【マリオット】コートヤード香港沙田宿泊記 ラウンジ・ゴールド特典・空港からのアクセス・シャトルバスなど

コートヤードマリオット香港沙田に宿泊した理由

ちょうど、SPGアメックスカードを発行する機会があったので、SPG・マリオット系列のホテルはどんな感じだろう?やっぱり高嶺の花なのかな?なんて気軽に検索していたら。

1万円強と言ったところでしょうか?意外と高くない。否、香港としては格安の部類に入るのではないでしょうか。もっとも、旅行にかける宿泊費は5,000円/泊を目安としているバジェットトラベラーの僕としては「2泊分か~」なんて思ってしまったのですが(笑)、価格とは別に「新界に宿泊」というシチュエーションにしびれてしまったわけです。

香港にはかれこれ数十回(出入国記録だと3桁回かも)訪れていますが、香港島に1滞在した以外はすべて九龍サイド、尖沙咀~旺角の間に宿を構えてました。

この機会に新界に宿泊するのは貴重な経験となるだろうし、ひょっとしたらゴールド特典(朝食無料、ラウンジアクセス、アップグレード等)で1万円でもコストパフォーマンスが高く感じるかもしれないと、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで「全額前払い・返金不可」でポチッた次第です。

コートヤードマリオット香港沙田へのアクセス方法

ここでは自分が実際に行ったバス・電車を乗り継いで行った方法を紹介します。

出発地到着地交通手段運賃など
香港国際空港Ravana GardenA41Pバス22.3香港ドル
尖沙咀81Cバス約9香港ドル
石門MTR約11香港ドル
ホテルシャトルバス無料

香港国際空港からのアクセス

A41Pバスが30分おきに出ています。所要時間は40~45分程度で、「Ravana Garden(濱景花園)」停留所で降りれば目の前(進行方向向かって右)にコートヤードマリオット香港沙田がありますので、迷うことはないでしょう。

写真は、Ravana Garden(濱景花園)停留所(香港国際空港行き)です。

始発地の出発時刻は書いてあるのですが、この停留所に止まる時間は書いていません。空港へ向かうときは時間が読みづらくなるので、チェックアウト等の際は時間に余裕を見ておくことをお勧めします。

香港中心部へのアクセス

コートヤードマリオット香港沙田から尖沙咀や沙田までシャトルバスが出ています。(時刻表は以下写真参照)

本数が多くないのですが、楽ちんなので時間が合えば積極的に利用しましょう。ただ、満席で乗れなくなる場合があるので、早めにロビーで待機しておくことをお勧めします。僕が乗った時にはあぶれた人が出ましたので。

18:45発のシャトルバスに乗って沙田までは10分程度、尖沙咀までは40分程度の所要時間でした。ただ、尖沙咀は渋滞の有無により時間が前後するようです。

シャトルバスは、尖沙咀では以下の写真付近に止まります。ネイザンロードからペニンシュラホテルの北にちょっと入ったところ(中間道)。

ホテルからの客を降ろした後、そのままホテル行のシャトルとなるので、利用する方は2枚目写真付近で待機しておきましょう。

時間が合わない場合は、MTR又は路線バスを利用することになります。

特に、尖沙咀からのシャトルバスは早々に終わってしまうので、香港の夜景を見てから戻る場合などは、否応なしに公共交通機関を利用しなければなりません。もっとも、タクシーを使っても全然差し支えないのですが。

MTRの場合は石門駅から徒歩5分程度。中心部から到着した場合は進行方向左側、以下写真の通りをまっすぐ歩いて突きあたり右がコートヤードマリオット香港沙田です。

MTR火炭駅からも何とか歩いていくことができ、所要時間は20分強。

僕は中国大陸(羅湖)からアクセスしたということもあり火炭から歩いていきましたが、専用歩道が整備されて、天気も空気も景色も素晴らしく良い散歩になったかなと言う感想です。ただ、徒歩でのアクセスは季節限定になるかと思います。

