もくじ
評判が良くないエアインディアに仕方なく搭乗
poya(@poyatrip)です。
ANAマイルビジネスクラス特典航空券でインドへ旅した帰り、デリーからバンコクを「エアインディア国際線」で移動しました。
エアインディアの評判は決して良いものではなく、好き好んでエアインディアを選んだわけではありません。デリーからホームの福岡空港へ戻るために空席があったルート・航空会社がエアインディアでのバンコク経由しかなかったのです。
このように、仕方なくエアインディアを利用することになった方は他にもたくさんいらっしゃると思います。
悪名高きインドの航空会社と言うことで、以下のような心配をしているのではないでしょうか。私もそうでした。
- 遅延、欠航しまくりではないのか?
- 機内食はまずいカレーしかないのか?
- 機体はボロいのではないか?
当記事では、エアインディア国際線ビジネスクラスを実際に利用してみた感想や乗り心地などをレポートします。前評判どおりだったのか?それとも評判以上/評判以下だったのか。
なお、今回搭乗したのは成田〜デリー便(AI307/AI306)や関西〜香港〜デリー・ムンバイ便(AI315/AI314)と同じ機材ですので、日本発着便を利用する方にとっても同じような流れになると思います。
デリー〜バンコクフライトスケジュール
自分が利用したのは以下の便「AI332」でした。
便名 | AI332 |
出発 | 13:45 |
到着 | 19:20 |
飛行時間 | 4時間5分 |
運航日 | 毎日 |
機材 | ボーイング787-8 |
デリーとバンコク間は、タイ国際航空(毎日3往復)、エアインディア(毎日2往復)の他LCCのスパイスジェットとジェットエアウェイズが運航。
エアインディアのもう1便は深夜便で機材は小型のA321なので、B787機材でビジネスクラスのシートが良いAI332便を選んだ方が明らかに満足度は高いと思います。
デリーのインディラ・ガンディー国際空港でチェックイン
まず、空港には時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。
というのも、空港建物に入るためにセキュリティチェックを通過しなければならず、下手したらココで待たされるかもしれないからです。
私が到着した時の状況。5分くらいで入れましたが、運不運が大きいと思います。パスポートとeチケットの控え(紙)を見せたかな。
本拠地・お膝元と言うことで、ビジネスクラスのチェックインカウンターも混んでます。受託手荷物がないのにセルフチェックイン機でサクッと手続きしなかったのは、ラウンジのインビテーションをもらうため。
インドの空港ではインビがないと手続きが面倒であることをムンバイ国際空港で学習したのですが、この列だったらラウンジで入室手続きしてもらった方がよかったかも。
なお、ココではバンコクまでの搭乗券しかもらえませんでした。福岡までもらえているとばかり思ってて、気づいたのはしばらくしてから。担当者が忘れていたのか、システム的にスルーチェックインできなかったのかは知る由もありません。バンコクで乗継カウンターに立ち寄らなければ。
▼セルフチェックイン機@ムンバイ国際空港
ファーストクラス/ビジネスクラス専用出国審査場/保安検査場があったので、こちらで出国。手続きにかかる時間が大幅に短縮されるので、忘れずに利用しましょう。一般の出国審査場に隣接、端の方にあります。
AIラウンジ
ビジネスクラス以上の乗客又はスターアライアンスゴールド会員が利用できるラウンジとしては、エアインディア以外にもシンガポール航空やルフトハンザ・ドイツ航空がありますが、両方とも自社便が出発する時間帯しか営業していません。
私が乗る時間帯はあいにく両方ともしまったので仕方なくエアインディアのAIラウンジへ。
ホームグラウンドにしては広くないなと言うのが第一印象ですが、新しくて内装もセンスが良く居心地は良さそう。
飲食はあまり期待しないでください。ラウンジレポートは改めて記事にする予定です。
B787-8機材ビジネスクラス搭乗記
ラウンジでゆっくりする暇もなく出発予定時刻(定刻)の1時間前に搭乗開始、40分前にはラストコールとやけに動きが早かったです。慌ててラウンジを出て搭乗、搭乗口の写真を取り損ねてしまいました。
座席・シート
ビジネスクラスの座席は2-2-2配列。
自分がこれまで利用したドリームライナーB787機材でのビジネスクラス(カタール航空、ANA、エティハド航空など)がプライバシーが保たれた座席配列であったことを考えると、どうしても劣って見えてしまいますね。えっ?これがドリームライナー?って。
そして、全体的に古めかしくくたびれた感じで、まるで一昔前の機材のよう。787だから新しい機材のはずと後で調べたら、2012年製。6年でココまでなってしまうとは、一体どんなメンテナンスをしているのだろうと首を傾げてしまいます。
フルフラットシートで、一眠りすることも可能なのはGood。
足元。デイバックと靴を収納できる広さです。
ウェルカムドリンクをいただきます。シャンパンはなく、ソフトドリンクのみ。
設備等
電源確保は無問題。
テーブルはこのように内側に開いてから引き出します。
