もくじ
シェラトンプレジデンテサンサルバドルホテルに宿泊した理由
お金をかけずに世界中を優雅にマイル旅しているpoya(@poyatrip)です。
今般、アビアンカ航空を利用する中で乗継のためエルサルバドルに入国して一晩過ごす必要があり、以下の理由で「シェラトンプレジデンテサンサルバドルホテル」を宿泊先として選定。
- 良さそうな治安
- シェラトンにしては手頃な宿泊費
- 上級会員特典を享受
良さそうな治安
エルサルバドルは世界で最も治安が悪い国の一つとして認識されているようで、とにかく安全第一を考える必要がありました。
- 治安悪化地域の外であること
- セキュリティがしっかりしていること
の両方を満たすのは、街の中心部から少しだけ離れた世界レベルの高級ホテルしかないだろうなと考えた次第。
通常であれば、街の雰囲気を掌握するために中心街に宿を構えるのですが、首都サンサルバドルのセントロ地区自体が治安悪化地域(外務省危険度レベル2)に含まれるというので、今回は避ける必要がありました。
シェラトンプレジデンテサンサルバドルは、セントロ地区から少し離れた閑静な地域にあります。
シェラトンにしては手頃な宿泊費
このような地域では「安全を金で買う」のが常識であり、宿泊費をケチってはいけないというのは頭でわかっていても、高級ホテルと聞くとどうしても二の足を踏んでしまうもの。
しかし、シェラトンプレジデンテサンサルバドルの宿泊費は1泊100ドル前後と、比較的リーズナブル。一般的な中級ホテルとの価格差も大きくないので、安全と満足度を考えると、シェラトン一択と言えましょう。
なお、マリオットボンヴォイ(マリオット/SPG系列ホテルのポイントプログラム)においてシェラトンプレジデンテサンサルバドルのカテゴリーは「3」となっており、ポイント無料宿泊の場合17,500ポイントで宿泊できます。
ただ、ポイントの価値(1ポイント=0.8円程度)を考えると、ポイント無料宿泊を利用するケースは稀かと思いますね。私も今回は自腹で宿泊しました。
上級会員特典を享受
私ごとですが、
- SPGアメックスカード発行
- プラチナチャレンジ
の合わせ裏ワザで、通常年に何十泊しなければなれないマリオットの上級会員資格(チタンエリート)をわらしべ長者的にゲットしています。
色々とうれしい特典を受けられることで、ホテル滞在そのものが忘れがたき良き思い出へと昇華することに、上級会員になって初めて知った次第。
うれしい特典とは、
- ビュッフェ朝食無料
- お部屋の無料アップグレード
- 16時までのレイトチェックアウト
- エグゼクティブラウンジへのアクセス
- (時間帯により)アルコール等の飲食無料
など盛りだくさん。
【STEP1】SPGアメックスカードの発行でゴールド会員に
【STEP2】プラチナチャレンジ(一定の期間内に規定回数宿泊)すればプラチナ会員に
以上の2ステップでこれらの特典を受けられるようになりますので、旅行とかでホテルへ宿泊する機会がある方は上級会員への道を歩んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、SPGアメックスカードは、キャンペーン経由での発行がめちゃお得です!
↓キャンペーン解説記事はこちら
【2020/2最新】SPGアメックス入会キャンペーン 紹介で39,000ポイント獲得! 完全解説 新プログラムに対応済
プラチナチャレンジは、以下で説明。
【マリオット】4万円でプラチナチャレンジ完了!最安費用で最上級会員になる方法を解説 (条件は変動し、現在は3〜4ヶ月内にSPG/マリオット系列ホテルに16泊)
ということで、日本人による口コミは評判など情報が少ない中、突撃してまいりましたのでお伝えします!