一方、Ravana Garden(濱景花園)停留所からは空港以外にも各地へバスが走ってます。

尖沙咀からホテルまで「81C」バスを利用してみました。

インターコンチネンタルの近くにある(シェラトンの向かい)にあるバス停から乗車。

油麻地手前まで北上するので、ネイザンロード沿いの停留所を利用してもよろしいかと思います。

ホテルが見えてきました。ここまでの所要時間は約50分。各停なので、結構時間がかかりましたね……時間がない方はタクシーを利用した方が良いかもしれませんね。

香港に限らず、地下鉄で行ける場所であってもなるべくバスを利用するようにしています。時間はかかるのですが、車窓を楽しめるメリットの方が大きいからです。そういう意味では、50分は僕にとって至福の時間。

コートヤードマリオット香港沙田の場所と周囲

「コートヤードマリオット香港沙田」を初めてGoogle mapで場所を確認した時、「なんて不便なところにあるんだ…だから安いのかな?」という印象を持ったのですが、アクセス方法で書いた通り、今は意外と不便ではなかったと思ってます。

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コートヤードマリオット香港沙田の外観

単体で見ると高い建物に見えるのですが、周囲にも高くて大きい建物があるため、遠くからだと目立ちません。もっとも、香港のほとんどの建物はそうだと思いますが……(笑)。迷ったら、上の写真を思い出してください。ホテルにたどり着くには、写真に写っている階段を登らなくてはいけません。

コートヤードマリオット香港沙田でのチェックインとアップグレード

レセプションは、一般用と会員用にわかれています。マリオットリワード会員は、空いてる方でチェックインすればよろしいかと思いますね。

SPGアメックスカードを発行したことでマリオットリワードゴールド会員になったためか、このホテルではゴールド特典を受けられるようでこんな紙を渡されました。

  • 30階にあるエグゼクティブラウンジへ自由にアクセス、ソフトドリンクなどを自由にお飲みください
  • エグゼクティブラウンジでのコンチネンタルブレックファスト若しくは2FのMoMo Cafeでビュッフェ朝食をどうぞ(無料)
  • 17:30からエグゼクティブラウンジでの軽食とアルコール飲料等をどうぞ(無料)
  • チェックアウトはエグゼクティブラウンジでどうぞ
  • 無料のインターネットアクセスをどうぞ

などなど。で、27階の角部屋にアサインされました。

706香港ドルの部屋から1,176香港ドルの部屋にアップグレードされたようです。スゴイなゴールド特典「SPGアメックス年会費(30,000円強)のうち470香港ドル(約6,500円)を回収したことになるのか~」などセコイことを考えながら感嘆。

コートヤードマリオット香港沙田 お部屋の様子

新界とは言え、やはりここは香港なのかそこまで広くありません。エグゼクティブとは言っても下層(一般のお部屋)と構造が同じだったので、より良い景色とラウンジを楽しむことがエグゼクティブの付加価値と言えましょう。

浴槽がなかったのは残念ですが、米国系はこんなものなのでしょうか。

無料の水が2本。

変換プラグが備え付けられていたので、ココに泊まる方は日本から持って行かなくてもOK。

豪華と言うよりは機能的でデザイナーズルーム?のようなお部屋の様子でした。

窓からの景色は以下のような感じ。

建物がニョキニョキ建っててリバービューとまでは行きませんが、こう言った建物に萌える自分としては、これこそ100万ドルの風景に匹敵すると思い至福の時間を過ごしましたとさ。最高!!!

ちなみに、部屋からの夜景はこんな感じです。

コートヤードマリオット香港沙田 ラウンジの様子

通常営業時

時は15時過ぎ。昼食抜きだったので空腹MAX。一方、夜はカクテルタイムの軽食でお腹を満たそうとしていたので、今ここで遅い昼食をとるわけには行かず、ラウンジに飲み物以外に何かないかと30Fへ行ってみました。

部屋のカードキーをかざして入室。

この時間帯は閑散としてますね~。部屋にいるよりもココの方が居心地が良かったですね。この時間帯は。

飲み物よ~し。

あ、あった!食べ物よ~し(?)

