旅行好きな方の間で一番人気のクレジットカード「SPGアメックス」。当記事は「SPGアメックス」でザクザク貯まったポイントをマイルに交換する方法を解説したもので、2018年8月のマリオット・SPG統合後の新プログラムに完全対応。最もお得なマイルの交換の仕方からポイントの賢い貯め方まで、マイラー歴21年・世界約70ヶ国を旅した筆者が実体験に基づき、徹底的に詳しく説明しています。
当初、筆者は高級ホテルの無料宿泊特典などに惹かれてSPGアメックスカードを発行したのですが、利用していくうちに「貯めたポイントを多種多様なマイルに交換できること」に魅力を感じるようになり、実際にポイントをマイルへ交換しておいしい思いをしました。皆様にも、そんなSPGアメックスの魅力を感じ取っていただき、おいしい思いをしていただけるような「参考書、ガイド」となれば幸いです。
もくじ
SPGアメックスとは(基本情報)
その名の通り、「スターウッドプリファードゲスト(SPG)」という世界的なホテルグループとアメリカン・エキスプレス・カードと連携したクレジットカードのことです。
基本情報を下表にまとめました。
国際ブランド | アメックス(アメリカン・エキスプレス・カード) | |
年会費 | 31,000円+税 | |
ポイント還元率 | 3%(100円=3ポイント)~6% | |
特典 | 空港ラウンジ | 国内28空港・海外2空港(ホノルル・仁川)を同伴者1名まで無料で利用可能 |
手荷物宅配 | 国内3空港(成田・中部・関西)から自宅までスーツケース1個を無料配送、回数制限なし | |
ポーターサービス | 国内2空港(成田・関西)で駅改札やバス停等指定場所~チェックインカウンター迄スタッフが無料で荷物を移動 | |
SPGアメックス独自 | 上級会員資格、無料宿泊特典、世界各国エアラインへのマイル移行など |
ザックリ申し上げると、ゴールドカード並みの特典にSPG独自の特典がついてくるのが特長で、旅行好きだったり泊付の出張が多かったりするアクティブな人たちがこぞって発行しているカードです。アメックスならではのサービスとして、手荷物宅配サービスがあるのもうれしいですね。
もちろん、私もメインのクレジットカードとして利用している状況です。
ポイントを世界中のマイルに交換できるメリット
無料宿泊やゴールド上級会員特典が強調されがちなSPGアメックスですが、「航空会社マイルへの交換」もSPGアメックスの特長で、個人的には真骨頂と考えている制度です。1社のマイルへしか交換できないクレジットカードが多い中、SPGアメックスの場合は提携している世界各国航空会社のマイルに交換することができるからです。
SPGアメックスで貯めたポイントを世界各国のマイルへ交換できるメリットは、大きく2つございます。
- 都度適切なマイレージプログラムを選べる
- 将来のマイレージプログラムの改定に対応可
②について補足すると、例えば必要マイル数が増加してしまうなどマイレージプログラムの改悪の可能性に対し、リスクヘッジ出来るのが特長と言うことです。
一旦マイルに交換してしまうと、交換先のマイレージプログラムとお付き合いしなければならないのですが、SPGアメックスに関しては、マイル移行申請するまではSPGアメックスのポイントとしてプールできます。想定したマイレージプログラムに何かあれば、違うプログラムへと鞍替えできるということ。航空各社のマイレージプログラム制度が定期的に改定(改悪たまに改善)されているのを20年間見てきたので、これは大きなメリットだなあと実感していますね。
ポイントの利用価値が高いエアラインを選別
それでは、どの航空会社のマイルに交換できるの?と言うことですが、なんと世界44エアラインのマイルに交換できるのです。それはよりどりみどり…と言いたいところですが、初心者の方は「えっ?どこのエアラインが良いの?」とかえって悩むのではないでしょうか。
しかし、ご心配には及ばず、日本在住の日本人にとって使い勝手が良いエアラインは限られています。
以下、ポイント(P)をマイルに交換できるエアラインとその中で利用価値が高いエアラインを表にまとめました。
利用価値が高いマイレージプログラム
エアライン名 | 利用価値 | 通常レート |
