【アシアナ航空】ビジネスクラス搭乗記 おすすめ機材・機内食・評判・感想等レポート(福岡-ソウル仁川)

アシアナ航空ビジネスクラスを利用し、福岡からソウル(仁川国際空港)まで移動しました。当記事では、お得な予約方法から搭乗記、おすすめの便・機材等レポートします。

アシアナ航空の評判

え…?韓国の会社でしょ?と一部の方は眉をしかめるかもしれませんが、少なくともアシアナ航空に関してはあまり悪い噂を聞きません。スターアライアンスに加盟、少なくとも世界基準はクリアしていますし、過去にエコノミークラスを利用したときも快適でしたし(特に、個人的には落ち着いた色合いが好み)、全般的にスマートな対応で、外資系航空会社の中では日本語が通じる割合が比較的高い方と思われ(あくまでも比較的…です)、普通の日本人にとっても意外とハードルが高くないエアラインだなという印象を持ってます。

一方、韓国のフラッグキャリア「大韓航空」は、大韓航空機爆破事件の記憶が未だに強烈なのに加え、ナッツリターン事件などの不祥事等で印象が良くないため、実は一度も利用したことがありません。エアリンガスやトランザヴィアや、カンボジアやフィリピンの何とかという日本未就航の海外LCCも抵抗なく利用してきたのですが、どうしても大韓航空だけには抵抗があるのですよね。

しかし、アシアナ航空に関しては全くそんな抵抗はなく、初利用時は大韓航空と同様に韓国系航空会社と言うことで念のため口コミや評判・評価などくまなく調べましたが「悪くない」「意外と良かった」「快適」が多かったことや大きな事件を起こしてこなかったこともあり、利用に踏み切った経緯があります。今回は2回目ですが、過去の評判に加え自分自身も比較的高評価だったこともあり、抵抗はありませんでした。が、ビジネスクラスを利用したのは初めて。いったいどう言う結末となったでしょうか…?

アシアナ航空 福岡-仁川 フライトスケジュール

毎日3往復運航しており、フライトスケジュールは以下の通りです。

便名機材福岡発仁川着
OZ131A333,A35911:3013:00
OZ133A32115:0016:20
OZ135A32120:3522:00
便名機材仁川発福岡着
OZ132A333,A3598:4510:15
OZ134A32112:4014:00
OZ136A32118:1519:35

ビジネスクラスおすすめの便・機材

ビジネスクラスを利用するのであれば、A333(A330-300)又はA359(A350-900)という機材を利用するOZ131便又はOZ132便が断然おススメ。
その理由は、「ビジネスクラスシートの快適さが他の機材と全く違うから」。特にA359(A350-900)は。

座席表を見ただけでもその差は歴然。

▼A359(A350-900)

▼A333(A330-300)

▼A321(A321-100)

(アシアナ航空公式サイトより画像を拝借)

特に、A359(A350-900)の機材だとフルフラット&プライベート感満載の快適な空間利用できるのです!私が搭乗した時は仁川国際空港深夜発の便で乗り継ぐ旅程だったのですが、快適なシートを体験するために朝イチのOZ131便を指定して予約した次第です。
同じお金を払うなら、出来るだけ快適に移動したいですよね。そして、出来るだけプライベートスペースを確保し、一人旅の場合は隣を気にしたくない。A330なら我慢できるけど、エコノミークラスに毛が生えたA321は、時間よりシート重視の観点から極力利用したくありませんでした。

乗継時間がある場合も、仁川国際空港では様々な無料トランジットツアーを催行しているので、暇つぶしには困りません。私もそのツアーに参加しましたが、意外とよかったですよ。

仁川国際空港無料トランジットツアー参加レポート

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特典航空券でビジネスクラスを予約

同じお金を払うなら…と書きましたが、私はマイルを使った特典航空券を予約。

95,000マイル使ってビジネスクラスで地中海巡り!

