不労所得でマイル旅しているpoya(@poyatrip)です。
中国国際航空(エアチャイナ)に関する調査の一環として当ブログへいらっしゃる方が多いようで、ありがとうございます。
中国国際航空だと中国以外の第三国へ行く場合は北京首都国際空港での乗換が必要になりますが、同空港での乗継手続きについて不安を持たれている方が多いこともわかりましたので、その具体的な手続き方法について、何度か書いた中国国際航空搭乗記の1パーツからまとめて本記事に一本化することとしました。
もくじ
北京首都国際空港乗継指南(中国国際航空)
実は、北京国際空港の公式サイトに具体的な乗り継ぎ手順(国際→国際)が図付きで記されています。
http://en.bcia.com.cn/guide/transfer_i_i.shtml
これをご覧になれば大体のことはわかるのですが、念のため私自身の体験を踏まえて注意すべきステップを以下補足します。
STEP1、STEP2は降りてから入国審査場等へ歩いていく内容だけなので省略して、STEP3から説明いたします。
乗継STEP3
まず、
に書かれているトランスファーデスクの場所がわかりづらいです。
入国審査場の脇にありますが、入国審査場と間違えないよう要注意。
初めての方は、↑をプリントアウトして持参すると良いでしょう。
トランスファーデスクの小姐にパスポートと接続便の搭乗券を出せば無問題。
特段会話する必要なくスタンプを押された搭乗券とパスポートが返ってきます。
無表情且つツッケンドンに返されるかも知れませんが、悪気はないので気にしないようにしましょう。
なお、マップにはトランスファーデスクが上下2つありますが、通常は下の枠しか開放していません。
少なくとも私が乗り継ぎした数回全部そうでした。
なので、入国審査場左側に向かって歩いていくと間違いないかと思われます。
なお、途中にポツンと立っているカウンターが見えますが、コレは搭乗券発行手続きをするところです。
通常は第一区間のチェックイン時に北京以遠の搭乗券も発行済と思われますので、素通りで構いません。
搭乗券がない場合に限り立ち寄るようにしてください。
乗継STEP4
1階下へ降りて、手荷物検査とボディチェックに入ります。運が良ければ乗継客専用のレーンが用意してありますが、そうでなければ出国手続きを済ませたばかりの人民の列に合流しなければなりません。中国の人口並みに很多人なのもそうですが、乗継客に比べて荷物チェックで引っかかる割合が高くなるので、下手したら相当時間を取られてしまいます。そう、このステップが乗継最大のリスク。
保安検査基準も厳しいようで探知器がピーピー鳴りっぱなしです。不安な方は、ベルトから靴からありとあらゆる金属を取り去りましょう。
また、手荷物に関しても不要な質疑応答等やり取りを防ぐため、あらかじめノートPCやタブレット、バッテリーを手荷物から出しておくことをオススメします。
なお、乗り継ぎ前も後も中国国際航空を利用する場合は、第3ターミナル内で完結します。
(参考)モバイルバッテリーについて
モバイルバッテリー等リチウム電池を機内預け荷物に入れている場合は、注意が必要です。
日本よりも保安検査が厳しいので、条件に適合しない電池は有無を言わさず没収されてしまいます。
実際、私は没収されてしまいました。以下記事に顛末と後から調べた適合条件を書いてありますので、モバイルバッテリーを持っていく方は必ず読んでくださいませ。
なお、受託荷物にしたら適合でも没収されてしまいますので、ご注意を。
中国国際航空利用時における北京空港乗継時間実績(6回分)
最も関心が高いのは「乗継手続きに必要な時間」と思われますが、これに関しては「時と場合による」としか言いようがありません。私の場合、運が良ければ30分程度で保安検査を抜けられましたが、そうでない場合は1時間かかったこともあります。
私が北京空港で国際線乗り継ぎをしたときの実績をまとめましたので、ご参考まで。
便名 | 路線 | 保安検査を抜けるまで | 乗継時間帯 | 搭乗年月 |
---|---|---|---|---|
NH905/CA955 | 羽田-北京-ウランバートル | 約30分 | 昼過ぎ | 2014年7月 |
CA874/181 | コロンボ-北京-羽田 | 約60分 | 早朝 | 2015年11月 |
