もくじ
コートヤード台北に格安宿泊
poya(@poyatrip)です。
2018年12月の台北旅行で、SPG/マリオット系列の五つ星(★★★★★)ホテル「コートヤード台北」に宿泊しました。
コートヤード台北は、台北市内の五つ星級としては信じられないくらいコストパフォーマンスが高いホテル。具体には、
- 5つ星ホテルでないとイヤだ
- でも宿泊費は1万円前後で
なんて、宿泊費が高騰している台北では全くもって無理筋な要求に対して応えられる唯一のホテルが、「コートヤード台北」なのです。
当記事の宿泊記では、格安に泊まれる方法からチェックイン、お部屋、施設の様子、そして周辺観光案内までパッケージでお伝え足します。
コートヤード台北は無料宿泊がお得
台北のホテル宿泊相場が高騰している中、コートヤード台北は一工夫すれば日本のビジネスホテルに毛が生えた程度料金で宿泊することが可能だということをご存知でしょうか。
普通に泊まると最安でも25,000円と立派なお値段。さすが五つ星です。
しかし、SPG/マリオット無料宿泊(ポイントを利用した宿泊)ならたったの12,500ポイントで宿泊できるのです!
SPG/マリオットポイントの価値は1ポイント=0.8円程度で語られることが多く、1ポイント=1円の価値で宿泊できればお得に使えたと評価される中、コートヤード台北だと1ポイント=2円の価値で宿泊できるのです!価格…いやポイント破壊と言っても差し支えないほどのレート。
5つ星ホテルにも関わらず宿泊に必要なポイントがたった12,500ポイントというのは、コートヤード台北のSPG/マリオットカテゴリーが2と下から2番目に抑えられているからです。何か瑕疵があるのじゃあないかと勘ぐってしまうほど。
通常レート25,000円はサービス・税等が含まれた総額ですが、無料宿泊の12,500ポイントにもこれらが含まれています。よって、ポイントに追加料金がかかることはございません。
無料宿泊方法
それはすなわち「SPG/マリオットポイントを12,500ポイント以上貯める」ことです。実は、このポイントは意外と簡単にザクザク貯めることができます。
具体的には12,500ポイントは単なる通過点で、通常は1年で40,000ポイント程度貯めることができるのです。
40,000ポイントあれば、コートヤード台北に3泊できちゃいますね。ザクザク貯まる方法は以下の記事で解説していて、
私もこの方法で貯めたポイントを利用して、コートヤード台北に宿泊した次第です。
通常レートで予約済の方は、宿泊日が先ならポイントを貯めてポイント宿泊に切り替えた方が絶対にお得です!ポイントがなくても予約でき、宿泊する前までにポイントがたまっていればOKです。
コートヤード台北への交通アクセス
コートヤード台北での宿泊を検討する際に、一番気になるのは交通アクセスではないでしょうか。台北中心部から少し離れた場所にあるので、不便ではないだろうかと私も心配した経緯があります。
しかし、実際に宿泊してみて、交通至便で意外と便利だったことを知りました。公共交通機関の使い方によっては、中心部のホテルに引けを取らないと言うことも。
その辺りを別の記事でまとめていますので、こちらも合わせてご覧くださいませ。
【SPG/マリオット】コートヤード台北 桃園空港からのアクセス おすすめの交通機関など徹底レポート!チェックイン
開放感あふれる7階のロビーでチェックイン。2015年12月に開業したばかりとかで、まだ新築の雰囲気が残ってます。
プラチナエリート資格を保有しているので、コートヤード台北からは、
7階のフロントデスク(24h)
30階のエグゼクティブラウンジ(22:30迄)
どちらでもチェックインできますと連絡があったのですが、1階からエグゼクティブラウンジを含む客室階へ直接行くことはできず、必ず7階で乗り換えることとなります。フロントデスクを覗いたら空いていたので、乗り換えついでにそのままチェックインした次第。
と言うことで、エグゼクティブラウンジでチェックインできる場合であっても、7階が空いてたら7階、7階が混んでいたら30階でチェックインすれば良いと思います。窓口が一人とかで30階が混んでたらシャレになりませんからね。
台北のホテルだとついつい日本語対応を期待してしまうのですが、流暢な英語で話されました。日本語を話せるスタッフは別にいるのかもしれませんが、外資系(米系)なので期待をしない方が良いかもしれません。
マリオットグループの中でもコートヤードはビジネスホテルっぽいと言う印象だったのに、コートヤード台北はやけに重厚な印象だなあ…と思っていたら、
立派な五つ星だったのですね。おみそれしやした。
お部屋解剖
23階のお部屋をアサインされました。
ここはデラックスルーム?エグゼクティブルーム?階層的にエグゼクティブルームではないよなと思って気になったので調べてみたのですが、結局二つのお部屋の違いはよくわかりませんでした。広さも設備も変わらず、単にラウンジのアクセス有無で部屋タイプを分けているのでしょうか?