▲こちらの記事に書いた通り、自分の場合はヨーロッパ・アフリカ方面へビジネスクラス特典航空券で行くため95,000マイルを使いました。うち一つの行程として福岡‐仁川を利用したのですが、アシアナ航空ビジネスクラスで日本から韓国へ往復するのに必要なマイル数は以下の通りです。

エアライン片道往復
アシアナ22,50045,000
ANA不可30,000
エティハド不可20,000

アシアナ航空で貯めるマイル以外でも、ANAなどスターアライアンス加盟航空会社のマイルやエティハド航空(中東UAEのアブダビを拠点とする航空会社)などアシアナ航空と個別に提携している航空会社のマイルで、アシアナ航空の特典航空券を予約することが可能。
むしろアシアナ航空以外で予約した方が必要マイル数が少ないという逆転現象が生じています。

そして、ANAもエティハド航空も「飛行機に乗らずして」特殊な方法により簡単に数万~数十万マイルを貯めることができるので、これらの航空会社のマイルを貯めてアシアナ航空ビジネスクラスを予約することをおススメ。

ANAマイルを爆発的に貯める特殊な方法
エティハドマイルが簡単に貯まる方法

私は特殊な方法で貯めたANAマイルを使いました。

福岡空港国際線ターミナルでチェックイン

OZ131便等の搭乗手続きを行うため、2時間前の9:30頃に福岡空港国際線ターミナルに到着したところ、ものすごい行列。
普段はモバイル搭乗券を利用、受託手荷物もないためチェックインカウンターを素通りするため事情がよくわかっていなかったのですが、こんなに混雑するものなのでしょうか?
今回は、モバイル搭乗券なし&受託手荷物ありのためチェックインカウンターに立ち寄る必要があったため、この行列を見て愕然。チェックイン開始が2時間前だったのでしょうか。
こりゃ参った…

しかし、よくよく見ると

  • 受託手荷物検査のために並んでいる行列だった
  • 受託手荷物がない場合は列に並ばずそのままカウンターへ行って良いと案内あり

ふーむ…

行列の最後尾に並ぶ気にもなれず、荷物を預けないことに決めました。
今回は2回乗継があるから身軽になっておいても良いかなと思っただけで、元来荷物は預けない主義。
機内持ち込み可能なサイズのバックパックで、重量は8.5kgなので預けなくても無問題だったのですね。
1週間の旅行であっても普段は7kg以内に収まるのだけど、今回は特殊な機器を詰め込んだこともあり、重くなってしまいました…

手荷物検査後のチェックインカウンターはビジネス・エコノミーとも混んでなかったので、速攻で手続きできました。

福岡-仁川(アシアナ航空)
仁川-イスタンブール(ターキッシュエアラインズ)
イスタンブール-チュニス(ターキッシュエアラインズ)

3枚の搭乗券が渡された次第。スルーチェックインOKだったようです。

そして機材別のビジネスクラス座席表を見せられ、「今日はこの機材なので、座席はココになります。」と言われた機材は「B777-200ER」。エアバス機材でないの?と首を傾げた方。そうなんです。
私も首をかしげました。前日に。
と言うのも、前日に機材チェックをしたら確かに「B772」と記載があったのですよね。
あれ?と思いつつ、ビジネスクラスのシートはA350-900と同じだったので一安心して就寝したのですが…

いずれにしても、OZ131・OZ132の機材は流動的と言うことですね。で、A359(A350-900)機材に当たる確率は良くわかりません。
サイトによって機材の表示がバラバラなので…でも、直近の飛行履歴を見ると比較的A359を使ってくれているようですね。

ラウンジ福岡

出発までのひと時を、「ラウンジ福岡」という共用ラウンジラウンジでゆっくり過ごしました。奥の方はガラガラ。2ヶ月ほど前にシンガポール航空ビジネスクラスを利用した時にも過ごしたのですが、朝食メニューは全く一緒でしたね。ラウンジの状況は説明すると長くなるので別記事にまとめました。

ラウンジ福岡利用体験レポート(2回分)

OZ131アシアナ航空福岡-仁川ビジネスクラス搭乗記

定刻出発。ビジネスクラスは、ほぼ満席だったように思えます。

機種・機材

なんとというかやはりと言うか、A359(A350-900)でした。外観で機種・機材が判別できるほど詳しくなくて恐縮です。

ビジネスクラスの座席

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ということで、希望通りのスタッガードシート!アシアナ航空(日本語サイト)ではジグザグレイアウト座席と表記、このジグザグシートを搭載するクラスをアシアナ航空では「ビジネスマーティウムクラス」と呼び「ビジネスクラス」と区別しています。

1時間半のフライトとしてはぜいたくかもしれませんが、むちゃくちゃ快適な空間。この旅で5レグをビジネスクラス利用しましたが、一番良かったです。ピンぼけしてますが、ウェルカムドリンクをいただいています。