アクセス・行き方・交通
エルサルバドルの玄関口であるサンサルバドル国際空港は、市内から40km以上離れた不便な場所にあります。
公共交通機関の有無は不明ですが、空港からホテルへのアクセスは基本的にタクシーを利用するものと思ってください。
以下が自分の利用状況です。
交通機関 | 費用 | |
空港→ホテル | ホテルタクシー | US$30 |
ホテル→空港 | Uber | US$21 |
マリオットのアプリチャットでホテルにシャトルサービスの有無を尋ねたところ、「30ドルで手配可能」とのことで、少し高いかなあとは思いつつ安全第一で依頼。
空港では自分の名前が書かれたプレートを持ったドライバーが待っててくれました。「駐車場から車を出すので、少し待っててほしい」と10分くらい以下の場所で待機してやってきたのは…
黄色い車体で街中を走っている一般的なタクシーでした。ホテル専用の車かと思いきや、単にホテルがタクシーを手配しただけのようですね。
それならわざわざホテルを介する必要もないだろうと、帰りのホテルから空港はUberを利用した次第。
現地へ来て初めて知ったのですが、サンサルバドルではUberが結構走ってます。
▼空港到着時に配車状況を調べた時のスクショ。
次の機会があれば、空港からホテルもUberを利用しようかと。
サンサルバドル市内へ入るまでは一本道で信号もほとんどないため、実際の所要時間は40分未満に収まるでしょう。
ホテルロビー・フロント
タクシーを降りてホテルへ入った時、いかにもシェラトンな重厚な内装をみて緊張が一気にほぐれたことを今でも覚えています。
このホテルで各国首脳級が出席する重要な会議が開催されたようで、当時の米国大統領などVIPがココに宿泊されたような記録が残っていました。
治安に不安のあるエルサルバドルにおいて、ホテルの中にATMがあってキャッシングできるというのはかなり嬉しいのではないでしょうか。
シェラトンクラブダブル コンセルジュレベル ゲストルーム
チタンエリートパワー炸裂!とまでは行きませんが、無料でアップグレード。
デラックスルーム←予約
シェラトンクラブ←アサイン
デラックスルームとクラブルームの違いは、ラウンジにアクセスできるかどうかの違いくらいでその他は変わらなさそうな感じでした。
上の写真は、自分がアサインされた4階(クラブフロア)の図面。中央がクラブラウンジで、右隣(439号室)がスイート?かどうかは不明ですが、その他は全て同じような作りの部屋であるようですね。なお、4階建のこちらのホテルでは、4階が最上階となります。
部屋の広さは約35㎡で、シェラトンらしい重厚感のある内装。先月泊まった神戸ベイシェラトンと雰囲気が似ていて、遠い異国の地で世界標準のありがたみを感じます。
一昔前のつくりなのか、部屋があまり明るくならないのがマイナスポイント、かな。
こちらにおいてあるミネラルウォーターは有料でした。
無料のミネラルウォーターは、洗面所に2本。
なんと!冷蔵庫には何も入ってませんでした。
セーフティボックスは、治安の悪い国ではとてもありがたい設備ですね。
バスタブはなく、シャワーのみ。お湯の出方や水圧など、全く問題なく気持ちよく利用できました。前日のメキシコがちょっとアレだったので期待していなかったのですが、嬉しい誤算。
アメニティ類。シェラトン系列ホテルでよく使われる「le grand bain」ブランドのものですね。翌日からのハバナ旅行でも大活躍してくれました。。
マリオットボンヴォイアプリでデンタルキットをリクエストしてあったところ、市販の歯ブラシと歯磨き粉が置いてありました。
てっきり自社のソレがあるものとばかり思っていたので、わざわざ買ってきてくれたのでしょうか。
プラチナエリート特典
プラチナ以上のステータスを持つと、色々な嬉しい特典を受けられます。以下のような紙を渡されるので、対象となる方は事前に目を通しておくと良いでしょう。
クラブラウンジ
エレベーターの目の前にクラブラウンジが。
営業時間は月〜土の朝6:00から22:00までで、日曜日はラウンジを利用できないことに注意が必要です。
自分も日曜日が休業ということをこの時初めて知って、超びっくり。
サービス内容は、
6:00〜10:30:朝食ビュッフェ
10:30〜17:00:ティータイム
17:00〜21:00:カクテルタイム
ノンアルコール飲料は飲み放題な一方、アルコール飲料は2杯まで無料だそう。
20時過ぎにチェックインして翌早朝チェックアウトした私は、かろうじてカクテルタイムに間に合ったという状況。クラブラウンジを満喫するには至りませんでした。
客室2部屋分程度のひろさなので、かなりこじんまりした印象でテーブル数も多くありません。
おつまみ程度のラインナップで、夕食がわりにするのは厳しい状況。2杯まで無料というアルコール類は、案の定オーダー式でした。
普段はあまりアルコールを摂らない私ですが、入国からずっと緊張が続いて喉がカラカラになってたので、思わずビールを頼んでしまいました。
▲無事にエルサルバドルへ入国し、ホテルにたどり着いたことを祝して、乾杯!