ブリティッシュエアウェイズ | 〇 | 3P⇒1マイル |
エーゲ航空 | 〇 | |
ANA | ○ | |
JAL | ○ | |
キャセイパシフィック航空 | ○ | |
シンガポール航空 | Fクラス予約 | |
エティハド航空 | ○ | |
ユナイテッド航空 | ○ | 3P⇒1.1マイル |
その他マイレージプログラム
エアライン名 | ||
アラスカ航空 | ターキッシュエアラインズ | ハワイアン航空 |
大韓航空 | アエロフロート | ジェットブルー |
中国国際航空 | エールフランス/KLM | サウスウエスト航空 |
アシアナ航空 | アリタリア | ニュージーランド航空 |
中国東方航空 | イベリア航空 | カンタス |
中国南方航空 | ルフトハンザ | ヴァージン・オーストラリア |
海南航空 | TAPポルトガル | アエロメヒコ |
ジェットエアウェイズ | ヴァージン・アトランティック | アビアンカ航空 |
タイ国際航空 | エアカナダ | コパ航空 |
エミレーツ航空 | アメリカン航空 | ラタム航空 |
カタール航空 | デルタ航空 | マルチプラス |
サウディア航空 | フロンティア航空 | 南アフリカ航空 |
全部掲載しましたが、利用価値が高いエアライン以外は当面無視して問題ありません。
なお、当サイト的「利用価値が高い」は、
- 日本国内線で利用できる
- 他に比べて必要マイル数が少ない地域がある
- 日本語対応可
で少なくとも2つ以上満たしており、実際に筆者がマイルを貯めているエアラインのことと整理しました。
それでもなお利用価値が高いエアラインがたくさん残っていて、未だ悩みは尽きないところかと思います。
その場合は、
- マイルで行きたい都市へのフライトがある
- その都市へ最もお得に行ける
観点で最も有利なエアラインに狙いを定め、ポイントを貯めていきましょう。
ポイントを貯めてからマイルへの交換まで十分時間があるので、プログラム改定の可能性を鑑み、可能ならメイン・サブと2社以上に狙いを定めておくのがベストです。
路線・クラス別移行おすすめエアライン
「最もお得に行ける」で真っ先に思い浮かぶのは「必要マイル数が少ない」ですよね。 ポイント⇒マイル交換レートが同じであれば、必要マイル数が少ないエアラインが一番お得なのは自明だからです。
行先別にどのエアラインがお得か?を調べるのは大変ですが、エリアや利用する座席クラスによってお得なエアラインとそうでもないエアラインが自ずと選別されます。
エリア・座席クラス別の必要マイル数を各社で比較すると、以下の通りとなります。
エコノミークラス
路線 | BA | A3 | CX | JL | NH | UA | EY |
国内 | 12 | 25 | ‐ | 15 | 15 | 10 | 16 |
韓国 | 15 | 25 | – | 15 | 15 | 16 | 12 |
東ア | 20 | 25 | 20 | 20 | 20 | 30 | – |
東南1 | 25 | 25 | 20 | 26 | 35 | 40 | – |
東南2 | 40 | 25 | 44 | 24 | 35 | 40 | – |
ビジネスクラス
路線 | BA | A3 | CX | JL | NH | UA | EY |
韓国 | 30 | 42 | – | 30 | 30 | 60 | 20 |
東ア | 40 | 42 | 50 | 40 | 40 | 60 | – |
東南1 | 75 | 42 | 50 | 80 | 60 | 90 | – |
東南2 | 120 | 42 | 90 | 80 | 60 | 90 | – |
BA:ブリティッシュエアウェイズ、CX:キャセイパシフィック航空、A3:エーゲ航空、JL:JAL、NH:ANA、UA:ユナイテッド航空、EY:エティハド航空、JALは12月の特典航空券ルール改定後の基本マイル数を記載。-は未調査
いずれも往復に必要なマイルで単位は1,000マイル、赤太字がポイントの移行をお勧めするエアライン例となります。
エコノミークラスを例に、路線別で詳しく解説しましょう。
日本国内線
