【キューバ】ハバナ近郊のサンタマリアビーチへはバスツアー(T3)が便利でお得！

世界中をマイル旅しているマイル専門家(@poyatrip)です。

当記事では、マイル旅の一環でキューバへ行った際、首都ハバナで利用したバスツアーをレポート。

バスツアーにはT1・T3二つのコースがありますが、今回は、密かな穴場T3ルートを徹底解説します。

観光客に定番のT1ルートの解説記事は、以下をクリック！

→【キューバ】ハバナ旧市街・新市街・革命広場の観光はバスツアー(T1)が便利でお得！

ハバナバスツアーT3ルートは旧市街と郊外のビーチを結ぶ

ハバナバスツアーT3ルートの概要を表にまとめました。

T3のバスツアーを一言でいうと、「旧市街と郊外ビーチを結ぶバス」で、郊外ビーチとは、ハバナ旧市街から車で30分くらいの場所にある、サンタマリアビーチ(Beach Santa Maria del Mar)のこと。

中央公園からサンタマリアビーチまでのバスルートをGooglemapに表すと以下のような感じ。

それでは、実際に乗車した時の様子を旅行記形式でお伝えしましょう！

中央公園（始発）〜サンタマリアビーチ

始発の9:00発を確実にゲットするため、余裕を持って8:45頃に到着。が、T3待ちと思しき旅行者たちの行列がそこに。

▲行列の最後尾に並んでバス待ち中。

ところで。

キューバへ来て感心したことの一つは、「順番待ちがスマートだ！！」と言うことだった。両替所やATMでは皆きちんと行列していたし、Wi-Fiカードを買うために行ったオビスポ通りのETECSAオフィスもそうだった。そして、日陰があれば日陰に沿って器用に列を作るのだ。さらに感心したのは、来る人来る人それぞれが「列の最後尾はココ？」と確認していたことだった。自分の経験の範疇ではあるが、割り込んだりする人はいなかった。

T3バスの利用はキューバ人以外の観光客がほとんどなのだろうが、外国人にもキューバイズムが浸透しているらしい。

9:00になり、ようやくバスがやってきた。T1はオープントップバス（写真右端）だが、T3は普通の観光用大型バスらしい。大型バスと言うには少しコンパクトで、全長が短いのが気になったが…

順番に乗り込む。サクサク進んでいるので、運賃（5CUC）を払うのは乗車時ではないようだ。

外装から、中国製のバスであること、快適なシートであること、車内にトイレがあることなどが伺える。

確かに快適なシートで、T1とは大違い。

ただ、シートピッチは狭く、LCC並み。自分の場合、膝が前席の背もたれについてしまうくらいなので、長距離だと耐えられなさそう。

本当にWC完備。利用していないので中の様子は不明。今思えば、確認しておけばよかったかな。

ほぼ満席となった客を乗せて、出発！

何より嬉しいのは、エアコンがガンガン効いていること。ク●蒸し暑い中、オープントップで直射日光を浴びてキツかった前日のT1バスとは雲泥の差だ。今日は快適なバス旅になりそう♫

旧市街を抜け、整備された国道?をスイスイ走行。そんな中、バスガイドさんが各席を回って運賃を徴収にやってきた。

5CUCを支払い、1日有効のレシートをもらう。今後乗車するときは、このレシートを見せるようにと。

曜日によって、レシートの色が違うようだ。

あることに気づく。

”あれっ？カバーニャ要塞には停まらないの?”

確か、旧市街を抜けたすぐ先にハバナの観光名所「カバーニャ要塞」に停車するはずではなかったか。あらかじめ降車の意思を伝える必要があるのだろうか？他の乗客が気にしている様子はない。

元々帰りに寄るつもりだったからまあいいやと、まだ見ぬサンタマリアビーチに思いを馳せる。

サンタマリアビーチ 3つの停留所

Villa Megano、Hotel Tropicoco、Hotel Atlantico3つのBUS STOPは、いずれもサンタマリアビーチ(2km圏内）にあり、それぞれの区域にビーチを有していることが、道中MAPS.MEアプリで調べてわかった。

なら、せっかくの機会なので3つの停留所、3つのビーチを全制覇してみようではないか！と。

終点のHotel AtlanticoからHotel Tropicoco、Villa Meganoへ戻って行くのが効率良さそうなので、まずは終点まで行ってみよう。

Hotel Atlantico

9:35頃到着し、全員が下車。

調査時間は30分もあれば十分だろうと、10:00のバスに間に合うよう急いでビーチへGO！

ビーチへ向かう道なき道。何だか秘境感がある…

おおっ！これがカリブ海…じゃなかった、大西洋のビーチか〜

地元のキューバ人と思しき人たちが楽しんでいた。公共海水浴場的な雰囲気。

施設やアクティビティ？の利用料はこちら。（読めません…)

