マイル専門家(@poyatrip)です。
マイル専門家らしく(?)、ポイ活で貯めたマイルで発券した特典航空券を利用して年末年始にベストシーズンのバンコクへ子連れ家族旅行しました。
そんなバンコクでの滞在先は、マリオットボンヴォイ(世界最大ホテルグループの会員プログラム)の上級会員と言う立場を活かすため、マリオット/SPG系列のホテルをチョイス&ホッピング。
ホッピング第1弾のロイヤルオーキッドシェラトンホテル&タワーズに続き、筆者的メイン「セントレジス バンコク」に宿泊したので、
- 概要及び特徴
- アクセス・交通
- プラチナ特典
- 客室の様子
- バトラーサービス
- 施設の様子
などを、画像一杯で徹底レポートしたいと思います!
もくじ
セントレジス バンコクの概要・特徴
「セントレジス」とは、世界最大のホテルグループであるマリオット・インターナショナルの最高級ブランドの一つ。マリオットグループは、マリオットやシェラトン、ウェスティンなどの名だたるプレミアムブランドを擁していますが、セントレジスはそれらプレミアムよりも格上の「ラグジュアリー」に属してます。
区分 | ブランド(主なもの) |
ラグジュアリー | リッツ・カールトン |
セントレジス | |
JWマリオット | |
ラグジュアリーコレクション | |
Wホテル | |
プレミアム | マリオット |
シェラトン | |
ルメリディアン | |
ウェスティン | |
ルネッサンス・ホテル |
そんなセントレジスがバンコクに進出、開業したのは2011年。バンコクには伝統や歴史のある高級ホテルがたくさんありますが、セントレジス バンコクはその中でも新しい方と言えます。建物や客室、施設に入ってみると、新築に近い状態を保っているように見えます。維持修繕費をケチっていないのでしょう。
セントレジスブランド最大の特徴・魅力は、バトラーサービス。専属のバトラー(執事)が、全客室24時間体制で宿泊客のサポートをしてくれるというもの。リッツカールトンやJWマリオット等にもない、セントレジスならではのサービスですね。
バトラーサービスを初めて体験したのは、アブダビのストップオーバーで無料宿泊した「セントレジス アブダビ」で、まるで自分が王様になったような気分にさせられるそのサービスにとても感動したものです。
ザ・セントレジス・アブダビ 格安宿泊体験記(The St. Regis Abu Dhabi)セントレジス バンコクへのアクセス・交通・立地
セントレジス バンコクのもう一つの魅力は、アクセス至便で周辺環境が良いことです。
BTSシーロム線ラチャダムリ駅直結と、極めて便利な立地です。BTSに乗っていれば、例えスコールが降ってもラチャダムリ駅を降りても雨に濡れることなくセントレジス バンコクへ行けちゃうのが特に便利ですね。
↑写真の左側がセントレジス バンコク、中央奥に見えるのがラチャダムリ駅からの直結通路です。
日本人に人気のサイアムスクエア(サイアム駅)やMBK(ナショナルスタジアム駅)、夜の歓楽街であるパッポン通りやタニヤ通り(サラデーン駅)、リバークルーズのゲートウェイとなるサパーンタクシン駅へはシーロム線を利用すれば1本であっという間に着くので、ショッピングや観光にも便利と言えましょう。伊勢丹などが入るセントラルワールドは徒歩圏内です。
ラチャダムリ駅周辺は高級ホテルや高級アパートメントが立ち並ぶ閑静な地域で、治安も良好。
チェックイン
セントレジス バンコクのメインロビーは12階となってて、チェックインなどはこの階で行います。
セントレジスには一般的なチェックインカウンターは存在せず、↑写真のようにスタッフと向かい合わせで座ってチェックインを行います。アブダビではそのような仕組みを知らず、チェックインカウンターを探し回ったのが懐かしく思えます。