繁忙期でも閑散期でもない期間、羽田-福岡(567マイル、羽田-新千歳もほぼ同じ)を片道で利用する場合、各エアラインで必要なマイル数は以下の通りとなります。
会社 | マイル | 備考 |
BA | 6,000 | JALを利用 |
UA | 5,000 | ANAを利用 |
JAL | 7,500 | 通常期 |
ANA | 7,500 | 通常期 |
EY | 8,000 | ANAを利用 |
この場合、英国のナショナルフラッグ「ブリティッシュ・エアウェイズ」への交換が最もお得と言うことになります。 JALやANAでないことに意外と思われる方もいらっしゃることでしょう。
ただし、距離や時期、乗継の有無によってベストな航空会社は変わる場合があります。エアラインによる条件の違いをまとめていますが、
会社 | 距離(マイル) | 季節変動 | 備考 |
BA | 1-650 | なし | 直行のみ |
UA | 1-800 | なし | 乗継可 |
JAL | 区間制※ | あり | 直行のみ |
ANA | 301-800(目安) | あり | 直行のみ |
EY | 501-1,000 | なし | STO可 |
※目安として、東京発西日本方面の場合は岡山~奄美大島まで
例えば、
- 650~800マイル区間(例:大阪-北海道など)を利用する場合は、ユナイテッド航空
- 途中降機(ストップオーバー)又は24時間以内の乗継で2区間を利用する場合は、ユナイテッド航空又はエティハド航空
など、必ずしもブリティッシュエアウェイズがベストと言うことにはなりません。
ちなみに、ブリティッシュエアウェイズで650マイル以上の区間に必要なマイルは7,500なので、JALやANAのレギュラーシーズンと同じとなります。
あと、ユナイテッド航空は他エアラインに比べてポイントからマイルへの交換レートが少し良いので、ブリティッシュエアウェイズと変わらないくらいお得なのかもしれません。
韓国
会社 | マイル | 備考 |
BA | 15,000 | JALを利用 |
UA | 16,000 | ANA、アシアナ |
JAL | 15,000 | 基本マイル数 |
ANA | 15,000 | 通常期 |
EY | 12,000 | アシアナを利用 |
意外にも、エティハド航空がベストと言う結果となります。3大アライアンス(ワンワールド、スターアライアンス、スカイチーム) に属していない中東のエティハド航空は独自のマイレージプログラムを持っていて他国の航空会社と個別に提携、アシアナ航空はその一つです。 個別提携と言うことは、特典航空券発券に必要なマイル数も個別に設定、アシアナ航空に関しては、飛行距離が1,000マイルまでの区間ではエコノミークラス12,000マイル、ビジネスクラス20,000マイル(いずれも往復、アシアナの片道発券は不可)とお得に設定されている状況です。
そんなお得なエティハド航空ですが、エティハドゲストと言うマイレージプログラムへの加入はオンラインで簡単に出来る一方、特典航空券の予約は電話で行わなければならないことに注意が必要です。英語サイトしかないということもあってそれが面倒な場合は、他のマイレージプログラムでもよろしいかと思います。
個人的には、国際線ビジネスクラスを往復20,000マイルで利用できるのが一番魅力的と考えていて、一度国際線ビジネスクラスに乗ってみたい…と願っている方は、エティハド航空にマイルを移行してアシアナ航空ビジネスクラスでソウルへ行ってみてはいかがでしょうか。
東アジア(中国、台湾、香港など)
会社 | マイル | 備考 |
BA | 20,000 | JAL、キャセイ |
JAL | 20,000 | 基本マイル数 |
ANA | 20,000 | 通常期 |
キャセイ | 20,000 |
お好きなエアラインでどうぞという表ですね。
ただ、ローシーズンの場合は17,000マイルになるANAが最もお得となります。
東南アジア1(近い東南アジア)
会社 | マイル | 備考 |
CX | 20,000 | 2,750マイル迄 |
BA | 25,000 | 3,000マイル迄 |
A3 | 25,000 | 距離制限なし |
JAL | 26,000~ | 基本マイル数 |
