もくじ
スターアライアンスビジネスクラス特典航空券による世界一周実績
有給を2回に分けて消化し、総旅行日数は20日程度。
もう少しゆっくりできればよかったのですが、社畜にはこれが限界でした。
搭乗路線は下表の通りで、リンク先から簡単な搭乗記に飛べるようになっています。
路線 | 航空会社 | 便名 |
---|---|---|
羽田-ロサンゼルス | ANA | NH106 |
ロサンゼルス-サンホセ | アビアンカ航空 | AV641 |
サンホセ-パナマシティ | コパ航空 | CM788 |
パナマシティ-イスタンブール | トルコ航空 | TK800 |
イスタンブール-カイロ | エジプト航空 | MS738 |
カイロ-パリ | エジプト航空 | MS799 |
パリ-羽田 | ANA | NH216 |
羽田-国内某都市 | ANA | NH*** |
総距離(マイル) | 24,600 | - |
訪れた個性的な街など
これまで記事にしたのは搭乗記メインで、肝心の旅行記をほとんどアップしていないことに気づきました。
この場を借りて寄港地の雰囲気など紹介しようと思います。
ロサンゼルス
トランジット降機につき、省略。
サンホセ(コスタリカ)
中米の首都としては最も治安が良いということで、寄港地として選択しました。
ただ旅程の都合で、1泊2日と弾丸。
高地にあるので、緯度の割には冷涼で快適な気候。
なので、ガンガン街歩きするにはうってつけ。
と言いたいところでしたが、体調を崩してしまい出歩くことが叶わず。
果たしてこのまま旅行を続けられるのだろうかと、不安を抱えながらベッドの上で過ごす羽目になってしまったのです。
中心の広場周辺にて。
確かに、治安に関する不安を覚えるような雰囲気はありませんでした。
のどかなものです。
ただ、一歩路地に入ると全く雰囲気が変わることもあったので、路地裏散策は自粛。
うーん、書きだせるような思い出がないのが寂しい。
でも、サンホセは人口30万人強と日本の地方都市並でコンパクトな街なので、1泊2日で十分かな。
(ちなみに、コスタリカは自然・ジャングルでエコツーリズムや珍しい動物を見る観光がメインとなる国で、サンホセに滞在と言うパターンは少ないと思います)
パナマシティ(パナマ)
パナマに着いた後、なぜか体調が急に回復。意味わかりません(笑)。
熱帯気候が肌に合ったということなのでしょうか。
パナマ運河を見ることが最大の目的でした。
⇒パナマ運河観光情報(行き方、治安の様子など)
よって、世界一周の目的地はパナマシティだったのです。
パナマシティ自体も街歩きが楽しい街で、3泊してとても気に入りました。
雰囲気としては、シンガポールに近いものがあります。
メトロも開通していて便利なのですが、慢性的に混雑しているようです。
(写真は、平日オフピークの時間帯です)
うーん、書いているうちにまた行きたくなってきた……
イスタンブール
トランジット乗継でそのままカイロへ……のはずが、なぜか時差を1時間勘違いしてしまい痛恨の乗り遅れ。
ANAプラチナデスクへ国際電話して特別に翌日の便へ振り替えてもらったものの、イスタンブールで1晩過ごす羽目になってしまいましたとさ。
20年近くぶりのイスタンブール。
空港からメトロ?で市内へアクセスできるようになっててビックリ。
メトロ車内で、今日の宿を確保すべくExpediaで検索。
当日でも結構空いてたのは、テロ等で観光客が減ったせいでしょうか。
そして、軒並みえらく安い!メトロ駅近のビジネスホテルだけど、2,000円台で確保。
どうやら、トルコリラが暴落した影響のようですね。
前年に北キプロスへ行ったときのトルコリラから価値が2/3~半分程度になってました。
観光地は昔と変わらず、旅行者目的のウザい輩が声をかけてくるのも昔と変わらず、でしたね(笑)。
今はわかりませんが、当時(2月)は「イスタンブールへ行くなら今でしょ!?」と思ったものです。
観光客が少く通貨は激安となると、今が最も快適に旅行できるのでは、と。
テロに注意する必要はあるけど、他の都市も同様ですし。
注意すべきは昔と変わらず、ウザい輩。
しかし、当の僕は……
カイロでの入国が叶わずそのまま別ターミナルへ乗り継く羽目になってしまったのですが、上手くいくのか心配でイスタンブール観光を楽しむ余裕は全くありませんでした。
こうして書いている今も、当時のトラウマが……(笑)。
カイロ
仕切り直し後、9月に再訪。
カイロは治安が気になる方が多いだろうと、記事にしています。
⇒カイロ治安情報2017
ギザ ピラミッドも記事にするつもりが延び延びになってます。
写真でわかるかどうかアレですが、あの世界的遺産の「ピラミッド」なのに閑古鳥が鳴いてましたよ。
観光客が戻ってくるかわからないけど、ピラミッドも見るなら今がチャンスかもしれません。
心なしか、たむろっている客引き達も元気がないように見えました。
パリ
15年ぶりのパリ。プライベートで訪れたのは初めて。
世界一周で立ち寄った都市の中で、最も緊張した都市であります。
目下、テロに遭遇する確率としてはココが最大ですから。
1泊2日でしたが、とても気疲れした記憶があります。
ノルマンディー地方から鉄道でパリ入りしたのですが、ここサン・ラザール駅に降り立った時が一番緊張しましたね。
しかも、銃を持った軍人達が配置されていて、「えらい所に来てしまったなあ」と。
そして、街中はシンガポールがごとく多民族国家の様相。
黒人とムスリムの姿が目立つのは、出稼ぎなのか移民なのか。
僕が泊まった地域は黒人租界でした。いったいどの国に来てしまったのだ?と。
ただ、花の都パリはダテではない!
短い滞在でも、都市としての誇りや気品をヒシヒシと感じ取ることができました。
東京が「誇れる都市」になる日はやってくるのでしょうか。
(ベタな観光地巡り)
世界一周を終えて感じたこと、注意事項など
マイルのおかげで、念願の世界一周を叶えることができました。
2年前まではリタイア後に叶えばいいかなと半分諦め気味だったのですが、まさかの前倒し。
「雨金祭り」「ソラチカルート」等、情報提供いただいた皆様にはとても感謝しています。
本記事の雰囲気で感じ取ってもらえばと思ったのは、テロ不安等により、今や「リラックス・安心して歩ける国際線就航都市」が少なくなっているのだなあということ。
本記事の中でリラックスして街歩き出来たのは、サンホセとパナマ(新市街)だけです。
えっ?逆では?と首をかしげる方も多いかと思いますが、これが実感なのです。
世界一周チケットの場合、ANAでもJALでも提携会社でも欧米の主要都市を避けることは出来ません。
これらは、外務省の安全情報に関わらず、今や「注意して」滞在する必要がある都市になってしまいました。
石橋を叩くようですが、世界一周する場合は、多少なりともこれらを意識しておく必要があるの思ってください。
パリはその親玉の一つ。ということで、本当はパリを避けたかったのですが、パリ便しか空席がなくてやむなく…と言う経緯があったりします。
とは言え、結果的にはすべての都市が「実際行ってみると、なんてことなかった」、今となっては(一部を除いて)楽しい思い出。
やっぱりやめられません!
世界一周×ビジネスクラスという甘い蜜を吸ってしまった僕としてはやめられなくなってしまい、今度はワンワールドでの世界一周を実現させようとJALマイルを貯めている毎日です。
とにかく、昔のように安心して海外旅行できる日がやってくることを願ってやみません。
皆様の世界一周旅行も一路平安に行くことを祈ってます!