エレベーターは、
- 1F〜12F用
- 12F〜24F用
の2つあり、客室及び施設は12F以上となるため、外出先から客室へ戻る時など12階でエレベーターを乗り換える必要があります。セキュリティ上はウェルカムなのですが、頻繁に外出する用事がある時などは面倒に感じてしまうかもしれません。
セントレジス バンコクプラチナ特典
マリオットボンヴォイのチタンエリート会員(プラチナエリートの一つ上の等級)ということもあり、色々な上級会員特典を得ることができました。下の写真はチェックイン時に渡された特典一覧のペーパーです。
代表的な特典を挙げると、
- ランドリーサービス(1名につき4点まで無料)
- バーで1ドリンク+1プレートの飲食サービス
- 16時までのレイトチェックアウト
- ウェルカムギフト(朝食又は1,000ポイントなど)
1ドリンク+1プレートは、12階にあるバーで17時から22時の間でいただくことができます。セントレジス バンコクにはクラブラウンジがないので、その代替としてのサービスなのでしょう。
カクテルやワインなどから選んでオーダーする方式した。ソフトドリンクもあります。
無難にシンハービールをオーダー。
プレートは1種類であらかじめ用意されているものがあり、宿泊した日は巻き寿司が出てきました。
セントレジス バンコク客室タイプ一覧
全部で227室あり、24階が最上階となります。
客室タイプ | ㎡ |
デラックス | 45-53 |
グランドデラックス | 45-64 |
ジュニアスイート | 80-90 |
1ベッドルームスイート | 102-116 |
1ベッドルーム大きめスイート | 152 |
2ベッドルームスイート | 112-155 |
2ベッドルーム大きめスイート | 170 |
ロイヤルスイート | 250 |
4ベッドルームレジデンス | 440 |
3ベッドルームレジデンス | 800 |
スイートクラスの客室タイプが多いのが特徴で、あたかもスイートメインのホテルのように見えますが、実際は、客室数の多くはデラックス・グランドデラックスで構成されています。
グランドデラックス
予約していたデラックスから、グランドデラックスに無料アップグレードされました。「スイートを含むアップグレード」があり得るチタンエリート会員(プラチナも同様)としては、「どこでもいいからスイートにならないかなあ」なんて淡い期待があったのですが、残念。ピークシーズンなので仕方ないですね。
ベッドルーム
「広っ!」
45㎡以上あるので、スイートでなくても十分だなというのがファーストインプレッション。
「格が違う!」
そして、今まで宿泊した部屋とはレベルが違うということも。セントレジス アブダビの感想と全く同じです。
オフィスチェアやオフィスデスク、ソファ、その他備品一つ一つをとっても、その質の高さに驚きます。見た目はもちろんですが、触れた感じとか座った感じとか、いつもと明らかに違います。
ウェルカムフルーツ、ウェルカムスイーツが置かれてました。
ネスプレッソマシンと無料のミネラルウォーターが2本。
そして、なんとお茶が「TWG」ではありませんか!!
旅行時に傘は結構な荷物になるので、ホテルでこのように常備してあると嬉しいですね。
スリッパもふかふかです。って、アブダビから持って帰ってしばらく使っていたのを思い出しました。
いやあ、何から何まで上品で隙がない客室に感動ですよ、奥さん。
バスルーム
ウェットエリアもチェックしましょう。
シャワーブースが設置されていて、トイレがセパレートになっていることがわかります。開業して8年経っているのに、まるで新築のようにピカピカです。
なんと洗面台が2つもあります!
