もくじ
アビアンカ航空ビジネスクラスの評判・実態をレビュー
お金をかけずに世界中を優雅にマイル旅しているマイル専門家(@poyatrip)です。
アビアンカ航空のビジネスクラスを利用して、以下4レグ搭乗する機会を得ました。
フライト | 機材 | 出発-到着 |
MEX-SAL | A319 | 17:50-19:00 |
SAL-HAV | A320 | 9:00-13:00 |
HAV-BOG | A319 | 15:35-18:00 |
BOG-MEX | B787-8 | 7:20-11:55 |
MEX:メキシコシティ、SAL:サンサルバドル、HAV:ハバナ、BOG:ボゴタ、TA:アビアンカ・エルサルバドル航空、AV:アビアンカ航空
ネット上でアビアンカ航空の評判や口コミを読むと、日本語だとわりかし微妙なコメントが散見されたのですが、実際どうなのか。
機材も行先も国もバラバラな4レグを立て続けに搭乗したからこそ、お伝えできる本当の実態があるだろうと、本記事の執筆に至った次第です。
当記事では、第一弾としてMEX-SAL(メキシコシティ-サンサルバドル)のビジネスクラス搭乗記をお伝えします。
なお、サンサルバドルは、中米にあるエルサルバドル共和国の首都です。
似た名前なのでどっちが国名でどっちが首都名か混乱しそうです。
アビアンカ航空とは
搭乗記をお伝えする前に、そもそも「アビアンカ航空とは?」その概要を知っておくと良いと思います。
ウィキペディアをご覧いただくのが手っ取り早いのですが、ここでは概要をかいつまんで。
コロンビアのフラッグキャリアで、2012年にスターアライアンス加盟。
現在は持ち株会社として、中南米各国でアビアンカブランド
アビアンカ・エルサルバドル(旧TACA航空)
アビアンカ・コスタリカ
アビアンカ・ペルー
アビアンカ・ブラジル(破産?)
を展開しており、南米はもちろん中米も代表するブランドと言えましょう。世界で2番目に古い航空会社と言う威厳もあるのか、実際に中南米を旅しててアビアンカのブランドパワーをヒシヒシと感じた次第。
例えば、コロンビアの首都ボゴタにあるエルドラド国際空港はアビアンカ航空の本拠地でありハブ空港。
▲朝5時過ぎにエルドラド国際空港に到着した時の風景。日が昇る前なのにものすごい人&車の列や渋滞でビックリ!巨大ハブ空港の証ですね。
ボゴタ以外にもエルサルバドル他各国の首都空港をハブ空港として運用していて、スターアライアンス加盟会社としては中南米(特に中米〜南米北部)でのネットワークが豊富なのが特長。
ANAマイラーが中南米へ行く時には必ずといって良いほどお世話になるエアラインですね。
米国〜中南米間や中南米間のフライトはもちろん、ボゴタ〜バルセロナ間など大西洋を横断するような長距離フライトもあるので、スターアライアンス世界一周航空券を利用する時にお世話になるかも。
保有している機材はエアバス(A318,A319,A321,A330)がほとんどのようですが、最近はボーイング787-8を保有するようになりました。
当記事では、A319を紹介します。
ビジネスクラス搭乗記(MEX-SAL:AV431)
Wwbチェックインを済ませていたので、チェックカウンターに立ち寄ることなく保安検査へ。(メキシコシティ国際空港では、出国審査はありません)
Webチェックインの方法は以下の記事で解説しています。
【要注意!】アビアンカ航空オンライン予約の変更・キャンセル方法
メキシコシティ国際空港での過ごし方
ビジネスクラス利用と言うことで、ラウンジを利用しました。
アビアンカの自社所有であるAvianca Sala VIPラウンジを含め3つのラウンジをレポートした記事がありますので、ラウンジを利用される方は以下も参考に。
【メキシコシティ国際空港】ラウンジ3ヶ所はしご! ANA プライオリティパス利用搭乗口は、アビアンカ航空ラウンジのすぐそばにある32番。
17:50の出発なので、機材も小さいし早くて17:20頃の搭乗開始かな〜なんてラウンジでのんびりしていたら、なんと17時過ぎには搭乗開始のアナウンス。早!!