ANA | 35,000 | 通常期 |
ココでキャセイパシフィック航空が一気に台頭します。アジアマイル(キャセイパシフィック航空のマイレージプログラム)の特典航空券が改定され、飛行距離が2,750マイル迄の路線が東アジア並の必要マイルに引き下げられた結果「オイシイ路線」が出てきたのですね。どの路線がオイシイかについて調べ上げていますので、興味がある方は以下リンク先へどうぞ。
ただし、キャセイパシフィック又はキャセイドラゴン便に限るため、どうしても香港経由となってしまいます。目的地まで直行便で行きたい方は、他のエアラインマイルへ交換しましょう。
JALは、2018年12月のマイレージプログラム改定により、JAL国際線を利用する場合は路線ごとに必要マイル(基本マイル)が設定されることとなります。ちなみに、往復26,000マイルは、ハノイ・ホーチミン線です。
⇒改定後の路線別必要マイル数(JAL公式サイトより)
東南アジア2(遠い東南アジア)
会社 | マイル | 備考 |
A3 | 25,000 | 距離制限なし |
JAL | 24,000~ | 基本マイル数 |
ANA | 35,000 | 通常期 |
BA | 40,000 | 3,001マイル~ |
CX | 44,000 | 2,751マイル~ |
想定としては、クアラルンプールやシンガポールへ行くフライトです。距離が長くなると損になるブリティッシュエアウェイズとキャセイパシフィック航空がここで脱落し、エーゲ航空とJALが残る結果となりました。
エーゲ航空って?聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ギリシャの民営航空会社でスターアライアンスに所属しています。日本で言うANAと言えばわかりやすいでしょうか。アジア方面には就航していませんが、国際線も就航しています。
そんなエーゲ航空のマイレージプログラムはちょっと変わっていて、東アジアも東南アジアも必要マイル数が一律エコノミー25,000マイル、ビジネスが42,000マイルなのですね。ということは、東アジアでは全くメリットがない一方、東南アジアでは急に強みを発揮するマイレージプログラムなのです。
実際、SPGアメックスのポイントをエーゲ航空に交換してシンガポールまでシンガポール航空のビジネスクラスを利用しました! このあたり、エーゲ航空のマイレージプログラム制度を含め、別の記事で書いてます。
⇒エーゲ航空マイルを使ったシンガポール航空ビジネスクラス搭乗記
シンガポール航空のマイレージプログラムへの交換は、日本~シンガポール往復で
エコノミークラス 45,000マイル
ビジネスクラス 70,000マイル
ファーストクラス 115,000マイル
が必要となり、お得!とまでは言えないプログラムとなっています。
少し前まではお得だったんですけど、改悪されて必要マイル数が引き上げられてしまいました。しかし、シンガポール航空のマイレージプログラムにしか解放されない(または優先解放される) ファーストクラスやビジネスクラスの一部路線・機材もあるので、こだわりがある方は移行を検討してください。
⇒シンガポール航空ファーストクラス特典航空券を発券したときの記事
ヨーロッパ、北米他
長距離路線となると、毎月のカード決済額が多額になるお金持ちでない限り、SPGアメックスのポイントだけで必要マイルを貯めるのは難しいです。
ANAマイルとJALマイルであれば、私も実施している「とある方法」で爆発的に(数十万マイル)貯めるのが効果的です。
短距離路線でもビジネスクラスを利用する場合とか、SPGアメックスポイントだけでは不足することも想定されます。そんな時にマイルを補完できる方法でもありますので、こちらもぜひ検討してみてくださいね。
ちなみに、私自身はココでおススメしたエアライン全てのマイルを保有・利用していて、
- ANAとJALのマイルは爆発的に貯める方法で
- その他のマイルはフライトマイルやSPGアメックスで貯めたポイントを移行
と言った感じで、各マイレージプログラムの改定・改悪やキャンペーンに対応できるように使い分け、備えています。
ポイントはマイル・無料宿泊どっちがお得?
