【ファーストクラスラウンジ】選ばれし者しか入れないプライベートルーム体験記@シンガポールチャンギ空港

こんにちは!不労所得でマイル旅したいpoya(@poyatrip)です。

このたび、シンガポール・チャンギ空港内のラウンジの中で選ばれし者しか入室することが出来ないという、「プライベートルーム(Private room)」と言うラウンジに入ることが出来ましたので、レポートいたします。

「プライベートルーム」の入室資格

シンガポール・チャンギ国際空港内にあるシンガポール航空のラウンジとそれぞれの入室資格(主なもの)は下表のとおりとなっていて、

ラウンジ入室資格(主なもの)
プライベートルームSQファーストクラス(スイート含む)搭乗者のみ
シルバークリスファーストクラスラウンジスタアラ各社ファーストクラス搭乗者
シルバークリスビジネスクラスラウンジスタアラ各社ビジネスクラス以上搭乗者(スタアラゴールドのエコノミー搭乗者は不可)
クリスフライヤーゴールドスタアラゴールド資格保有者(搭乗クラス不問)

プライベートルームは、各社ファーストクラス搭乗者が利用できるファーストクラスラウンジのさらに上を行くラウンジで、シンガポール航空のファーストクラス、又はスイートクラス搭乗者だけが利用できる特別なラウンジなのです。

私自身は特別でもない一介の庶民ではありますが、庶民なりに工夫してマイルを貯めた結果(後述)、生きているうちには一度乗ってみたかった「シンガポール航空ファーストクラス」の特典航空券をゲットすることが出来、念願のプライベートルームを体験できるまでになった次第です。

他社ファーストクラスすら排除する「プライベートラウンジ」とは、一体どのようなものなのでしょうか。

「プライベートルーム」概要

概要

公式サイト記載のままだと、以下の通りです。

所在地ターミナル3、出国手続後エリアのLevel 3 Unit 03-MS-06 (ゲートA近く)
営業時間5:30~2:30
設備軽食、トイレ、シャワー、PC(mac、windows)、Wi-Fi、テレビ、バーテンダーサービス、等

ラウンジへのアクセス

プライベートルームはターミナル3(T3)にしかございません。が、T2からもSkytrainという乗り物で移動できるので、ご安心を。


▲上の図は、T2からのSkytrain路線図。T3は真上、T1は右側に位置しており、内側が非制限区域・外側が制限区域を走るSkytrainですね。

T3から出国する場合は、ゲートA方面(向かって左側)へ歩いていきます。

ただし、ラウンジはLevel3にあるので、どこかエスカレーターで上に行きましょう。

クリスフライヤーゴールドラウンジををやり過ごして(通過して)行くと、奥の方に「SliverKris」の看板が見えます。

これがプライベートルームへのゲートウェイ。

シルバークリスラウンジの入口です。プライベートルーム・ファーストクラスラウンジ・ビジネスクラスラウンジ共用の入口となっていて、衆人の目に触れる場所に「プライベートルーム」の文字はありません。念のためご留意を。

ラウンジへのアクセス方法はチャンギ空港のMapで調べられるので、詳しくは以下リンクでどうぞ。

CHANGI airport map(公式)

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営業時間

朝5:30~深夜2:30と24時間営業に近い運用がなされているので、基本的には「行ってみたはいいけど閉まっていた…」と凹むような場面はないでしょう。ただし、熟睡する時間帯で使えないため、ホテル代わりにはならないようです。2:30~5:30の間で利用する場合は、24時間営業のビジネスクラスラウンジへどうぞ。ちなみに、ファーストクラスラウンジの営業時間は5:00~23:59と、こちらも24時間営業ではありません。

各ラウンジの営業時間イメージを作成しました。

時刻プライベートファーストビジネス
23:30
0:00営業時間外
1:00
2:00
2:30営業時間外
3:00
4:00
5:00
5:30
6:00

ラウンジ内設備に関しては、「体験記」で触れようと思います。

「秘密の花園」プライベートルーム体験記

14時くらいの出発だったのですが、10時前にはこの入口に立っていました。SQファーストクラスの搭乗券を受付に見せたら「プライベートルーム入室資格あり」と判定されたようで、専用の職員がお部屋まで案内してくれることとなりました。


▲ファーストクラスラウンジを突っ切っていく感じです。


▲おお~!ここがプライベートルーム!控えめな表示が、逆にその凄さを想像させます。


▲なんと、座席まで案内してくれるようです。


▲私の大好物、キャメルの本革シートを案内されました。

朝食

5:30~10:30までは朝食をオーダーできるそうで、メニューを渡されます。


▲な、なんと重厚なメニュー表であることか!!