ベッドルーム
42㎡あるので、かなり広く感じます。お部屋の中も五星級。内装も自分好みで、すぐに気に入ってしまいました。
窓からの風景
台北のホテルとしては、かなり眺めが良い部類に入るのではないでしょうか。と言うか、台北で超高層ホテルに宿泊したのは生まれて初めてでした。
室内設備
こちらには、ネスカフェドルチェグストが設置されています。中華圏では一定レベルのコーヒー調達に難儀するので、これはとても助かります。コーヒーを飲みにエグゼクティブラウンジへ行く必要もありません。
あと、無料のミネラルウォーターがやたらと多いのも特徴です。ベッドルームに5本、バスルームに2本合計7本ありました。夏季には重宝するのでしょう。
なお、ミニバーはありません。個人的には、ミニバーがない=チェックアウト時にミニバーを利用したかどうかいちいち尋ねられることがない、身に覚えのない請求に怯える必要がないと言うことでメリット大です。
バスローブとセーフティBOX、そしてスリッパ。
コンセントは日本と同じタイプなので安心ですね。
バスルーム
バスタブがあって、シャワーブースが別にあるのが嬉しいですね。鏡もこれでもかと言うくらい広いです。
アメニティ類など。
開業して間もないのもあるのですが、全てが新しいと言う印象を受けました。年季が入ったホテルだと、たとえ高級ホテルであっても気になるところが出てくるものですが、コートヤード台北に関してはそれがありません。
余談ですが、他のゴールド・プラチナメンバーが書いたと思しき記事で見かけたウェルカムフルーツ、お菓子、ウェルカムドリンク(冷蔵庫の中のビール等)はありませんでした……忘れられたのか、サービスが縮小してしまったのか、高層階にしか置いてなかったのか、などは不明です。
なくても差し支えない内容ではあったのですが、こんなこともあったよと言うことでメモ。
エグゼクティブラウンジ
プラチナ資格保有者はチェックイン時に以下の紙を渡され、30階にあるエグゼクティブラウンジの営業時間等の説明を受けます。
- 無料朝食 7:00〜10:00
- ハッピーアワー 17:30〜19:30
- カクテルバー 17:30〜21:00
ハッピーアワーはおつまみが提供される時間帯、カクテルバーはアルコールが提供される時間帯となります。
補足としては過去には7階のレストランでも無料朝食をいただけたようですが、現在は600元+税がかかります。
ハッピーアワー・カクテルバー
まず第一に、ココは危険・注意と警告しておきましょう。
何が危険かと言うと、食事メニューが炭水化物を含め充実しているため、知らず知らずに食が進んでしまうことです。意識してセーブしないと、夜市とか夕食とか繰り出した時にお腹いっぱいで食べられなくなってしまいます。食べすぎ注意。
カクテルタイムに出てくる食べ物はおつまみ程度のものしか出ないと思っていたのが、麺や炒飯などの炭水化物から、おかずになるものまでガッツリと出てきたことに驚きました。
そして、チョコレートファウンテンとか、デザートまでやけに充実しています。ケースに入っていたプリンもおいしくレベルも高く、油断するとここで夕食コースが完結してしまいます。本当に超危険。(コースばりに食べちゃったけどw)
ここまで充実した料理を出すラウンジ。週末の夜とも相まって混んでいるかと思いきや、閑散としてました。たまたまかな?それとも、やっぱり台北は夜市だよねと街へ繰り出しているのでしょうか?
