテルも集積。
と言うことで観光にはものすごく便利なところなのですが、中心部なだけに現地民も集まりやすく、最近ではデモが起きやすい場所として有名に。
2011年、ムバラク大統領(当時)を辞任に追い込んだエジプト革命では、反政府デモの中心地となっています。

実はこの近くに宿を構えました。
ただ、上のようなネガティブイメージがあっただけに、最後の最後まで「本当にここで良いのか?ピラミッドの近くなど安全な場所に移した方がよいのでは?」と迷ってた次第。

実際に行ってみると、危険な雰囲気を感じ取ることはありませんでした。
車の渋滞は激しく、涼しい夜になると市民がワっと広場付近に繰り出して憩いの場に変貌、のどかな雰囲気…とまでは言いませんが、少なくとも殺伐とした感じは皆無でした。

不便だったのは、地下鉄の出口がほとんど封鎖されていたこと。
警備を強化するためでしょうか?そう思えばその不便も納得。

昼の様子

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なぜか、エジプト航空の代理店が多かったです。
その他旅行代理店もあり、紹介されているのがダバブ(シナイ半島にあるリゾート地)やルクソール、海外だとメッカとかそそられる場所ばかりで目の毒でした。

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カイロ考古学博物館の前にて。

夜の様子

夜は涼みに出歩く人が多いようです。照明が暗いので、不要な外出は控えるべきでしょうが、特段危険を察知するような場面や雰囲気が悪いなあと感じるようなときはありませんでした。

これは大丈夫だろうと判断し、カイロタワーまで歩いていきました。

カイロタワー

タハリール広場から橋を渡った中洲に存在。
歩いて15分くらいでしょうか、危険な目に会うことはありませんでした。
エジプト人が25EGPなのに外国人が150EGP(ついこないだまでは75EGPくらいだったはずが、EGP急落分値上げしたらしい)という2重価格にウッとなるも、2度とない機会かもと登ることに。

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意外と混んでいて、エレベーターに乗るのに30分並んでしまいました。
ちなみに、外国人観光客は皆無の様子。

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タワーの上から写した夜景の一部です。

オールド・カイロ

個人的にはかなりツボったオールド・カイロ。
コプト教の教会が外も中も美しく、地下鉄駅から眺める教会がお気に入り。

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市街地とはまた違う雰囲気でゆったりとした時間が流れています。

地下鉄

1回乗車につき、距離に関係なく2EGP固定。
地下道に入る際に荷物をX線に通します。

治安に関しては特段問題ないと感じましたが、雰囲気に慣れない人や女性にはキツイかもしれません。
時間帯にもよりますが、日本の都心並みに混雑します。
女性専用車両が完備されているので、女性にも安心と言いたいところですが。
が、使ってみると意外と便利でした。

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路線によっては、ドアが閉まるときに東京メトロの某路線と同じチャイムが鳴るため、否が応でも東京の通勤地獄を思い出してしまうということも。

鉄道駅(ラムセス駅)

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カイロの中心となる駅です。

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アレキサンドリアからここまで列車に乗りました。
長居を避けるためさっさと出てしまったので、治安の良し悪しはわかりません。
無事に出られたということだけ申し上げておきましょう。
本当は駅の雰囲気が大好きで、世界各地で用もないのに駅(特に始発駅と終着駅など行き止まりのある駅)へ行ってまったりするほど大好きなのに、ココでまったりできなかったのはとても残念です。

次は、アレキサンドリア。

アレキサンドリア市内

地中海に面した風光明媚な街。ずっと昔にテレビ放映されているのを見て以来、行ってみたい場所の一つでした。しかし、長い間危険度が「レベル2」で、当面は無理なのかなあと思っていたのですが、久しぶりに見たら(2017年のいつか)、「レベル1」に下がっているではありませんか!!エジプトへ行く決断をしたきっかけでした。

夜は照明が暗いので夜遅くの街歩きはお勧めしませんが、昼間は不安を感じることなく街歩きすることが出来るでしょう。危険な雰囲気を感じることはありませんでした。

あと、カイロ~アレキサンドリアの道中が危険度「レベル2(2017年当時、現在はレベル1)」で緊張していたのですが、往路(バス)、復路(鉄道)共に特段何もありませんでした。ちなみに、より安全にということなら、鉄道の方が良いそうです。

ギザ・ピラミッド

なんと、世界的な観光地にも関わらず、閑古鳥が鳴いてました…観光客狙いの「ガイド」がうようよしててエジプト人らしくしつこいですが、ガイドが不要なら毅然として断りましょう。

もっとしつこいだろうと思っていたのですが、比較的自由に観光することが出来たという感想です。のんびりしたもので、危険な雰囲気を感じることはありませんでした。

カイロ市内のエジプト市民はウザかったか

「観光客にとって三大ウザい国」の一つとして有名なエジプト(残りの二つはインドとモロッコ)。
しかし、街中に居る普通のエジプト人は、他人との距離感が近いな(フレンドリー)とは思ったけど、ウザいと思うことはありませんでした。
少なくとも、観光地にたむろしている外国人観光客狙いの輩とは全然違います。

今思えば、「構えすぎたかな…」と反省しています。
公共交通機関で移動する場面等で声をかけられ、結果的にタダの親切心で助けてもらったことがあったのですが、構えすぎていただけにそっけない対応をしてしまったのです。
まあ、実際はそのくらいの方が良いのかもしれませんが。

