もくじ
初めてのエアインディアに不安
poya(@poyatrip)です。
ANAマイルビジネスクラス特典航空券でインドへ旅した途中、ムンバイ→デリー間を「エアインディア」で移動しました。
実は、エアインディアを利用するのは今回が初めて。
たぶん一般の人よりは多くのエアラインを利用したことがあって、ANAやJALに染まることもなければ、聞いたことがないようなLCCも平気な雑食系。
それなのに、今回は「(悪名高き)インドの航空会社」と言うことで不安を拭い去れませんでした。
- 遅延、欠航しまくりではないのか?
- 機内食はまずいカレーしかないのか?
- 機体はボロいのではないか?
このような不安を感じたのは、初海外でパキスタン航空を利用した時・3回目の海外でロイヤル・ヨルダン航空を利用した時以来。
果たして、実態はどうだったのでしょうか?レビューしたいと思います。
ムンバイ〜デリーフライトスケジュール
自分が利用したのは以下の便「AI677」でした。
便名 | AI677 |
出発 | 13:00 |
到着 | 15:15 |
飛行時間 | 2時間15分 |
運航日 | 毎日 |
機材 | A321ほか |
エアインディア以外にもジェット・エアウェイズを含め5社、計6社が運航。特にエアインディアとジェット・エアウェイズの2社は毎時のように頻発、日本で言うと羽田ー福岡路線のようなドル箱路線のようです。
ムンバイ国際空港でチェックイン
正式名称は「ムンバイ-チャトラパティ・シヴァージー国際空港」ですが、長いのでムンバイ国際空港と表記します。
ムンバイの空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルがありますが、「エアインディア」は国内線であっても「国際線ターミナル2」からの発着となることにご注意を。国内線ターミナルはジェット・エアウェイズなどLCCが利用しているようですね。
セルフチェックイン機でチェックイン。航空券番号(13桁)を入力し、パスポートをスキャンすれば予約情報が出てきたような記憶があります。そして、ペラペラの搭乗券が発行されます。
うろ覚えで恐縮ですが、記憶が薄れるほど問題なく手続きできると言うことでご安心を。
受託手荷物がないし、チェックインカウンターよりも手っ取り早いと思ってセルフチェックイン機を利用したわけですが、ラウンジを利用する場合はチェックインカウンターで手続きした方が良いかもしれません。理由は後述。
保安検査を抜けたところ。ハブ空港の出国後エリアのようで、写真を見ても国内線とは思えないのではないでしょうか。なんとなく中東の新しい空港に似てる感じ?
ショップも充実、いきなりスケッチャーズ(SKECHERS)があってびっくり。しかもセールで激安。
GVKラウンジ
「GVKラウンジ」は各航空会社共用ラウンジで、ファーストクラスとビジネスクラスの乗客が利用できることとなってます。エコノミークラスを利用するエアライン上級会員(ゴールド以上)が利用できるかどうかは確認してません。国際線のラウンジだと利用できるようですが…
ビジネスクラスの搭乗券を見せて入室しようとしたら
受付
私
受付
と、どこかへTELして確認している様子。誰も電話に出ないようで、5分くらいしてやっとつながったようです。確認自体はすぐに終わったようで、
受付
無事入室許可をいただけました。チェックインカウンターでインビもらっておいた方が良さそうですね。エコノミークラス利用の上級会員も、チェックイン時にインビもらえるかどうか確認してください。
ラウンジ内の様子。豪華絢爛とはこのこと。
各いすには電源コンセントが備付、日本のA型コンセントもそのまま使えます。写真は撮ってませんが、カウンター席にもちゃんとコンセントがあります。
バーカウンターもあれば(こちらは有料)、
ホットミール(無料)まで!おおよそ国内線ラウンジとは思えません。そう言えば、もともとは国際線ターミナル。そもそも国際線仕様で設計していて、今は国内線でもいずれは国際線として共用開始するのでしょうか。
ちなみに、ホットミールはほぼインド料理。唯一インド料理以外のパスタもつまんだのですが、カレー味だったような…(笑。
甘いものは世界共通…かな。
まさかのビジネスクラス搭乗記
GVKラウンジでは、しょっちゅう発着案内を確認してました。それは、どうせ遅延するだろうと思っていたから。しかし、表示は常に「ON TIME」。そして30分前には「BOARDING」に切り替わり…おいおいまさかの定時か!?と慌てて搭乗口へ。
機材はジャンボジェット747-400
搭乗すると、CAさんから「ビジネスクラスですね。2階へどうぞ」。
そう、本日の機材はボーイング747-400。いわゆるジャンボジェットだったのです!今や時代遅れとなり、クシの歯が欠けるように退役していく中、まさか異国の地、しかも国内線で体験できるとは夢にも思っていませんでしたよ。通常はB738とかA321など小型機で運用してるのですが、なぜか自分の搭乗日だけB744が当たったようです。
ビジネスクラスシート
ジャンボジェットが活躍していた頃はエコノミー専門で、ジャンボジェットのビジネスクラスは初体験。
今となっては懐かしいシートですが、小型機のシートよりはずっと豪華なはず。
座席設備の写真。窓下のスペースに小物や小さなバッグを収納できるのが便利ですね。
ウェルカムドリンクでお水をいただいたつもりが、なんか変な味(今まで飲んだことがなんとも言えないない味)がして飲めませんでした。