クラシカルな体重計が置いてありました。
洗面所にもミネラルウォーターが。
浴槽は深さも広さも十分。というか、今までホテルで入った浴槽のなかで一番広かったのでしょう。一緒に入った子供も「すごく広い!」と驚いてたくらい。
セントレジス バンコクでアメニティとして利用されているELEMIS(エレミス)は、英国の高級コスメブランドだそうですね。コスメには疎い自分でも、その高貴な香りに驚いたほどです。旅行中、無くなるまで利用していました。
トイレがセパレートなのはもちろん、東南アジア式のウォシュレット?があるのも嬉しいですね。
眺望
高層ビル、高架鉄道、緑…まるでシムシティのプレイ画面のようです。遠くにバイヨークタワーも見えますね。
実に都会的な夜景でした。
左側には、競馬場も見えます。
バンコク中心部にあるホテルは、ビルに囲まれてしまうため客室からの眺望が期待できない場合があるのですが、セントレジス バンコクは期待通りの眺望でした。
セントレジス バンコク バトラーサービス
さて、セントレジスの真骨頂は「バトラーサービス」です。
サービスの範囲は、
- ドリンクサービス
- 衣類のプレスサービス
- 靴磨きサービス
- 荷解き、荷造りサービス
- レストラン等の予約サービス
など多岐に渡ります。
バトラーへの連絡は、客室内の電話から24時間ワンプッシュ(上写真の赤く囲った部分)で行えます。Eバトラーサービスというのもあって、Eメールでも連絡できるようです(プラチナ特典で貰った紙に書いてあった)ので、急ぎでない場合であって英会話に難がある場合は、メールでのやりとりが確実です。マリオットアプリがあれば、チャットでのやりとりも可能です。
執事というと勝手に男性のイメージを持ってたのですが、我が家のバトラーは女性の方でした。執事であっても男性が入るのを望まない女子の方などは、女性のバトラーをお願いすると良いかもしれません。
ただ、別のバトラーがやってくることもあったので、専属と言うわけではなさそうです。
以下は、ドリンクサービスで持ってきてもらった飲み物たち。
我が家が利用したのはこのドリンクサービスとプレスサービスくらいだったかな。
セントレジス バンコク内施設
セントレジス バンコクはタワー型の建物の一部で形成、他の大型高級ホテルのように広い敷地や自由度の高い建物がないため、施設の種類が、プール・フィットネスジム・スパなどに限定されています。
プール
それでも、プールは結構広く、シティホテルにあるような申し訳程度のソレとは一味違います。
ただし、このように建物に二方を囲まれているため、多少の圧迫感アリです。
フィットネスジム
フィットネスルーム内には、なんとムエタイのリングがありました。体験指導でもしてもらえるのかしら?
その他はランニングマシーン等が主で、本格的なウエイトトレーニングができる感じではありませんでした。
バー
12階(ロビー階)にあって、プラチナ特典(1ドリンク1プレートサービス)で利用。
インサイドが満席だったので、アウトサイドで。年末年始の時期は、夜は外も心地よかったです。
セントレジス バンコクの朝食ビュッフェ
12Fの「VIU」と言うレストランで朝食ビュッフェをいただきました。
こちらの朝食ビュッフェは、
- 1品オーダー
- 各種ビュッフェ
の2本立てとなっているのが特徴。上がオーダー料理のメニューですが、英語だといまいち分かりづらい…
そんな場合は、調理場の前にあるビジュアルメニュー表をご覧ください。どんな料理かが一目瞭然。
私は、フレンチトーストをオーダーしました。見るからにおいしそうでしょう?フレンチトーストとマンゴーの組み合わせ、意外と合うものなのだなあと。
ビュッフェで提供された料理は、百聞は一見に如かずと言うことで写真でご覧ください!
まずはパン類から。
な、なんとエッグタルトが山盛り食べ放題!!!
