もくじ
ウェスティン東京に子連れ無料宿泊
2019年の年末年始休暇中に、家族を連れて超高級ホテル「ウェスティンホテル東京」に宿泊しに行きました。実は生活圏内にあるのですが、家を守ってくれている家内へのささやかなお礼と休息のために。
そこでは、少し遅いクリスマスプレゼント「スイートルーム」へのアップグレードをいただき、大感動!
当記事では、当ブログの運営者poya(@poyatrip)が実際に体験した
- スイートルームへアップグレードされた経緯
- スイートルームの全貌
- 無料宿泊・子連れ宿泊などの条件
などを、感想等も含めてお伝えしようと思います。
プラチナ特典でデラックススイートへアップグレード
アクセス・立地・建物
JR恵比寿駅から「スカイウォーク(水平式エスカレーター)」を利用して約10分のところにある恵比寿ガーデンプレイス一番奥に「ウェスティンホテル東京」が。
スカイウォークは室内にあるため、道中の暑さや寒さは多少しのげます。ただ動く歩道で約10分なので、駅からの距離は結構離れています。あとで地図を確認したら、恵比寿駅と目黒駅の中間あたりにあるようですね。
写真撮影のため地上からアクセスしましたが、タクシーを利用するのでなければ地下1階からアクセスした方が、暑さや寒さを多少しのげる・横断歩道を渡る必要がないと言う面から便利・安心です。
立地に関しては、駅から少し離れていることもあり、恵比寿ガーデンプレイスの周辺は昔ながらの低層の住宅地だったり小さな工場だったり。
もっとも、恵比寿ガーデンプレイス自体がサッポロビールの工場跡地なので、ここだけいろんな意味で浮いた空間。と言うことは遮るものが少ないので、部屋から見る景色は期待できそうです。
建物に関しては1994年の開業ということで、竣工後25年ほど経過。25年と聞くと古そうなイメージを持ってしまいますが、自分がみた限り古さを感じるような場面に遭遇することはありませんでした。むしろ、バブル絶頂期に潤沢な予算で贅沢なしつらえで設計・施工されたということもあり、(メンテ次第ですが)コストダウンを感じる最近の建物より安心できるのではないでしょうか。
チェックイン
建物の中に入ると、そこはヨーロピアンクラシカルな内装が。素人目にも、重厚感満載。さすがバブル。今同じ予算で同じことをやれと言われても無理でしょう。そのくらい贅沢な造りだと言うことです。
ウェスティンホテル東京のチェックイン開始時刻は14時からなのが特長。
一般的なホテルの場合15時だったり16時だったりするので、チェックアウトまでの室内滞在時間を考えると1〜2時間の差はかなり大きいと思います。なので、14時にチェックインするつもりが、色々とあって15時を過ぎてしまいました。
ただ、チェックインが微妙に遅れた(?)のが功を奏したのか、レセプションはガラガラ。プラチナ会員の場合、17階のエグゼクティブラウンジでもチェックインできるのですが、今日はココで良いでしょう。
アップグレードの経緯
一応プラチナメンバーというコトで「(スイートを含む)無料アップグレード」の対象となっています。しかし、年末年始で客室もほぼフル稼働しているだろうし、正直期待はしていませんでした。しかし、フロントスタッフの方から思わぬオファーが。
フロントスタッフ
poya
ウェスティンホテル東京の客室タイプは以下の通りで、上のやりとりまでにちょっとした経緯がありまして。
客室タイプ | 宿泊代金 | 備考 |
トラディショナルルーム | 39,388 | 予約客室 |
デラックスルーム | 43,600 | |
デラックスシティビュー | 46,840 | |
ゲストルームシティビュー | 49,000 | |
エグゼクティブルーム | 52,240 | オファー1 |
デラックススイート | 100,840 | オファー2 |
エグゼクティブスイート | 133,240 | |
インペリアルスイート | 257,440 |
プラチナ特典をフル活用して16時チェックアウトの場合はエグゼクティブルーム(オファー1)、12時チェックアウトの場合はデラックスイートと2つの選択肢があったのです。ここはスイートルームでしょうと、即決。さっきの1〜2時間の差は重要と言ったのはどこへやら。何より、家族が喜ぶだろうと思ったのです。
