【子連れ宿泊記】シンガポール マリオット ホテルのラウンジ・朝食やSPG等プラチナ・ゴールド特典の違いなど

シンガポールマリオットホテルに宿泊した理由など

2018年7月の子連れシンガポール旅行で、「シンガポール マリオット(タンプラザ)ホテル」に宿泊しました。本記事はあくまでも実体験をベースにした「宿泊記」で、個人的な印象や評価等が多分に含まれていることご承知おきください。

なお、私事ですがマリオットのプラチナチャレンジによりプラチナエリート資格を獲得してから初めてのマリオット・SPG系列ホテル宿泊です。シンガポールには魅力があるホテルがたくあんある中で、「シンガポール マリオット(タンプラザ)ホテル」を選んだ理由はただ一つ「ゴールドからプラチナにランクアップしてどのような恩恵を受けられるようになるのか一刻も早く体験してみたい」からでした。SPGアメックスカードの発行でゴールド会員となっている別の同行者達と同じ旅程で宿泊しているので、プラチナとゴールドの違いも含めて紹介出来たらなと思います。(ちなみに、もう一つの理由は、ゴールド会員の同行者に今月限りと言われるゴールド特典を受けてもらいたいというものです)

シンガポールには2つの「マリオット」

「マリオット」を冠しているホテルがシンガポールには2つあり、

ブランド地区最寄り駅
マリオットオーチャードOrchard
JWマリオットマリーナEsplanade

ブランドとしてはJWマリオットの方が上ですが、宿泊費用の相場はそこまで大きくは変わらないようですね。

今回はオーチャード地区にあるマリオットホテルの記事となります。JWマリオットにも宿泊しているので、JWマリオットの宿泊記をご覧になりたい方は、こちらへどうぞ。

JWマリオットシンガポールサウスビーチ添い寝宿泊記 エグゼクティブラウンジ・朝食・プールやSPG等プラチナ・ゴールド特典の違いなど

マリオットへのアクセス・行き方・交通

シンガポールの中心部「オーチャード」地区内にあり、MRT南北線Orchard駅に直結というものすごく便利な場所にあります。TANGS(百貨店)が運営する「Tang Plaza(タンプラザ)」という複合商業施設の一角にマリオットがあるので、「Singapore Marriott ”Tang Plaza” Hotel」と紹介される場合もあるようです。

MRTオーチャード駅「A」出口とマリオットホテルが直結しているので、空港からMRTでアクセスする場合は傘不要、スコールが降ってても濡れずにチェックインできますね。ただし、オーチャード駅自体が巨大な迷路のようになっているので、慣れてないとA出口にたどり着くのに難儀するかもしれません。駅構内にある出口案内を必ず確認しましょう。

タクシーでアクセスする場合は、2つのマリオットがある状況では「Singapore Marriott ”Tang Plaza” Hotel」と運転手に伝えるのが確実と思います。オーチャードの中心部にあるにも関わらず車寄せは十分に広くタクシーも頻繁にやってくるので、タクシー中心で移動する観光客(特に子連れ等)にとって不便に感じることはないでしょう。

オーチャードには日系のシンガポール高島屋を含め巨大で魅力的な商業施設がわんさかあるので、ショッピング目的の旅行者にとってはベストな立地ということになります。家内はION(アイオン)や高島屋、パラゴンなど丸一日回っていたようです。その間、私は子供と一緒に庶民系(フィリピン系?)のラッキープラザなどを散策し、ファーイーストプラザで恒例の足つぼマッサージを受けたりしました。初めてOrchard地区に泊まった私は、これらの施設がすべて徒歩圏内ってすごいなあと思ったものです。

宿泊費用と予約に関する手続き

今回は、SPGアメックスカードを夫婦で発行して獲得した私から家内への紹介ポイントなど40,000ポイントを使って無料宿泊することにしました。ポイント宿泊と言うのを初めてやったのですが、諸税等余計な料金はかからず、40,000ポイントポッキリなのですね。

ここでは、子連れ・プラチナエリートという状況で、小技…というほどのものではありませんが、知っておくと損はない手続きなどを紹介したいと思います。

子連れで添い寝する場合の手続き

ポイント無料宿泊で大人2名に子供を追加すると、ポイントに別料金が課金されるようになってました。しかも結構なお値段。前の調べでは12歳未満(以下かも)との添い寝は無料だったはず。