最初からミネラルウォーターが置いてありました。
えー、こちらがアメニティでございます。アイマスクとソックス?だけのシンプルな構成。そして見るからに品質が…(そのままそっと紙袋にしまいましたとさ)
機内食
意外にもビジネスクラスは満席、そしてほぼ定刻で出発。
離陸直後。本当に空気が悪いですね…余談ですが、インド滞在中はずっと喉が痛かった。入国して空港を一歩出たらすぐに痛くなったくらい大気汚染がひどく、PM2.5用のマスクは必須ですね。(調べたら、中国が可愛く思えるほど酷い数値だった)帰国後は鼻がやられてしまって、呼吸器全般にダメージを与えたインド。治安の悪さとかは思ったほどではなかったけど、この大気汚染には本当に閉口しました。
程なく機内食の時間となりました。
ちゃんとアルコールが出てくるので、お酒好きの方はどうかご安心を。
これでもかと言うほどスナックのお代わりを勧められたことが印象的でした。
肝心の機内食メニューですが実はあまり記憶がなく、メニューが配られたかどうかも良く覚えていません。(メニューの写真が残ってない)
唯一記憶があるのは、「何を選んでも結局カレーだった」。要は、「チキン or ビーフ?」と聞かれるのはすなわち「チキンカレーが良い?それともビーフカレーが良い?」と言うことですね。
インドではカレー漬けだったので、今回はカレーを避けようと「エビ」を選んだのですが、出てきたのは「エビカレー」だったのです。で、このエビカレーがおいしかったのがやけに悔しかった(笑)。
機内エンターテイメント
全路線共通のプログラムを使いまわしているのでしょうか、日本映画も1作だけありました。短〜中距離路線なら暇つぶしにはなりそうです。
ちなみに、私は2018年に社会現象になったと言う、Amazonプライムビデオにダウンロードしていた「おっさんずラブ」を視聴、バンコク到着直前に全話視聴完了。
この前に乗ったムンバイーデリー路線でもひたすら「おっさんずラブ」を見ていたこともあって、自分の中では「エアインディア=おっさんずラブ」の印象となってしまいました。まあ、どうでも良い余談ですが……
バンコクスワンナプーム国際空港に到着
昼過ぎに出たのに、バンコクはすっかり夜。意外にも15分程度の早着。
乗継時間が6時間弱と微妙で、どうせ定刻には着かないから実質乗継時間はもっと短くなるだろうからと入国する考えは全くなかったのですが、きっちり6時間の乗継時間を確保できてしまいました。
スワンナプーム国際空港は慢性的に入国審査も出国審査も混雑して相当の時間を取られるのですが、ビジネスクラスであればファストトラックでの入国が可能。そして、乗り継ぐタイ国際航空のビジネスクラスであれば専用の出国審査場/保安検査場でサクッと出られることがわかっていたので、急遽入国を決意。着陸後に慌てて入国カードに記入したのでした。
あれ?そう言えばファストトラックパスもらってないな…と気づいたのもその時。入国は危険か?と不安になったのですがすぐに杞憂に。出口でCAさんがファストトラックパスを配布していました。
まとめ・感想
- 遅延、欠航しまくりではないのか?←定時運航だった!
- 機内食はまずいカレーしかないのか?←おいしいカレーだった!
- 機体はボロいのではないか?←新しい機材のはずなのに妙に年季を感じた!
「ドリームライナー」にも色々あるんだなあと言う感想でした。
定時運航で快適に移動できたので不満は全くありません。なので有償でバーゲンプライスが出ればまた乗っても良いかなと思う一方、特典航空券で他エアラインの選択肢があれば、絶対ソッチを選ぶだろうなと思った次第。同じマイル数だったら、満足度が高いエアラインを選んだ方が絶対良いですよね。
スターアライアンスメンバーのうちビジネスクラスを利用したことがある会社で大雑把にランク付けしたら
- シンガポール航空
- タイ国際航空
- ANA
- アシアナ航空、エバー航空
- ターキッシュエアラインズ、ニュージーランド航空
- 欧州の航空会社(ルフトハンザ等)
- アメリカ大陸の航空会社(ユナイテッド航空等)
- 中国国際航空
- エジプト航空、エアインディア
って感じでしょうか。中国国際航空とエアインディア・エジプト航空の差は機内食。おいしさと言うよりは、インド料理とエジプト料理よりは中華の方が口に合う程度(笑)。
2〜3ヶ月で6万マイルを費用をかけずに貯めてスターアライアンス加盟会社のビジネスクラスに乗れる仕組みと手順を解説した当サイトの一番人気記事です。
【ANAマイル貯め方ガイド】大量のマイレージを貯める陸マイラーの裏ワザ”TOKYUルート”を完全解説!
poya(@poyatrip)は、この不労所得的方法で6万マイル貯めて
・福岡ー羽田(Y)
・成田ームンバイ(C)
・ムンバイーデリー(C)
・デリーバンコク(C)←今回記事
・バンコクー福岡(C)
に乗れました。インドへ行くなら、ANAマイルがお得。皆様も快適なマイル旅を!
以上、【エアインディア】B787ビジネスクラス搭乗記 シート・ラウンジなど徹底レポート(成田-デリーや関西-香港-ムンバイ等と同じ機材)でした。
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