CA182/821 | 羽田-北京-プーケット | 約30分 | 夕方 | 2016年6月 |
CA422/721 | 羽田-北京-ブダペスト | 約30分 | 昼前 | 2016年8月 |
CA940/421 | ローマ-北京-羽田 | 約30分 | 昼過ぎ | 2016年8月 |
CA872/181 | クアラルンプール-北京-羽田 | 約40分 | 早朝 | 2016年11月 |
他の方の旅行記やトラブル体験記等を拝見して、上記の結果はわりかし恵まれている方かなと思ってます。
まとめて初めて分かったのですが、どうも早朝の時間帯で時間がかかっているようです。
それはなぜか。コロンボの時はわかりませんでしたが、今ならなんとなくわかるような気がします。
それは、以下の体験記で明らかになります…
北京空港での中国国際航空乗り継ぎ体験記
直近で利用した以下の路線の体験記です。北京空港に着陸した時から始まります。
便名 | 路線 | 保安検査を抜けるまで | 乗継時間帯 | 搭乗年月 |
---|---|---|---|---|
CA872/181 | クアラルンプール-北京-羽田 | 40分 | 早朝 | 2016年11月 |
5:55着予定のところ、若干早着したようです。 が、まさかの沖止め!!これはまずい…
と言うのは、クアラルンプールに居たときと同じ格好で寝ていたからです。
11月下旬の北京。日が昇る前の早朝は最低気温、氷点下…
屋外に出されるとは思っていませんでした。半袖半ズボンのまま、ブルブル震えながらバスに乗り込みます。
(手が震えてまともに撮影できません(笑))
バス内は厚着の人が多かったので、私の準備・認識不足だったようです。
早朝且つ早着だったので、空いているかな…と期待していたのですが、甘かった。
まず、乗り継ぎカウンターが長蛇の列。
何度も乗り継ぎましたが、ココで並んだのは初めてです。
欧米系の人が多く、ちらほら日本人の姿も。
ということは、中国国際航空長距離路線の北京着でしょうか。
って、こないだ欧州路線の時刻表調べたのでした。
【中国国際航空(エアチャイナ)】2017年実施セール・キャンペーンまとめ(主にビジネスクラス) – 不労所得でマイル旅 ~世界一周したら単身赴任に ~
おお…見事に集中しているではありませんか。欧州だけでたくさんの路線が早朝に。
ということは、早朝の北京空港ではこの状況が常と思っておいた方がよさそうです。
並んだそばから行列が後ろに伸びていきます。
結局、乗り継ぎカウンターを抜けるのに30分、その後保安検査を抜けるのに10分、計40分程度かかりました。
【備忘メモ】無事帰国。北京空港には早着。乗継の保安検査抜けるのに40分、羽田行はドアクローズ定刻、離陸は50分後(汗)、羽田着は10分遅れ。#中国国際航空
— poya@FUK (@poyatrip) 2016年11月27日
とは言え、保安検査10分は相当短い方です。通常は、ココだけで30分以上取られてもおかしくはありません。
保安検査に関しては、
- 乗継客専用レーンが設定されてそこで受けられる場合
- 乗継客専用レーンが設置されず、中国を出国したばかりの人民等と同じレーンで受けらざるを得ない場合
両パターンがありますが、基準のようなものはなさそう、その時の運次第のようです。
数回だけですが私の経験では、2の割合がやや多かったような印象です。
今回も2で「これは時間がかかるな…」と思っていたのですが、たまたま目の前で新しいレーンが開いたことによりスっと抜けられた次第です。これは幸運でした。
が、そこでモバイルバッテリーを没収されてしまい、幸運が帳消しになってしまいましたが…
中国国際航空等北京空港乗り継ぎに際して皆様へお願い
北京空港乗り継ぎに際して、最新状況や通過に要した時間などコメント等でお寄せいただけるとありがたいです。少しでも読者の方の不安をより解消したく、よろしくお願い申し上げます。
それはズバリ、北京空港を利用せずに済むようにすること。
具体的に申し上げれば、ANAマイルとJALマイルを貯めてANAやJALなどを利用することで、「運賃が安いから」等の理由で北京空港をハブ空港とする中国国際航空を利用しなくて済むと言うもの。
私の場合、以下記事の方法で大量のマイルをため、中国国際航空を利用する必要がなくなっている状況です。
→費用かけずに大量のマイルを貯められる特殊な方法を徹底解説!