朝食
8時すぎに来たと思いますが、人が少なく落ち着いて食べることができました。
ただ、種類はソコソコ。台湾っぽいメニューはほとんどありません。腹八分目にして、昼食でガッツリ台北グルメを楽しむのが吉と言えましょう。
施設の様子(フィットネスジム)
プールやサウナなどはありませんが、フィットネスジムが11階にあります。高層階からだとエレベーターの乗り換えが必要ですね。
大したことがないだろうと思ってあまり期待せずに行ったのですが、下のマシンはなかなか使えそうな感じ。ただ、しっかり筋肉に効かせるにはコツが必要かも。
周辺観光(饒河街観光夜市)
この辺りは最近開発された地域なので、南港自体に観光するような場所はありません。しかし、台鉄に乗って一駅4分の松山駅を降りれば、すぐそこに饒河街観光夜市と言う有名な夜市があります。
台北へは何度も来たことがあるけど東側(松山方面)は初めて。ラウンジのカクテルタイムで膨れたお腹をさすりながら、腹ごなしを兼ねて行ってまいりました。
胡椒餅がおいしくて有名な店が入口にあるのですが、長蛇の列に断念。葱油餅と焼仙草だけを食べて帰りましたとさ。
チェックアウト・感想まとめ
プラチナ特典で16時までにチェックアウトすれば良かったのですが、14時から密かに「Best of 台北足つぼ」と呼んでいる足つぼマッサージ屋の予約を入れていたので、正午過ぎに7階でチェックアウト。正直、中心部でなければレイトチェックアウトのメリットはあまりないかな?
コートヤード香港沙田のイメージとは全く違い、コートヤード台北は重厚な紛うことなき立派な5つ星ホテルでした。市郊外にあるとか、五つ星にしては館内施設がフィットネスジムだけとか、ミニバーがないとかネガティブ要素が含まれているとは言え、新築同様の高級ホテルのお部屋に12,500ポイントで泊まれたなんて未だに信じられない気持ちです。
なので特に台北リピーターに対して諸手を挙げておすすめしたい…ところですが、以下のような方には不向きかもしれないと思ったので念のため記しておきましょう。
- プールでのんびりしたい方
- 移動は専らタクシーの方
あと、上級会員資格の必要性についてですが、コートヤード台北に関しては
- 上級会員資格のメリットはあまりない
と思います。
ラウンジで飲食するよりも外でグルメを楽しんだ方が満足度は高いし(それが夜市等のB級グルメであっても)、先に書いた通り市郊外のホテルでレイトチェックアウトのメリットはあまりありません。
そして、デラックスルーム(42㎡)なら部屋のグレードも同様。最安のスーペリアルームでも35㎡あるので、大きな差はないですね。上級会員でなくても、当日空いていればデラックスルームへアップグレードされる可能性もあります。
ただ、ポイントを貯めたり無料宿泊したりするにはSPG/マリオットの会員にはなっておく必要がございます。会員登録すると室内Wi-Fiが無料で利用できるようになりますので、この機会にぜひ。
以上、「【SPG/マリオット】コートヤード台北宿泊記 お得な予約方法 プラチナ特典 ラウンジ朝食 周辺観光など完全レポート!」でした。
参考情報
私は、費用をかけずに航空会社のマイルを貯める特殊な方法で、世界各地へビジネスクラスで海外旅行へ出かけています。その方法を以下の記事で徹底解説してますので、よろしければ。
【ANAマイル貯め方ガイド】大量のマイレージを貯める陸マイラーの裏ワザ”TOKYUルート”を完全解説!台北が足つぼマッサージや耳かきの聖地であることをご存知でしたか?以下の記事でおすすめのお店を紹介しています。