▲メニューはこちら。

  • 卵料理(オムレツ、スクランブルエッグ等)
  • ワッフル
  • 港式点心
  • ベトナム牛肉フォー
  • エッグベネディクト
  • シンガポール式フレンチトースト
  • 鶏粥
  • ラクサ
  • ロティプラタ

他民族国家らしい各国料理のラインナップで、まるでホーカーを独り占めした気分。食べられるだけ食べたい…のですが、ランチに備えて胃袋を空けておく必要があるため、エッグベネディクトのみをオーダー。今メニューを見返して、「もっと頼めばよかった…なんともったいないことをしたか…」と激しく後悔していることは内緒です。

座席まで持ってきてくれました。

コレだけ食べたのだけど、結構お腹一杯に。ニューヨークのサラベスでいただいた極上のエッグベネディクトを思い出したほどのおいしさ…と表現すると言いすぎでしょうか。でも、それくらい印象に残るおいしさでした。

ビュッフェエリア(朝食の時間帯)

ビュッフェエリアにもソコソコの料理が。が、特筆すべきものはなく、ココはオーダー式の朝食を摂るのが吉かと思います。朝食の時間帯が終わると一旦引き上げられました。

室内の様子

プライベートルームと言うからてっきり完全個室かと思いきや、そうではありませんでした。しかし、実に余裕を持った造りで、落ち着いた良い雰囲気です。椅子と椅子の間のスペースも広く、ストレスフリーです。もっとも、利用者は極めて少なかったのですが…

個室っぽい部屋もいくつかあります。小さな家族連れの方が使ってました。プライベートルーム自体が1席1席の独立性が高いので、こう言うところでないと家族連れにとっては使いづらいのかもしれません。

ま、待てよ?家族でプライベートルーム利用するということは、家族全員がSQファーストクラス以上ってことッスか!!!幼児だけでなく乳児も居て、なんて末恐ろしいんだと震えましたですよ。忘れもしない、インド人家族。

設備の様子


PCは、mac・windows機それぞれ1台ずつ備えてありました。


テレビ。まるでシアタールームのようです。


▲問題なく充電できます。Wi-Fiもサクサクつながります。


▲日本語の読み物もいくつかありました。

 

シャワールームは空いてれば自由に使ってよく、受付に搭乗券を預ける必要はないとのことでした。

設備としては、ビジネスクラスラウンジと大きく変わったところは特になかったかな~と言う感想でした。

ランチ

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朝食メニューが終わる10:30以降はランチメニューに変わります。10:30前に朝食を摂ったため、お腹が空いてくるのを待つのが大変。しかも、こういう時に限ってお腹が空いてこない…プライベートルームでのんびりしてることと無関係ではなさそうです。

それでも12:30くらいにはランチを平らげられる程度の空腹状況になったので、ダイニングエリアへ行ってメニューをいただきます。

メインを紹介すると

  • U.S.プライムビーフバーガー
  • 焼いたタラ(すんません上手な表現が思いつかなくて)
  • 鶏粥
  • ちらし寿司
  • ベトナム牛肉フォー
  • 港式点心

半分近くは朝食メニューと被ってました。あまりしっかりしたものは出さないのでしょうか。


▲オリエンタルスープ。中華料理に出てくるやつですが、味が深くてバラエティに富んでてとても美味しい…食感も楽しめるし、楽しかったという記憶も。


▲メインを2種類オーダーしてみました。ハンバーガーはまあまあ、タラはまるで高級フランス料理をいただいている気分になるほど濃厚で、満たされるとはこのこと。


▲極めつけはこちらのデザート。ココまで凝ったものが出てくるとは夢にも思わず、ビックリですわ。

本当にレストランにいる感覚です。メイン2種類で欲張ってしまったため、もう満腹で動くことが出来ません…

ビュッフェエリアにも美味しそうなチョコレートがあったのですが、文字通り食指が動かず。別腹すら入らないほどお腹がいっぱいになってしまったようです。

あっという間の数時間。名残惜しいけど、ファーストクラス搭乗と言うメインイベントが目の前に。上の写真は、退室時「コレで見納めか…一生涯来ることはないのだろうな…」と思いながら(泣きながら)撮影したもの。

ファーストクラスラウンジ(番外編)

プライベートルームからの帰りがけ(搭乗前)、ファーストクラスラウンジもほんの少しだけ見ました。

 


▲プライベートルームのメニューと同じものですね。


▲ダイニングルームのようです。


▲安定のTWGですね!

