2018年夏。マルタ旅行を終えて日本へ帰国する際、「ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)」を利用しました。今回は、TK1370便でルア・マルタ国際空港からイスタンブール・アタテュルク国際空港までビジネスクラスを利用して移動したと言う記事です。
もくじ
ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)の評判
かつてのトルコ航空。最近になり「ターキッシュエアラインズ」が正式表記となりましたが、特に日本語(カタカナ表記)だと長くてパッと見どこの国か理解しづらいのか、あまり浸透していないようです。
個人的にもトルコ航空の方がピンとくるのですが、当記事では「ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)」と併記することにしました。
トルコ航空と呼ばれていた時代からも評判は悪くなく、私自身の初利用は約20年前のイスタンブール→アンマン路線だったと記憶していますが、
エコノミークラスの短いフライトではあっても特にネガティブな気分になることはありませんでした。
また、少し前に世界一周をしたときにパナマ→イスタンブールという超長距離路線で体験しましたが、それはもう快適の一言。
そして、偶然日本との関係が深い機体に当たって驚いた記憶も。
現在も格付け会社の航空会社ランキングベスト20にランクインされています。
ちなみに2017年は12位・2018年は18位で、概ねJAL(2017年16位・2018年13位)と似たような評価ですね。
ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)イスタンブール-チュニス フライトスケジュール
1日2往復運航。
便名 | MLA発 | IST着 | 運航日 | 機材 |
TK1369 | 8:20 | 9:50 | 毎日 | B737-800他 |
TK1371 | 16:35 | 18:00 | 毎日 | B737-800他 |
便名 | TUN発 | IST着 | 運航日 | 機材 |
TK1370 | 10:50 | 14:10 | 毎日 | B737-800他 |
TK1372 | 18:55 | 22:15 | 毎日 | B737-800他 |
時刻は2018年10月の場合で、季節により発着時刻は前後します。(私が旅したのは2018年9月)
飛行時間は2時間半程度で、マルタとイスタンブール(トルコ)には時差があります。サマータイムとそうでないときでは違うのかしら。
機材はB737-800となる日が多いですが、A321、A320、A319と言った機材が使われることもあるようです。
マルタ国際空港ラウンジ【La Valette Club】
ビジネスクラス利用の場合、ルア・マルタ国際空港のラウンジ「La Valette Club」を利用できます。
ラウンジに関してこの記事の中に含めるつもりが長くなってしまったので、別記事でまとめています。
マルタ空港のラウンジの印象がとてもよく、記事を書いてる中でつい筆が走ってしまいました。それくらい良いラウンジだったので、ぜひ体験してみてくださいね。ただし、注意事項もいくつかあり、そのあたりも記事に含めてます。
で、ラウンジの居心地の良さに乗り遅れそうになりつつ…
【TK1370】マルタ-イスタンブール ビジネスクラス搭乗記
非シェンゲンへのフライトは、出国審査場の向こうにあります。出国審査場は意外と混んでいたので、早めに行動を。今回の旅行ではトルコ航空を4レグ利用したのですが、全フライトにおいて搭乗開始時刻がやたらと早かったのが印象的でした。余裕を持ったつもりがファイナルコール…その繰り返し。
今回は「Boarding」で「Last call」ではなかったのですが、「最後の一人だ…」とか係員に急かされてこの写真を撮影するのが精いっぱい。搭乗口の様子をウォッチする余裕は全くありませんでした(苦笑)。
▲徒歩で搭乗機まで向かいます。バスでないのは、搭乗口の目の前に機体があるから。
座席の様子
「シートの形状は…?」ドキドキしながら乗り込みます。と言うのも、前回のイスタンブール⇒チュニス間のフライトは、エコノミークラスと同じシートと言う残念なビジネスクラスだったからです。
ショートホール用ではありますが、一応ビジネスクラスっぽいシートでした。機材の違いで、B737-800の場合はこのシート、A321の場合は残念なシートなのかしら。
設備の様子
リクライニング角度はソコソコ。まあ、エコシートでないだけマシかと…
シートモニター。2時間半程度のフライトなのと、フライトマップは別に見られたので特に出番はありませんでした。
こちらのB737-800は、離着陸時のヘッドフォン・イヤフォン等の利用が禁止されています。ヘッドフォンぐらいOKだろうと思ってしまいがちなので、離陸前に外さなければ…
が、一向に離陸…どころかタキシングすらしようとしないTK1370君。ドアはクローズド。滑走路が渋滞している様子もなし…というか、ガラガラ。天気も快晴なのに何で???…と首を傾げていたところ、機長からのアナウンスが。「イスタンブール空港からの離陸許可が下りない。」自分の英語ヒアリング能力なので正確かどうか怪しいのですが、いずれにしてもイスタンブール側の事情によるようです。
結局、1時間遅れで離陸…乗継には支障ないけど、イスタンブールトランジット弾丸観光に支障が生じるのはチト痛い…などと思いつつ、機内食を待ちます。
機内食の様子
ランチかと思いきや、なんと朝食メニュー…3回目なんですけど(苦笑)。