まあ、2時間ちょっとならこれだけあれば十分でしょう。

27Fと30Fでは窓からの見え方が結構変わってました。4F違うだけで開放感がこんなに違うとは!!

香港競馬場が見えますね。

逆に言えば、20Fと27Fでも見える景色が違うわけで、27Fでもゴールド特典のメリットを十分に享受できているのだということを思い知らされました。

カクテルアワー

混雑するというので、窓に面した席を少し前から陣取ってました。

きっかり17:30からスタート。

飢えたハイエナのように漁り…

盛り付け。思ったより種類が少なかったかなあ。しっかりお腹を満たしたけど、もしこの内容が続くなら、街へ出て香港グルメを楽しんだ方が良いと思いました。なんと言っても、香港はグルメの街。グルメ自体が香港旅行の目的になり得るくらい充実していますからね~。

でも、デザート(スイーツ)のレベルが思ったよりもずっと高くてビックリ!これだけでも来た甲斐があったと思いました。

日が暮れかけ、ラウンジがかなり混雑してきたので撤退し、尖沙咀へのシャトルバスに乗りに行きます。で、帰ってきた後もラウンジに寄ってコーヒーをば。あまりにも居心地が良いのでついつい寄ってしまいますね。

コートヤードマリオット香港沙田 朝食の様子

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2Fのビュッフェ朝食にトライ。(上の写真は前日夜に撮影)

MoMo Cafeの入口で伝票に部屋番号とサインを書かされます。確認のためであり、ホテル側から朝食代金を請求することはないとチェックイン時に渡された紙に書いてあったので、無問題。

朝食のラインナップは以下写真の通りです。

カクテルアワーとは一転、ものすごい充実ぶりです。直前に泊まった五つ星ホテルのマリオット広州(中国大酒店)よりも充実。しかもオイシイ。今回の宿泊で一番のサプライズでした。

ただし、日本人の好みは全く考慮されていません。アジアの高級ホテルだと日本人を意識してから日本食メニューもあるのですが、こちらにはないということです。中国国際航空の機内食がごとく、基本は洋食か中華の2択になります。

コートヤードマリオット香港沙田 周囲の様子

 

同じ建物の1Fにはスーパー、向かいの建物にはコンビニがありちょっとした買い物に困らないし、

MTR西門駅前も賑わいがありショッピングモールもあって、香港らしさを味わうことができます。

「かつや」なんかもあったりして。

香港・石門の足マッサージ店

前日に中国大陸で受けたので、この日は偵察だけ。ショッピングモール内にいくつかありました。

このあたりでは45分くらいで148香港ドルが相場のようです。旺角あたりにある格安店の方が安いのですが、施術師のレベルによってはこちらの方がコストパフォーマンスが高いかもしれませんね。観光客目当てではなく、地元向けの店なので期待が。ああ、やっぱりトライしておけばよかった…と今頃になって後悔(笑)。

コートヤードマリオット香港沙田 実質宿泊費用

請求額は、コミコミ10,919円でした。

で、付与されるポイントを勘案すると以下のような感じとなり…

項目費用備考
宿泊費10,919円請求額
マリオットリワードポイント905Pベース
226Pエリート
2,000Pメガボーナス
スターポイント218P期間限定特典
ハピタス476P4.8%還元

ざっと見た感じ実質7,000円程度ということでしょうか。

ビュッフェ2食付きでこのお値段ということは、素泊まりベースだと1泊5,000円を確実に下回りますよね?これはまさしく、オレ的基準(5,000円/泊)内に収まっているということで、ゴールド特典即ちSPGアメックス効果そのものと言ってよいのではないでしょうか。