航空会社で提供される飲料だからお腹を下すことはないだろうとは思いたい一方、ちょっとした恐怖を感じてしまいました。
遅延状況
「Flightaware」で調べたところ、毎日ちゃんと飛んでて致命的な遅延はないようではあるものの、恒常的に30分〜2時間程度の遅延が発生していた感じでした。なので、どうせ遅れるだろうとタカをくくっていたのです。
しかし、今日は定時より少し前にドアクローズド。おっ?今日は珍しく定時で飛ぶのか?とデリーで何をしようか思案にふけっていたのですが…いつまで経っても動きません。
30分くらい経ってやっと動き出した…と思ったらまた止まってしばらく動かない。
結局、離陸したのは14時前くらいでしたかね…「ああ、(遅延って)こう言うことだったのか」と悟った次第。
離陸後、上昇中にも関わらずシートベルト着用のサインが消えます。
「は、はや!」
本当に大丈夫なのか?試しにシートベルトを外して歯を磨こうと化粧室へ行ったのですが…こ、これはきつい。明らかに床が地面に対して平行でなく、立っているだけでよろけてしまいます。
機内食
安定飛行になるや否や、機内食が。
国内線で2時間程度の距離でもちゃんとしたランチが出るようです。インドらしくまずはベジタリアンかNONベジタリアンか、そしてその中で2種類の中から1種類選ぶようになってます。
NONベジで一番上に書いてあるメニューを選んだら出てきたのは、案の定カレーでした。3種類。意外と…と言っては非常に失礼なのでしょうが、おいしくいただけました。もっとも、JWマリオットムンバイの豪華な食事をたらふくいただいた後だったので、つまむだけのつもりが結構食べてしまったような。
機内インターテイメント
フライトマップを見ようと思ったのですが、「現在は利用できません」の表示が。そのままそっとモニターを閉じ、2018年に社会現象になったと言う、Amazonプライムビデオにダウンロードしていた「おっさんずラブ」を視聴。
デリー国際空港に着陸
15時半すぎに着陸。1時間遅れのはずなのに、着陸してみると20分遅れ?
タイムワープしたような気分になりましたが、機内アナウンスでは飛行時間は1時間40分程度。
時刻表の13:00発15:15着(所要2時間15分)は、ムンバイ空港(またはデリー空港)の混雑による離着陸遅れをある程度見越して設定していたのでしょうか。
デリーは初めてだったのですが、今回は飛行ルートの都合上、トランジット滞在(24時間以内の乗り継ぎ)せざるを得ない状況でした。なので、遅延状況がとても気になっていたのはトランジットのせいで、デリーで過ごす1分1秒が自分にとってはとても貴重な時間だったから。
デリーではどうしてもやっておきたいことが一つだけあって、そのためには夕方前にホテルにチェックインする必要があったのです。この時間ならなんとかイケそうな気が…
ムンバイでは空気の悪さに閉口しましたが、窓から見る限りデリーはムンバイに輪をかけて空気が悪そうな感じ。内陸だからそうなのだろうなとは覚悟していたのですが…景色が完全に霞んでて、まだまだのど飴が手放せなさそうです。
ムンバイは大気汚染がひどいのか一歩外へ出ると喉が今までにない感覚で痛くなり、目は充血して真っ赤に。雨季だとまた違うのかな?肉料理はチキンとマトンしか出ず(牛肉の提供は州の法律で禁止)、生活するには相当厳しい環境。旅行先としては意外と面白い場所なんだけど。 pic.twitter.com/AiyjmrO5Xj
— poya@FUK (@poyatrip) 2019年1月5日
なんと、沖止めでした…写真がボケててすみません。
まとめ・感想
さて、
- 遅延、欠航しまくりではないのか?
- 機内食はまずいカレーしかないのか?
- 機体はボロいのではないか?
については、以下の結果となりました。
遅延・欠航・機体に関しては以下スクショで明らかに。
機材は自分の日だけ744だった理由はわかりませんが、奇跡と言って良いのでしょうか。年季が入っているのでボロいと言えばボロいのですが、今回に限ってはウェルカムなボロさなので満足です。
遅延に関して、発着時間は日によってバラバラですが、前後の日付できちんと定時運航した日が2日あったので自分が調べた時よりは優良な状況ですね。一方、2時間遅れの日があったり、13:30に動き始めたにも関わらず着陸が16:30になったりとか運次第であることには変わりなさそうです。
それにしても、13:30動き始め16:30着陸の日に当たったら、相当なストレスを溜め込んでいたことでしょう。
機内食は好みが別れるところで名言は避けますが、マズいという評価にはならないと断言できます。エコノミークラスがどうかはわかりません。
そして、搭乗前に感じていた不安や心配は杞憂に終わり、ホッとしていると言うのが全体的な感想です。積極的にエアインディアを利用したいかと言えばそうでもないのですが、移動手段としては概ね問題なさそうなので、スタアラゴールド資格を保有している限り、今後もインド国内線では必要に応じてエアインディアを利用していこうと思います。
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・福岡ー羽田(Y)
・成田ームンバイ(C)
・ムンバイーデリー(C)←今回記事
・デリーバンコク(C)
・バンコクー福岡(C)
に乗れました。インドへ行くなら、ANAマイルがお得。皆様も快適なマイル旅を!
以上、【エアインディア】ムンバイ-デリー ビジネスクラス GVKラウンジ 機内食 遅延状況など 国内線なのにジャンボジェット(747-400)でした。