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ヒルトン ガーデン イン バリ ングラ ライ エアポート(Hilton Garden Inn Bali Ngurah Rai Airport)に宿泊した理由
67ヶ国を旅したマイル専門家(@poyatrip)です。64ヶ国目の東ティモールへ行く途中でバリ島に寄る機会があって、初日と最終日に空港近くの「ヒルトン ガーデン イン バリ ングラライ エアポート(Hilton Garden Inn Bali Ngurah Rai Airport)」に宿泊しました。
空港近くのホテルに泊まる理由としては「夜遅く到着したため」「翌朝のフライト時刻が早いため」が一般的ですが、私の場合は事情が異なり、
- ヒルトンのダイヤモンド会員であるため
- 会員ステータスを多少なりとも維持するため
- ポイントで激安宿泊できるため
- 空港タクシーを利用しなくて良いため
と言った感じです。
バリ入りした時は、ちょうどマリオットBonvoyのチタンエリート(旧:プラチナプレミアエリート)からヒルトンオナーズのダイヤモンド会員へのステータスマッチ期間中だったのですね。
ダイヤモンド会員でいられるのは90日間と短いので、その間に出来るだけヒルトングループのホテルへ宿泊したかったのです。
4滞在すればヒルトンゴールドまでは維持できるということで、この機会に4滞在を達成しておきたかったというのもあるのですが、何より宿泊に必要なポイント数が「5,000」と激安だったことが大きいです。
たまたま手元に1万ポイントがあって他に使い道もなかったので、バリでの2滞在に突っ込もうとポチった次第です。
そんな経緯があって空港そばのホテルに滞在したわけですが、当記事ではトランジット目的で滞在する方向けに
- 空港送迎
- 客室の様子
- 朝食メニュー
- 周辺散策
- 市街中心部へのアクセス
などをレポートします。
空港送迎
後から知ったのですが、バリのデンパサール空港から市街地への公共交通機関の運行はなく、相場よりも割高で評判が決してよくないというプリペイドタクシーか白タクを利用するしかないそうです。
インドネシアで評判が良く比較的安心だというタクシー会社「ブルーバードグループ」などは空港から客を乗せてはいけないルールになっているため、個人旅行者はまず「空港からリーズナブル且つ安全に移動する」ことについて悩みます。
しかし、ヒルトン ガーデン イン バリの場合は「空港から/空港まで」両方の送迎が無料なので、こう言った不安から解放されるのです!
これは結構なメリットではないでしょうか。
送迎に関する概要は、以下の通り。
- 朝5:30~深夜2:00までシャトルバスが運行
- 運行間隔は30分置き
- 毎時0分と30分にホテルを出発
- 空港~ホテルの所要時間は5~10分程度
そして、具体的な流れは以下の通りとなってます。
空港→ホテル
出口でスタッフを探します。何気に、スタッフを見つけることが最大の難関かもしれません。
▼このゲートを通過すると「行き過ぎ」です。
「Hilton Garden Inn」と書かれた赤いプレートを持っているのですが、遠くからだと小さくて見分けられません。
実際、私も探すのに苦労しました。
名前を確認されたので、事前にホテルへ送迎のリクエストをしておくことをお勧めします。
メールを送れば、テンプレ的な返信がきます。
「スタッフが見当たらない場合は、他の客を案内中だろうからしばし待たれよ」「空港から500m程度と近いけど、歩いてホテルへ来ることはおススメしない」などとも書かれています。
確認後、次のシャトルバスは**:**に来るから、それまでココで待っててほしいと言われます。
よほどの事情がない限り、毎時0分と30分で案内されると思います。
▼待機場所。ヒルトンのスタッフはこの辺りにいるはずです。
そしてバスが来そうな頃、上階の出発ロビーへ連れて行かれます。
ホテルから空港へ送迎する客を降ろした後、そのまま空港からの送迎客をピックアップするシステムでしたね。
ホテル発が毎時0分と30分なので、その5~10分後に出発ロビーへ着くようなイメージ。
このような16人乗りの大型ワゴンです。
満席になるかどうかは運次第でしょうが、私の場合は往復とも貸切状態でした。
ホテル→空港
エントランスで待っていれば、時間になるとホテルの制服を着た運転手がやってきて「Airport?」と声をかけられます。
2回送ってもらったのですが、うち1回は5分遅れでやってきました。時間には余裕を持っておいた方が良いかも。
出発前に国内線ターミナルか国際線ターミナルか聞かれます。
客室の様子
客室タイプと宿泊料金
客室タイプ | 宿泊料金目安 |
ゲスト | 7,000円 |
プールビュー | 8,000円 |
ファミリー | 9,000円 |
スイート | 10,000円 |
プレジデンシャル | 20,000円 |
客室は5タイプあり、太宗がゲストルームタイプ(30㎡)。
ゲストルームと同じタイプの客室だけど窓からプールが見える部屋はプールビューと言うタイプで景色代分宿泊料金に上乗せ。これら客室のベッドはツイン・キングの2種類のどちらかを選べるようになってます。
記載した目安金額はルピアを円換算した後のもので、キャンセル不可最安値。これは時期により変動するかも。これに10%のサービスチャージが付加されます。
なお、ポイント宿泊の場合は、ゲストルームで予約が入ります。
スイートルーム
初日の滞在ではダイヤモンドパワーが炸裂!スイートルームへアップグレードされました。
無料ミネラルウォーターは、小型のペットボトルが4本。
でも、「2本まで無料で3本目からは1本につき25,000ルピアかかる…」なんて書かれていたり。
3本も使わなかったので問題なかったのですが、3本目は無料?有料?