1泊10万円もする「デラックススイート」とは一体どのようなお部屋なのでしょうか。
デラックススイートの全貌
15階のお部屋をアサインされました。
エレベーターを降りても、ヨーロピアン風の重厚な空間が。ヨーロッパ好きの家内も「ヨーロッパのホテルへ来たみたい。」とご満悦。ではお部屋に入るとしましょう。
リビングルーム
「ドアを開けた中にはベッドがない!!」
スイートルーム…嗚呼、なんと贅沢な空間なのでしょう。家族も大興奮。
逆光の写真でスミマセン。
高級なソファが鎮座してます。適度に硬く適度に柔らかく、座り心地も抜群です。
ビジネスユースとは一線を画したデスクと椅子。ノートPCを置くのが不釣り合いに思えてくるほどの高級感。
ネスプレッソマシンが置いてあります。が、自分が利用しているのと同じタイプなので、ちょっとだけ現実に引き戻されたり(笑)。シンク?というにはあまりにも立派な設備・家具?と不釣り合いな気がするので、ネスプレッソマシンは違う場所に置いた方が良さそうな気がしました。
ミニバーの中身と無料のミネラルウォーター「いろはす」。他の場所にも1本置いてあったので、合計2本ですね。
リビングルームの入口にトイレと洗面台があります。
ちなみに、リビングルーム側のトイレはいわゆる「ウォシュレット」「シャワートイレ」ではありません。なんでだろうなあと思ったら、近くにコンセントがないのですね。このあたりは今ほど温水式洗浄便座が普及していないバブル期の負の遺産が残っている感じです。
ベッドルームにもトイレがあるので、ここまで手を加える必要はないと言うことなのでしょうが、個人的には独立したトイレに優先して温水式洗浄便座を設置していただきたいなあと思います。
ベッドルーム
世界各地のウェスティンホテルで使われてて、睡眠の質を高めると言う「ヘブンリーベッド」です。「雲の上の寝心地」がコンセプト。ウェスティンマルタで利用して感動したベッドと同じです。
子供となら2人で寝ても十分な広さですね。手前のベッドは静止する間も無く子供がダイブしてしまったのでその跡が残ってます。
ベッドルームにもソファがあります。なんと贅沢な!
ベッド脇には無料のミネラルウォーターとアロマが。ウェスティンにはアロマが完備されているのでしょうか。昨年泊まった「ウェスティンマルタ」にもアロマが置いてありました。
実は、ウェスティンマルタに宿泊してからこのアロマを手放せなくなっていて、毎日寝る前に利用しているのですね。それまで寝つきが悪かったのが、このアロマのおかげでよく眠れるようになったから。これからもしばらくは快眠生活が続きそうです。
家内がこの鏡台を大層気に入っておりました。
バスルーム
シャワーブースがあり、シャワーブースの向かいにトイレがあります。こちらは温水式洗浄便座。
シャワーを利用してびっくりしたのはその水圧。これほど激しい水圧を体験したことはありません。(もちろん水圧の調整は可能で、弱めにすることもできます)また、バスタブの蛇口から出てくるお湯も「迸る」という表現が適切なくらいな勢いで、あっという間に浴槽にお湯が溜まるのがGood。
なんと!洗面器が2つもあります。我が家には明らかにオーバースペックですが、女子旅?とかでは重宝するのかもしれません。
アメニティ類。洗剤が置いてあるのが特徴的。ウェスティンホテル東京にはコインランドリーはなかったような…
お部屋からの風景
宿泊したお部屋は、下写真の●がついているところです。
なんと、10cm窓を開くことが可能とな。緑を満喫することもそうですが、他にもメリットがございます。
10cmのスペースがあれば、カメラやスマホを出してガラスに邪魔されることなく写真を撮影することができるからです!ただくれぐれも落とさないように。
周囲は低層の住宅街なので、遠くまでよく見えますね。もっとも、私は低層の住宅街を見て「このあたりの地価はどのくらいなのだろう?」「相続とか大変そうだな…」とか余計なことを考えていました。
こちらはガラス越しに撮影したもの。
写真ではわかりづらいですが、このお部屋からは
- レインボーブリッジ
- 東京タワー
- スカイツリー
- 六本木ヒルズ
をすべて見ることができます。フジテレビの社屋も見えたかな?