次回はぜひマイルを貯めてANAやJAL、シンガポール航空やキャセイパシフィック航空などを利用して目的地へ飛んでくださいね!
以下記事のようにビジネスクラスも気軽に利用できるようになり、旅行の仕方がガラリと変わりました。
中国国際航空の評判・評価については別記事でまとめてますので、「中国国際航空って危険?」と不安に思っている方はこちらの記事も併せて参考にしていただければと思います▼
中国国際航空(エアチャイナ)は危険?感想・評判・評価当記事の「乗継STEP3」についてですが、私の時は有人対応だったのが現在は自動機が導入されているようです。これは朗報です!
参考記事→https://www.ana-zoom.com/entry/2019/01/07/222250
ただ、最大の鬼門である「乗継STEP4」保安検査の運用が改善されない限り、根本的な不安解消および時間短縮には至りません。
海外乗継客専用の保安検査ゾーンを新設し、出国乗客よりも検査内容の運用をスムーズに行うことを切に願います。
乗継客の場合、保安検査を通過してもしなくても空港内にいることは変わらないので、少しでもゆるくならないものかなあと思いますね。中国の運用が世界標準よりも厳しいのかもしれませんが…
中国国際航空ビジネスクラス搭乗記など
もしご興味があれば、見てやって下さい。
中国国際航空ビジネスクラス搭乗記8回分(羽田~北京、ローマ、クアラルンプール、プーケット、ブダペスト、ミンスクなど)エアチャイナ(Air China)ありがとうございました。
15年の秋の例だと,長い列が出来ていて,しかも列がぐちゃぐちゃでどこに並んだら苦労が報われるのかさっぱり分からなかったことです。列に1時間以上並ぶのは米国ではごくごく普通のことですが,一生懸命並んだ列が結局別の列だった,ということは米国では経験したことがないです。幸いAir Chinaの係員がいたので,苦情を言って最前列に割り込ませてもらいました。他の航空会社の係員は見かけなかったので,途方に暮れた人が多数派だと思います。 https://goo.gl/EE29fw
poya様
私も北京乗り継ぎが最大の不安要素でしたのでpoya様の本記事と遅延した際どうするかについての記事を参考にさせてもらいました。
いつもためになる記事をありがとうございます。
一昨日、実際に関空-北京-クアラルンプール路線で乗り継ぎしてきたのでご報告いたします。(北京には11:20到着)
STEP3
MAPでは2か所赤枠で囲まれていますが私の時は下の赤枠が乗換用デスクでした。外国人が長蛇の列をなしているのですぐにわかります。
並んでからここを通過するの30分掛かりました。
STEP4
乗継用手荷物検査がたった2列しかないためまったく進まず1階へ降りるのにかなりの時間を要しました。
私の時はようやく1階へ降りた後に、係の者がそれまで閉まっていた扉を開け、そっちへ行け!と言うのでどっとそちらに流れました。私も含めみな新たに列が増えたと思ったのですが、そちらは出国審査を終えたばかりの中国人が並んでいる列の最後尾に並ばされただけでしたので結果論を言えばそのまま乗継用手荷物検査の列に残っていた方が早かったとように思います。
私はSTEP4の通過に50分
STEP3と4で合計80分程度でした。
遅延などで乗継時間が少なくなってしまった人はスタッフに行ってガンガン抜いていきますのでご安心を。
モバイルバッテリーですが、私のものは放電電圧の記載がなく容量のみ書かれたものでしたが没収されませんでした。一つだけか?と聞かれただけで、数を気にしてました。
以上、北京乗り継ぎの報告でした。
hypothetical さま
情報ありがとうございます。乗継と入国の列がぐちゃぐぎゃになるという光景は想像できないのですが、それだけに北京空港では想定外のことが起こりうるということですね。
問題は、T3国際線のMCT(最低乗継時間)を60分としていることのような気がしています。
乗継に時間がかかるのはどこの空港も一緒ですからね。
かめ太郎 さま
最新情報ありがとうございます。
私はわりかしすんなり行った方だと思っていたので、80分もかかった事例の書き込みはありがたいです。それにしても保安検査50分は長いですね…
下の赤枠の件はそうでした。私の時も全部下だけしか開いてなかったので追加します。