冷蔵庫には何も入っていません。
バスタブ付きが大変ありがたいことだったのを、後から知りました。
キングルームプールビュー
最終日の滞在ではダイヤモンドパワーは炸裂せず、プールビューへのアップグレードに留まりました。
「ダイヤモンドメンバーなのに申し訳ないけど、今日スイートルームは満室なのよ」って。
一人で泊まったので、かえってこれくらいの広さの方が落ち着きます。
お部屋からのプールビュー。木が生い茂ってて、あまり見えないですね(笑)。
こっちの無料ミネラルウォーターは2本。
バスタブはなく、シャワーだけでした。
客室タイプによらずネガティブ要素としては、全体的に水回りが弱いか?と言うこと。
バスルームでは排水の臭いが気になることがあり、またバスタブに溜まるお湯は少し茶色がかっている状況です。
一方、シャワーの水圧は強めとは言えないまでも、それほど気にならないレベルかなという感想です。
温度調整が日本の表示(色)と逆?なのでご注意を。
バスタブは熱いお湯が出るのに、シャワーはなぜ冷たいままなのだろうと首をかしげていました。
(2滞在目で初めて逆だと気づいた次第。お湯を出す場合、プッシュボタンを奥へ回すのが正解です。)
館内設備
トランジットホテルと侮るなかれ、意外と揃ってます。
プール
周囲に娯楽がないからか、大人気。
朝から夜まで中華系のファミリーが利用、夜に見学しに行ったところ、デッキチェアが全部埋まっていたのにはビックリ。
フィットネスジム
結構なスペースの広さ。一方、マシンの種類はソコソコ。
ヒマだったのと運動出来る格好だったのとで、久しぶりに胸と背中を軽くトレーニング。
が、あまりにも久しぶりで筋肉がビックリしたのか、軽いつもりが翌日は筋肉痛……
コインランドリー
フィットネスジムの隣にコインランドリーがあります。
空港ホテルで短期滞在の宿泊客が多いだろうに、誰が使うんだろうと思ったのですが、洗剤は自由に使えるようで、使い勝手が良さそう。
売店
冷蔵庫に何も入ってないので、このような売店があると助かりますね。1階チェックインデスクの脇にあります。
品揃えは以下の写真を参照。ホテル価格ではなく、意外とリーズナブルです。
朝食
ヒルトンオナーズのダイヤモンド会員とゴールド会員の場合、無料朝食特典を選べるようになっているので、ありがたくいただきました。
ビュッフェスタイルで、
ベーコンやソーセージ、オムレツなどの洋食エリア
ナシゴレンやミーゴレンなどのインドネシア料理エリア
とわかりやすくわかれています。
パンやフルーツ、ヨーグルトの種類も多く、南国にはめずらしく(?)サラダも数種類おいてありました。
超高級ホテル並みのレベルとは言わないまでも、コスパはかなり高いのではないでしょうか。少なくとも私は大満足でした。
そして、ダイヤモンド会員様へということでこのようなものが。
2回目の滞在で初めていただいたのですが、食べ終わってそろそろ部屋に戻ろうかと言うタイミングで提供されました。
ダイヤモンド会員の方は、少しお腹に余裕を持たせておくと良いと思います。
周辺を散策
トランジット目的の宿泊客にとって、周辺を散策する時間はないのだろうと思いますが、念のため。
正直、周囲に見どころはないのですが、庶民の生活が根付く住宅街を歩くのは結構楽しいかもしれません。
私は最終日の夕方に散策したのですが、クタやレギャンなどいかにも東南アジアのリゾート地っぽい場所を見たあとだからか、このような風景を見てとてもホッとして和んだ記憶があります。
また、思いもしないところでバリ建築?を目にすることも。
チェックアウトして空港へ向かうシャトルバスに乗り込む直前に、レンタサイクルの存在を知りました。自転車を借りて散策するのも良さそうですね。自転車なら、クタ方面へも行けそう。
市街中心部へのアクセス
空港以外へは送迎していないので、ツアーに参加しない限り、タクシーで移動することになるでしょう。
空港と違って乗り入れタクシー会社に制限はないので、ホテルのスタッフにブルーバードグループのタクシーを呼んでもらうか、目の前の大通りで流しのタクシーを拾えば良いと思います。
ホテルからブルーバードグループタクシーに乗るグループを見かけました。
ちなみに、クタからホテルまでブルーバードグループのタクシーで移動した時の運賃は35,000ルピアでした。メーター使用。
感想・まとめ
ヒルトングループの中ではバジェット系の位置づけのようですが、よく訓練されているのかスタッフの印象も総じて良く、全てにおいて大満足の滞在となりました。
超高級ホテルでないとイヤだ!と言う人でなければ、そのコスパの高さなどで私と同じように満足することでしょう。
個人旅行でアクティブに観光したりクタなどの繁華街で夜遊びをするなどと言った目的の場合は中心部に宿を構えた方が良いのですが、現地ツアー利用等でアシの心配をする必要がない場合などは、ヒルトン ガーデン イン バリ ングラライ エアポートを拠点にするのもアリだと思った次第。
以上、「【ヒルトン ガーデン イン バリ】宿泊記 空港送迎 朝食 客室アップグレードなど完全レビュー」でした。
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