ここまでの説明で、「ポイントはおすすめエアラインへのマイル交換が使い勝手がよい」と言うのがお解りいただけたかと思います。ただ「お得なの?」という疑問が依然と残り、「無料宿泊にポイントを使った方がお得なんじゃない?」と思う方は多いことでしょう。かく言う私もそうとばかり思ってました。
しかし、必ずしもそうは言い切れません。 以前、どちらがお得かについて調査・検証しています。
⇒SPGアメックスのポイントはマイルと無料宿泊どっちがお得?検証してみた
結果を抜き出すと
使い道 | 3ポイントの価値 |
ポイント宿泊 | 2~3円 |
国際線 | 2.5円以上 |
国内線 | 4.1~6.6円以上 |
使い方や時期によってポイントの価値が大きく変動するため一概にどっちがお得とは言えないのですが、少なくともマイルへの交換が無料宿泊に比べて損しているということはなく、むしろお得になる場合(大化けする場合)もあるということを確認しています。
手持ちのポイントを使うケースとして、移動と宿泊は大抵セットとなるでしょうから、それぞれの場面において移動(マイル)に使う方が良いか、宿泊(無料宿泊)に使った方が良いか比較し、有利な方をポイントで充当、不利な方を現金で支払うと言ったやり方がお勧めです。
⇒無料宿泊ポイント数チャート(公式サイト)
もちろん、両方ともポイントを充当できるのであればそれに越したことはありませんが……
注意事項
既に触れている内容もありますが、改めてまとめますと
- あらかじめマイレージプログラム会員になっておく必要あり
- ポイントからマイルへの交換は旅程が確定する段階で行うこと
- ポイント⇒マイル交換に時間がかかること
ポイントをマイルに交換するには、マイレージプログラムの会員番号が必要となります。 今すぐ入会する必要はありませんが、移行する可能性があるエアラインに関しては、 時間に余裕を持って入会しておきましょう。
以下各エアライン(マイレージプログラム名)で、リンク先で登録できるようになってます。
ブリティッシュエアウェイズ(Executive Club)
キャセイパシフィック航空(アジアマイル)
エーゲ航空(Miles+Bonus)
ユナイテッド航空(マイレージプラス)
エティハド航空(エティハドゲスト)
もちろん登録は無料、入会ボーナスとしてマイルをもらえる場合もあります。
ポイントからマイルへの交換に要する期間はエアラインによって異なり、移行申請時に確認できます。実際の移行時間は短くなる場合もあるのですが、念のため最低1週間は見ておいてください。空席状況もあるので、時間に余裕をもって交換しましょう。
あと、交換先のマイルに有効期限が設定されるプログラムがほとんどですが、今回の使い方でマイルを数年も寝かすようなことは想定されないので、あまり気にしなくてもOKです。(なので、注意事項には加えてません)
一旦まとめ
- SPGアメックスのポイントはおすすめエアラインへの交換もお得
- おすすめエアラインは、地域によって異なる
- 日系エアラインは別の方法で爆発的にマイルが貯まる
おすすめエアラインまとめ(エコノミークラス)
路線 | メイン | サブ | 交換元 |
国内線 | BA | UA | SPG |
韓国 | EY | 日系 | SPG他 |
東ア | 日系 | BA | SPG他 |
東南1 | CX | BA他 | SPG他 |
東南2 | A3 | 日系 | SPG他 |
欧州他 | 日系 | とある |
当記事は、SPGアメックスカードを発行して間もない方向けに書いたものですので、発行を検討中の方にとって、肝心の情報が抜けていますね。
それは、
- マイル交換に必要なSPGアメックスのポイントはどうやって貯めるの?
と言うこと。
SPGアメックスのポイントは、他のクレジットカードよりもハイペースでポイントがザクザクと貯まることも特長なのです。
別の記事にする予定でしたが、検索で来られる方も多いようですので、以下補足情報として追記しようと思います。
SPGアメックスポイントの貯め方
主な貯め方を表にまとめるとこんな感じになります。
貯め方 | ポイント | 備考 |
入会ボーナス | 36,000P | 紹介入会+3ヶ月以内に10万円以上利用 |
ショッピング | 100円=3P | 月1回加算 |
移行ボーナス | 15,000P | 60,000Pをマイルに交換 |
対象ホテル宿泊 | US$1=12.5P | ショッピングとは別に加算 |
100円=3P(2018/12/31迄のキャンペーン) | ||
プロモーション | 3,000P/滞在 など | 宿泊促進施策 |
SPGアメックスカードのポイント制度におけるポイント表記はシンプルに「ポイント」ですが、表では「P」と表現しています。
入会ボーナスで貯まる
入会後3ヶ月以内に10万円以上をSPGアメックスカードで決済することで入会ボーナスを獲得できます。私の経験上、10万円を利用したらすぐに入会ボーナスとしてのポイントが付与されました。
なお、SPGアメックスカードは、アメックスの入会キャンペーン(紹介制度)を利用し「既存会員の誰かに紹介されて入会する」のが鉄板となっています。私も信頼できるブロガーの方から紹介されて入会しています。紹介されないで入会することもできるのですが、その場合はたったの30,000ポイントと、6,000ポイント分の機会損失を発生させることとなります。
周囲に紹介者が不在の状況でSPGアメックスの発行申込を検討されている方は、以下何れかの手続きで当方からの紹介と言う形で申込できますので、よろしければ。
以下のリンク先(当サイトのFacebookページ)から紹介を受けてSPGアメックスカードに申し込んだ場合、入会特典等として39,000ポイントがもらえます!