以下の手続きにより結果的には課金されなくなりましたが、別料金はキツイですね。

  1. 公式サイト「ポイント宿泊」大人2名で予約
  2. マリオットリワードサービスデスクへTELし添い寝無料の条件を確認
  3. 条件合致を確認、既存予約に子供の追加情報入力を依頼

アプリや予約記録上に子供の情報は出てこないのですが、先方には伝わっているので問題ないとのこと。(実際、問題はありませんでした)

余談ですが、このところ子供の身長がグイグイ伸びているそうで、今回の旅行で、正直添い寝ではきつくなってしまっていることが判明。子供の成長は早いです。次回以降どうしようかなあ。

マリオットアプリでチェックイン

マリオットホテルでは、スマホのアプリを使ったモバイルチェックインが可能です。自分が感じたモバイルチェックインのメリットは、

  • アップグレードの事前確認が可能
  • アーリーチェックインやレイトチェックアウト可否の事前確認が可能
  • その他リクエスト等に関してスタッフとチャットできる
  • レセプションでの会話数が減る

でした。このホテルでは「モバイルキー(スマホがカードキー代わりになるらしい)」も利用できましたが、結局使うことはありませんでした。

いつ頃からチェックインできるのか正確な時間はわかりませんでしたが、2日前~遅くとも1日前にはアプリ上で手続きできる様子でした。

予約時のルームタイプが一般の「デラックスゲストルーム」から「エグゼクティブルーム(1日前)」、そして「プレミアデラックスルーム(当日)」へと変わっていきました。

以下がアプリの参考画像です。

16:00にリクエストしたのにも関わらず04:00となっててびっくりしましたが、先方には16:00と伝わっていたようです。(その後アプリ上で16:00に変更しても04:00のまま…)

チェックイン

ロビーは吹き抜けで広々!風格が漂いますね。

一番左にあるマリオットリワード会員用デスクでチェックイン手続きを行います。「モバイルチェックイン手続きが済んでいるのですね」と言われましたが、チェックイン時刻も16:00と入力したはずが、朝の4:00になってて笑われました。アプリの信頼性は今一つのようですね。ただ、レイトチェックアウトは16:00と認識していたようで、謎です。

エグゼクティブルーム

結局、29階のエグゼクティブルーム(Exective room)へアサインされました。バスタブがある部屋をと伝えたら、バスタブはプレミアデラックスルームではなくエグゼクティブルームにあるのだとか。ちなみに、ゴールド会員の同行者は17階だか18階だかの部屋にアサインされ、バスタブはなかったそうです。

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ベッドルームの外観

32㎡~34㎡と広さは十分。

快適で、ホテルから出るのがおっくうになりそうです。ベッドのサイズはそれほど大きくなく、子供添い寝となると窮屈に感じるかもしれません。

花が飾ってあり、傍らには飲み物が。同行したゴールド会員の部屋には「花+飲み物」がなかったとのことだったので、これもプラチナ特典?なのでしょうか。有料だと思って手を触れさえしませんでしたが(笑)。

お部屋からの眺め

オーチャードロードを挟んだ景色で、一般的なシティービューですね。シンガポール高島屋(ニーアンシティ)やION(アイオン)、そしてレジデンスなどが見えます。このような一等地のレジデンスに住むにはいくらかかるんだろう…自分には縁のない世界だなあと想像しながら。

室内備品・ミニバー

コンセントの写真を撮影するの忘れてしまいましたが、日本で採用されているA型コンセントを使える場所はベッドルームに1ヶ所、バスルームに1ヶ所ありました。(同行者のベッドルームにはなかったと言われましたが…)その他はシンガポールで採用されているBF型のコンセントなので、足りない方は変換プラグか変圧器を持参していきましょう。

インターネット接続に関する写真も撮影するのを忘れてしまいましたが、無料Wifiのアクセスが可能で、専用のネットワークからログイン画面へ推移し、部屋番号とパスワード(チェックイン時に教えてくれます)を入力すればOK。サクサクつながって通信速度に不満を持つことはなかった一方、最初の段階でなかなかログイン画面へ推移しなかったのがちょっとアレですね。皆なかなかうまくいかなかったようで、最初の接続設定に関しては、要改善事項と思われます。

ミニバーの品はさすがにお高いですが、ネスプレッソマシンも備え付けられててオシャレですね。

無料のミネラルウォーターは、これから紹介するバスルーム内に2本あります。少し小さいかも。

バスルーム

広々としていて、洗い場が別になっています。

シンガポールで普段泊まっている安宿とは違って、ちゃんと熱い湯がでて水圧もバッチリだったのに感動(笑)。

アメニティはタイの有名なブランド「THANN」でした。

エグゼクティブフロア(ラウンジ)

