シンガポール JW・マリオットどっちがおすすめ?
マリオットリワード会員でポイントを貯めている方は、シンガポールでの宿泊でちょっと贅沢したいなあというときは
- シンガポール マリオット タン プラザ ホテル
- JWマリオット ホテル シンガポール サウスビーチ
と、マリオットの高級ブランド「マリオット」又は「JWマリオット」を冠する2つホテルが検討対象となることと思います。
また検討に際し、両ホテル間で宿泊費相場にあまり差がないことや無料宿泊に必要なポイント数がまったく同じである(2018年8月17日までは40,000ポイント、8月18日以降は50,000ポイント)ことから、「どっちに泊まるのがいいの?」と迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?私のように
とできれば良いのですが、「移動→チェックイン→チェックアウト」を繰り返すのは結構大変ですし、コンパクトなシンガポールとはいえ時間のロスは意外と大きかったいうのが実感。精神的にもなかなか落ち着かないし、できればどちらか良いホテルに絞ってゆっくり滞在したいですよね。
そんな皆様の参考になればと、両方のホテルを徹底的に比較した記事を作成しました。
ちなみに、同じマリオット系列として最高峰ブランドの「ザ・リッツ・カールトン・ミレニア・シンガポール」が ありますが、こちらはポイント宿泊対象外のため、比較対象には含めていません。
なお、比較以前の前提として、両ホテルとも世界基準の高級5つ星ホテルであり、原則として「マイナス」の要素はありません。(少なくとも私はマイナスイメージを持ったことはほとんどありませんでした。)
なので、本記事では主に「両ホテルで違うところ」のみを比較、比較していないところは両方とも同じように素晴らしいと思っていただければと思います。
建物
左はマリオット、右はJWマリオットの外観となります。
比較項目 | マリオット | JWマリオット |
建築 | 不明 | 2015年 |
開業 | 1982年 | 2017年 |
改装 | 2015年 | 2017年 |
客室数 | 390前後? | 634 |
ロビー | 広い | 狭い |
数字や年は正確なものではないかもしれませんが、歴史と規模で大きな差があると理解していただければよろしいかと思います。
JWマリオットに関して補足すると、
- フランス人の世界的デザイナーフィリップ・スタルク氏がデザインを手がけた「ザ・サウスビーチホテル」が開業(2015年)
- 「ザ・サウスビーチホテル」がJWマリオットに仲間入りし、「JWマリオット・ホテル・シンガポール・サウスビーチ」へ改名(2017年)
という経緯があり、最初はバリバリのデザインホテルだったわけです。マリオットなのに全くアメリカンな雰囲気じゃないなあと思っていたら、フランス人がデザインしたからなのですね。道理で。
JWマリオットが初めてだった私は首をかしげながらも「えっ?でもJWってこんなものなの?」と思う程度でしたが、JWマリオットクアラルンプールとかに泊まったことがあるメンバーが同じイメージでJWマリオットシンガポールにやってくると「えっ!これがJW???」と面食らうことでしょう。
ココで申し上げたいのは、シンガポールのマリオットは単純なブランド比較(マリオット<JWマリオット)だけでは評価できないということです。
これらは全く異なるタイプのホテルと思っておいた方が良く、ブランド差よりは好みの差が如実に表れるのだろうと実感しています。
ただ一つ不満を申しあげれば、マリオット(タンプラザ)のエレベーターがちょっと…と言うところです。マリオット(タンプラザ)の宿泊記でも書いてますが、とにかくストレスがたまります。
客室内
上はマリオット、下はJWマリオットそれぞれで宿泊した部屋の写真です。
比較項目 | マリオット | JWマリオット |
デザイン | アメリカン | モダン |
広さ | 32~34㎡ | 32~34㎡ |
コーヒー・茶 | TWG | ネスプレッソ |
アメニティ | THANN | Aromatherapy |
無料飲料水 | 2本 | 4本 |
温水式便座 | なし | ウォシュレット |
A型コンセント | 少ない | 多い |
USBポート | なし | あり |
TV | 46インチ | 40インチ |
眺望 | 普通 | 良好(部屋による) |
部屋の広さは両方とも「デラックスルーム(一般的なお部屋)」で比較、その他は私が実際に宿泊した部屋(マリオット:エグゼクティブルーム、JW:クラブ・デラックスルーム)で比較しています。