上の図面をご覧になればわかる通り、ウェスティンホテル東京の部屋から見える景色は向きによって4タイプあり、それぞれで全く異なります。
特に初めて東京へ来られる方でウェスティンホテル東京に宿泊する場合など、部屋から見る風景は重要なポイントとなることでしょう。他の方(他の向き)の旅行記なども参考に「希望の向き」があれば、リクエストしておくことをお勧めします。オススメはもちろん↑の向きからの景色。
室内設備など
あとは室内設備などを簡単にご紹介しましょう。
引き出しの中には、パジャマ(と言うか浴衣)とセーフティボックスがあります。
電気関係など。
配線など正直設計の古さを感じざるを得ませんが、ベッド横にCharge Port(上写真左上)を後付けしたのはポイントが高いです。これで、スマホやタブレットなどを手元に置いて眠ることができますね。
テレビは、リビングルーム・ベッドルーム両方に設置されているのでチャンネル争い(死語?)が勃発する心配もございません。
上写真右下の物体は全方位型のブルートゥーススピーカーなのですが、なぜかうまく接続することができずどのような音質なのかを確認することができませんでした。
無料宿泊・子連れの条件など
ここからは、いかにして子連れ(添い寝)・無料宿泊したかを解説します。
無料宿泊の条件
ウェスティンの無料宿泊には、以下の2パターンあります。
- 貯めたポイントを利用した宿泊
- SPGアメックスカードの無料宿泊特典を利用
ウェスティン(Westin)は、世界最大の高級ホテルグループ「SPG/マリオット 」の一員で、SPG/マリオットにはポイントを利用して高級ホテルへ宿泊できるという珍しい制度があるのです。
ポイント宿泊が無料宿泊なのか?という向きもあるかと思いますが、ポイント宿泊は諸税等が含まれているので、原則として別精算、現金の持ち出しはありません。ただ、東京の場合は宿泊税?とかで別途400円を徴収されたような…
また、SPGとアメックスが提携したクレジットカード「SPGアメックスカード」を持ってさえいれば、2年目以降に「無料宿泊特典」を付与され、文字通りタダでSPG/マリオットグループほとんどのホテルに泊まれちゃうと言うスゴイ制度も。
なお、ウェスティンホテル東京に宿泊するのに必要なポイントは現在50,000ポイント、SPGアメックス2年目以降無料宿泊特典の対象となっています。
ちなみに、我が家は「貯めた50,000ポイント」を利用して宿泊しました。
どのようにして50,000ポイントを貯めたのかなど、詳しくは別の記事で解説していますので、もしご興味があればご覧くださいね。
→最強カード「SPGアメックス」ポイントの貯め方など完全解説!
添い寝の条件
お子様がいらっしゃる家庭で宿泊費を抑えたいと言う場合、「添い寝が可能かどうか」は重要な要素ではないでしょうか。小学生の子がいる我が家もそうです。
ウェスティンホテル東京に関しては、「小学生のお子様までで、ベッドを必要とせず添い寝でご利用いただく場合は、宿泊料金は無料」となっていますので、小学生のお子様がいらっしゃる家庭の方は、どうかご安心ください。大人2名で予約をいれていただければ無問題です。
念のため、事前にTELして確認しておくともっと安心ですね。問い合わせ先は03-5423-7770(ウェスティンホテル東京)が一般的ですが、私はポイント無料宿泊でも添い寝無料か確認するため、SPGのプラチナデスクへTELして確認、そのまま予約手続きまでやってもらいました。
ウェスティンホテル東京に限らず、家族で宿泊するときは添い寝の条件など必ずTELで確認するようにしています。
プラチナ会員になる条件
SPG/マリオットグループの場合、通常であれば年間50泊以上しないとプラチナ会員資格を得ることができません。
しかし、ショートカットしてプラチナ会員になることができる方法があって、私はこちらの方法でプラチナ会員となってます。
- SPGアメックスカードを発行
- 3〜4ヶ月の間に16泊
SPGアメックスカードを発行すれば、自動的にゴールド会員に。ゴールド会員になるにも25泊の宿泊実績が必要なので、25泊分を一気にショートカット。
そしてゴールド会員の状態で、SPG/マリオットに申請後3〜4ヶ月の期間内に16泊すればゴールドよりも格上のプラチナ会員資格をゲットすることができるのです。巷では、「プラチナチャレンジ」と呼ばれています。
この2ステップに関して過去の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
→SPGアメックスお得な発行方法!