エグゼクティブラウンジは27階にあり、カードキーをかざすと入室できるようになってます。

チェックイン時に渡されたペーパーを見ると、朝6時から深夜12時まで開いていて、

  • 6:00~10:00(朝食)
  • 17:30~21:30(カクテル)
  • 17:30~19:30(オードブル)
  • 19:30~21:30(デザート)

と時間帯によって各種飲食を楽しむことが出来ます。注意事項としては、12歳以下の子供は入室できないということです。子連れ旅行の方は、ご注意を。同じく子連れ旅行だった我々は、私が取材のため入室した程度です。

通常の時間帯

イブニングカクテルの前に入室したときに撮影したものです。

通常の時間帯でも、ソフトドリンクやコーヒー、ちょっとしたおつまみをいただくことが出来ます。

イブニングカクテル・オードブル開始後

通常の時間帯ではまったり落ち着いていた雰囲気だったのが一転、賑わいを見せています。

開始後1時間(18:30頃)に様子を見に行った時の写真ですが、テーブルは満席、カウンターが数席開いているのみと言う混雑ぶり。

オードブルの内容をお知りになりたい方は、以下の写真で確認してください。

自分の場合は食事を前にしていたので、シンガポールスリングをいただいたのみでした。

オーダーしたら座席まで持ってきてくれるのですね~。

その後食事に出かけたら思ったより時間がかかってしまい、デザートタイムに間に合わず…残念。

1Fマリオットカフェでの朝食

プラチナ・ゴールド特典として朝食無料だったのですが、子連れの身としては、子供を置いて朝食会場として指定されたエグゼクティブラウンジへ行くことは出来ません。そのような場合どうすればよいのかとフロントに尋ねたら「ラウンジへアクセスできない子供がいる場合は、家族全員が1Fの朝食会場で朝食を摂っても問題ありません」とのことでした。むしろ、エグゼクティブラウンジよりメニューが多い一般的な朝食会場の方がウェルカムだったので、嬉々として朝食会場である1Fのマリオットカフェへ向かいましたとさ。

思ったより混雑していなかったのは、朝早かったからでしょうか。7:30くらいだったのですが…土日はブランチを兼ねる場合が多く、遅い時間ほど混雑度が増すのだそうです。

朝食の写真たち

シンガポールマリオットホテルの朝食は、噂通りかなり充実していました。その充実ぶりを写真で余すところなくお伝えしたいと思います。

その場で作ってくれるのは、オムレツと麺料理?あたりだったかと。

家内が最も楽しみにしていたのはこの朝食だそうで、たいそう満足していた様子でした。洋食も中華も充実していましたが、日本食的なものはほとんどありません。これは私が経験した他のマリオット系列も一緒だったので特段違和感はありませんでしたが、他のアジア系ホテルと比べて日本食をもっと充実させてほしいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なお、人数分の料金が記載された伝票へのサインを求められますが、朝食無料特典付きの場合は実際に料金が引き落とされることはありませんので、安心してサインしてください。その旨はサインを求められた時・チェックアウトの時と2回言われました。

シンガポールマリオットホテルの感想・まとめ

オリエンタル風な外観が特徴のシンガポールマリオットホテルですが、中身は完全にアメリカンです。シンガポールっぽさを感じるような場面はほとんどありません。世界各地で均一的なサービスに安心感を持つ方(保守層)と、アジア風のサービスを期待する方(チャレンジ層?)とでは全く異なる感想を持つのではないかと感じました。ただ、いずれにしても不満を持つようなことはなく、5つ星レベルのハイレベルなサービスを享受することが出来るでしょう。

と言う断りを入れた上で、個人的な感想は以下の通りとなります。

良かったところ

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  1. 立地
  2. ラウンジの雰囲気(通常時間帯)
  3. 朝食の品揃え

やはり、立地に勝るものなしと言う感じでしょうか。シンガポールへは何十回もリピートしていますが、高級ブランドショップが建ち並ぶオーチャード方面は「観光に出かける場所」であって、「滞在する場所」ではありませんでした。今でこそマリーナ地区等にその座を奪われている感はありますが。そんな自分がオーチャードで高級中華をいただいて満腹になったおなかをさすりながら徒歩でホテルの部屋に帰るなんて…と感動したものです。今回はほとんどの行程でタクシーを利用しましたが、MRTでの移動も便利そう。