直近に完成したJWマリオットの方が室内設備(特に電器関連)が充実している一方、デザインホテルが故に内装にクセがあります。
建物の年齢に比例した感じで若年層はJWマリオット、年配の方はマリオット…なのかもしれませんが、個別に比較するのも難しいくらいなので、もう好みで選んでもらうしかないという感じでしょう。
個人的には、内装はマリオットの方が好みだったのですが、それを上回る魅力(眺望、ウォシュレット)がJWマリオットにあり、かろうじてJWマリオットの勝ちと評価しています。
エグゼクティブラウンジ
ラウンジの利用を楽しみにしている方もいらっしゃることでしょう。上はマリオット、下はJWマリオットの写真です。
比較項目 | マリオット | JWマリオット |
デザイン | アメリカン | モダン |
場所 | 27階 | 2階(別棟) |
入室方法 | カードキー | 受付確認 |
アフタヌーンティー | なし | 14:30~17:00 |
オードブル | 17:30~19:30 | |
イブニングカクテル | 17:30~21:30 | |
デザート | 19:30~21:30 | なし |
12歳未満の利用 | 不可 | 19時以降不可 |
こちらに関しては、個人的にはマリオットの圧勝です。
入室時の面倒なやりとりが不要なこと(JWマリオットも最後の方は顔パスになってましたが)、ラウンジから眺める眺望、エグゼクティブラウンジにふさわしい内装と言うことです。
ただ、JWマリオットのアフタヌーンティーで出てきたスイーツのレベルの高さに驚愕もしており、決定的な差と言うものではありません。子供と一緒にスイーツを食べられたりとか、暑かったりスコールが降ったりで観光や街歩きが苦しくなる午後の時間帯を有効活用できるという利点も。 マリオットのデザートタイムに訪問できなかったことが心残り。
朝食
両ホテルともラウンジではなく、1Fの朝食会場(カフェ・レストラン)で食べたときの比較です。上はマリオット、下はJWマリオット。朝から肉々しくてすみません。
比較項目 | マリオット | JWマリオット |
おいしさ | おいしい | 最高 |
ローカルフード | 見なかった | あり |
これはJWマリオットの圧勝です。同行者数名に尋ねても全会一致の結果です。
マリオットホテルの朝食はおいしいことで評判なのは知っていましたが、JWマリオットはそれさえも上回るものでした。
個別の意見としては、
「エビ餃子に雲泥の差があった」
「ローカルフードを楽しめたのが良かった」
など。実はマリオットもローカルフードが揃っててたまたまその日に出ていなかったのかもしれませんが、ベースとなるレベルからして違うとのこと。
立地、交通、周辺観光等
比較項目 | マリオット | JWマリオット |
MRT最寄駅 | オーチャード | エスプラネード (シティホールとも直結) |
ショッピング | ION他多数 | サンテックシティ他 |
観光スポット | – | マーライオン他多数 |
こちらは甲乙つけがたく、目的によって人それぞれと言った感じでしょう。
個人的には、ショッピングに興味がなくマリーナ地区の雰囲気が好みなので、JWマリオットの勝ちと評価しました。
結局JW・マリオットどっちがおすすめ?
個人的な比較結果は以下の通りとなり、
比較項目 | 勝者 | 備考 |
建物 | JWマリオット | 新しい |
客室内 | JWマリオット | 僅差 |
ラウンジ | マリオット | 圧勝 |
朝食 | JWマリオット | 圧勝 |
立地等 | JWマリオット | 目的次第 |
ただ、目的や好みによって結果は変わってくることでしょうし、どちらを選んでも後悔することはないと断言できます。コンサバな方、ラウンジを重視したり、オーチャードでショッピング三昧したい方はマリオットに軍配を上げるでしょうし、私もJWに泊まりさえしなけば、「マリオット(タンプラザ)最高~!!」と喜んでいたこと間違いありません。
どうか、皆様も楽しみながら悔いのないマリオットホテル選びを!
参考記事
- シンガポール マリオット タン プラザ ホテル
- JWマリオット ホテル シンガポール サウスビーチ
それぞれの宿泊記を作成しています。お部屋の様子からラウンジ・朝食・プールやプラチナ・ゴールド特典、それから無料宿泊のコツまで余すことお伝えしています。「●●ホテルに決めた!」と言う場合やそれでも判断に迷うような場合は、是非ご覧になってくださいね。
【子連れ宿泊記】シンガポール マリオット ホテルのラウンジ・朝食やSPG等プラチナ・ゴールド特典の違いなど JWマリオットシンガポールサウスビーチ添い寝宿泊記 エグゼクティブラウンジ・朝食・プールやSPG等プラチナ・ゴールド特典の違いなど