座席設備


▲バッチリ180度倒れることが確認できます。生憎今回はフルフラットにする機会はありませんでしたが…このままチュニスまで行ってくれないかな…と思いつつ。


▲モニターはフライトマップを確認するくらいでしたが、日本語を選択できるので安心。モニターサイズは18.5インチです。


▲モニター下のスペース。纏足にならない程度には広く、寝るときに足を入れても窮屈になることはなさそうです。一番下のスペースは荷物入れ。デイバックなら入りましたが、小型のスーツケースが入るかどうかは確認できていません。


▲テーブルはこちらを倒して開きます。


▲シートベルトは3点式。2か所カチっとやらなければなりません。


▲入国カード等と一緒にボールペンが渡されました。インクの出が程よく書きやすかったので、以降普段使いしていたりします。


▲スリッパとヘッドフォン。両方とも利用しなかったのですが、ヘッドフォンフォルダーとドリンクホルダーが隣り合っているのが印象的でした。


▲電源確保よーし。日本のコンセントそのまま使えますが、最近はUSBポートで充電するのがメインですね。


▲化粧室には、歯ブラシが備え付けられてます。韓国のホテルでは歯ブラシの設置が禁止されているようですが、機内はOKなのですね。個人的にはちょっと意外でした。が、仁川国際空港のアシアナラウンジにはありますね。歯ブラシ・歯磨き粉のチェックは怠りません(笑)。デイバッグに何本も忍ばせているのですが、どうしても気になってしまいます。

機内食

1時間半のフライトですが、きちんとしたランチが出ます。


▲メインは、牛プルコギと鶏胸肉ステーキの2種類が用意されていて、私はプルコギを選択。郷に入れば…ということで。


▲おおーっ、これが有名なコチュジャン。そのままでも十分おいしかったので使いませんでしたが…デザートは普通。(甘いものにはちょっと厳しいです(笑))


▲ガーリックトーストはちょっとカリカリしすぎでした。ガーリックトーストと言えば、キャセイパシフィック航空のがよかったな…

とにかく急いで食べました。
自分は食べるのが早い方だから良いけど、ゆっくり食べる方にとっては時間が足りないかもしれません。

一方、通路を挟んで隣のアジュンマは、両方のメインと追加の何か?を持ってこさせて着陸態勢直前までパクパク食べ続けていましたが…さすがアジュンマ。

仁川国際空港へ着陸、感想など

食事を終えたら降下開始となり、本当にあっという間のフライトでした。


▲仁川大橋が見えてくると、「ああソウル・仁川に着くんだなあ~」と気分がアガります。

それにしても、降りるのが名残惜しいフライトは久しぶりでした。短い時間でしたが、快適な空間を提供してくれたアシアナ航空に感謝!

短距離路線でビジネスクラスはもったいないかもしれませんが、安価に・少ないマイルで高級ビジネスクラスのサービス全てを体験できるので、一度はビジネスクラスを…という方には、A359(A350-900)機材を利用するOZ131・OZ132便はまたとない絶好の機会かもしれません。福岡‐仁川は、ビジネスクラス往復で4万円台からあるようですね。他の都市からも似たような値段なので、ビジネスクラスデビューにはちょうど良いかもしれません。

ただし、今後機材変更する場合があるので、ビジネスクラスを予約する場合には必ず機材名を確認しましょう。
もっとも、予約した後に変更される可能性もあるし、機材表記もサイトによってバラバラな場合があるので、搭乗予定日のA359(A350-900)機材利用可能性についてあらかじめアシアナ航空へTELで確認しておくとよいと思います。

かく言う私は半年以上前からA359を見込んで予約したのですが、途中A333に変わった時があって愕然、目の前が真っ暗になって頭を抱えた苦い記憶があります。結果オーライだったので良かったのですが、ビジネスクラスでの機材選びの重要性に改めて気づかされた次第です。皆様も、良い機材に当たることを祈っています。


▲上からA359、A333、A321それぞれのビジネスクラスシート(アシアナ航空公式サイトから画像を拝借)

このように、天国と地獄とまでは言わないまでも、全然違うことがわかりますね。4万円台の格安ビジネスクラスの場合、予約変更に手数料がかかってしまうので、A359目的であればいざと言うときの予約変更に対応するためにマイルを使った特典航空券予約がベターでしょう。特に、ANAマイルの場合は変更手数料がかからず単純往復ならオンラインで変更手続きが出来るのでおススメです。

ANAマイルを爆発的に貯める特殊な方法

 

ありがとうございました。

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