また、普通に街を歩いていて、何度か「Welcome to Cairo!」と声を掛けられる機会がありました。
憶測の域を超えませんが、普通のエジプト人も観光客が戻ってくることを待ち望んでいるのかもしれないなと思いました。
もともと観光収入で潤っていた国ですからね。
ただ、実際、観光地で見かける一部のツアー客以外で外国人らしき人(白人やアジア人)を見かけることはほとんどなかったのです。

エジプトカイロの治安状況等まとめ

過去に「意外と治安が良かった国」を紹介しましたが、カイロは確実に追加できると自信を持って言えます。

治安が意外と良い国・地域について!世界58ヶ国旅して。

むしろ、「行ってみるとなんてことなかった……」の代表格ではないでしょうか。
「意外と」の但し書きがつくため、どの程度安全かは差し引いて考える必要があります。

また、どこを歩いていても感じたのが「スリやひったくり、強盗等の不安がなかった」ということです。
これはたまたま運が良かっただけかもしれませんし、隙を見せないよう相当警戒しながら歩いていたからかもしれません。

このあと、これまたテロのイメージが色濃く残るパリへ行きましたが、肌感覚としては「スリや強盗等の不安が少ない分、パリよりもカイロの方が安心して街歩きができる」というものでした。

他の都市も観光して感じたのは、「エジプトは意外と悪くない。観光資源も奥が深そうで交通インフラも意外と整っているので、今度は内陸部やシナイ半島等を周遊したい。」

エジプトを出国したときに以下のツイートを残しています。

ただ、心配なのはやはりテロに巻き込まれる可能性。
これは、運次第というしかありません。

決して万人に薦めるものではありませんが、エジプト旅行に興味があってヨーロッパや米国旅行が平気な方なら、カイロへ行っても問題はないと思います。むしろ、観光客が少ない今こそ観光名所をゆっくり見られるチャンスかと。
(女性の場合はまた事情が異なると思いますが、治安状況に関しては上の通りだと思ってくださって差し支えありません)
欧米大都市だって、テロに巻き込まれる可能性はありますから……

僕自身に関しては今度いつエジプトへへ行くかはわかりませんが、今回のカイロ観光により「カイロ発券ループ」に抵抗がなくなったというのが大きな収穫でした。

エジプト・カイロ治安関連記事

カイロ国際空港からカイロ市内、アレキサンドリアへのアクセス(2017年9月最新版)

 

7 COMMENTS

koyukizou

poyaさま、こんにちは!
私が行ったのは20年前、ドイツ人の観光バスが爆破されたり、ルクソールで観光客が銃撃されたり、当時も観光客を狙ったテロが起きていた時代にカイロ、アレキサンドリア、ルクソールを訪ねました。
カイロでは、道路を横断できずに困っている私を助けてくれたエジプト人がいたのですが、poyaさまがおっしゃる通りこちらも警戒MAXだったのでそっけない態度をしてしまい、今でも後悔しています。
私もあまり”うざい”とは感じませんでした。
ルクソールへ、カイロ近郊から船に乗りナイル川クルーズでルクソールまで行きました。 1泊2日だったかな。サンセットはとても幻想的でした。ところどころ停泊して遺跡もみれます。
あのころの記憶がいろいろよみがえってきました(^^

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poyatrip

うきたん さま
20年前も同じような経験をされたのですね。
ルクソールは未だに銃撃のイメージが残っていますが、危険度は1なので意外と大丈夫かもしれないなと思いました。

返信する
まむーと

こんにちは!
秋の気配を感じるようになりましたね。
いつもありがとうございます。

エジプト情報の例えが分かりやすかったです。

「スリや強盗等の不安が少ない分、パリよりもカイロの方が安心して街歩きができる」にラインマーカーを引きたいです。
となると、イタリアより安心かもと思いました。

カイロ発券ループの技も興味津々です。

返信する
poya

まむーと さま
こちらこそありがとうございます。
お次はイタリアですか?
国もそうですが、街の規模によるところも多いので
ヨーロッパの美しい村も安心できると思いますが、
ヨーロッパの大都市はいつも緊張してしまいますね。

返信する
井上稔

カイロからイスタンブール行きの便が遅れてイスタンブールのホテルに泊ることになり120426円クレジットカードで取られた

返信する
XiongJ

こんにちは。今まさにエジプトに行くかどうか迷っていたところなので大変有益な情報でした。今回カイロからアスワンまで普通列車で行こうと考えているのですが子連れのため列車内の治安がどうしても気になります。何か情報あればシェア頂ければ幸いです。あとカイロ発券ループとはなんですか??

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poya

はじめまして。
列車内の治安は少なくとも一等車では不安はなかったです。
コツとしては、カイロの駅に長居をしないことでしょうか?
行ってみるとわかるのですが、エジプトでもごく普通の生活を営んでいる様子で、
治安に不安を感じる場面はないと思います。
テロはヨーロッパでもどこでも起こりうるでしょうし。

カイロ発券の航空券でカイロ→(ヨーロッパ・中東)→日本→(ヨーロッパ・中東)カイロの往復を繰り返すことを、カイロ発券ループと言ってます。
ビジネスクラス以上の運賃が安いので、毎年カイロやヨーロッパ。中東へ行く用事がある人がたまに使ってます。
エジプトポンドが急落した直後、ビジネスクラスが為替の関係で10万円くらいになった時に1度だけ利用しました。

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