伝票にサインを求められることがありますが、あくまでもラウンジの利用状況を把握するためとのこと。サインしたから何か請求されたりとかいうことはありません。
飲み物等のラウンジ外持ち出しが禁止されているホテルが多い中、こちらのラウンジでは「おっ部屋に戻るのかい?何か飲み物を持って行きなよ。ミネラルウォーター?それともコーラ?」と声をかけてくれる太っ腹ぶりでした。
朝食
上級会員特典として、ラウンジでの朝食かレストランでの朝食どちらかを無料でいただけるようになってます。カクテルタイムから察するにラウンジでの朝食はあまり期待できないだろうと、1階レストランにて朝食を。
6:30過ぎにホテルを出なければならない状況ということでホテルでの朝食を諦めていたのですが、ココでは奇跡の6:00スタート!ソレを知った時、「神か!」と思いましたよ。
まだ薄暗い中、ポツン一人で朝食を。ちゃんと6時から営業していて助かった…
コールドミールは世界のどこにでもあるようなラインナップでしたが…
ホットミールは、ローカルフード一色!外資系列ホテルでここまでローカライズされた朝食は初めてで驚きました。
ベーコンやウィンナーと言った定番フードが全くないとは!?朝イチだからないだけで、もう少し時間が経つとサーブされるのでしょうか。今となっては確かめるすべがありません。
ローカルフードをどうしても受け付けられないという方は、エッグステーションへどうぞ。
いやあ、今までで一番インパクトの強い朝食ビュッフェでしたわ。
Marquis Bar&Grillでのカクテル
ホテル内のバーで利用できる「1杯無料券」をいただいたこともあり、せっかくの機会なのでバーへ。
客が自分一人という微妙に気まずい状況の中、いただいたのは↓のカクテル。
このカクテルが意外にもおいしくて、ホテルで口にしたものの中で一番かも。
施設の様子
エルサルバドルを代表するホテルとあってか、館内施設がとっても充実していたのが印象的でした。
プール
「あの」エルサルバドルにいるということを忘れそうになるくらいリゾート感たっぷりのプールが。
泳いでいる人はいませんでしたが、眺めているだけでリラックスできる雰囲気を醸し出していました。
フィットネスセンター
施設の中で一番びっくりしたのがフィットネスセンター設備の充実ぶり。
なんと!フリーウェイトが。オリンピックバーにも驚いたけど、奥にあるオリンピックEZカールバーにはもっと驚きました。ここでは、相当本格的なウェイトトレーニングができそうです。
フリーウエイトを扱うならインストラクターがいないと危険だと思うのですが、人っ子一人いなくて完全放置状態だったのが気になりました。
サウナ
フィットネスセンターの更衣室内に、サウナがありました。
周囲の様子
周囲に特段コレといった見所がなさそうだったのと、何より「エルサルバドルは世界で最も治安が悪い国の一つ」という評判が頭から離れなかったため、ホテルから出ることはありませんでした。
(正確には、ホテルの敷地を一歩出てそのまま引き返した)
感想
夜着翌早朝発という短い滞在ではありましたが、濃厚なホテルライフを満喫できたような気がします。
- シェラトンプレジデンテサンサルバドルに泊まってよかった!
- チタンエリート会員でよかった!
と幸せを噛み締めているところ。
ホテル内は先進国のソレと同じで、治安が悪いというエルサルバドルに居ることを意識する場面はありませんでした。いわゆるチェーンホテルのメリットを最も感じられる場面だったような気がします。
1978年に建てられたというかなり年季が入ったホテルだそうですが、古さを感じることは一度もありませんでした。どこかで大掛かりなリニューアルを実施したのでしょうか、1978年というのも帰国して調べて初めて知ったくらいで、あとで驚いたものです。
再びエルサルバドルへ訪れることがあれば、またシェラトンプレジデンテサンサルバドルに泊まることでしょう。
エルサルバドルへ訪れる皆様も、どうぞ安心して利用していただければと思います。
以上、「【SPG宿泊記】シェラトン プレジデンテ サンサルバドルのアクセス 治安など口コミレビュー!」でした。