→実質4万円でプラチナチャレンジ成功!
(私がプラチナチャレンジした時の条件は、現在と異なります)
プラチナチャレンジは時間もお金もかかりますが、ホテルに宿泊する機会が多い方にとってプラチナ特典を受ける恩恵は計り知れません。スイートを含むアップグレードや16時までのレイトチェックアウトの他、余分にポイントをもらえたり朝食ビュッフェを無料でいただけたりしますからね。
私がプラチナ資格をゲットしてからの宿泊数は10回くらいだったと思いますが、(いやらしい言い回しですが)5泊くらいで完全にモトをとったと言うのが実感。
ウェスティンホテル東京宿泊感想・まとめ
1994年開業と決して新しいホテルではないものの、約25年の星霜を経たことがかえってクラシカルな内装の演出に一役買っているような気がしました。
東京と言う日常の生活圏にいながらして非日常の空間に身を委ねられるとは、宿泊前には想像していなかったのです。
この内装で子連れは浮くかもしれないとも思いひるんだのですが、エグゼクティブラウンジ含めて意外と子連れ宿泊客が多かったので居心地もGood。
今回はスイートルームへアップグレードされたという幸運もありますが、そうでなくてもまた泊まりに来たいと思わせる内装が実に素晴らしかったです。
そして、何よりも家族がとても喜んでくれたことが一番。プラチナ修行が報われたような気がしました。プラチナ会員でいる今年中に、また家族の休息を目的としてココに宿泊しようと心の中で誓った次第です。
以上、「【ウェスティン東京 子連れ無料宿泊記】プラチナ特典「デラックススイート」アップグレードの全貌を解明!」でした。
Poyaさん
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
ウェスティン東京のスイートルーム素敵ですね。私は秋に大阪のウェスティンのスイートルーム(100㎡とクラブラウンジアクセスあり)に宿泊しました。
予約はトンチが得意な方からの予約でSPGの予約ではありませんでしたが、レイトチェックアウトと後日5000ポイントをSPGから頂けました。
東京はやはりキラキラ感がありますね。大阪は落ち着いた感じがありました。
日常感(≧∇≦)!
大阪は、い・ろ・は・すではなく、私が夏に飲んでいるクリスタルカイザーで日常感でした。。
そして、アロマはありませんでした。
そういえば、何故その時にpoyaさんの旅行記のアロマを思い出さなかったんだ!と。。
同じウェスティンでも違うもんですね。
アメニティに洗剤があるのにビックリです。
そういえば、バスソルトをリクエストしたのにありませんでした(私の楽しみ)。
でも、ウェスティンの固形石鹸は素晴らしくよくて私の中ではホテルの中の石鹸No.1です!
お子さまのベッドにダイブの後はトランポリンかと推測しました。可愛い盛りですね~
中学になるまでにガンガン行ってください。
大阪の添い寝18才未満はOKと確認し私は高校生娘を連れて行きました(2018秋)。もっと18才未満添い寝OKホテルを発掘したいです。
この後のクラブラウンジ他の記事を楽しみに待っています。
今年もよろしくお願いいたします(^o^)
まむーとさま
今年もよろしくお願いします!
ウェスティン大阪の18歳未満添い寝OKは嬉しいですね。今後も発掘されたら、ぜひ共有させていただけるとありがたいです。もっとも、その頃は父親と同じ部屋は嫌だと言われそうですが(汗。
アロマはマルタと全く同じモノで日本語表記の有無が違うくらいでした。
そうそう、浴槽脇にバスソルトが置いてあったのですが写真を撮るのも記事にするのも失念してしまいました。