いきなり大興奮。カスタード表面の焼き加減が、マカオのソレと同じだったからです。そして、味もマカオの有名店に匹敵。油断すると、エッグタルトだけでお腹いっぱいになりそうです。子供はそのおいしさに感動して、4個くらい食べていたようですが…
その他のパンも見るからにおいしそうで、ひょっとしてココの朝食ビュッフェはものすごいのでは…と期待に胸が膨らみます。
お次は、コールドミール。
食品の鮮度はもちろん「色彩」へのこだわりを感じさせるラインナップ。
な、なんですかこのプレートは…?ビュッフェで出される範囲を超越してますよね?コレ。
お次は、タイ料理を覗いてみましょう。
ラープがありました!否、ラープサラダでしょうか?実は満腹後の撮影で初めてその存在を知ったため、食べれていません…
蜂蜜で包まれたソーセージ(写真左上)が日本人の味に合ってすごくおいしく、くせになりそう。
こちらのタイ風ヤキトリも、日本人好みの味付け。屋台でよく見かけますが、このように朝食ビュッフェでも提供されるのですね。
ヌードルステーションとでも言うのでしょうか、オーダー方式でタイの麺料理を作ってくれます。
麺といえば、タイの国民食(?)パッタイもありました。パッタイは他のところで出来立てを食べた方が良いかも。
お次は、中華。
中国系宿泊客が多いからなのでしょうか、油條がありました。
熱々の状態で点心を食べられるよう、心配りがなされています。
焼売、蝦餃子、肉まんなど代表的な点心をいただくことができます。
外国のホテル朝食で、コレだけたくさんの寿司が出てきたのをみたことがありません。
ビュッフェコーナーに囲まれたところに調理場があって、パンケーキやフレンチトーストなどはこちらのプレートで作られているようです。
お次は、アメリカン。
定番のカリカリベーコンの他、切り落としたばかりのハム?があるのが特徴。家内は、このハムを大層気に入ってました。
ソーセージや目玉焼き、ポテト、トマトなどの定番が並んでいます。
お次はフルーツ。
さすが南国というか、種類が多いですね。そしてカラフル。
ムース類。朝食でココまでだしてくれるなんて…
ジュース類。こちらもカラフル。
セントレジス バンコク総評・まとめ
結論から申し上げると、最高!!!!
世界70ヶ国訪問した中で色んなホテルに宿泊しましたが、その中でもセントレジス バンコクは一番かも…と思えるくらい素晴らしいホテルでした。
- 朝食ビュッフェはダントツで一番!
- 客室もトップクラス!
- 広い浴槽と高貴なアメニティも素晴らしい!
何と言っても朝食が素晴らしく、今まで利用した朝食ビュッフェとはまるで格が違いました。客室数が227とのことで、あまり多くの種類を期待していなかったのですが、マンモスホテルに匹敵するバリエーションにまずは驚きました。そして、各料理の質の高さやこだわりなどでさらに驚いた次第です。見た目・味とも高級レストランで提供される料理に匹敵すると言うと、言い過ぎでしょうか。ただ少なくとも、ココなら朝食代金を払ってでも食べたい…と思った初めてのホテルでした。マジ感動。
客室も、これまで宿泊した5つ星ホテルよりワンランク上と言う印象。それまで一番だと思っていたセントレジス アブダビと比較すると、「客室はアブダビの方が豪華で眺望もよかったけど、朝食はバンコクの方がレベルが高い!」と甲乙つけ難し。
ネガティブな要素は皆無なのですが、他の高級ホテルと比較すると、
- クラブラウンジがない
- 施設が少なく、プールやジムがやや貧弱
バンコクでのホテル選びの参考としては、ホテル内での過ごし方として「部屋でゆっくり過ごしたいならセントレジス バンコク一択、プールやジム、ラウンジなどホテル内施設を積極的に利用したいなら他の大型高級ホテルも検討」と言う感じでしょうか。
ちなみに、施設よりも客室・朝食を重視するマイル専門家(@poyatrip)としては「セントレジス バンコクが一番」と言う評価です。今後他のホテルに泊まる必要ないんじゃ?と思えるほど気に入りました。現実的には、予算の関係でセントレジス バンコクばかりとはいかないのでしょうが…(汗)
読者の皆様も、一度お試しあれ。
以上、「セントレジス バンコク宿泊記 最高の朝食やバトラーなどブログ口コミレビュー!」でした。