優先搭乗を逃してしまい、最後の方に搭乗する羽目に。
A319機材のシート・機内設備など
ビジネスクラスは全12席で、自分の座席は1K。
ウェルカムドリンクとしてシャンパンをいただきます。
座席の埋まり具合は半々と言ったところで、隣に人が座ることはありませんでした。
座席のリクライニング等調整で利用するのは一番左のボタンだけだったような…
USBポートがありました。期待していなかっただけに嬉しい設備です。
ノイズキャンセリング機能のない普通のヘッドフォン。
搭乗がスムーズにいったのか、17:30過ぎにはドアクローズ。
写真は非常用設備の案内のため、CAさんがモニターを引っ張り出した時の状況です。アナウンスがスペイン語なのは仕方ないとして、字幕もスペイン語なのはいかがな…
Cクラスを担当するCAは2名で、いずれも屈強な男性でした。
機内食
意外と言っては失礼なのは承知なのですが、カプレーゼもメインのお肉もデザートもおいしかった!
治安が悪いと言うサンサルバドルでは外出するつもりがなかったので、ここでしっかり食べておかないとと言う気持ちが強く、完食。
2時間10分のフライトにおける機内食ということで、CAさんは配るのに、乗客は食べるのに忙しかったような印象でした。
機内エンターテイメント
日本人が楽しめそうなコンテンツはなさそうなので、スカイマップを見たり機内誌を読んだり…
って、なぜに「横浜家系ラーメン」が???(本文はスペイン語なので何が書いてあるか意味不明)
18時までライス無料とかやけにリアルだし。
グアテマラ上空を通過したら、降下開始。2時間10分のフライトはあっという間。到着時刻は定刻より30分も早い18:30とのこと。
サンサルバドル国際空港に到着
思ったよりも早く到着したと言うことで、真っ暗になる前のエルサルバドルを見られてよかったです。
駐機場の機体は、アビアンカ航空だらけ。サンサルバドル国際空港がアビアンカ(・エルサルバドル)航空のハブ空港であることが一目瞭然ですね。
68ヶ国目、エルサルバドル入国のためイミグレーションへ。治安が悪いと言う評判のエルサルバドルに恐れていて手が震えていたのでしょうか、写真がボケてしまってます。
意外といっては失礼ですが、サンサルバドル国際空港は小綺麗で思ったより大きくて思ったより近代的な空港でした。少なくとも、治安の悪さを感じさせるような要素は皆無でした。
乗継客がほとんどなのか、イミグレーションへ向かう乗客は少なくイミグレーション自体ガラガラ。
そうそう。機内では入国カードをもらう際には、自ら「入国するからカードちょうだい!」とアピールしないと素通りされる可能性があるので、ご注意を。やはり、乗客のほとんどはエルサルバドルへは入国せず第三国へ旅立つのでしょう。
係員が暇そうだと、暇つぶしに色々と絡まれるかもな…と緊張を新たにしたのですが、特にトラブルもなく入国。税関を出たらそこはもう出口〜的な。
お手洗いへ行っておくつもりが、道中で化粧室を見つける間も無く外に出てしまいましたとさ。
サンサルバドル国際空港の様子は、改めて次の記事【アビアンカ航空ビジネスクラス】TA450 サンサルバドル-キューバ(A320機材) 機内食など口コミレビュー」でお伝えします。
まとめ
実は、アビアンカ航空ビジネスクラスの利用は今回が2回目。
初めて利用したのは2017年に世界一周した時にロサンゼルス→サンホセ(コスタリカ)間で利用したAV641便だったのですが、高熱と喉の痛みに耐えながらのフライトだったためソレを楽しむ余裕は全くありませんでした。
今回利用して思ったのは、アビアンカ航空は全体的にあっさりとしたサービスということ。なので、日系や一部アジア系であるような至れり尽くせりのサービスを期待するとネガティブな印象を持たれるかもしれません。
ただ、定時運行に向けたスケジュール等管理はしっかりと行なっているようです。「定時且つ確実に目的地へ到着すること」を第一義としている自分にとって、アビアンカ航空自体に全く不満は持っていません。
中南米の会社ということで時間にルーズなのだろうと思い込んでいた分、むしろ好印象でした。
以上、「【アビアンカ航空】ビジネスクラス搭乗記 A319機材メキシコシティ-サンサルバドル」でした。
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