次に、バス停名にもなっているHotel Atlanticoを調査しようとしたら、なんと改装工事中のため営業していなかった。

ホテル横にはインフォメーションセンターらしき建物があったが、案の定Closed。

ホテルやインフォメーションセンター以外にコレと言った建物はなく、のどかなもの。

Hotel Tropicoco

次の調査地、Hotel Tropicocoへは徒歩で移動。10:00発のバスがなかなかやって来ず、しびれを切らしてしまっただ。

▲こんな感じの道を一直線に歩く。

1km程度なので普段なら徒歩でスタスタ行くのだけど、ここ最近(2019/8/10前後）の日本の猛暑を超える暑さの中で歩くのは…と躊躇していたのだった。しかし、アシがないのなら仕方がない。

この、大学みたいな施設がHotel Tropicocoなのだろうか？タクシーが停まっているから、外国人が利用する何らかの施設に違いない。

ビーチへ向かってみよう。さっきと違って整備されてる感。

プライベートビーチではないと思うけど、Hotel Tropicocoが関与しているようね。

Villa Megano

Villa Meganoまでも徒歩で行くことに。毒皿とはいわないまでも、半分やけくそである。

10分くらい歩き、Villa Meganoのバス停がありそうなところまでたどり着いた。が、肝心のバス停が見つからず途方にくれる。バス停の位置はもちろんそうなのだけど、時刻表がないと何時に戻って来れば良いのかがわからない。

と、道路の向かいに往路のバス停が。まあ！表示板が割れていて悲惨なことに… って、ん?ひょっとして…

この棒がバス停ってこと？棒の形状が向かいと同じだし、間違いないだろうな。

往路ではVilla Meganoで下車する乗客が多かったので、このあたりがサンタマリアビーチの中心なのだろうと予想。

期待してビーチへ向かおう。

ホテル近くのビーチより広々としている感じ。

全体的に、砂浜がきれいな印象。ゴミも少なく、安心して裸足で歩けそうな感じ。

目の前には、目の保養になるエメラルドブルーの海が広がり、この辺りは治安がよさそうなので水着を持って来て泳げばよかったと後悔。とにかく暑くて、海中にドッボーン！したい衝動を抑えるのが大変だったのだ。

大西洋と聞くと海の色が蒼くて寒そうというイメージを勝手に持っていたのだけど、ちゃんと南国のソレっぽくなってて安心。カリブ海と言われてもわからないのではないだろうか。

カバーニャ要塞…

3つのビーチの比較調査が終わり、さあ帰ろうとバスを待っていたのだが……

やってきたのは、待ち始めてから30分後。自分が定刻と考えていた時間から20分以上経過。

11時を過ぎ、気温はMAX。直射日光が激しさを増し、体力ゲージがどんどん消耗して行く中で見たバスは神様に見えた。

行きは満杯だったバスも、この時間の帰りはガラガラで乗客はほとんどいなかった。乗客のほとんどは、1日がかりでビーチを満喫するのだろう。

この後はカバーニャ要塞で下車して観光する予定だったのだけど、予想以上に体力を消費したから一旦ホテルに戻って改めて出直そうか…などと考えていたら、バスは中央公園（スタート地点）に到着。

いつの間にか、カバーニャ要塞を通過していたらしい。往路と同じではないか。ひょっとして、T3バスツアーではカバーニャ要塞に停車しなくなってしまったのだろうか。それとも、事前に下車する旨申告する必要があったのだろうか。

結局T3バスはこの1周限り。その後利用することはなかったので、真相を知る由はない。

バスを降りた私と入れ替わりで乗車する人たち。やっぱりキチンと行列している。

どうやら、炎天下の観光にはオープントップのT1よりエアコンガンガンのT3の方が人気があるようだ。

まとめ・感想

調査旅行的な感じで暑くて苦しかった印象しか残らない旅行記となりましたが、ビーチで過ごす方にとって、ハバナT3バスツアーはかなり便利で重宝する交通機関と言えましょう。

マイル専門家(@poyatrip)による各ビーチ（バス停）の印象は以下の通りでした。

ビーチそのものはどこへ行ってもキレイで満足できると思うので、目的に応じて利用するビーチを決めておくと良いと思います。体力があれば各ビーチをハシゴするのも良いかもしれません。

キューバのビーチリゾートと言えば「バラデロ」が有名ですが、ハバナからだとチト遠いですよね。サンタマリアビーチならハバナから日帰りで気軽に行けるので、ハバナ滞在中に良い天気の日があれば、ぜひ足を伸ばして見てはいかがでしょうか。

以上、【キューバ】ハバナ近郊のサンタマリアビーチへはバスツアー(T3)が便利でお得！でした。

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