ちょっと…と思ったところ

  1. エレベーターにストレス

1982年開業と「老舗」と言われてもおかしくないマリオット。設備の老朽化による不便などを心配していましたが、少なくとも私が滞在している間にソレを感じる場面はありませんでした。エレベーターを除いては…とにかく「エレベーターがやってくるのが遅い!」。

エレベーターを最新のものに取替れば解決するのか、それとも設計が悪くて修復不可能なのかわかりませんが、待ち時間の長さなどに同行者たちは相当不満を募らせていた様子でした。もっとも、それは高層階に宿泊するようになったが故のぜいたくな悩みと言うことでしょうか。これが唯一の不満点。

JWマリオットとの比較

一番気になるのは、「JWマリオットとどっちが良いの?」というところでしょう。こちらに関しては、改めて別記事で比較検証しています。

【シンガポールのホテル】JWとマリオットを徹底比較 どっちがおすすめ?

あらゆる条件を排除して一番良かったところ

  1. 無料宿泊できたこと
  2. 無料朝食できたこと

シンガポールの宿泊費用はどんどん高騰してしまい、気軽に宿泊できなくなってしまっています。一人旅だといつもの安宿に泊まるので問題ないのですが、家族旅行、しかも子連れとなると一定程度のレベルを維持しなければなりません。5つ星ホテルとかだと1泊あたり数万円、3泊すると10万円を超えてしまいかねません。しかし、マリオットにあった無料宿泊制度のおかげで、今回の旅行で財布を痛めることはありませんでした。朝食も無料(実質昼食も兼ねている)だったので、意外と滞在費はかかっていないことも判明しました。無料宿泊に必要なポイントを獲得するためのコストもあるのですが、直接現金を失うのとは精神的なダメージ度合いが(私の場合は)全く異なり、精神衛生上よろしかったというのも大きかったです。

ちなみに、今回は40,000ポイントを使った無料宿泊でしたが、8月以降は必要ポイントが50,000に跳ね上がります。宿泊を検討している方は、今月中に予約を入れるようにしましょう。予約時にポイントが足りなくても、宿泊前までに貯まれば問題ありません。

マリオットプラチナエリート特典

一応まとめておきましょう。

  • ボーナスポイント500ポイント
  • エグゼクティブルームへのアップグレード
  • エグゼクティブラウンジへのアクセス
  • 朝食無料
  • 16:00までのレイトチェックアウト
  • 無料インターネットアクセス

プラチナアライバルギフトということで「500ボーナスポイントまたはご飲食アメニティ」を選ぶこととなっていました。こちらもアプリで事前に選ぶことが出来ます。「ご飲食アメニティ」が何かわからないし、食事の予定はすべて埋まっていたので500ポイントを選択しました。無料宿泊に必要なポイントが40,000だったので、実質必要ポイントは39,500と言うことになります。

プラチナとゴールドの違い

たまたまかもしれませんが、確認できたのは

  • アップグレードのレベル
  • 室内テーブル上の花や飲み物の有無

でした。8月以降はどうなることでしょう。

まとめ

保守的な家族やその他同行者の意向を汲んで…と言うところもあったのですが、今回のマリオット宿泊は成功裡に終わりました。皆から感謝される結果となり、ほっと胸をなでおろしているところです。特に、シンガポールにあまり良い印象を持っていなかった老齢の同行者がマリオットの印象が良かったのか「来年もシンガポールでマリオットに泊まれば良いんじゃない?」と言うように。世界均一的なハイレベルのサービスはその国の印象すら変えてしまうことがあるんだと目からウロコでした。

参考記事

これからご紹介する参考記事は、

  1. 40,000ポイントを簡単に貯めた方法
  2. プラチナ資格を楽に獲得した方法

になります。

無料宿泊に必要な40,000ポイントを労せずして貯めた方法はこちら。

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マリオットリワードプラチナエリート資格をゲットするまでの道のりはこちら。

【マリオット】4万円でプラチナチャレンジ完了!最安費用で最上級会員になる方法を解説

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安宿専門で高級ホテルとはほぼ無縁だった筆者も、SPGアメックスカードという魔法のカードとマリオットリワード(ポイント制度)のおかげでSPG・マリオット系列のホテルへ気軽に宿泊できるようになりました。マリオット最高峰のJWマリオットなど一生無縁だとばかり思っていましたが、今回のように一生の思い出を作ることが出来ました。どうか皆様も豊かな旅行生活を!

注)2018年8月から、無料宿泊に必要なポイントは50,000となりました。

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