Facebookにログインしなくても利用できますので、Facebookユーザである必要はありません。ご安心を。
もしくは、以下の問い合わせフォームから照会・相談してくださってもOKです。どの方法にしても、私に個人情報を伝える必要はありませんので、ご安心ください。題名に「SPGアメックス紹介希望」、あとはメールアドレスを教えていただければ、紹介メールを発送いたします。
当方からの紹介で入会していただければ、当記事及び関連記事(リンク先)の内容に関し、可能な範囲でサポートさせていただこうと思います。紙面の都合もあり、書ききれなかったことも多かったです。
ただし、SPGアメックスのその他の特典やメリット・デメリット、そして審査条件などは別の記事で説明していますので、これらを確認されたい場合は以下が参考になるかと思います。
⇒SPGアメックスの特典・メリット・デメリット・審査条件など完全解説!
ショッピングで貯まる
カード決済額に伴う通常のポイント付与のことです。100円=3ポイントと言うポイント還元率が他のクレジットカードに比べて優れているかどうかは、先に書いた通り「ポイントの使い方」次第となりますが、通常1ポイント=0.5円以下になるような使い方は想定されないので、少なくとも円還元率が劣っているということはあり得ないと断言できます。
この2つだけで最低39,000ポイントは貯まります。要は、よほどもったいないポイントの使い方をしない限り、年会費(31,000円+税)のモトを取れることが確実となったわけです。2年目以降は1泊ン万円もする高級ホテルの無料宿泊特典でモトを取れるので、モトを取れるかどうかを心配するのは初年度だけですね。
移行ボーナスで貯まる
ショッピングで貯める分としては100円⇒1マイルと、一般的なクレジットカードのマイル交換レートと同程度で特筆すべき内容ではありません。
ただし、60,000ポイントをまとめて20,000マイルに交換するとボーナスとして15,000ポイント加算されるため、加算された15,000ポイントを5,000マイルに追加交換したら60,000ポイント⇒25,000マイルとレートアップ。
この結果100円⇒1.25マイルの交換レートとなりますので、クレジットカードのマイル交換レートとしてはなかなかの評価へと変わりますね。
ホテル宿泊で貯まる
SPG/マリオットリワード参加ホテルに宿泊した場合、US$1につき12.5ポイント、加えて2018年の期間限定で100円につき3ポイントが貯まります。いずれも、通常ショッピングで貯まる100円=3ポイントとは別に加算されるものです。
これらの仕組みについて、公式サイトにわかりやすい図があったので拝借。
プロモーションで貯まる
SPG/マリオットは、統合前から定期的に(連続して)プロモーションを実施しています。例えば上の画像は2018年4月15日迄実施していた「メガボーナス(Mega Bonus)」で、2滞在目以降の有償宿泊で週末3,000ポイント、平日2,000ポイント付与されるという内容のものでした。1泊料金に関係なく等しく付与されるもので、1泊10,000円未満のホテルだとホテル宿泊ポイントを含めると実質かなりの割引で泊まれたとう非常においしいプロモーションでした。
(例)私が2018年2月に中国華南地方でマリオット系列ホテルに宿泊したときに付与されたポイント(←リンク先が宿泊記です)
項目 | 費用 | 備考 |
宿泊費 | 5,881円 | 請求額 |
ポイント | 494P | ベース |
124P | エリート | |
2,000P | メガボーナス | |
ポイント | 354P | 期間限定特典 |
ハピタス | 282P | 4.8%還元 |
赤が統合前マリオットのポイント、青が統合前SPGのポイント(統合後の「ポイント」に換算済)
獲得したポイントの合計は実に3,000ポイント!ポイントサイトからのキャッシュバック(還元)と合わせて、半額で泊まれた計算ですね。
ちなみに、「滞在」は「泊」と異なる定義となっていて、例えば同じホテルに2連泊した場合は「1滞在」とカウントされてしまうことに注意。(Aホテル1泊⇒Bホテル1泊⇒Aホテル1泊の場合は、3滞在とカウント)あと、統合前のマリオットポイントと統合後のSPG/マリオットポイントは同価値となります。
以上、補足まで。
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