重慶マンションを始めとする安宿だって個室シャワー付きだと今や最低でも3千円以上はかかるなので、総滞在費用で換算すると「重慶マンション+2食」と「コートヤードマリオット香港沙田(2食付)」がイコールになるということ。否、朝食がビュッフェだと昼食はいらなくなるので、かえってコートヤードマリオット香港沙田の方が総額では安く収まるという逆転現象かも。

そう言えば、街中でクレジットカードを出したり現金を出したりする機会はありませんでした。公共交通機関利用時のオクトパスカードだけ。

うーん…なんというコストパフォーマンスの高さよ。

香港のホテルは概してコストパフォーマンスが低いという印象だったのが、今回の滞在で初めてその印象が覆りました。

まとめ

コートヤードマリオット香港沙田は、特に以下のような属性の方にはおススメできると思いました。

  • 香港リピーターの方
  • コストパフォーマンスが高い旅行をしたい方
  • 喧騒を離れてのんびり過ごしたい方
  • 暮らすような旅気分を味わいたい方
  • 中国大陸(深セン・広州方面)へ移動予定の方

僕の記事はあくまでもリピーター目線でのものであり、初めて香港へ行く方は香港島でも九龍でも中心部に宿を構えて「これぞ香港!」と香港気分を味わった方が良いと思います。

一方、ある程度香港に慣れた方なら十分選択肢の一つとして検討できるレベルのホテル。なんだかんだ言っても30分~1時間程度で中心部へ出られるので、首都圏で言うと自宅から新宿や渋谷、銀座等に出るような感覚です。(都心に住んでるようなハイソな人は除く…というか、そのような方は最初から中心部に泊まりますねw)

あと、香港中心部での、特に夜間における歩くのが困難なほどのごみには辟易していたのですが、ホテル周辺ではそういうストレスがなくのんびり過ごせたのがポイント高かったです。

個人的には、住宅街の近くに宿を構えて生活感を味わうと共に異邦人気分を味わうのが好きでシンガポールなどではそうしているのですが、香港ではそうしていなかったのですね。なんでかと言うと、新界には安宿がなかったから。

しかし、今回の滞在及びSPGアメックスカードの発行で、安宿に毛が生えた費用で新界に泊まれるのがわかったので、コートヤードマリオット香港沙田が定宿の一つとなる可能性があるな…と空港へ向かうバスに乗っているときにぼんやりと考えていました。

香港リピーターとSPGアメックスカードの相乗効果を伝えたい(参考)

本記事では、「SPGアメックスカード」がキーワードのように出てきています。宿泊記では、SPGアメックスカード発行で自動的にマリオットゴールド会員になった恩恵もお伝えしましたが、実はそれ以上の恩恵「高級ホテル無料宿泊特典」があり、SPGアメックスカードを維持しているだけでシェラトンとかWホテルとか高級ホテルに無料で1泊できるというものです。

香港リピーターには、SPGアメックスカード発行の効果はめちゃくちゃ高いです。当カードのみが持つ特典「高級ホテル無料宿泊特典」のメリットを、宿泊費が高い香港では最大限受けられるからです。僕自身も、香港へ行く機会が多いことからSPGアメックスカードの発行に踏み切った経緯があります。

あと、宿泊費が安くても香港まで行く交通費が無駄になるのでは…という向きもありますが、定期的に実施している香港エクスプレスのセールをうまく利用すれば、その辺へ行くのとあまり変わらない費用で香港までの足を確保できます。また、周囲にも安めのマリオット系列ホテルがいくつかあります。

他の地域なら僕もわざわざ行かなくてもいいんじゃね?と言うのでしょうが、香港に限っては費用の心配をしなくても良いケースがあるので、こうして紹介してみた次第です。

香港エクスプレスセールの傾向と対策については、過去に記事でまとめていますので、よろしければ参考にしてくださいね!

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