「traditional Turkidh breakfast specialties」と言うメニューは、以下の通りでした。
まずはコールドミール
- freshly squeezed orange juice
- fresh fruit salad
- comb honey from Erzincan
- Trabzon countryside butter
- marinated cracked olives from Hatay
- sundried tomato spread
そして、regional Turkish cheesesとして
- Ezine
- herbed goat and aged cheese
そして、数種類のパンからチョイス。が、これ▼
飲み物はトルココーヒーを頼みました。料理は、ぶっちゃけどれがどれだかよくわかりませんでした(特にチーズ)。
ホットミールは、
- TURKISH STYLE CHEESE PASTRY
- “KASAR” CHEESE OMELETTE
の何れかを選ぶようになってて、せっかくなのでトルコ風チーズペイストリーとやらをオーダー。
意外(と言っては失礼だけど)とおいしかった!!ル メリディアンマルタホテルの朝食で未だ満腹、一口食べたら残そうと思っていたのに、つい完食してしまったほど。
フライトマップを楽しむ
このように、頭上でフライトマップを見られるので、シートモニターを出す必要はありません。写真は、ギリシャに入ったところですね。ヴェネチアの文化が混じったコルフ島は、アルバニアとセットで近いうちに行きたいと思っている場所。
▲ギリシャに入ったところを撮影…ってこれではどこかわかりませんね。
イスタンブール空港に到着・入国
1時間遅れの出発でしたが、30分遅れで到着。ビジネスクラス利用者であれば、乗継でも入国でもビジネスクラス専用レーンを利用できますので、活用しましょう。
今回はトランジット入国しようと入国審査場へ行ったら物凄い人で、これは1時間コースか…と観念しそうになったところ、乗継の時に専用レーンを利用したことを思い出し、「ひょっとしたらビジネスクラス専用レーンがあるんじゃ?」と探したらビンゴ。一番端にありました。並んでいる人ゼロ。ビジネスクラスのメリットを一番強く感じた時でした。
まとめ
トルコ航空ヨーロッパ路線の雰囲気を何となく感じ取っていただけると幸いです。機内食を期待するなら午後のフライト、座席を期待するならB737-800と言った感じでしょうか。ただ、A321でも当記事のような座席だったというブログ記事も見たので、神のみぞ知る…という感じかもしれません。
以上、『【トルコ航空ビジネスクラス搭乗記】B737-800の座席 機内食など<マルタ-イスタンブール>』でした。
【番外編】イスタンブールトランジット弾丸観光
次の便は20:45発だったので、5時間強の時間があります。19時までには空港に着く必要がある関係上、実質観光可能時間は4時間程度だったのですが、街へ繰り出すことには十分。トルコリラ暴落の恩恵を受けるべく高級ショッピングセンターへ行こうと思ったのですが、中心部から離れたところにあったりとか、価格が修正されてて無駄足になるんじゃ…という思いから、ベタな観光に留めることに。イスタンブールには何度か来ているので、ざっと見るだけでしたが…写真だけでもごくごく簡単に。
スルタンアフメットモスク
ブルーモスクという名の方が有名ですね。(青くないけど)
大きすぎて全体像を撮影できませんでした…中に入ることができます。無料で。
アヤソフィア
外観だけ。このあたりを歩くと観光客目当てのトルコ人からよく声をかけられるのですが、日曜日の午後で観光客がものすごく多かったせいか、今回は皆無でした。
このあたりでは声のかけ方も巧妙なのか、観光客を装って「コレで僕の写真を撮ってくれませんか?」とスマホを渡し、会話の糸口をつかむ…と言うのがありました。あとは、モノをわざと落として、拾ってあげたところで会話の糸口をつかむ…と言うのも。いずれも過去に経験した手口で、前者は怪しいと思って「急いでいるから」とスルーしたのですが、後者はまんまと引っかかってしまいましたね~。こういうのには慣れていると思っていたのに、まだまだ修行が足りないと反省したものです。
ガラタ橋周辺
この辺りは、イスタンブールで最も思い出深い場所の一つ。ココから眺めるボスポラス海峡の美しさと言ったら。
あと1時間余裕があれば、昔のようにガラタ塔に上ったり船に乗ったりしたのですが…
ちなみに、以下は20年前のガラタ橋とボスポラス海峡。橋の真ん中をトラムが通るようになったから、写真を撮るのに電線等が邪魔になってしまいましたね。
最後に、まとまった金額のトルコリラをキャッシング。FXでTRYをロングするほどの度胸はないので、将来の値上がりを期待して現ナマで保有。完全に宝くじ感覚で、当たるも八卦当たらぬも八卦(上がるも八卦上がらぬも八卦)。キャッシングはもちろん、、手数料がかからずネットで簡単に繰上返済できて利息負担を極限まで減らせるセディナカードにて。
みっちり観光しようと思ったら、全部回るのは厳しいかもしれません。どれか1つ~2つに絞って、時間が余れば…という感じでしょうか。あと、もう少し近い場所でグランドバザールを散策するのもおすすめ。
その他のトルコ航空ビジネスクラス搭乗記
長距離便は豪華絢爛、フルフラットシートは当然として、専用シェフが搭乗して「空飛ぶレストラン」も堪能できますので、どうかご安心ください。
⇒トルコ航空ビジネスクラス搭乗記(ソウル仁川―イスタンブール)
以下は、短距離便で残念なビジネスクラスに搭乗したときの記録です。
⇒トルコ航空ビジネスクラス搭乗記(イスタンブール―チュニス)
ありがとうございました。