手荷物が少ない外国人が多い乗継用手荷物検査の方が確実に速く流れると思います。
ただ、私の場合は乗継用検査場が空いてないときの方が多かったのですよね…
モバイルバッテリーは、容量さえ書かれていれば想定電圧(3.7V)とでワット時定格量が算出できるので問題なかったのでしょう。個数制限は「合理数量」となっているのですが2個でも厳しいかも知れませんね。気を付けます。ここは小さいものだと数量制限がない日本と違います。
大変ご参考になる記事をいつもありがたく拝読しています。
1月10日に羽田(CA168 19:30発)→北京(CA975 0:10発)→シンガポールに行ってきました。
北京での乗継ぎが1時間40分ほどしかなく、貴殿のおっしゃる通り気を引き締めてまいりました。
空港内はガラガラですが、乗継カウンターによもや長蛇の列です・・(笑)
しばらく並んで待っていたのですが、これは間に合わない・・と思い、係りの者に言って脇から前へ行かせてもらいました(苦笑)
前に行って気付きましたが、カウンター窓口が1つしか機能していませんでした(苦笑)
その後、1階におりて保安検査ですが、ここも長蛇の列・・。ここも係りの者に言って前へ行かせてもらいました。
搭乗口はE57だったと思うのですが、既に優先搭乗が開始されていたので、60分以上は要したと思います。
帰りは、SIN発(CA970 0:15発)が6時間遅れのため、シンガポール航空(SQ800)に振り替えていただきました。シンガポール(1:10発)→北京(7:15着) 北京(CA181 8:35発)乗継は1時間20分しかありませんでしたが、「スペシャルサービス」との丸シールを胸に貼らされ、前へ進むことができました。
30分程度で保安検査所を抜けられました。
帰りの乗継カウンターは4人機能していました。
くろぽん さま
貴重な体験談ありがとうございます!
SQ便振替は貴重な経験ですね。というかうらやましいです。特にビジネスクラスでしたら。
色々と体験談を聞くにつれ、空港の係員は意外と融通が利くように思えます。「スペシャルサービス」シールは見たことがありません。くろぽん様のコメントが参考になった旅行者・修行者は多いのではないでしょうか?本当にありがとうございます!
SQ便はキャビンアテンダントさんが美しすぎました(笑)しかもシートが12Kと普段はブロックされているところが用意されていて「おっおっ」って感じでしたよ(笑)
でも、シートは180度にはならず、エアチャイナのフルフラットの方が良いと思いました。
poyaさんのおっしゃる通り、エアチャイナのA330-300は快適ですし料金もリーズナブルでお得感はありますよね。
北京乗継という困難を克服すれば・・(苦笑
「スペシャルサービス」の丸シール(オレンジ色)はチャンギ空港のエアチャイナのビジネスクラスのチェクイインカウンターでいただきました。
座ってチェックインなんて素敵と思っていたら、遅延だと告げられターミナル1から3のシンガポール航空へ行けと言われた次第です。
あと、帰りに気付いたことですが北京空港の保安検査所(1階)の一番左側には、「出発時間40分以内の人」という看板を持った係りの者がいて、時間が迫っている人は優先的にそちらに行かせていました。
自分は出発まで50分あったので却下されましたが、いざとなったら左に行けばいいやという安心感がありましたよ。
また、来月にはエアチャイナでクアラルンプールに行って参ります。
間にANAを入れてみました(笑)
poyaさんの情報のおかげです!!
ありがとうございます。
情報ありがとうございます。
私も役立たせてもらいましたので私のケースでは、
行きはCA422で北京その後CA939でローマへ乗り継ぎましたCA422はボーディングブリッジでターミナルでの乗継ぎだったこともあり、トータル25分で荷物検査を抜けました。
帰りはローマからCA940が沖止めCA421へ乗り換えで40分くらいでした。
全体的に荷物検査に時間がかかりそれに合わせてパスポートチェックの時間をコントロールしている感じです。
今後積極的に使うかまだ微妙ですがフライトスケジュールとお値段が合えばといった感じです。
HIRO さま
コメントありがとうございます!
比較的スイスイ行ったようで良かったですね。
時間があまりかからなったという情報もありがたく、皆様のお役に立つことでしょう。
私も、今後積極的に使うかは微妙ですが(笑)