うーん…プライベートルームに居た後ではどうしてもショボく見えてしまう…

まとめ

こうして、「秘密の花園」プライベートルームを満喫したのでした。ぶっちゃけ、ファーストクラスに搭乗している時間よりもプライベートルームで過ごした時間の方が印象に残っているくらい。

プライベートルームで過ごしたひと時は、間違いなく一生モノの思い出となることでしょう。

プライベートルームを利用した弊害としては、「シルバークリスラウンジ(ファースト・ビジネス)」への感動が全くなくなってしまったことですね。この後、何度かシルバークリスビジネスクラスラウンジを利用したのですが、どうしてもプライベートルームのことを思い出してしまいます。

庶民が「プライベートルーム」を利用するには

ズバリ、「シンガポール航空ファーストクラスをシンガポール発便で利用すること」に他なりません。

「そんなの無理ゲー」と思ってしまうところですが、意外とハードルは高くありません。以下の手順でOKです。

  1. シンガポール航空マイレージプログラムに加入
  2. SPG等アメックスカードの利用等でポイントを貯める
  3. 貯めたポイントをシンガポール航空のマイルに交換
  4. マイルをシンガポール航空ファーストクラス特典航空券に交換

今回のプライベートルーム体験に当たり、自分自身が行った手順もあります。

シンガポール航空のファーストクラスを特典航空券で利用するには、シンガポール航空のマイレージプログラム「クリスフライヤー」で貯めたマイルを交換するしか方法はございません。ANA等スターアライアンス加盟会社のマイルを貯めても、シンガポール航空に限ってはファーストクラスを他社特典に開放していないため、特典航空券を発券できないのです。

よって、「クリスフライヤー」に加入してマイルを貯めるのですが、ファーストクラスとなるとそれなりのマイル数が必要なため、フライトだけでは貯まり切りません。

そこで、ポイントをシンガポール航空のマイルに交換できるアメックスカードを活用して貯めていくのが手っ取り早いです。

特に、SPGアメックスと言うクレジットカードは現在入会キャンペーンを実施していて、当方からの紹介と言う形で入会すると39,000ポイントをもらえるので、興味がある方は以下記事も参考にしていただければと思います。

<参考>当サイトのSPGアメックス関連記事

SPGアメックス紹介入会キャンペーンを徹底解説!
SPGアメックスのメリットとデメリットを検証!
SPGアメックスで最もお得にマイルへ交換できるエアラインまとめ!

ファーストクラス利用に大量のマイルが必要かと言うと、実はそうでもありません。確かに日本~シンガポール往復ファーストクラス利用だと130,000マイル必要なのですが、近距離・片道だと必要マイル数が相当減り、例えばシンガポール⇒ジャカルタ(インドネシア)片道だけだと、必要マイルはたったの25,000マイル

これなら、「プライベートルーム利用」について相当現実味が出てくるのではないでしょうか。普通に購入すると13万円台って感じで、海外旅行をする方にとって、まったく手が出ない価格ではないのでしょうが、25,000マイルで特典航空券を確保したほうが良いでしょう。アメックスで貯めたポイントがあれば、25,000マイルは夢ではなく現実となるからです。

シンガポール航空特典航空券マイルチャート

↑は、自分自身が再びあの「秘密の花園」に入りたくて、何か良い方法なないか…と考えた結果であり、ひょっとしたら近いうちに「プライベートルームなう」そして「ジャカルタなう」とツイート(@poyatrip)しているかもしれません(笑)。インドネシアと言えばバリが有名ですが、が…バリはファーストクラスの設定(機材)がないようですね。

日本からシンガポール・ジャカルタまでは別の方法で簡単且つ爆発的に貯まるANA又はJALマイルを使って行けばよいので、あまり心配する必要はありません。

ANAマイルとJALマイルが爆発的に貯まる方法

また、エーゲ航空のバイマイルキャンペーンを利用すれば9万円で日本⇒シンガポール、ジャカルタ⇒日本でビジネスクラス特典航空券を利用できるようになり、エコノミーで良ければその半額程度で行けちゃいます。

エーゲ航空バイマイルキャンペーン!

ってな感じで、マイルを駆使して格安でシンガポール航空ファーストクラスとプライベートルームを体験できる旅程例は以下の通りになります。

 日本⇒SINSIN⇒CGKCGK⇒日本
エアラインANA・JAL他シンガポールANA・JAL他
利用クラスエコノミーファーストエコノミー
必要マイル12,500~25,00012,500~
プログラムエーゲ航空他シンガポール航空エーゲ航空他

真ん中以外はお好きなマイレージプログラムでどうぞ。

なお、12月以降、JALは国際線特典航空券PLUSと言う新制度の運用開始となり、日本⇒シンガポールの必要マイル数が17,500から12,000マイルに減るので、(基本マイルにつき時期によっては変動があるかもしれませんが)ねらい目かもしれません。

⇒JAL国際線特典航空券PLUSの導入について

シンガポール航空ファーストクラスを利用するには、SPGアメックスの紹介入会がお得!申込みに際しては、よろしければ以下から入会又は問い合わせいただければと思います。

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参考記事

シンガポール航空ファーストクラス搭乗記はこちら!

【初めてのファーストクラス】シンガポール航空搭乗記 ラウンジ 機内食 アメニティなど超感動! ビジネスクラスとは一味も二味も違っていた…<成田発>

シンガポールで宿泊したホテルのレビューです。

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ありがとうございました。

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